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歴史・神話・種族

 Tanar'riとObyrith

デーモンにはいくつかの種類があります。新しい種類をTanar'ri、古い種類をObyrithと言います。ObyrithはAbyssの混沌から生まれてきた存在であり、人間の常識を越えた存在です。彼らを見ると、気が狂ってしまいます。
一方Tanar'riは、人間の悪人が死んでAbyssに行き、そこで生まれ変わった姿です。従って人間の特徴を残した姿形をしています。
昔、ObyrithはQueen of Chaosという強力な支配者の元Abyssの第一勢力でした。ある時、Queen of ChaosはWind DukeなどLawの軍勢と戦争を始めました。結局Queen of Chaosは戦争に負けたのですが、この隙を突いてTanar'riはObyrithの地位を奪い取りました。Prince of Demonの称号はObyrithのObox-obからDemogorgonへと移りました。Obyrithの時代は終わったのです。
何人かのObyrithは、Tanar'riと仲良くやっていくことを決めました。Pazuzuや、Dagonなどがそうです。他のTanar'riは放逐されたり、Abyssのより深い階層で復讐のチャンスをうかがうようになりました。

 GwynharwyfとDemogorgon

EladrinはDemonと同じChaosですが、同じChaosであるだけによりDemonが許せないのでした。そこでQueen of ChaosがBattle of Peshで敗退した時を見計らって、Abyssに戦争をしかけました。これも、Obyrithが衰退した一因であると言われています。
それ以降、DemonとEladrinの間では度々戦争が行われました。そんなある戦争で、GwynharwyfはDemogorgonに捕らえられてしまいました。Queen Morwelはマジギレし、本気でGaping Mawに攻め込み、Gwynを助け、ついでにDemogorgonの左腕であったBar-lgruaの王、Ilsidahur the Howling Kingを殺していきました。捕らえられていた間Gwynharwyfが何をされたのかは不明ですが、今でもGwynharwyfはDemogorgonのことを強く憎んでいます。

 Vast Gate

はるか昔、一団のElfがこの世ならざる地を求めて研究を重ね、ついにその地へと至るゲートを完成させました。これこそがVast Gateであり、そこからつながる地はFar Realmと呼ばれています。Far RealmはPsuedo natural creatureの原産地、狂気の支配する、この世界、Great Wheelとは異なるルールの地です。そこに留まった者は、例外なく気が触れてしまいます。
さて、出来たゲートはもちろん制御できず、化け物があふれてきました。また、ゲートを開けた影響で、そのゲート以外にもいくつかの場所でFar RealmとGreat Wheelが接してしまいました。この問題に対処するために組織されたのがKeeper of Vast Gateと呼ばれる戦士の一団です。Far Realmの狂気に耐えるため精神的な訓練を積んだ彼らの多くは、Psionicの能力を備えていたと言われています。
彼らの活躍でFar Realmの侵攻は食い止められ、またGateも閉じられました。ところが、もともとGateを作った魔術師の一人、Daruth Winterwood(Elf Lich)はあろうことかFar RealmにXaxoxという砦を作り、Far RealmとMaterial Planeをつなげる新たな、そしてさらに巨大なGateを作り始めたのです。Keeper of Vast Gateはこれを阻止するためにXaxox砦に侵攻し、Daruthを消滅させました。しかしこの戦いによってKeeperの構成員はほぼ全滅。組織として崩壊し、残ったメンバーもちりぢりになったと言います。
最後の戦場となったXaxox砦には、今も戦士達の使っていた装備が眠っていると言われています。

