トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ PDF RSS ログイン

第一五回「Wells of Darkness part2」

火を吹くのはレッサーだけ

Overlookを目指す一行であったが、前回の戦いで消耗していたため、とりあえず休むことにした。
特にLensはvileな治らない傷をたくさん受けており、それを治すためにはConcecrate(そしてそのマテコンであるHoly Water)が必要なのだ。
翌朝、しかしLensのダメージのことはすっかり忘れてOverlookに向かう一行。Overlookはぼろぼろに痛んでおり、最も高い塔以外の屋根は崩壊し、荒れ放題に見える。
と、向こうからコウモリ人間が飛んでくる。Raspelは知っている。あれは…ヴァーランゴインだ!
説明しよう、ヴァーランゴインはAbyssの原住民だ。しかし、彼らが生息していた階層はすでに荒廃し、彼らは難民状態になっている。ヴァーランゴインにはバーサーカータイプと魔法使いタイプとレッサータイプがいて、レッサータイプだけは火を吹く。以前、Sea Wyvernで公開しているとき、TamoachanでPC達はLesserと戦ったことはあった。
どうやら、これはバーサーカータイプのようだ。しかし、彼らの初手は上空からのDispel Magic連打。これで朝ご飯を含めいくつかバフがはげる。Plutoは反撃として新しい、必殺技、エナジーなんちゃら(ウェーブ)を放つが、7Lvパワーのくせに敵全体に20ダメージ強を与えるだけという驚愕の弱さ見せつけてくれた。しかし、その後はたいした被害もなくCedricに射落とされてヴァーランゴインは全滅し、一行はOverlookへと立ち入った。あ、その前に銀貨をすり下ろしてHolyWaterを作り、ようやくLensの傷を治した。

Greater Shadowの脅威

Overlookがもともと何であったのかは分からないが、Raspelによれば、ここはOrder of Flatanityというアビス探検隊の砦として使われていたことがあったという。しかし今はその面影もなく、コウモリの糞(たぶんヴァーランゴインのだが)が転がる廃墟に過ぎない。いくつか部屋があったが、どれも空っぽ。そして最後にだとりついたのは、唯一屋根が残っている高い塔だった。
塔は吹き抜けで、高さが100ftほどもある。Cedricは上の方の暗闇で何かがちらっと動いたような気がしたが、他のメンバーが目を取られたのは床にある直径20ftの巨大なモザイク画。モザイクはWells of Darknessを上から描いたような図になっている。ふと、Lensはこのモザイクの各井戸がボタンになっていることを知っていることに気がついた。そしてふらふらと、なにかに操られるようにモザイクのボタンを押し始める。
ところがそのとき、LensLeichenめがけてFinger of Deathが飛んできた。上を見上げると、巨大なコウモリのような影が4つほど、天井ちかくにわだかまっている。さらに、Greate Dispel Magicも飛んできた。Raspelが看破する。
「あれは…NightWingだ!銀の武器じゃないと効かないぞ!」しかし、銀の武器とはCedricの持つ14本の銀の矢だけだった。しかも、天井に上ろうとしたPC達はDispel Magicで飛行呪文をはがされて落下する。
そのうえ、NightWingはGreater Shadowを召還し、しかもHasteまでかけて送り込んできた。Str4のLeichenにとっては悪夢のような敵である。Greater Shadowの数は増え、最後には11体のGr.Shadowにおそわれる羽目に。しかし、CPなどを活用してLow StrのPC達も死なずにすみ、Mass Cure Seriousを3発ほど撃ってShadowを全滅させることに成功した。PC達は「Greater Shadow強敵だった…」とNightWingはおまけか何かであったように、ほっと一息つくのだった。まぁ実際NightWingはShadow以外に強力な攻撃手段を持たず、Aileeの武器からEnhancementをドレインしたくらいで、あとは殴り負けてしまった。

