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第19回(王国1)

 4715AR 2月8日 フェルナイトレルム

 ロシュウェン女王の領域フェルナイトレルムがテストラの意に反して広くなりすぎている。テストラとしてはこれ以上の拡大を認めないので話をつけにいくことになった。

 フェルナイトレルムの森に馬を進めていると見覚えのある女が待ち伏せしようと潜んでいた。あれはこれまでに2度も見逃してやったクレッセルではないか。久々なので挨拶をする。どうやらこれまでのことに懲りず王様にリベンジを求めているらしい。見上げた心がけである。
 王様が承諾するとクレッセルの牙が伸びて目が赤くなる。勝利のために手段を選ばずヴァンパイアになったらしい。まあ、それでもあっという間だったが。王様のグレイブじゃなくエステルの酸でだったが。首に鹿の頭を縫い付けたスタッグロードもどきのゾンビのせいでサルビアがハリネズミになって倒れた程度でたいしたことはなかった。

 戦利品の中に印がつけられた地図と黒いロッドを発見。女王がチルドレン・オブ・ナイトと結託している疑惑があるので確認のためその印の場所に向かった。そこは前に使ったキノコのリングだった。ここに黒いロッドを刺すつもりだったのか?しかし、ここでは特に何も発見できない。

 女王の城に到着した。城は植えられた人で賑わっていた。女王様の部屋に行くと女王はおらず置手紙が残されていた。

「実家に帰らせていただきます」
「・・・」

 何があったのかわからないので植わった人に聞くと出かけたまま帰ってこないらしい。最後に見たのは1週間くらい前。最近はテレポートでよく出歩いていたらしい。執事頭に聞いてみるが、いま女王の代わりにここを切盛りしているのは誰か良くわからない。

 黒ロッドが関係しているのかと調べてみるが、シャドウプレーンに一時的なゲートを開くための使い捨てアイテムらしいこと以外何もわからない。

 結局、フェルナイトレルムを広げるシステムは女王がいないと機能せず、それは何かキーになるものを女王がそれを持ち歩いているせいらしい。女王が帰ってきても装置をすぐ起動できないよう鏡のようなパーツをはずして持って帰ることにする。この鏡はアーティファクトでクリスタルボールとしても使えるらしい。黙って持っていくのもなんなので書置きを残していく。

「僕の森がどんどんそっちの世界に吸い込まれているようなので止めるためにこの装置の部品を一部預かります。必要があれば返しますので連絡をください。かしこ」

 もって帰る前に鏡を調べてみたら、鏡と女王が持ってるキーを合わせて儀式をすると封印できるらしいことがわかる。重要パーツであることがわかったところでテレポートで城に帰る。城に帰って鏡を使ってみようとしたが機能しない。どうやら鏡はフェイワールドでないと機能しないらしい。

その夜、王様が寝ていると隣で寝ているリンデリクが突然ガバッと起き予言を吐いた。

「太陽が死ぬときこの国は闇に包まれるだろう」

なんか当たり前のように聞こえるが大事なことらしい。日食でもあるのだろうか。朝起きて気になった王様がヴェテンスカップに聞いてみると、2月13日に日食があるらしい。どうもこういった情報は魔法使いのネットワークを通じて送られてくる暦情報に書いてあるらしい。


 4715AR 2月9日 角笛探索


 ダリーがグレートスピリッツにお伺いを立ててみるとチルドレン・オブ・ナイトが日食のときに何かたくらんでいることがわかる。同じことをゴラム神に聞くとみんなの勇気が必要だといわれる。これは例の角笛を探すしかないのか?

 もう一度手がかりを求めて元ジャックのところに角笛のことを聞きに行った。この間まで王様に毒を吐いていた元パラディンのアルスタンはジャックにコントロール・アンデッドされておとなしくなっていた。ジャックは語る。角笛は王族にしか吹けなくて、自分でどこかに隠したと。隠し場所を記した手がかりを求めて書庫を探したら自分が書いたと思われる暗号が見つかったが解けない。お前は馬鹿か!メモにはこう書いてあった。

