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第三回「Sea Wyvern's Wake part1」

Session3 Sea Wyvern's Wake part1

 ストーリー

1. Gluttonの秘密

出港に先立って、GluttonはChurch of the Whiring Furyの正式なメンバーと認められた。そして、教団の秘伝”なんとなく勘で悪いやつを見分ける”を授かった。

一方、LeichenもChurch of the Whiring FuryのLady Silvermaneに呼び出された。あなたにGluttonの秘密を話しておきたいと言われる。特にChurchと関係があるわけでもない自分に何故?と問うと、Gluttonがあなたのことを気に入っているみたいだからとのこと。なんだかなーと思いつつも、「私も彼のことは気に入ってますよ(特に骨とか骨とか)」と後半部分は心の中にしまいこみつつ話を聞く。
なんでも、Gluttonは3ヶ月前にAmedio Jungleで見つかったらしい、その時LadyはOrcus信者狩りに行っていたのだが、ジャングルの奥でOrcus信者を殺しているGluttonを発見、襲ってきたので殴り倒したが、なんとなくLadyの勘だと悪人じゃなさそうな気がしたので連れてきたとのこと。その後もしばらくは暴れていたが、だんだん過去の記憶を失うと共に大人しくなっている。これは普通の様子ではないので、おそらく呪いか何かが関係しているのだろうという話だった。
どうして、そんな話を急に?とLeichenが問うと、「ほら、ここならGlutton程度がいくら暴れても、私が行ってちょっと叩きのめして大人しくさせればいいけど、これからはそうもいかないじゃない?」ととんでもないことをしれっと言われる。LeichenはこのLadyとは戦わないようにしようと心に誓うと神殿を辞した。

その後、LeichenGlutton以外のメンバーにこの話をしたが、他のメンバーはさらっとスルーしたので、Leichenもスルーすることにした。

2. Sea Wyvern号出港!

その後、Sea Wyvern号に物資を積み込んだり、船室が狭すぎるGluttonのために甲板に小屋をしつらえたりしてると、あっという間に出港の日がやってきた。
ところが、いつまで待ってもAvnerがやってこない。30分も遅れてやっと来たと思ったら、なんでも馬で遠乗りしていたらしい。しかも馬も連れて行くとか、庶民と同じ部屋など耐えられないとかさっそくわがまま言い放題。面倒になったSyldinaがCharmしようとしたが抵抗されてしまい、逆にまずい立場になってしまう。しかし、AvnerはSyldinaを好色そうな目で見ると、「今晩詫びに来い」と言って許してくれた。
そんなこんなで、どうにか船倉に馬とAvnerを押し込めると、Sea Wyvern号はSasserineを旅立ったのだった。

3. ツンデレ事件

さて、昼間のうちはGluttonが釣りをしたり、Cedricが一部の乗客たちと話をした程度で平和に過ぎて行ったが、事件は夜に起こった。
間違いなくエロいことをされるのが見え見えにもかかわらず、SyldinaがAvnerの所に行ったのだ。だが、そこはSyldinaである。お詫びの気持ちなど欠片もなく、あってすぐさまCharmに再挑戦する。しかし、またもや抵抗され、怒ったAvnerが武器を抜いた。SyldinaはAvnerを殺してしまおうかとも考えたが、正直一人では勝てなさそうなので、Color Sprayで朦朧としている間にInvisibilityで逃げ出した。
無論、狭い船内で逃げ切れるわけもなく、Avnerはすぐに二人の従者とともに追って来て、Aileeの部屋に隠れたSyldinaを引き渡せと要求する。騒ぎを聞きつけてやってきたCedricPlutoも、事情を聞く限りAvnerの言うことももっともなので、どうしたものか困ってしまう。
その時、Plutoが口を開き、苦しい言い訳をした。
「ご存じですか?東方にはツンデレという愛情表現があって、あれはわざと相手に対して冷たくふるまうツンの部分なのです。この期間を経ることで、この後のデレがより一層趣深いものになるという……」
プレイヤーみんなが(それはちょっと無理があるだろう……)と思ったが、どういうわけかAvnerのつぼにはまったらしく、「なんだ、そうだったのか。うーん、しかし私はツンの部分はあまり要らないな。早くデレにならないかな」などと言って、ニヤニヤしながら去っていってしまった。こうしてAvnerの評価はますます下がっていくのだった。

