トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ PDF RSS ログイン

第22回(王国1)

前回までのあらすじ

テストラシアを狙う妖精の女王ニリッサはハイダンヴュの息子を誘拐し、彼をフォーカスとしてSteal Landの儀式を行おうとしていた。王宮メンバーは儀式の最初の効果であるFirst Bloomを退け、逆にニリッサの本拠地であるThousandbreathsに突入、ガーディアンなどを蹴散らし、彼女の腹心であるWriggring Manをスカウトしてきた。
Wriggring Manから教わったカウンター儀式を国民達と夢の力を借りて成功させたハイダンヴュ達だったが、目が覚めてみると、テストラシア城があったところにニリッサの居城、House at the Edge of Timeが。
Material Planeに引きずり出された女王とその配下は弱っている。女王が破れかぶれになって息子に何かをする前に、助け出さなければならない。

戦の始まり

ハイダンヴュ達は身支度を調え、かけられるだけの呪文をかけて城の前にいた。この先にはリノーム、ジャバーウォッキーなど多数の魔物が待ち受けているのだ。
リノームのいる橋に向かって歩き出したとき、アーチャー、イングリッド、そしてベスケット王が姿を現した。
「旦那、ここは俺たちに任せて、早くニリシアの所へ」
「お前には負けるが、わしもまだまだ現役、こんなは虫類など敵ではないわ」
「あの竜は遠隔攻撃手段が乏しいので、Archerと私がいれば何とかなります」
「…判った、頼んだぞ、アーチャー」
ベスケット王のコメントにはどう突っ込んだら良いのだろうと考えつつも、確かにアーチャーとイングリッドなら問題は無かろうと、リノームをスルーして駆け出すヴュ王達。そこに、橋の向こうから半透明のエルフのような戦士の一群が鬨の声を上げながら突撃してくる。
すると、王達の後ろからも人々の鬨の声がする。フラッセ、ケステンそしてHamanuの父に導かれたクリスタルナイツにテストラシア軍団だ。
「隊長、こいつらは我々にお任せ下さい」
「くぅ、バーンホールドで隠居というわけにはいかないもんだぜ」
「Hamanu、あの悲しい王女を止めてやってくれ」
「敵はGhostのようだ、気をつけてくれ」
「大丈夫、クリスタルナイツはMind-affectがImmuneだから!」
幽霊達を皆に任せ、中庭に入ると、上から声がする。
「この先に進むとあらば、私の喰らいつく顎、引き掴む鈎爪に用心することだ」
「またJubjub鳥と」
「燻り狂うバンダーナスナッチにも」
そして、館の屋根から前回倒したはずのジャバーウォッキー、ドードーのような鳥、そして狼の巨大な化け物が姿を現した。
ここで姿を現したのは亡国の4騎士だった。
「ジャバウォッキーは我らに任されよ」「竜と戦うは騎士の誉れ」「倒したら直ぐに後を追う」「だが間に合わなかったときには、我が王を頼みましたぞ」
こう言って彼等は、空中でジャバーウォッキーと戦い始める。
一方、狼のようなバンダースナッチはエステルを睨み据えていった。
「貴様か、東西南北の風を倒し、あのにっくきレンジャーの力を継いだものは」
「いえ、風はダリーに受け継いだんですが」
「そうか、だが裏の風たる私が人間ごときに滅ぼせると思うな!」
「…」
こう言って突進してきたバンダースナッチはhp4倍テンプレートにより1424点ものhpを誇り、swiftでの追加攻撃やエリアアタック、confuseのゲイズまで持った化け物。これにおまけのようにくっついているジャブジャブ鳥も、攻撃力は無くとも60ft以内の全員をstunさせる鳴き声の持ち主。
が、バンダースナッチはそれほどACが高くなく、resistも持たないため、爆弾連打とグレイブ(クリティカルもあった)によってついにその巨体を横たえたのだった。
まだジャバーウォッキーと戦っている騎士達を残し、ヴュ王達は館の中に入る。