 Charon

スティクス川の渡し守です。CharonはUniqueなYugolothで、その存在自体がRiver Styxと分かちがたく結びついていると言われています。そしてRiver Styxは、世界に死者が存在する限り流れ続けると言われており、従ってCharonは神々と同じかそれよりも古い起源を持つクリーチャーであり、また神々より長く存在するクリーチャーになるだろうと推測されています。
Charon以外にもスティクス川の渡し守は存在します。それはMarraenolothというYugolothの一種で、彼らはCharonと同じような見た目をしていますが、Uniqueな存在ではありません。
CharonやMarraenolothは必ずskiff(櫂で漕ぐ一人用の小舟)に乗っていますが、この船を作成するまた別のUniqueなYugolothが存在すると言われています。

 Iggwilv

Iggwilv,またの名をWitch Queenは極めつけに邪悪なアーチメイジです。彼女の生まれは不明ですが、Baba-yagaの娘との噂もあります。若い頃Tashaという名で、有名なマッドアーチメイジ、Zagigの弟子として彼のCompony of Sevenに入っていたこともありました。その後、彼女は召喚術を極め、Price of Demon, Graz'ztを召喚ます。また、強力なゲートの呪文を使って彼女はアビスのデーモンを大量にMaterial Planeに召喚し、Flanessを支配しようとしました。しかし、彼女がFlanessの北半分を征服した時、冒険者達が伝説のアーティファクト、Crook of RaoをIsle of Apesで見いだし、Raoの神官がその杖を発動させたことでMaterial Plane上の全Outsiderは出身次元界にBanishされました。これによってIggwilvは戦争に負け、直後に支配を逃れたGraz'ztによってAbyssへと連れ去られ、幽閉されたとの話です。
このIggwilvとGraz'ztの間に出来た子供が、Iuz the Old、半神のIuzです。Iuzは母親が残した国のトップとなり、グレイホーク戦争と呼ばれる悲惨な戦争を引き起こしました。
現在Iuzは北方の国を支配していますが、戦争状態にはありません。今世界は徐々にGreyhawk戦争の傷から回復しようとしているところなのです。

 Olman帝国

Olman帝国は昔南の方で栄えていた帝国で、今はもう滅びている。その末裔は今でもジャングルで文化レベルの低い生活をしている。

 Olmanの神話

Olman帝国は独自の神話体系を持っている。Aileeが首にかけているAmuletは死の神であるMictlantecuhtli(LE)を象ったものらしい。また、Lucallosの手紙にあった煙を吐く鏡というのは月の神Tezcatlipoca(CE)の別名。また、大気の神Quetzalcoatl(LN)などが知られている。
とはいえ、その神話の多くは失われているという。

 Dagon

DagonはPrince of Depthsと呼ばれるAbyssのDemon Princeの一人で、Abyssの第89層、The Shadowseaの支配者である。Dagonは古きDemonであり、その崇拝の歴史は有史以前にもさかのぼるという。その信奉者は未開の地の漁師から海底に住む化け物どもまで様々である。

 Demogorgon

DemogorgonはAbyssの第88階層、Gaping Mawの支配者であり、「Prince of Deamons」の称号を恣にする恐るべきDemonである。PC達はIsle of Dreadの不気味な森で、Demogorgonの神殿を破壊した。

 Isle of Dread

Sasserineから南へ南へと旅していくとある島。呪われた島と呼ばれ、その中心にある最大の島は禁忌の場所らしい。周囲にある島々は比較的安全で、原住民などが生活している。
昔はOlman人が住んでいたそうだ。
噂によると、蜘蛛の悪魔が密林に生息し、その手にかかったものは奴隷にされ、数々の邪悪な実験に利用されるという。

 Phanaton

Isle of Dreadの森の中に生息するモモンガ様のHumanoid。薬草に詳しい。

 Aranea

Isle of Dread本島の北のほうでひっそりと生活している蜘蛛人間の一族。人間姿の時は、美男美女が多い。かなり古くからIsle of Dreadで生活しているが、あまり人間と関わらないようにしてきたため、歴史には疎い。

 Rakasta

昔はIsle of Dreadに住んでいたという武器作りの名人。だが、その最後の一族も数年前に滅び、彼らを守護していたコアトルもPC達に殺された。