4. 晩餐会

その後数日は、Avnerがニヤニヤといやらしい目つきでSyldinaを眺める以外は、特に何事も起こらず平和な航海が続いた。
そんなある日、Laviniaが乗るBlue Nixie号からメッセージが届いた。なんでも晩餐会を開くので、参加しないかとのお誘いだった。
暇をしていた一行は、みんなで晩餐会に繰り出すことにする。
晩餐会では、Blue Nixie号に乗っているメンバーに紹介してもらった。Palorの神官ドリック、Bardのマルセス、Elfの弓の名手アーリナ=オルフェインなどだ。Cedricはアーリナと弓の話をしようとしたが、アーリナはやたらと控えめで、全然話が盛り上がらなかった。
一方、PlutoはBlue Nixie号の船長と話をする。船長はVinkについて話をしてくれた。なんでもVinkは新参者で、数か月ほど前にSasserineにやって来たのだが、その時から死神と呼ばれていたらしい。理由はよく知らないとのことだった。
また、船長は大変正直な人で、「それにしても死神Plutoに死神Vinkか。いやー、あっちの船に乗らずに済んでラッキーだったなぁ」と朗らかに言い放ち、Plutoの古傷をこれでもかと言わんばかりにえぐるのだった。

その後、こういう席では恒例の「誰がお行儀良かったかDiplomacyチェック大会」が行われたが、TopのAileeはAvnerのハートを射止めるという嫌な栄誉に輝き、早々に逃げ出して行った。

5. 瓶詰メフィット

Avnerから逃げ出したAileeと、パーティーに興味がなかったLeichenが一足先にSea Wyvern号に戻ると、なんだか舳の方でゴソゴソと動くものがある。見るとそれは瓶の中から変な生物(ウォーターメフィットだったらしいがKnowledge判定に失敗した)が這い出してくるところだった。
パトラッシュの攻撃をDRで弾きつつアシッドブレスで攻撃してくるが、やがて他のメンバーも駆けつけてくると不利を悟って逃げ出した。PC達はいったい誰が瓶詰メフィットなんて持ち込んだのか不思議に思ったが、大した手がかりもなく、犯人はよくわからなかった。

6. Poison!

その後もしばらく平和な航海が続き、学者のUrollにOlman人の遺跡について話を聞いたりしたが、またもや事件が起こった。
PC達の食事に毒が混入されていたのである。犯人を探して聞き込み捜査などしてみるが、結局誰が犯人かはよく分からなかった。とは言え、どうやらPCたちのことを快く思っていないものが船内にいるのは間違いないようである。

7. Fort Black Wall

そんなこんなでいくつか事件はあったものの、恐れていたモンスターの襲撃も、ダブル死神の呪いもなく、一行は無事に中継点Fort Black Wallに到着した。一行は上陸して久々に羽を伸ばすことにする。

Aileeが街を歩いていると、どこからか美しい笛の音が聞こえてくる。その音を聞いていると、不思議なことにアンデッド化して以来まったく感情を感じなかったAileeの心に、切ないほどの悲しみが湧き上がってきたのだった。興味を持ったAileeが笛の音が聞こえてくる方に行くと、黒いコートを着た男が縦笛を吹いていた。
その男はクルーザと名乗り、家族を失った悲しみから逃れるため、世界を旅してまわっているのだという。今演奏していた曲も喪われた家族を悼むレクイエムなのだと。
心を打たれたAileeは合奏しようとするが、メロディアスなレクイエムとコンガでは決定的に相性が悪く、男に迷惑そうな顔をされてしまったため、がっかりして船に戻ってきた。

一方、Gluttonもまた街をフラフラしていると、自称St. Cuthbertの神官KonladがHeironiusの寺院に入っていくのを見かけた。特に行くあてもなかったGluttonは、面白そうだと付いていこうとしたが、今日は信者の人間しか入れないと言われて追い返される。今はまだ聞き分けの良いGluttonは、キレることもなく大人しく退散した。