恐怖のAoO祭り

城の中に入ると、Wriggring ManからのTelepathic Bondで連絡が入る。
「首尾良く館の中に入ったようだな。ここからは私のナビゲーションに従って進めば最短でニリッサの元までたどり着ける」
Wriggring Manの指示に従い、目の前の扉開けると、部屋の隅の影から大きな影が飛び出してきた。これは妖精のアサシン、Ankou!だが、そのAnkouからさらに別の影が飛び出したかと思うと大きな口を開けてAnkouを飲み込み、消え去った。そして暗がりから出てきたのは銀髪の美人エルフ、すなわちヴェテンスキャップのおばあちゃん。
「影の魔法は私の分野。こいつらは私一人で問題ない。ヴェテンスキャップ、しっかりね」
そう言ってわき出るAnkouを始末していくメティシエにその場を任せ、さらに奥へと進む。
その先にあったのは、大きな玉座のあるホール。だが、玉座には誰もいない。
「ニリッサは玉座にはいない。奴はFableと呼ばれる自分で作った特殊な空間に引きこもっているんだ。さぁ、そこから二階へ」Wriggring Manの指示に従ってホールを後にしようとすると、吹き抜けになっているホールの上から巨大な羽の生えた化け物が振ってくる。身構えたハイダンヴュ達だったが、化け物の上から大量の小瓶が振ってきて、大爆発を起こした。
爆炎の中空中に姿を現したのは、真っ白な髪となったネリサヴィアルだった。
「Bleachingになってしまった私は格好の実験材料だからね、そうそう死ねはせん。私のラボと大学もバカ弟子にはわたさんぞ!」
そう言って、彼女は次々と爆弾を投げつける。これはこれで、手伝ってくれているということのようで、何か言いたそうなエステルを引きずって、先を急ぐ一行だった。
階段を上がった先も大きなホールで、そこには6匹のワイヴァーンが待ち構えていた。大きなワイヴァーンの割れた舌は異様に長く、どうやらこれで相手を捕まえて引っ張る生き物のようだ。
ここには助けてくれる仲間はおらず、仕方なく相手をすることに。が、この生き物は相手を捕まえてpullし、その移動により大量のAoOを引き起こす汚いAoO祭り生物だった。しかも舌のReachは30ft。狭い部屋の中では、どこにいても引きずられる。
最初、敵に引きずり回され、一時は王様も気絶する事態となったが、ヴェテンスカップの範囲staggered呪文で移動を封じられ、一匹ずつ仕留められていった。とはいえ、味方もHeal呪文等のリソースを大きくはがれてしまった。

堕騎士の最後

ワイヴァーンを倒し、先を進んだ一行の耳に世にも恐ろしく、悲しげな声が聞こえてくる。これは6人のNymphの化け物による精神攻撃で、パーティー全員がWillを落とし、Panickedになってしまう。そして姿を現したのは、目から血の涙を流す無表情なニンフの群れ。
しかし、そこにむかって半透明なアゲハチョウの奔流が。蝶々に邪魔をされ、Nymph達の叫び声が効力を失う。正気を取り戻したハイダンヴュの耳に、リリーの声だけが聞こえた。
ハイダンヴュ殿、これは貸しにしておきましょう。さ、早く先へ…」
さらに階段をのぼると、そこは建物の中ながら、廃墟のように壁が壊れ、雑草が多い茂った場所だった。おまけに、細い道が迷路のようになっている。通路を先に進もうとすると、道の奥の方から不思議な音楽が聞こえてきた。その蛇笛のような音楽を聴いていると、足が勝手に踊り出してしまう。これはまずいと多くに進もうとすると、扉が開いて数匹のNabasuデーモンと、すっかり顔色が悪くなり、ぼろぼろの服に折り取ったいすの脚で武装したアキロスのなれの果てが躍り出てきた。
「うふふふあーっはっははー」
もはや人語を話さないアキロスは、+3椅子の脚で襲いかかってくる。
一方で、先に奥に進んでいた王様が別の扉を開けると、そこでは三匹のVrockが破滅の踊りを踊っていた。さらに後ろの扉が開いて、Hezrouデーモンが姿を現す。
「やあ、俺、セポコ。Akirosが心配で奈落から帰ってきたよ」
そうHezrouは言って、Blasphemyを唱える。
奥から聞こえる踊りの音楽のせいでうまく動けず、Nabasuデーモンのenervation連打でエステルは呪文を削られる。爆弾ももうあまり本数が無い。王様もBlasphemyとGrappleからようやく逃げ出し、一度合流、狭い路地で戦線を構築する。
すると、奥の方で何かがどさどさと落ちる音と悲鳴が聞こえ、怪しげな笛の音も止んだ。こうなればNabasuデーモンは敵では無く、アキロス(AC9)も瞬殺される。自称Sepokoは不利を悟ると、Akirosの死体を抱えて逃げていった。この後、AkriosがMaterial Planeで再び目撃されることは無かった。
奥に向かったPC達が見たのは、大量の書類の山に押しつぶされて気絶したメデューサバードの姿だった。
「これは、ヒルナリックの加護だろうか…」
そこにもともとあったとは思えない書類の山を見ながら、ハイダンヴュはつぶやいた。