兄弟愛

さて、リソースもつきてきた一行であったが、Lensはモザイクのパズルが解きたくてたまらず、結局解くことにした。モザイクの上にポータルが出るんじゃね?と推測した一行はモザイクの上に乗って最後のボタンを押すのを待つ。しかし、最後のボタンが押されると、モザイクは突然消え失せ、下に200ftほどの穴がぽっかりと開いた。みんなあわてて避けるが、RaspelArenaPlutoは井戸の底に落ちた。あまつさえ、Plutoは井戸の底にある黒いプールにうっかりさわってしまう。Plutoはすさまじい力で井戸に引きずり込まれ、キャラクターロストしそうになったが、Will STで耐えた。
ところで、井戸の底にはリッチが3匹ほどいる。リッチはAbysalで
「Intruder!!!」(訳:このアハズ様の神聖なる井戸に入り込むとはいい度胸だ、己の愚かさを後悔しながらShatterd Nightで永遠に苦しむがいい)と叫んで襲いかかってきた。
しかし、Raspelは問答無用でBalorを召還。実は侵入者が強力な術者だということに気がつき、あわてるリッチ達。二人がEnervationでハイレベルスペルを飛ばし、もう一人はRaspelをWall of Forceで隔離する。一方Balor様は面倒くさいと言いつつも、Firestormを唱え始める。あわてたリッチ(弟)は、「すまない兄者!」と言ってもう一人のリッチごとWall of ForceでBalorを隔離する。
しかし、このあたりでLensが穴の底に降りてきて、「くんくん、デーモンの臭いがするぞぉ」的なことを言ったため、RaspelはあわててBalorをモンスターボールに戻した(Unsummonした)。
この後、リッチはチェインライトニングやミスリードでがんばったが、しょせんLv11Wizard(+Binder)、ほとんど有効打を与えられずに死んでしまった(ちなみにこのリッチ達は死ぬと井戸に吸い込まれてAhazuに吸収されてしまうらしいので、復活しない…)。
ちなみに上の方にはアビサルアントスウォームがいたが、Arenaが「蟻はキモイ」といって戯れていただけで、被害らしい被害も与えず、リッチが死ぬとどこかへ行ってしまった。
リッチの寝床はプールの周りにある骨で出来た止まり木だった。その周りにはOrder of Flatanityのリーダーだったネクロマンサーの膨大なSpellbookがあった。さらにRaspelが本を漁っていると、伝説的なDemonomicon of Iggwilvの写本があるではないか。Leichenに見つからないうちにRaspelはこれをぽっけないないした。
その後、もはやリソースの尽きていた一行は井戸の底で寝ることにした。すごいところで寝るもんだな、よく考えると。

Vampire Night

夜(?)、AileeLensは見張りに立っていた。あたりを見回していたLensは、ふとAileeがこちらのほうじっと見ているのに気がつく…とAileeはふらふらとこちらに近づいてくる。そして言った。
Lens…私、もうあなたがないと駄目なの…」
その瞬間Aileeの目が赤く光り、Lensはその状況を異常だと思いつつも体を動かすことが出来なくなっていた。そんなLensAileeは抱き付き、首筋に牙をたてた。
鋭い痛みに我に返るLensだったが、またAileeに瞳を覗き込まれ、抵抗できなくなる。こうして、Lensは10ポイント近くConをドレインされた。
血を頂いてWisが正常値に戻ると、Aileeはふと我に返った。「私は一体…何をしているの!?」
混乱したAileeは、思わず霧になって逃げた。
一方Lensは、貧血でふらふらとしながらLeichenを起こす。起きたLeichenは眠そうに、「あー呪いなんじゃね?」とわりとどうでも良さそうに応答し、Restorationでドレインを治してからまた眠った。
Lensは一応Dominateされたままだったが、Aileeが特に何も命令していなかったので、朝起きてきたみんなに凄い勢いで昨晩の恐怖体験を語った。騒然とする一行(と言ってもLensCedricPlutoだけだが)
一方Liechenはマイペースにお祈りしていると、穴の上からコンドルが一匹舞い降りてきて、Leichenの肩(コンドルの方がでかそうだが)にとまった。
「私はどうしちゃったんだろう、Leichen…」
変身したAileeだった。Leichenはめんどくさいな、と思いつつも、とりあえず取り直すことにして、他のPC達に呪いのせいだのなんだのと説明していた。そもそもみんなVampireを知らないので、Lensだけは釈然としていなかったものの何となく納得した。
しかし、Aileeは血を吸わないと狂乱するということが分かったため、以降Summon MonsterIでFiendishネコとかイヌとかを召喚して血を吸ったらいんじゃね?ということになった。
Aileeは、「食事をしなきゃいけなくなったということは人間に一歩近づいたのかも…!」と無理矢理自分を納得させていた。