Cedricは久しぶりに広い所で弓の練習をして、港の人々に奇異の目で見られていた。
Syldinaは買い忘れていたSpell book用のインクなどを買い足していた。
Plutoは懲りずにPower Stoneを探したが、そもそもPower Stoneを知っている人がいなかった。

8. 忍び寄る影

Fort Black Wallを出た後は、またしばらく平和な航海が続いたが、ある日、Plutoが海を流されてくる黒猫を発見した。
とある筋からの情報で黒猫を怪しんだPlutoだったが、とある筋について明かしたくないので、その辺はぼかしつつ、とりあえずSyldinaに様子を見てきてもらうことにした。
一方、Syldinaは何となく意地悪な気持ちだったため、いきなり黒猫を海に沈めてしまったが、急に助けたい気分になってしまったので、猫を助けると船に連れて行った。Syldinaの行動が理解できずに呆然とするPlutoを尻目にCharmyと名付け、飼う気満々でいる。
自慢げに他のメンバーに見せびらかしていると、LeichenCedricを隅に連れて行って囁いた。
「私の仕入れた情報によると、この前Rockpiercer家を襲ったダゴン教団の手下に、猫の姿に変身できる奴らがいるらしい。こんな海の真ん中に猫なんて不自然だし、あいつ怪しいんじゃないか?」
体育会系で単純なCedricはあっさりとLeichenの言葉を信じ、その猫怪しいから調べようと言い始める。Syldinaは嫌がるが、元々猫を怪しんでいたPlutoは、この機に乗じていきなり猫をCristal Shardで攻撃した。
すると、なんとSyldinaが猫をかばって攻撃を受ける。無数のクリスタルをあびて血を噴き出すSyldina
Syldinaが変わったことをするのはいつものことだが、これはいくらなんでも変だ。怪しんだAileeCedricも攻撃を開始し、AileeSyldinaに組みついた隙にCedricがDaggerで黒猫を突き刺す。普通の猫なら即死ものの傷だが、黒猫はびくともしない。これは怪しい。
闘っているうちにSyldinaも正気を取り戻し、寄ってたかって猫を攻撃する。猫は一生懸命誰かをCharmしようとするが、恐ろしいことにこのパーティーは6人中4人もCharm Personが効かないというろくでもないパーティーだったため、どうしようもなかった。しかたなく通りかかった副船長のAmellaをCharmし、Amellaはパーティーの蛮行を声高に非難したが、当然のように無視されてしまった。
船室は猫の血が飛び散り、ひどい有様になったが、どうにか猫を殺すことができた。猫は殺されると中年女性に姿を変え、Leichenの言っていた通り、ティビットという猫に変身できる種族のソーサラーであったことが判明した。こうしてダゴン教団の刺客は撃退されたが、PlutoLeichenら秘密を抱えている者たちは、なんとなくお互いに疑惑を抱くのだった。

ちなみに事態を理解できなかったGluttonは、この戦闘の間中パトラッシュの頭をなでていた。Gluttonは猫よりも犬派だったらしい。

9. Havekihu River

ダゴン教団の刺客を退けた一行は、途中にあるHavekihu Riverで水を補給することにした。LeichenのCreate Waterで作った水は酸っぱくて評判が悪いのだ。
川に近付くと霧が出て視界が悪くなってきた。そのせいで川の上流から絡み合った流木が流れてきた事に気がつかない。
Identifyのマテコンにする真珠を探すために水中に潜っていたSyldinaだけが流木に気づく。が、どうも様子がおかしい。木の下に半透明なスライムが張り付いているようだ。興味を持ったSyldinaが不用心に近寄って触ってみようとすると、スライムが襲ってきた。どうやら流木に擬態していたらしい。
一撃で大ダメージを受けるSyldina。しかも、ねばねばしたスライムにくっついて離れなくなってしまう。
スライムはそのまま流れに乗って船に突き当り、長く触手を伸ばして船上のキャラクターたちを攻撃してくる。他のメンバーは反撃を試みるが、見るとSyldinaがくっついている。これでは遠隔攻撃はSyldinaに当たるかもしれないし、かといって近接攻撃は届かない。その上、流木が邪魔なので、Miss Chance 20% とかどうしようもないことを言ってくる。きーたーねー。
どうしたものかと悩む一行。この状況を救ってくれたのは賢者のUrollだった。彼は石鹸水を使えば粘液の接着力を無効化できることを見抜き、急いで船倉に行って石鹸水を準備してきてくれたのだ。
石鹸水を使ってようやくSyldinaをひきはがし、Gluttonが首尾よくスライムをしとめることができた。