「鋭い音が聞こえ、更に登って5つの隔絶。上から数えて2つ目に、流るる拳に護られて希望の音は眠りにつく。」

 このメモを読んで、昔見つけた滝のことを思い出す。クルークド・フォールという5段の滝だ。たしかセレンコ砦の近くだったはず。

 早速テレポートで移動して上から2段目の滝の裏を覗きに行く。流れ落ちる滝を避けて脇の壁をアースエレメンタルに掘らせようとすると掘れない。イリュージョンらしい。どうりでアースエレメンタルに掘れないはずだ。そこには小さな横穴が隠されていた。
 横穴に入ると奥には大きな空間が広がっていて、祭壇みたいなものがある。そこにはミスラルゴーレムが2体いた。液状化して流れてやってくる。ゴーレムはエステルの酸爆弾と王様のグレイブで破壊された。だが一緒にゴーレムの体内にあった宝箱もひしゃげていた。
 宝箱から角笛も発見された。角笛からは王様の幽霊が現れてハイダンヴュ王に問う。

「この角笛はふさわしきものの手に渡らないくらいなら破壊する。お前は王としてふさわしいか?」「もちろん」
「本当に王としてふさわしいか、王の資質、臣下、国民の3つを示すのだ」
「わが国では国民は決して飢えることはなく(夢でいくらでもご飯を食べられるから)幸せだ」
「国民については良かろう。では臣下はどうだ」

ダリーは王様のボディーガードとしてちょっと頼りないと判定された。
ハマヌーは国を導くゴラム神官として認められた。
ヴェテンスカップは悪人を裁く法の番人として認められた。
エステルは国の経済(防衛費)を支える国庫の番人として認められた。
サルビアは先陣を切って敵陣を切り裂く将軍として認められた。

おおむね満足だったようだ。

「最後に問おう。王としての資質を示せ」

王様は武勇を示し、それをもって王としての資質を示した。

ハイダンヴュ王は角笛の持ち主にふさわしいと認定され、角笛の所有者となった。そして成仏する前に3つの質問に答えてくれる。

「侵攻は王様が食い止めたのか?」「YES」
「王様が裏切ったのは魔法にやられたからなのか?」「意志セーブさえ高ければ…」
「敵は誰だった?」「敵は妖精の女王ニリシア」

一行は角笛を手に入れテストラへと帰還した。だが、この角笛をいつどうやって使うのだろうか?


 4715AR 2月10日 サルビア


 まずは日食前にチルドレン・オブ・ナイトを壊滅させることにした。情報を集めると、数年前に崩壊したはずなんだが最近になって復活したらしい。なので最近のことは良くわからない。昔はヴァンパイアではなかったということだ。
 そこでサルビアはふと昔のことを思い出した。昔、チルドレン・オブ・ナイトの首領を見たことがあったな。そこで首領をターゲットにスクライしてみた。そこに見えたのは角の生えた男だった。懐かしの首領はすでにゾンビになっていた。そして角が生えた男はヴァンパイアでもアンデッドでもなかった。どうも自分と同じティーフリングのような気が。

 やっぱりこういうときはテレポートでカチこみだよねということで、テレポートで急襲する。ティーフリングにヴァンパイア4人にゾンビが4体。なんとゾンビのうちの1体はハイダンビュの元妻テストラだ。そして首領はサルビアのほうを見てすぐに事情を察する。なんと首領はサルビアの兄エカラディアだと自分で名乗った。

 エカラディアはピタクスに恨みがあるらしい。特にバッシンディに。バッシンディの息子はかつて強い息子を望んだ。そして悪魔と交わることを選んだ。が、このことがバシンディの逆鱗に触れ息子は座敷牢に幽閉、そして悪魔と交わって生まれたティーフリングは追放となった。このティーフリングがエカラディアだ。バッシンディにすれば権力を守るためらしいが、さもありなん。

 エカラディアが言うにはチルドレン・オブ・ナイトは解散したらしい。Xデーに便乗して暴れろっていう指示だけもらって。とにかく和気あいあいになったのでエカラディアを宮廷にスカウトしようという流れに。というわけで、後始末のためアンデッドは滅ぼしてあとでリザレクションしようと思ったら戦いになった。面倒なので撃破した。あとでリザレクションするため死体の破片も回収していく。
 道々、現在のチルドレン・オブ・ナイトの首領は黒いローブを着た化け物でミディアムサイズ。人間じゃなくて得意技は魔法。名前はボス。黒いロッドはボスが量産したらしい。あっちこっちでゲートを開こうとしているのだろうか?