Ahazu the Seazer

なんだかよく分からないものの、とりあえずAhazuとコンタクトを取ってみよう、ということになり、前回のShami Amoureの時と同じように黒いプールに触ればよいと踏んだ一行は、前回Plutoがロストしそうになった経験を生かし、Will STの高いRaspelをイケニエとすることにした。Raspelは(なぜこんなことまでしてやる義理があるのだろうか…)と自問自答しつつも、状況に流されてプールに触る。Will DC25を要求されるもかろうじて通すと、頭の中に凍えるような恐ろしい声が響いた。
「お前はこのAhazuに何のようがある…」
Shami Amoureを解放したいことを伝えると、AhazuはこのWells of Darknessは逃げ出したものがいないことが自慢なのでおいそれと解放するわけにはいかんとあっさり断り、リンクを切った。
Divinationやらなにやらをして、貢ぎ物を差し出したらいいんじゃね?ということになり、また触って、「貢ぎ物でどうですか」と言うが、「お前達が何を差し出せるというのだ」と断られてしまった。
贈り物になりそうなものを探していると、Lensが昔Olmanの火の神様の火山でもらった不思議な歯を見つけ出した。それで、どうやらこの歯のせいでパズルが解けたらしいということに思い当たり、Raspelが歯を持ってAhazuと交渉すると、その歯と引き替えに、契約を結んでくれることになった。
契約は、Shami Amoureを解放するためのFreedomのスペルを提供する代わりに、Shami Amoureに代わるCR24相当のクリーチャーを捕まえてきて差し出せ、というもの。Raspelは、「連帯責任だぞ」とパーティに念を押してハンコを押した。すると、黒いプールから一冊のBook of Infinite Spellsが浮かび上がってきた。本にはFreedomが記されており、これを読めばShamiを解放できるらしい。

Shami姉さんの解放

さて、FreedomをもってShamiAmoureの井戸へ解放しにいくことになった。なぜかArenaは「Shamiネエ」などと読んでおり、非常に機嫌が良い。一体何があったのだろうか(DMにもわからない)。
で、Freedomをキャストすると中から*かわいらしい*顔に困惑の表情を浮かべた女デーモンが出てきた。ところが、「助けていただいてありがとうございます。…」と言った瞬間、マフラーが動いた。緑のマフラーと思っていたのは、首の脇についていた緑の蛇だったのだ。蛇が「この女を解放するとは許せん、こいつの力を使ってお前達を殺してやる」的なことを言うと、Shami Amoureは人形が操られるようにBrasphemyの力を解放した。
ところが、Raspelが何事もなかったのように「Destruction」と言うと、蛇は塵になった…。
Shami Amoureは我に返り、改めてお礼をして、PC達にその目的を聞く。ところがまたしても邪魔が入ったのであった。