10. Konladの秘密

さらに航海は続く。ある晩、Cedricが見張りをしていると、例の怪しい神官Konladがやって来た。なんでも体調がひどく悪いらしい。そんなこと言われてもFighterのCedricにはどうしようもないので、とりあえずLeichenを呼ぶ。Leichenが診察すると、腹部が大きくはれ上がり、どくどくと脈打っている。こりゃー、何かに寄生されたんじゃないかと踏んだLeichenCedricを助手に開腹手術を試みることに。Konladは不安そうだったが「いざとなったらCureすればいいから」と一蹴する二人。
ちょっぴりKonladが死にかけたが、特に問題もなく手術は成功し、Konladに寄生していた謎の卵を摘出することに成功する。調べてみるとそれは何とBlue Slardの卵だった。
Konladに事情を聴くと、やはりKonladはClericではなく単なるゴロツキだったらしい。裏の組織に雇われてBlack WallのHeironius神殿に届け物をしたのだが、その時に卵を食わされたのではないかということだった。もう、こんなことはこりごりなので、次の寄港地で船を下りると言いだし、とくに彼に関心のないPC達はそれを承諾した。
とりあえず、Fort Black WallのHeironius神殿に悪が巣食っているみたいだが、まあ、もう通りすぎちゃったし、きっとこの先の伏線だろうということで、気に留めておくにとどめた。

11. Ruin of Tamoachan

さて、そんなこんなで賢者Urollの目的地の一つであるTamoachanの遺跡にたどりつく。Urollの話だと遺跡の入口にはバシリスクが巣食っているらしい。Stone Salveをたくさん持ってきたので大丈夫だ。とUrollは言うが、何個あるんだと聞くと目をそらす。大変不安に感じつつも、Laviniaからも護衛を頼まれてしまったので、遺跡に向かう一行。
結局バジリスクはGluttonがあっさりと殴り倒したものの、パトラッシュとSyldinaが石になってしまった。幸いUrollがStone Salveを2個持ってきていたので、二人とも無事に元に戻ることができた。みんな、どこがたくさんだ、このやろーと思ったが結果オーライだ。
その後、古井戸に潜んでいたジバリング・マウザーと闘ったり、Wall of Fireのトラップに引っ掛かってAileePlutoがひどい目にあったり、なんかファイアブレスをはくフィーンド?+ウィル・オー・ウィスプと闘ったりした。
この遺跡は死にまつわるOlmanの古い神の神殿だったらしく、いわくありげな神像などを手に入れた。Aileeは自分をアンデッドとして蘇らせた呪われたアミュレットについて何かわかるかと期待していたが、大したことは分からなかったようだ。

12. Brotherfood Scarlet来襲!

次なる試練は、いよいよ海洋シナリオの定番ともいうべき海賊の襲撃だった。Scarlet Broterhoodの旗を掲げ、やる気満々の海賊たちを満載した海賊船が2隻、Blue Nixie号とSea Wyvern号にそれぞれ迫ってくる。しかし、PC達は準備万端だった。あらかじめ準備しておいたControl WarterのScrollを使って一隻を足止めすると、2対1で海賊船に襲いかかったのだ。
しかも、海賊たちは拍子抜けするほど弱かった。敵船の船長はピストルで射撃してきたものの、その後何かする間もなくCedricPlutoに射ち殺され、手下たちはGluttonに薙ぎ払われただけだった。その上、Blue Nixie号からも援軍が来たため、わずか数ラウンドで全滅してしまった。
一応降服勧告してみたものも、なんか組織の掟とかなんとかで降伏する気はないらしい。まあ、死にたいなら死なせてやろうということでもう一隻も殲滅し、宝を奪った上で船倉に穴をあけて2隻とも沈めてしまった。
これではどちらが海賊かわかったものじゃない。まあ、相手みて喧嘩売れよってことだ。

