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Sasserine

Sasserin(Large City)

Conventional; AL NG; Population 15650; Mixed(77%human, 6%half-elf, 5% halfling, 4% gnome, 4% dwarf, 2% elf, 1% half-orc, 1% other)

Free City of Greyhawkからはるか南西、Amedioジャングルの端に存在する港街。Jeklea湾にあるこの街は、交易で栄えています。
その南にはHellFurances山脈があり、Cauldronという大きなクレーターに作られた姉妹都市もあります。

History

もともと、SasserineというのはWee Jasの女性Clericの名前でした。彼女はWee Jasの神託を受け、Amedioジャングルを越えて信者達をこの地に引き連れてきたのでした。ここに住んでいたBlack Dragonとの戦いで彼女は命を落としましたが、その恋人であるKordの戦士、Teraknianに指導されて信徒達は立派な街を作りました。
それから数百年の時が流れ、Sasserineは大きく成長していきましたが、CY(Common Year)480、Teraknianの子孫であるOrrenの支配の時に、Sea Prince国という北西の国の侵略を受けました。Orrenは暴君であったためこの侵略は喜ばしい面も持っていましたが、Sea Princeとは名前ばかりで、実際は海賊が集まって出来た国家であり、Sasserineは彼等によって搾取されました。Sea Princeはこの資源豊かな街の存在を他の国に隠すため、Saserineの全ての交易ルートを断ちました。そのうえ、可能な限り全ての海図や地図からこの街を消し、完全に自分たちのものにしようとしたのです。
ところがそれから約100年後、遠く北のGreyhawk、Furyondyの国々でIuzとの戦争が起こりました。いわゆるGreyhawk戦争です。Sea Princeは直接はこの戦争に関与していたわけではありませんが、彼等の喉元に潜みチャンスをうかがっていた秘密結社はこの混乱の時期を利用することにしました。Scarlet Brotherfood、というのがこの秘密結社の名前です。彼等は遙か昔に滅びたSuel帝国の末裔を自称しており、純粋なSuel人以外は奴隷としか思っていません。彼等は一夜にしてほぼ全てのSea Princeを暗殺したため、Sea Prince本国は大混乱に陥りました。この機会を利用して、Sasserineは独立を取り戻したのです。
Sea Prince国は現在でもその混乱から立ち直ることが出来ず、Scarlet Brotherfoodの支配下にあります。しかし、Scarlet Brotherfoodの本拠地と噂されている場所はSasserineのすぐ南にあり、Sasserineも安心してはいられません。今のところScarlet Brotherfoodは攻撃的な姿勢を取ることはなく、彼等の外交官はChampion's Districtに住んでいます。
今はCY597のCold Even、グレイホーク戦争の終結から13年の歳月が流れています。Sasserineは交易を再開し、徐々にかつての隆盛を取り戻そうとしています。
ここ数年、二つの大きな事件がありました。一つは、姉妹都市であるCauldronの火山が噴火し、ほぼ全滅しそうになったという事件です。Cauldronの難民がSasserineに流れ込んで来たため、治安は一挙に悪くなりました。しかし、数名の英雄達が寄付した巨大なStarmetalによってCauldronは無事復興することが出来ました。今では、Sasserineに住み着いてしまった者達を除いて住民はCauldronに帰っています。
もう一つの大きな事件は、ほぼ一年前に起こったWorm Godと呼ばれる邪神の復活事件です。これは実際遙か北で起こった事件でしたが、世界を震撼させるほどの大きな事件で、そのうえ、Sasserineの近くに関連する塔があったため、住民は今でもその時のことを憶えています。この事件も数名の英雄達の手によって解決されたそうです。彼等の偉業を讃えるため、SasserineではWorm God打倒の一周年を記念してお祭りが開かれるという予定になっています。