Syldina、再び

ピキ、というなにかが砕けるような音がした後、上空から大量の水がなだれおちてきた。空に亀裂が奔っており、そこから水が流れ落ちてくるのだ。とっさによけたCedricAilee以外は水に打たれ、過去8時間の記憶を失ってしまった。この水はStyx川の水だったのだ。
さらに、櫓を積んだRetriverに騎乗するBarluguraデーモンが4体、天から井戸の縁へと降下してくる。そして、びしばしと弓や光線を打ち始めた。
水のたまっていく井戸の底から抜け出すため、Flyやらなにやらで上に向かうPC達に容赦なく矢の雨が降り注ぐ。そして、Arenaは体の中でざわざわと悪寒がするの感じた。見上げると、井戸の縁にSyldinaがいるではないか。
SyldinaはQuicken Cofusionや水をNegative Energy水に変える呪文など強力な呪文を撃ってくる。ArenaSyldinaに突撃したが、ダブルムーブでSyldinaの正面に行っただけだったので、矢ぶすまになってまた井戸の底へと落ちていった。Leichenのスケルトンがキャッチしようとするが、Arena蜘蛛モードは結構思いので、逆に手がもげてしまった。
それを見てイヒヒと笑ったSyldinaは、井戸の水たまりにメイルストロームを引き起こす。こうして洗濯機状になった井戸に落ち込むと、ぐるぐる回ってNegative Energy水に突入してしまうのだ。しかも水の効果でFeeblemindされる上、Swimに失敗すると吸い込まれて水の底へ行ってしまう。
CedricLensが上に上がっていくが、100ftの深さがあるとなかなか上へはたどり着けず、上から矢や魔法の集中砲火をくらうのであった。またLensSyldinaがかけた怒りを誘う呪文でFrenzyしてしまって単純な行動しか取れなくなり、ひたすら上に向かっていったところ撃墜されて水に落ちてしまった。Plutoも矢がクリティカルして水没する。Leichenは上に上がるのをあきらめ、上から落ちてくる人たちを水際でキュアすることにした。が、LeichenはAir Walkしているスケルトンに捕まっているだけなので、Lensにキュアする時に水に落ちてしまった。LeichenはUndead相当の体になる呪文をつかっているおかげで沈んでも何も不利益はないのだが、Strが無いので泳ぐことは出来ず、すぐに水底に水没した。
こんな時に活躍するのが遠距離攻撃役のCedricで、Cedricがいなかったら全滅していたというくらい頑張った。Cedricはさりげに堅く、上でArcher4人のFull Attackを受けても死なない。そして脇にはInvisiRaspelが待ちかまえており、Healするという仕組みだ。Cedricによって、バールグラアーチャーは次々と倒された。
一方ArenaはまたしてもSyldinaと対面し、いくつか呪文を撃つがロマンは利かなかった。逆にFeeblemindされてアババ状態になってしまう。しかし、ここで中の人が頑張った。SyldinaにOtto's Iresistibel Danceをたたき込み、無力化したのだ。Syldinaが踊って何も出来なくなっていると、中から半透明のSea Hagが現れて、「師匠より強力な呪文を使うとは許せん!覚えていろ!」と行ってPlane Shiftしていった。あとに残ったのは、Syldinaの抜け殻だけだった。