13. (表面上は)平和な日々

その後、しばらくは平和な日々が続く。ある日、Syldinaが甲板をぶらぶらしていると船長のVinkが何かゴソゴソやっている。見ると怪我をしたカモメを手当てしていたようだ。手当てが終わって飛び立つカモメとそれを見送るVink。SyldinaはここであのカモメをMagic Missileで撃ち落としたら面白いだろうなーなどと邪悪なことを考え、あまつさえ実行しかけるが、ひょっとしてVinkが運命の人だった場合、機嫌を損ねるのはまずいと考え直し、無益な殺生はやめておいた。

14. Fort Greenrockの悲劇

次の寄港地はFort Greenrock。しかし、ここは廃墟になっていた。上陸して調べてみると、ここが壊滅したのは数か月以上前。何本も矢の跡があることから、何らかの知的種族、おそらくはAmedio Jumgleの原住民の襲撃を受けて滅びたのだろうということぐらいしか分からなかった。

15. 逆襲のRowyn

Fort Greenrockでは補給ができなかったが、もともと多めに食料などは積んでいるので、特に航海に問題はない。本物のWyvernを眺めたりしつつ航海を続けていたある晩のこと、Plutoが夜の見張りをしているとSyldinaがやって来て船倉に来てほしいという。
なんとなく怪しみつつも付いていくと、船倉についたところでいきなりHold Personをかけてくる。Plutoがなんとかセーブすると、こんどはフェイントからSneakしてくる。これは流石に本物のSyldinaということはあるまいと反撃するPluto。しかし、この偽物案外強い。Plutoは頑張って戦うが、だんだん劣勢になってくる。
しかし、そこに他の仲間たちが駆けつけてきた。その中にはSyldinaも含まれていた。2人いるSyldinaを見て、お約束として混乱する仲間たち。そこに付け込もうと偽Syldinaは「そのPlutoSyldinaは偽物なの!!」と叫んだ。
AileeCedricはSense Motiveの出目が良く嘘を見破り、嘘をついたほうが偽物だろうと攻撃を開始する。しかし、何を勘違いしたのか本物のSyldinaが「そうか、私は偽物だったのか!」とか喚いている。おいおい、なんでお前が信じるんだよ、という全員の突っ込みはあったものの、こうなっては多勢に無勢。偽Syldinaは程無く討ち取られてしまった。
Syldinaの正体は、かつてPC達が壊滅させた地下組織、Lotus Dragonの元首領Rowynだった。PC達に恨みを晴らそうと密航していたらしい。Leichenは「Gut Taggerの骨は返さないぞ」とずれたことを言っていたが、他のみんなはとっとと始末してしまおうと、後ろ手に縛ったまま海に放り込んでしまった。Rowynはそれでもしばらく頑張って泳いでいたが、みんなの見ている前でドラゴン・イールに食べられてしまった。南無。

16. Atikula River危機一髪

さて、Rowynの逆襲も無事に乗り切った一行は、再び川で水を補給しようとAtikula Riverに立ち寄った。他のPC達がボートを出して水汲みに出かける傍ら、Syldinaはのんきに泳いでいた。すると、水中に何かがいるのに気がついた。前回のスライムで懲りたのか、今回はよく観察してみると、なんとヒドラだった。これはまずいと急いでボートに逃げ戻るSyldina。急いで警告するも時すでに遅し、ヒドラがボートに襲いかかって来た。しかもこれは海ヒドラなので胴体は水中にありますとかふざけたことを言うDM。このレベルで水中の敵を攻撃する手段なんてほとんどないってーの。きーたーねー。
こりゃ勝てないと悟った一行は死に物狂いでボートを漕ぎまくり、どうにか逃げることができたのだった。

