トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ PDF RSS ログイン

第一九回「Prince of Demons part1」

Session19 Prince of Demons part1



※ 今回はArenaAileeが不参加でした。

 1 Arendagrost

1-1 Asphixian壊滅

 浅からぬ因縁を持つCaptain Wytherとの死闘を切り抜け、ほっと一息ついた一行に、魔女Iggwilvから驚くべき知らせがもたらされた。何と、Orcusの率いてきた4つの軍勢の内の一つ、Asphixianが足止めされているというのだ。しかもそれは、かつてMalcanthetとDemogorgonの間に産み落とされた、忌まわしき怪物Arendagrostただ一体によって成し遂げられたという。総数25000もの悪魔とただ一体で互角に戦う怪物。一体どれほど恐るべき力を持っているのだろうか。もはや想像することもできない。
しかも、Iggwilvはこの怪物を一行に排除しろと言う。さもなければ今回の侵攻計画に致命的な影響が生じると。そう言われては是も非もない。一行はWitherとの戦いで受けた傷を癒すと、Iggwilvの誘導に従って現地へとTeleportしたのだった。
 
 Teleportした先に広がっていたのは異様な光景だった。かつてはAbyssなりに豊かな森林だったであろうその場所は、いまや戦闘の激しさを物語るかのように、いくつものクレーターと数えきれないほどのデーモンの死体で覆われていた。見ると死体は焼け焦げたものや強酸で溶かされたもの、氷漬けになったものとバラエティーに富んでいる。Arendagrostはなかなか芸達者らしい。
しかし、見渡す限りでは戦場にArendagrostらしきものの影はない。ポツンと一つ、場違いなトーテムポールが立っているだけである。一行はやむを得ず、用心しながらトーテムポールに近づいて行くことにした。
 

1-2 激闘 Arendagrost

 最初にそれに気がついたのはCedricだった。トーテムポールの下に何か巨大な生き物が隠れている!発見されたことを知った怪物が地響きとともに姿を現す。それはドラゴンと狒々の中間のような3つの首と、うねうねと動く無数の触手を持った悪夢のような怪物であった。
驚く一行を尻目にするすると近寄ってきたArendagrostは先頭にいたCedricを攻撃し、それが戦いの始まりとなった。無論、一行も反撃を開始するが、Lensが突撃したところでArendagrostの恐るべき罠が明らかになった。なんと、突撃したLensにかかっていた補助呪文や身に付けた数々のマジックアイテムが次々と力を失ってしまったのだ。ArendagrostがいたのはAntimagic Field内だったのだ。
これこそがArendagrostがただ一体でAsphixianを足止めできた理由だ。やつはAntimagic Fieldの展開/解除を利用してゲートを封鎖し、一度に倒せるだけのデーモンを引き入れては葬っていたのだ。まあ、本当に25000のデーモンと1体で戦える怪物とかじゃなくってむしろ良かったのかもしれない。
とは言え、これはかなり厄介である。Antimagic Field内ではArendagrostがもつ力も相当に制限されるとは言え、もともとの戦闘力が人間とは段違いである。強力な魔法による支援やマジックアイテムによる強化なしでは太刀打ちするのは難しい。特にField内では治癒魔法を行使できないのは致命的である。Field内で戦うのは自殺行為だ。一行は一旦引き下がって様子を見るものの、当然Arendagrostはそれほど馬鹿ではなく、Fly by Attackでブレスを吹いてからField内に戻っていった。
一応、Cedricの遠隔攻撃で少しずつダメージを与えてはいるものの、ArendagrostはFast Healingしているらしく、与えるそばから傷が治っていく。消耗戦になれば一行に不利なのは明白だ。
結局、この状態を解消したのはLeichenが使ったMiracleだった。己の経験値を代償にこの戦場を覆うAntimagic Fieldの解除を願う。Demogorogonと戦闘中だったOrcus様は「忙しいのに話しかけるな」という雰囲気だったが、前回送った貢物(Demogorgon CloneのSlekton)の覚えがめでたかったのか、Fieldを発生させていたトーテムポールを破壊してくれたのだった。
 
その後、Arendagrostは3つの首から炎、酸、冷気のブレスを同時に吐いて総計200ダメージぐらい叩き出すという必殺技を披露してくれたものの、事前にかけられていたProtection from EnergyやResist Energyのお陰で、際どかったものの犠牲者を出すことなく撃破することができたのだった。とは言え、MiracleやMass Healといった強力な呪文をかなり消費してしまった。
 
ともかくArendagrostを倒し、ゲートを封鎖していたAntimagic Fieldが解除されたことで、Asphixianは進撃を再開することができるようになった。
 
なお、ArendagrostもAhazu the Seazerに受け取り拒否されてしまった。これでも弱すぎるらしい。
 

 2 Devyとの決着

2-1 緊急事態発生

 どうにかArendagrostを倒したのも束の間、再びIggwilvから連絡が入る。
「緊急事態だ。例のマインドフレイヤーDevyの手によって、よりにもよってCharonが操られてしまった。おかげで海上戦はこちらが一方的に押されている。お前達、はやく奴を何とかするのだ」
Charonと言えばステュクス河の支配者、下方次元界でも名うての有力者である。それを操るとは、Devyの力はこちらが思っていた以上らしい。とにかく事は急を要する。一行は今度こそDevyと決着をつけるべくIggwilvの知らせてきた座標へとTeleportしたのだった。
 