Owlbear10分クッキング

「この奥の泉に、Falbeへと通じるポータルが設定されている」
扉の前で、Wriggring Manの解説が聞こえた。開けて中にいたのは、超巨大でまるまると太ったOwlbear。
げんなりしたエステルは言った。
「私にアイディアがあります」
彼女は懐から紫の矢を取り出すと、Owlbearにむけてヒョウと放った。突き刺さった矢は、怒り狂うOwlbearの体内に潜っていく。それを見届けると、エステルは言った。
「あの矢は、一定時間ごとに相手の体力を削っていく呪いの矢。あとは扉を閉めてしばらく待つだけ」
一行が扉を閉めて待つと、しばらくは中でどんどんと音がしていたものの、だんだんと音は弱くなっていき、10分後に扉を開けたとき、中にいたのは瀕死のOwlbearはエステルがもう一本矢を放つと、どうと倒れたのだった。
泉の水は、強力なConjのオーラを放っていた。ある種の回復の泉らしく、王宮一行は最後の戦いに備えて短い休息を取るのだった。

妖精の女王

泉に触れると、一行は空に飛ばされた。足下はあるようだが、眼下には大草原と丘陵、そして森が広がっている。見たことのある風景。どうやら、ここはテストラシアの上空のようだ。もちろん、幻影だろうが。
100ftほど向こうに、とびきり美しいニンフが一人。緑色の肌に、木の葉でできた服。トゲの生えた顔と、とても人間の美の感覚からは外れているとしか言えないが、それでも恐ろしいほど美しく見える。
脇には、鎧に身を固め剣を抜いた騎士と、大きな葉で女王を扇ぐ二人の侍女。全員が奇妙なほど無表情だ。
ニリッサが口を開いた。
「あなたたちはここで何をしているのですか。私の部屋に入る許可を出した覚えはありません。即刻立ち去りなさい。それとも、私の剣を返してくれるとでも言うのですか?」
ヴュが「先生、お願いします」と言ったので、ヴェテンスカップが口を開いた。
「うちの王子様を返して下さい」
「これのことかしら?」ニリッサが手を振ると、鳥かごに入れられた赤ん坊が姿を現す。
「この地は私の土地です。私の土地で生まれたものを私がどうしようが自由です」
ニリッサの瞳はせわしなく動き、その言葉もヴュ達に向けられているのか、独り言なのかよく分からない。これは完全に狂っているようだ。
「話になりませんね」とヴェテンスカップが言うと、女王は控えている騎士、ウェレランの王の抜け殻に命じた。
「私の騎士様、この無礼者達をつまみ出して頂戴」「御意」
騎士に何かの心でも残っていれば、とハイダンヴュは威圧した。
「女の言うことをハイハイ聞くなんて情けない奴だ!」
しかし亡王はフッと笑って、「敬愛する女性のために戦うのは騎士の誉れなり」と棒読みし、バスタードソードを抜いて歩き始めた。
戦いは、当然ヴェテンスカップの行動からで、ヘイストが味方にかかる。次にエステルが究極呪文Twin Formを使って二人に増える。攻撃力は増えないが、単純にHPが二倍になる相当のインチキ呪文だ。二人のエステルが、突進してくる。
次に動いたのは、女王の侍女達。彼女たちは、昔戦ったダンシングクイーンと同じ種族で、踊り続ける限り相手を無力化する化け物だ。ダブルエステルは、この踊りによって無力化される。
そして女王はタイムストップ。カスタマイズされたエルダーエアエレメンタルを6体呼び出す。さらに、あまったStandardで、誰かが行動したらTime StopというReady。これにより、スロットがある限り無限にTime Stopできるというわけだ。こうして、Wall of Thornsや触れると怒りで目の前が真っ赤になる魔法の霧を出し、Buffなどもした。
他のPC達はこのWall of Thornsを抜き出すのにアクションを費やす。Deck of Many Thingsで呼び出したらパラディン:Andyはハイダンヴュのグレイブにブレスウェポン。サルビアは前王に一騎打ちを挑む。
前王デューラルは能力値を最大限までブーストされたHFO。バスタードソードとヘヴィーシールドの二刀流で、サルビアにたたき出したダメージは250点ほど。が、サルビアの呪文バックラッシュで自分も150点ほどのダメージを喰らう。
ハイダンヴュはニリッサを殴ってみるが、50 Overでも外れ。戦慄が走る。あまつさえ、Deflection呪文で、外れた攻撃はハイダンヴュを襲うのだ。
NypmhはChaをDeflection BonusとSTに載せられ、ニリッサは呪文とマジックアイテムで可能な限りChaをブーストしているのだ。
AndyはHoly Avengerの範囲Gr.Dispelでバフを剥ごうとする。試みは失敗するが、Spell Turningを抜けてくるこの攻撃を脅威に思い、ニリッサはエアエレメンタルに一斉攻撃を命令。Flyby-Vital-strike×6でAndyをミンチに変える。Mass Smite Evilしようと思っていたヴェテンスカップ(とニリッサのACを上げすぎたDM)にとって、これは誤算だった。