ShamiAmoureの語ったこと

戦闘が終わると隠れていたShamiAmoureが出てきて、会話が再開された。PC達がDemogorgonの秘密を探っていることを聞くと、ShamiAmoureは、「あんな敵にあんなに苦労している人たちがDemogorgonに立ち向かうとは信じがたいが」と前置きした上で、以下のようなことを語ってくれた。
デモゴーゴンには二つの人格、アアメウルとヘトラディアがあり、互いに嫌い合っている。彼らは長い間お互いを亡き者にするか、吸収するかしようと企んできた。Savage Tideはヘトラディアのアイディアで、アアメウルを吸収する計画だ(もっとも、互いに勝ち残る人格は自分だと考えているが)。
ShamiAmoureが知っている秘密とは、この二つの人格をお互いに争わせてマニピュレートすることで、デモゴーゴンを思うように操るという方法だった。Shamiは自分の魅力とこの技術でデモゴーゴンの宮廷でのしあがり、そしてそれに気がついたデモゴーゴンの怒りによってImprisonされたのだった。
もしデモゴーゴンに立ち向かうというのであれば、彼の気を散らすことが重要だとShamiは語る。デモゴーゴンが重大な決断を迫られる時、常に二つの頭が二つの結論を出すため、決断は遅れる。そしてもし急を要する決断を複数迫られた場合、デモゴーゴンはキャパが足りなくなってあたふたしてしまうのだという。たとえば、複数の強力な軍隊が同時にデモゴーゴンの領域に侵入した場合などに、このようなことが起きる可能性があるとShamiは言う。これでデモゴーゴンの気をそらして、そのすきにSavage Tideを止めれば良いのではないか、と。
とはいえ、どのようにしてそのような状況を作り出すかはShamiの知識の範囲を超えている。もしそのようなことをしたいのであれば、もっとAbyssに詳しい者、たとえばIggwilvなどに助けを求めるのが良いだろう。
そこまで言って、Shamiは私自信はこれ以上Demogorgonに関わる気はないから、あとは勝手にやってくれ。もう行きます。と言った。
去り際にLensに、「君、いい体してるね。うちの教団に入らない?」と勧誘していったが、断られたので素直に去っていった。
Styx川の水はとうに井戸を満たし、あたりは湖のようになっていた。もう他の井戸にも浸水しているだろう。Flyで水面に浮かびながらその様をPC達が見ていると、霧がかった水面のむこうから、怪しげな緑色の光りが近づいてくる。
むこうからゆっくりとやってきたのは、櫂舟に乗ったローブドマンだった。それはPC達の前で止まり、言った。
「これをやったのはお前達か?」
PC達があわてて否定し説明すると、ローブドマンは再び口を開いた。
「なるほど、だがしかし、お前達がShamiAmoureを解放しなければこれは起きなかったわけで、お前達に責任の一端はある。お前達はこのStyxの管理人たる私に謝罪しなければならない」
PC達が素直に謝ると、ローブドマンは鷹揚に謝罪を受け入れた。
「よろしい。私の名前はカロン、このStyxの渡し守だ。RiverStyxの川底に穴を開けて他のプレーンに流し込むといった愚行を行ったものは、この川が流れ始めてから今まで一人もいなかった。Demogorgonは私を怒らせるに十分な行いをしたと言える。というわけで、私はお前達のDemogorgonへの戦いに力を貸そうと思う」
そう言って、彼はPC達を船へと手招きした。PC達が船に乗り込むと、カロンは水が滝のように上空から落ちているところにこぎ出し、そして滝を船で登り始めた。それと同時に、あたりの水が逆再生するかのように亀裂へと吸い込まれていき、PC達が通り過ぎた背後で亀裂は閉じた。
そして、ふとPC達は暗い川の上に船がいることに気づいた。カロンはゆっくりと漕いでいるが、あたりの景色は飛ぶように過ぎていく。岸の景色はどれも陰惨で、子供Balorが釣りをしているDemon村とか、ろくでもないものばかりだった。カロンは言った。「Shamiの最後の言葉、Iggwilvにコンサルタントを受けろ、という提案は良いと思う。幸い、私は彼女の現在の住処を知る数少ないものの一人だ。これからそこに向かう」
Iggwilvの今の隠れ家は、ハデスにあるという。つくのには時間がかかると言うことなので、PC達は眠ることにした。起きた時、目の前の川に見慣れた船が停泊していた。SeaWyvern号だ。
カロンはその近くまで船を寄せて、言った。
「お前達の船には私の加護を与えた。デモゴーゴンと対立している間、お前達はこのStyxを自由に行き来して良い。」見ると、Wyvernの像の両目に金貨がはりついていた。
「Iggwilvの家は右手の崖を登っていった先にある。彼女が家を無防備にしておくわけはないと思うから、気をつけなさい」
「では、私は行く。デモゴーゴンと対面する準備が出来た時に、Sea Wyvernの船首像に私の名をささやきなさい。さすれば私は今一度お前達と相まみえ、共にデモゴーゴンと戦おう」
PC達をSeaWyvern号に残し、カロンの船はStyx川の霧の向こうに消えていった。