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第二回「Bullywug's Gambit」

Session2 Bullywug's Gambit

 ストーリー


1.Kraken's Coveまでの旅


Vanthusを追って、Kraken's Coveに行く事を決めたPC達、Kraken's Caveの場所は分かったのだが、陸路で行くのは厳しい。
船で行くのが妥当だろう、とLaviniaに聞くか、お抱えの船等は無いらしい。また、Kraken's Coveは難所かつ海賊の拠点として有名で、行きたがる人もいない。

そんな中、見つけたのは船乗りVink。彼は70gpでKraken'sCoveの近くまで連れて行ってくれるらしい。Plutoがその値段が妥当かどうかProfessionで判定するが……結果はめでたく"1"で失敗。Bluffでごまかそうとしたが、それも失敗。船乗りとしての技量の低さを見せ付けてしまう。
後で知ったのだが、Vinkは「死神」として恐れられているらしい。


結局、他に手段も無く、Vinkに頼むことでKraken'sCoveに向かう事に決めた。Vanthusの悪事を防ぐために、そして、そろそろ始まるお祭りに間に合わせるために、急いで一行は出発した。

某ラッパンアスクとは異なり、変なランダムエンカウントなど無く、一行は無事にKraken'sCaveの近くの陸地まで到達した。今度はジャングルを進み、入り江の中、海賊の根拠地と思われる場所に向かう。

普段なら、鳥の鳴き声等、動物がいる雰囲気がするのだが、なぜかそのような気配は無い。また、共食いにより死んだと思われるリスがいる等、明らかに何かある雰囲気が漂っている。
ドルイドがいればぶち切れる所だが、割とアーバン寄りなPC達はやる気が無い隊列、「Corn of Cold」陣形で進んでいた。すると、突然「からだが捩れたサル」が襲ってきた。

このサルの攻撃に当たるとFortSaveを要求され、これに失敗したGluttonはRageしてしまう。
苦労して倒すと、サルの体が溶け出し、骨だけが残った。これを見たLeichenは「あー、このテンプレートほかのやつらにもつかないかなあー」と思った。

2.Kraken's Cove

    • 2-1.入り江

さらに進むと、崖に突き当たり、見下ろすと入り江が見えた。崖からは下まで木製の階段が伸びており、入り江には3艘の船があった。が、そのうちの2艘はすでに激しく燃えていた。どうやらVanthusの計略はすでに終わった後らしい。

AileeCedricが階段から下に降りる。Plutoもそれに続くが、その時、ボロかった木製の階段は崩れ去ってしまった。AileeCedricは落下したが、下は海だったので、大ダメージは受けなかった。Plutoは崖の上にヒラリと戻った。

その時、船から「体が捩れた船員」が現れた。交渉する事なんて出来ずにそのまま戦闘に突入する。崖の上にいたSyldinaはそのまま海に飛び込み、水棲生物ではないGluttonLeichenPlutoはロープを伝って下に降りる。

攻撃力はそこそこだが、とにかく硬い敵だったので、倒すのに苦労した。やっと倒れた、と思ったら死ぬ直前に敵を噛み、その後爆発して酸が飛び散る、という特攻前提の敵だった。

Syldinaが沈んだ船をサルベージすると、高級な香辛料が出てきた。(すげえどうでも良いけど、魔法が発達した世界では香辛料は現実ほどに高価にはならないと思う)

    • 2-2.コックさん

入り江の崖には洞窟があり、中に進む。中の部屋では、コックさんがいた。そして、二人の変な狂った人型モンスター(さっきの「体が捩れた船員」と同じ)が

  ☆ チン ハラヘッタ〜
       ハラヘッタ〜
☆ チン  〃 ∧_∧
 ヽ___\(\・∀・)
  \_/ ⊂ ⊂_)
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
 |Kraken'sCove|/

していた。コックは人間を調理していた。
本当は、客は別のFeatを持っていたのだが、「ナイフとフォーク持ってるから二刀流なんじゃね?」の言葉にそそのかされたDMがTwoWeaponFightingにかえてしまい、弱くなった狂ったモンスターを袋叩きにした。

    • 2-3.モモンガ

さらに洞窟を進むと、通路で突如モモンガが現れた。みな一瞬「かわいいんじゃね?」と期待したが、イラストを見るとどう見てもキモかった(そもそも、同じように体がねじくれていた)。モモンガは「Come to be, beatbags. Just give me a mouthful of your tasty pink flesh!」とか言っていた。あまりのキモさにみんな引くが、特に何事も無く倒す。もし、もっと可愛ければ、前回の犬のように許してもらえたかもしれないのに……。