 結局何をすればいいかわからなくなったので、ヴェテンスカップのばあちゃん、メティシエと連絡をとって奴らがたくらむ儀式について助言を得た。儀式は国ごとシャドウプレーンにかえる儀式らしく、儀式に必要なものは、

1.ほころびが必要
2.闇を恐れる心が必要
3・領域を区切ることが必要
4・強力なパワーの源が必要

らしい。儀式が行われる可能性があるのは強力なパワーの源が必要なことからキャンドルメアタワー、フェルナイトレルム、あとはピタクスなどの人が多い場所となる。とりあえずこの条件が満たされないようにするしかあるまい。まずはピタクスに埋められていたロッドを処分し、日食は恐れることはない、お祭りをやるとお触れを出して不安を和らげることにする。


 4715AR 2月11日 サルビアの秘匿物


 闇を恐れる心を抑えるため、他の町にも同じようにお触れを出してまわる。だが儀式を止めるには領域の定義を書き換える必要があるらしい。そうしないと決定打にならないようだ。ディビネーションで領域は何が定義しているのか神託を聞いてみると「それは我々の歩みと共にある」らしい。いろいろ調べてみたら結局サルビアが隠し持っていたボーダカイの眼がその肝心なブツらしい。このボーダカイの眼と共にサルビアが歩き回った場所が領域として定義されているようだ。しかもボーダカイの眼はアーティファクトで簡単に壊れないらしい。

 じっくり調べてみたところ、ボーダカイの眼の正式な名称はアキュロス・オブ・アバドン。破壊方法は「永久的に盲目な人がホーリーな武器で叩く」だそうだ。ボーダカイの眼に支配されていたサルビアは眼を破壊する手段があるとわかったとたん逃走しようとした。だが王様が容赦なくその眼を抉った。
 ここで思わず自分の目を抉って代わりにボーダカイの眼を入れたくなったのは秘密だが。結局、責任払いということでサルビアはもう片方の眼も自ら抉り、ダリーからホーリーウェポンを借りて目玉を砕いた。まあ、目玉はリジェネレートで再生されたので、最終的には特に何ともなかったわけだが。

 次に儀式が行われそうな場所としてキャンドルメアタワーを調査する。だがこの島自体がパワースポットみたいで島のどこなのか特定のしようがない。仕方なくテレポートでテストラに帰る。

 4715AR 2月12日 ただいま準備中

 翌日の日食に備えて準備した。

 4715AR 2月13日 日食の日


 日食が始まる前に女王から城がダエモンに襲われているという連絡が入る。うそ臭いがとりえず駆けつけてみる。城には女王はおらずやっぱり陽動だったらしい。急いで引き返す。
途中、影が突然起き上がりサルビアエステルを飲み込もうとする。しかし、この不意打ちを何とかそれを避けた。どうも儀式が既に始まっておりシャドウが沸き始めたようだ。これはまずいとすかさず王様が角笛を吹く。直接見えなかったが何か効果があったようだ。

 急いでテストラシアに戻ると、幾分かの被害が出ていたが事態は沈静化していた。危ない瞬間に角笛の音が聞こえてきて勇気を奮い起こすことができたらしい。メティシエの意見ではキャンドルメアタワーが儀式の現場とみたいだ。現場に急行する。

 正面から行くと元々罠だらけの通路になってたはずなので、それを避けて裏から回り込むことにする。隠し扉を開けるとダエモンが待ち構えていた。

・・・
・・・
・・・

ダエモンは殲滅された。先に進む。ロシュウェン女王とごつい剣を持った角の生えたデーモンっぽい奴が待っていた。その隣には見たことのある角の生えた男が・・・。エカラディアか! しかもその前列にはピスコデーモンが待っている。

「誤解です。私は牢獄から父を解放したいと思っているだけなのです」

ロシュウェンが言った。隣の角が生えたデーモンっぽい男が話し始めた。

「初めまして。私はエカラディアの父アスタハーンです。このうねうねしている手はロシュウェンの父カウント・ラナルク。ファーストワールドのエルダーの一人で自分は強いとうぬぼれていたら周りのエルダーにここに封印されてしまった者。私はその従者で一緒に追放された。ラナルクは妻ニリシアに会いたがっている」

 つまり、それだけのために化物を開放したいということらしい。そんなことをされては迷惑なので交渉決裂。戦いとなった。
 ハイダンビュはロシュウェン女王を縦横十字斬りにした。エカラディアはしぶとく粘っていたが倒された。アスタハーンは娘サルビアになぜ眼を守れなかったんだ!と絶叫しながら斬り殺された。そしてラナルクは相変わらずウネウネしているのだった。まずは、あのウネウネを何とかしなくては・・・

(To be continued)