17. ハングリー幽霊船

次なる寄港地Isles of Axuxalに向かう一行だが、ついに死神の呪いが発動したのか、ランダムエンカウンターが発生した。霧の中からボロボロに荒れ果て、乗組員の姿が見えない帆船、いわゆる一つの幽霊船が近づいてくる。
Plutoは何か嫌な記憶が刺激されたらしく、行くのを嫌がったが、放っておくのも何なので偵察に行くことにする。船に乗り込んでみると、何やら船倉の方からガンガンと何かをたたく音がする。のぞいてみると何体ものスケルトンがファルシオンで船室の扉をたたいたり、何かの死体を食べてはこぼしたりしている。船倉から出てこようとしないので、やむなく突入して撃破する。
スケルトンたちが叩いていた扉を調べると、なんとAdamantine製だ。これは一財産になるとはずして持って帰ろうとする一行。扉を外すと船室の中には、これまた動く死体がいた。こいつはまだ脳味噌が残っていたらしく、話しかけてくる。
「やあ、君たち邪魔な連中を倒してくれてありがとう。奴らのせいで出れなくて困っていたんだ。お礼に……君たちを食べてあげよう!!」
こいつもか、と思いつつ反撃する一行。こいつは周囲30フィート?以内のリビングクリーチャー?にノーセーブでダメージを与えた上にその分回復するという、反則気味の攻撃を使ってねばるものの、リビングでないパトラッシュとAileeが一行にいたのと、SyldinaPluto達、後衛陣が後方に逃げて吸えなくなると、あとはじり貧だった。
こいつは結構なお宝を隠し持っていたので、ありがたく頂いておいた。

18. Isles of Axuxal

Isles of Axuxalをたつといよいよ外洋に乗り出すということで、ここからが本格的な海洋ものシナリオだ。噂ではリビング・シップレックとかいう超巨大ヤドカリに遭遇することもあるらしい。そういうわけで、ここでちょっと長めに休んで英気を養うことに。

PlutoはここでもPower Stoneを探す。今回は自分のPowerを見せて、こんなことができる人の所に連れて行ってほしいと頼むとAdeptの所に連れて行かれてしまった。人生諦めが肝心。

Cedricがここでも弓の練習をしていると、アーリナがやってくる。「あなたが弓を射る姿には欠片も優雅さがないのに、腕は確かなようだ。不思議なことです」と、微妙に失礼なことを言ってくるが、Cedricなのでさらっとスルーする。アーリナは少しCedricに興味を持ったのか、自分はOrder of the Bow Initiateのメンバーだというので、Cedricは頼み込んで弟子にしてもらった。どうやらRockpiercer流にこだわるつもりはないらしい。

Leichenが面白い骨を物色していると、突然パトラッシュが吠え始める。スケルトンのパトラッシュが吠えるはずはないのだが、Leichenは落ち着いたもので、こっそりと人気のない所に向かう。あとをついていこうとしたGluttonをあっさりDisguise Selfでまくと、Leichenはパトラッシュから聞こえてくる声とヒソヒソと密談した。なんだかババウ・デーモンとか不吉な名前が聞こえてくるが、その場にいないPC達は聞かなかったことにした。

ここしばらくはおとなしかったAvnerだったが、期待に応えてここでも問題を起こしてくれた。村娘に手を出そうとして一悶着起こしたらしい。Laviniaが平謝りに謝ってなんとか村人たちの怒りを鎮めてもらったが、村人たちの視線は真冬のように温度低下してしまった。

(次回予告)
次はいよいよ外洋航海にのりだすSea Wyvern号。巨大な海洋モンスターや悪天候が一行を待ち受ける。果たして死神の呪いは発動するのか?
次回「Sea Wyvern's Wake part2」乞うご期待!

 MVP

忘れてしまった。Syldinaだっけ?

 名台詞

「東方にはツンデレというものがあって……」 - Pluto
「いやー、私はそっちの船に乗らずに済んで良かったなぁ」 - 正直な船長