さらに進むと、沢山の絹の布で迷路のように仕切られている部屋があった。Plutoは「ここで行かないと活躍の場が無い」と言って偵察に向かう。レポでは書いてないけど戦闘中、Plutoは行動順で敵の直前、という美味しいイニシアチブを取りながら、ろくな行動が取れなかった。つーか、今冷静に考えたらローグに状況を打開する行動を求められても困る。さらに出目の問題からか限られたppを使った攻撃もほとんど当たらなかった。

仲間達は「良いやつだった」とお約束の声を掛けて見送った。

    • 2-4.恐竜

カーテンをぬって先に進むと、恐竜(Deinocychus,ただし背中に触手がたくさん生えていた)がいて何か食べてた。この恐竜はListenは物凄い高く、なんちゃってローグのPlutoはあっさりバレてしまった。
Plutoは叫び声を上げたが、こういう時に限り良いイニシアチブを取る事が出来なく、FullAttackでは無いのにも関わらず死にかけた。Plutoは逃げ出し、やってきた仲間達が恐竜を袋にした。
恐竜にかまれたGluttonはなにかの病気に感染して、Rageしっぱなしになった。が、なんかこーキャラの構成的に深刻には受け止められなかった。


    • 2-5.Vanthusの被害者達

リソース的にそろそろ休んだほうが良いんじゃね?という話になり、一旦入り江に戻る。ただ、そこまでリソースが残っていないか、と言われるとそこまで問題あるレベルではない。うだうだ悩んでいると、Syldinaが入り江にある隠し水路を発見する。

Syldinaは、隠し水路を単独で偵察しに行った。今回はDMが操っているので、早々死にはしないだろう、と皆油断していた。が、いつまで待っても、Syldinaは戻ってこない。誰も水の中に入りたく無かったので、再び洞窟に入り、水路が繋がっていると思われる方向に進む。

いくつかの空部屋を通り、大きな部屋に行くと、Syldinaが倒れており、横には、女の人がいた。Brissa Santos(前回、情報収集した時に出てきたVanthusの愛人)だった。彼女も狂っており、「VVVVVVVVVVVVVanthus!戻ってきてくれると信じてたわぁ。Sooooo ハングリー。どうか、私に、食べられて!」と叫んでいた。
が、狂った彼女もPC達の敵ではなかった。

戦闘後、Aileeは死体に語りかけた。「あなた『も』Vanthusの被害者なのね……」

    • 2-6.クリムゾンフリート

うやむやの内に洞窟を進む。進むと、戦いの音が聞こえてきたので、行くべきかプレイヤーは悩むが、キャラクター達は迷わずに向かった。途中、剥製が展示している部屋があった。Leichenは骨格ならばもっと良かったのに、と思ったそうな。

進むと、「誰だお前ら、俺に手を出せるものなら出してみな」と女戦士(ローグ)が捩れた人と戦っていた。PC達を見ると、「Oi! Get in the fight or stay outta me way, buckos. These things are lookin' to die, and I plan on obliging!」と叫んだ。PC達は話が分かりそうなほうの手助けをする事にした。
この章で出てきた敵は基本的に「堅くて何か飛び散る」系が多かったのだが、それでも彼女は(Flankしていれば)サクサクと倒していった。
PC達はほぼFlankをしていただけで、彼女がほとんどの敵を倒した。倒した後、聞いてきた。「お前らは誰だ?」
PC達が「Vanthusを殺しに来た」と正直に話すと、色々話してくれた。「俺はハーリス・ジェイベル。クリムゾンフリートの一員だ。Vanthusは我々の宝である黒真珠を奪おうとした。が、俺ともみ合っている時、黒真珠が割れ、Vanthusの血がそれに滴り落ち、そして煙が出てきた。俺はそれを海に投げたが、爆発してしまった。Vanthusは海に身を投げ、逃げていった。その後、周囲を緑の霧を覆い、皆狂って(洞窟にいた)化けもになってしまった。俺と副官のドレボラッツは、生き残りを指揮して戦っていた。が、今はもう皆死んでしまっている。既にVanthusに関しては、復讐を計画している。ドレボラッツが彼の家に向かっているのだ。まず、家族から始末していき、彼に恐怖を味合わせてやろう。」

最後の発言に驚いたPC達は、姉は関係が無い、と必死に説得するが、物別れに終わってしまう。結局、PC達はハーリスから逃げ出し、Laviniaの元へ急ぐのだった。

3.Sasserineの上流社会


    • 3-1.パーティ分割

急いで船を出すが、潮と風の関係で、1日余計にかかってしまった。Sasserineに戻ると町には沢山の人々が繰り出しており、祭がはじまっていた。
しかし、PC達は祭の喧騒を横目にしつつLavinia宅へ急ぐ。が、その途中Cedricは洒落にならない話を聞く。
「Rockpiercer邸が襲われている!!」