そんなエアエレメンタル達も、ヴェテンスカップのWaves of Ecstacyでほぼ全員Staggerdに。一方、ダリーはエステルの催眠を解くべく、ダンシングメイドを殴りに。ハマヌーサルビアを回復。
ニリッサは大技を使おうと、Dimension Doorで位置を変える。デューラルも一緒に動き、踊りに見とれているエステルコピーを殴り倒す。しかし、50近いACのエステルは瞬殺とはいかない。
ハダインヴュもエステルを救い出そうと、ダンシングメイドに向かって駆け寄るが、
チラッ「ふ、ふともも」「…」
あえなくダンシングメイドの踊りに釘付けに。
ニリッサは大技Tsunamiを使おうとするが、冷静に考えると、ほぼ全員空中にいるので、津波は効かない。代わりに、相手を絶望させる呪文などで行動を阻害する。
そんな中、やっとエステルが動けるようになり、デューラルに爆弾を投擲し始める。これで瀕死になったデューラルだが、ニリッサは冷静にHealで回復。デューラルはエステルコピーを粉砕。だが、エステルは即座にコピーを再作成。デューラルの的にする。
しかしようやく、ダンシングメイドが倒れ、ハイダンヴュが正気に変える。王のグレイブはエアエレメンタル達を粉砕。デューラルはエステルのコピーをもう一回粉砕するが、さらなるコピーが。そして、爆撃にはニリッサのHealも間に合わず、ついにデューラルが倒れる。
一人残ったニリシア。しかし、下手に攻撃すると当たらないばかりかDeflectionでの跳ね返りがある。そこで、Spell Turningを削って、Dispel MagicでBarkskinを消す。だが、ニリッサはQuicken Barkskinで再度バフ。そしてタイムストップからSpell Turningを張り直すのだった。
これ以上はSpell Turningを削るリソースが無い。相手のSorcerer/Druidスペルの量には適わないと考え、無理矢理当てる作戦に移す。ヴェテンスカップのInsight Bonusがあれば、ハイダンヴュの攻撃なら当たる。それでも、命中するのは初撃、ヘイスト分程度。なかなかダメージを与えることが出来ない。
そこで、サルビアは捨て身のアンチマジックフィールド。ニリッサはImmediateで自分の周りにWall of Forceの空間を貼ってこれを回避。が、ヴェテンスカップはDisintegrateでこれを粉砕、ニリッサはアンチマに捕らわれ、ACを一気に下げる。しかし、PC達の攻撃に耐えたニリッサは懐から取り出したRod of Negationでアンチマジックを粉砕する。が、サルビアはさらにスクロールからアンチマジック。そこで再びImmediate Wall of Force。今度は、Disintegrateも無い。しかし、ここから出て攻撃するためには、Time Stopを使ってアクションを稼ぐ必要があるのだった。ニリッサも9thがつきてくる。サルビアは再度接敵し、ニリッサはまたWall of Forceを張るはめに。
ここで、ダリーは妹夫婦が用意してくれた、便利袋を思い出す。もしかしたら、中にDisintegrateが入っているかも…。果たして、中にはDisintegrateのスクロールが。
ヴェテンスカップはこれを受け取り、再度Wall of Forceを粉砕する。再びアンチマに捕らわれたニリッサをハイダンヴュエステルが攻撃すると、ついにニリッサは悲鳴を上げて倒れるのだった。
同時に、当たりの風景が一変し、変哲の無い城の一室に戻る。だが、ニリッサの身体は再生を続けている。
「剣だ、Vopalの剣なら彼女を倒せる」
逃げたと言っていたWriggling Manからアドバイスが入る。そこで、Salviaが持っていた剣をニリッサの身体に突き立てると、ニリッサの身体の再生が止まった。同時に、彼女のうつろな瞳に理性の光が戻る。
「ああ、これは、私の心…そう、私は、あの人にあなたに一目会いたくて、ここへ…」
すると、突如空中から黒い触手が躍り出て、黒い影のような化け物が姿を現した。前にチルドレンオブナイトが呼び出そうとしていた黒い触手、カウント・ラナルクに違いない。
ラナルクは何も言わずにニリッサの身体を抱きかかえると、また闇の中に消えていった。
王子を取り戻したハイダンヴュは「王子は取り戻したぞ!」と鬨の声を上げようとして、ヴェテンスカップに止められる。
「王子が行方不明になっているのは国家機密です!」
「そうだった。みんな、敵の親玉は倒したぞ!」
ニリッサが倒れ、敵の幽霊軍団も消滅したようだ。幽霊の4騎士もやってくる。
「我らの王の名誉を守ってくれてありがたい」
「君たちの国に幸あれ。そして、私たちの国のことも、忘れないでくれ」
「それから、このGraveknightはコントロールが切れるから適当に壊してくれ」
「…」
こうして、亡国の幽霊は成仏していった。