Cedricは実家に戻りたかった。が、Laviniaも心配だ。結局、実家が心配なCedricと、どうせ戦闘では役に立たないと思ったPlutoがRockpiercer邸に向かう事にした。


    • 3-2.Rockpiercer邸

Rockpiercer邸は、大通りから一つ奥の通りにある閑静な住宅地の一角にあり、また道場も兼ね備えているという大きなお屋敷である。祭りの喧騒からは遠く離れているのだが、この日は戦闘の音が響いていた。

二人が門から中を覗くとは、変なカエルのモンスター(Bullywug)が師範であるCedricの父、師範代であるArnestと弟子達を襲っていた。必死で抵抗しているが、どんどん数が減っていく。その時、Cedricの兄は、Rockpiercer家に伝わる奥義を使用した。奥義は、光の矢を放つというものだ。兄がこれを放つのを見て、Cedricは練習していた技の一つが使えるようになった。
「おおおっ」と盛り上っていると、3人(匹?)のカエルが門に向かってきた。

カエルの一匹は実はクレリックでsummonをした。出てきたモンスターは非常にケオティックで、味方を含めて対象をランダムに決め攻撃した。
二人とも遠距離攻撃系だったのだが、何とか倒した。

戦闘は終わっていた。が、屋敷の中では師匠、師範代共に倒れていた。
Cedricを見た兄はかすれそうな声で語りかけた。「Rockpiercer家の奥義を受け継ぐのもCedric,おまえのみ。頑張れ。」
奥で、父も死亡していた。

後を弟子に任せCedric達はLavinia宅に急ぐのだった。

    • 3-3.お祭り

町ではお祭りが行われていた。Lavinia宅に急ぐ残りのPC達の周囲では何も知らない一般人達が歌い、踊っていた。このまさしくお祭り騒ぎの中で一瞬太鼓のような音が聞こえたような気がしたが……音楽に情熱を感じなくなってしまったAileeはそれを聞き逃してしまった。

祭りが続いている大通りを急いで進んでいると、突如人ごみの中から黒タイツに骸骨が描かれており、遠目にはスケルトンに見える仮装をしている人が踊りながら近づいてきた。何をするのだろう、と見ていると、突然切りつけてきた。それと同時に、周囲から複数のアルケミカルファイヤーが飛んできた。一般人が巻き添えになりつつも、何とか撃退した。

ほっと一息ついていると、遠巻きに見ている群集の中からコンガを叩きながらルカロス(Aileeの師匠)がやってきた。Aileeに本の箱を渡して「じゃ」と言って去っていった。DMからAileeに紙が渡された。


    • 3-4.Laviniaの豪邸

二手に分かれていたPC達はLavinia宅の門の前で出会った。門を叩くが反応が無い。しかし、中からは人、ではなく生き物の声が聞こえる。
中に突入すると、Rockpiercer家にいたカエルがいた。Rockpiercer家では苦労したが、PCフルメンバーの敵ではなかった。

この時、Lavinia宅の家のマップが公開された。物凄い豪邸でPlutoの中の人はちょっとだけ鬱になった。本気でどうでも良い話なんだが、今回のシナリオは割りとロールプレイ寄りなので、細かい所が色々と(中の人に)ダメージを与える。

それは置いておいて、ダンジョンのような豪邸を進むと最奥部にはLaviniaの部屋があった。部屋に突入すると、カエル、ドレボラッツと、その足元に縛られたLaviniaが、そして血だまりの中にKora(一番最初に出てきたハーフリングの使用人)が倒れていた。

ドレボラッツはPC達を見ると、Laviniaを人質に取った。「近づいたらLaviniaを殺すぞ」、それを見たカエルは「ダゴン様に捧げる必要があるのに、約束が違う」と怒っていたが、華麗に無視された。膠着状態が続いたが、ラビニアは縛られている状態で、トレボラッツの剣をさっと避けた。どうやら彼女は剣の練習もしていたらしい。

これが契機となり、戦闘がはじまった。Laviniaもダメージを受けたが、普通に立っていた。
戦闘終了後、トレボラッツは完全に死亡してしまったが、カエルは息があった。が、Jade Ravens(第一回に出てきたLavinia専属のPC達以外の冒険者達)が他にも何人か捕まっている、との事なので、カエルは縛っておき、彼らを助け出す事にする。

地下室を捜索しようと、階段を下りると、そこは泥だらけの部屋になっていた。部屋の奥では、体にスプーンやフォークが括り付けられたJade Ravensの女ソーサラがラストモンスターに虐められていた。良い趣味、というか、良く考えたなあ、と思った。
手前には、棍棒をもったカエル部族の酋長がいた。これと同時にラストモンスターが襲ってきた。ラストモンスターに強い(何も持っていないとも言う)Plutoが抑えに出るが……おいしくなさそうなので無視された。
結局、戦闘が終わるまでに、Aileeの+1レイピアが錆びてしまった。

残りのJade Ravensであるドワーフは、隠し扉の奥で(Vanderboren家のTrapにひっかかって)気絶しているのが発見された。

全員救出した後、カエルを尋問する。カエルは「私はトラブグロープ族の族長で、戦える人全員でやってきた。ダゴン様に捧げる生贄が欲しかった。Rockpiercer家を襲った理由はダゴン様からの啓示があったからだ。今、私の部族には戦えない人しか残っていない。私が戻らないと、滅亡してしまう。」と命乞いしたが、Good率が低いパーティーからは無視されて殺された。

LaviniaはPC達に報酬を支払い、「数日中に新しい指令を出す、少しの間休んでて欲しい」と言った。

4.The Isle of Dreadへ


  • .4-1新たな指令

数日だらだらしていると、Laviniaから新たな指令が下った。

「もう弟(Vanthus)は死んだものと思います。もうこの事は忘れて、取り掛からなくてはいけない仕事があります。The Isle of Dreadに、冒険者である両親が植民したFarshoreというコロニーがあります。このコロニーの維持発展のために補給物資を送る必要があります。これによりコロニーが発展していけば、相応の利益を手にする事ができるでしょう。」
「手始めに、Kraken's Coveに残された船を回収してきてください」

どうやら、The Isle of Dreadは、D&D的には伝統ある島らしく、大昔のシナリオで舞台になっていたらしい。D&Dの歴史の長さを実感した。


再びKraken's Coveに行ったPC達は結果的に打ち捨てられてしまった船を発見した。
そういえば前回来た時に全部漁らなかったから奥まで行ってみるか、という事で洞窟を再び探索した。
前回ハーリス・ジェイベルと戦った部屋の奥に進むと、クリムゾンフリートの一員と思われるGnollの船員とQuasitが閉じ込められていたのを発見した。が、すでに死んでいた。Leichenが二つの死体を持って帰った。

ここで得た船をSasserineまで回航した。この船の先端にはWyvernの船首像が飾られており、Sea Wyvernと船名が記してあった。

  • 4-3.植民者達

LaviniaはThe Isle of Dreadへの移民を希望する人達を集めていた。PC達は"Zone of Truth"を唱え、その中で面接を行った。質問は「皆に敵対的な行動を取りませんか?」のような基本的な質問が多かった。
が、問題となったのが数人いた。

一人目がKonlad。彼は聖カスバートの神官と主張しているのだが、Zone of Truth内ではなぜか黙りこくってしまった。「私は聖カスバートの神官です」と言う事もできなかった。が、敵対する意思はないようなので、まあ良いか、という事で連れて行くことにした。

二人目は貴族のAvner。あまりの問題児で、島流しされようとしているかわいそうな人。彼の父親がLaviniaの支援者で、彼女としても断れないらしい。ただ、本人はこの件について深刻に考えているわけではないらしい。
結局、PC達は「我々のような平民とは違って貴族様にこんな面接なんて必要ないですよね」と大人の対応をした。

また、Sea Wyvern号の船長はこれまで通りVinkに頼む事にした。


  • 4-4.家出

Aileeがルカロスからもらった箱を開けてみると、中には白紙の束と謎のメッセージが書かれた手紙が入っていた。街のセージを回っていろいろしらべると、メッセージに書かれている「煙を吐く鏡」とは、Olmanの月の神のことらしい。そこで、月夜に白紙をかざしてみると、炎が踊るような楽譜が白紙にうかびあがった。月光で見た目があれになってしまうのを防ぐため、フードをかぶって屋敷のバルコニーで楽譜を読んでいると、Aileeパパママがやってきた。
Ailee、最近外をほっつきまわってばかりで、お見合いとかお見合いとかお見合いとか貴族のつとめを何一つ果たしていないではないか。」
と父親になじられ口論になるが、結局Ailee
「お父様お母様、ごめんなさい。私、冒険者になります」
と言ってIsle of Dreadに行く事などを話した。
気絶する母。父は衛兵を呼ぶが、Aileeはバルコニーから飛び降り、夜の街を駆けて行った…。


 (逆)MVP

Pluto:touchアタックであるのにも関わらず、ほとんど当てる事ができなかったサイコロ目の悪さに対して。