それから

テストラシアを襲う大きな脅威はその後無かった。Issiaでの戦争はDragon Coralによって終結していたが、南北は分離していた。南Brevoyは北よりもまずテストラシアを脅威とみなし、戦をしかける。これをテストラシアは次々と撃退、逆にLake of Mists and Veil以南の南Brevoyを全て併合するのだった。Restovは、それより早く、ヴュを名誉ソードロードとして迎え、テストラシアの大都市として繁栄したという。
テストラシアの傭兵はゴラムの眠れる剣と呼ばれ、Worldwoundをはじめ世界中の戦場で活躍し、恐れられた。
ハイダンヴュの子供は親ほどの能力は持ち合わせていなかったが、母親の血かOracleの才覚を現す。両親はDesna信徒として育てようとしたが、彼はむしろHamanuになつき、Battle Oracleとしてゴラムに見初められることになった。
「悪い奴は征服してもよい」というポリシーを打ち出した彼は、積極的に南の無法地帯、River Landsに攻勢をかけ、盗賊会議を打ち破ってその多くを手にした。

ハイダンヴュ
テストラシアの王として立派に国を治めた。息子に国を譲り渡したハイダンヴュは、「挑戦してくる」との書き置きを残して、Starstoneのテストに向かい、そして帰ることはなかった。
ヴェテンスカップ
ハイダンヴュ、そしてその息子に仕え、テストラシアを取り回した。リリーの死亡に際して、今後のMass Dream FeastのFocusとなる強力なアーティファクトを作り出し、代償としてその命を失った。
エステル
ハイダンヴュの死後、もう一人の息子、ヴォの子供を偽王として立て、テストラシアを乗っ取ろうとするも、ヴェテンスカップにイニシアチブで負け、命からがら逃げ去る。その後のテストラシアに帰ってくることは無かった。
ダリー
ハイダンヴュの死までは警備隊長としてテストラシアに仕えるが、息子の代になってからは、エラスティルの教えを守り、妹夫婦達家族と農耕生活を送った。
ハマヌー
王国の宗教の柱として死ぬまでテストラシアの大司教の地位を守った。死後、ゴラムの戦列に加わった。そこで、戦場での食料について研究を重ね、Gorum's eadiable rationの呪文を開発した。
サルヴィア
ハイダンヴュが死ぬまでメイドとして仕えた。しかし、自分の居場所は人の地には無いと思い、妖精達の世界へと旅だった。

かつてStolen Landと呼ばれたこの地は、今ではSleeping Landと呼ばれる。
人々は寝て、訓練し、そして、また寝る。