一行がTeleportした先は当然海上である。Devyはそのうちの一隻で陣頭指揮を執っていた。幸いにしてCharonは別の場所で暴れているらしく、姿は見えない。同時に相手取る羽目にならず助かった。代わりと言っては何だが、お供としてハーフフィーンド・イリシッドが4体とBalorが1体見える。どうやらDivided Ireで失ったBalorの代わりは調達済みのようだ。
 
一行を見るとDevyはうるさそうに声をかけてきた。
「またお前達か。面倒な奴らだ。
 ……それにしてもPluto。私は下等種族にもかかわらずお前に目をかけてやったというのに、イリシッド・スレイヤーなどと言う忌まわしい存在になり果てるとは何と恩知らずな奴だ。あきれ果ててものも言えん。
 まあいい。今の私は忙しい。見逃してやるからさっさとどこかへ消えろ」
もちろん、こう言われて「はいそうですか」と帰るわけにはいかない。今度こそ仲間のかたき討ちを!と決意したPlutoを先頭に戦いになだれ込む一行。
一行を待っていたのは敵の意外な戦術だった。Devyは操り人形と化したBalorを一行に突っ込ませると、なんと手下に命じて一行ごとホリッド・ウィルティングで攻撃させたのだ。4発のホリッド・ウィルティングのダメージに耐えられなかったBalorは絶命してデス・スロースを引き起こし、ホリッド・ウィルティングで痛めつけられた一行に更なる追討ちをかけて、メンバーの半数を死の一歩手前まで追い込んだのだった。
しかし、一行も負けてはいない。LeichenRaspelが次々と呪文を唱えると立ちどころに傷は癒え、Lensの剣がうなるたびにハーフフィーンド・イリシッドの命が断たれる。短いが激烈な戦いが展開される。
 

2-2 死闘 Pluto vs Devy

 一方、仲間達がDevyの手下と戦いを繰り広げている間、Plutoは単身Devyに立ち向かっていた。お得意のCristal Shardではなく、ギスヤンキが鍛えたという伝説のシルバーソードを手にして。流石に対Psionistの最終兵器だけあって、Devyと言えども逃れることは出来ずにPsionic能力を封じられてしまう。忌々しそうにPlutoを見るDevyだったが、その表情にはまだまだ余裕があった。
「この私に剣を抜かせるとはな」
そう言ってカトラスを抜き放った瞬間、疾風のようにDevyが動いた。駆け抜けざまに3撃。まさに目にもとまらぬ早業である。その一撃は的確にPlutoの急所を貫き、致命傷を与えたかに見えた。しかし(CPを使った)Plutoは倒れない。今度こそDevyとの決着をつけるという気迫が、彼に限界を超えて戦う力を与えているのだ。
満身創痍の身でなおもDevyに立ち向かうPluto。超能力によって導かれたシルバーソードはDevyを逃すことなく捕らえ続け、そのPsionic能力を封じ続ける。その傷を癒し続けたLeichen、あわやという致命の一撃を間一髪割って入って防いでくれたCedricらの援護を受け、剣士としては数段格上のDevyと渡り合う。惜しむらくは切り結びながら色々と会話を振ってくるDevyに対して「バーカ、バーカ」と子供のような受けかえししかできなかったことだろうか。相変わらず、緊張するとテンパってしまうらしい。
だが、その頑張りは無駄ではなかった。手下たちの相手をしていたLensRaspelがようやく全員片付け終わり、こちらの援護へと回ってきたのだ。これまでにDispelによってバフをかなりはがされていたDevyは、ここに至って自らの不利を認め一時撤退を決意した。シルバーソードの力によって瞬間移動能力は封じられてしまっているとは言え、海中に逃げ込んでしまえば逃げ切るのは簡単だ。それがDevyの目論見だった。
 
だが、今日のPlutoは一味違う。宿敵の逃亡を見たPlutoはすかさず超能力で時間を加速して追撃。その気配を察知したDevyがハッと振りむいた時には既に遅く、Pluto必殺のCristal Shardが膨大な海水の壁を貫いて、Devyにとどめを刺したのであった。
こうしてPlutoは宿願であったDevyとの決着をつけ、ここに幽霊船団オクトピンは完全に滅びたのである。
指揮官を失ったDemogorgonの海上部隊は、正気を取り戻したCharonの力もあって押し返され始めた。Demogorgon包囲作戦は再び順調に進行中である。
 
なお、DevyもAhazu the Seazerに受け取り拒否されてしまった。
 

 3 Another Aspect of Demogorgon

3-1 クアノーマグ

 長年の宿敵と決着をつけ、意気上がる一行に再びIggwilvから連絡が入った。主力であるオルクス軍の進撃が計画より遅れている。直ちにオルクスの軍勢を率いる暗黒司祭のクアノーマグの元に向かい、事態の打開を図れということだ。
それにしても、流石は Prince of Demons と謳われるだけのことはある。ホームのアドバンテージがあるとは言え、善悪の垣根を越えた一大連合軍を相手取り、互角以上に戦っているデモゴーゴンは流石と言うほかない。つくづくこんなのを敵に回してしまったのが恨めしい。
とは言え、今さら引き返すわけにもいかずクアノーマグの元へ向かう一行。一行を迎えたクアノーマグが言うには、進撃できないことには二つ理由があるという。
一つはデモゴーゴンのアスペクトである Tetradorian 率いるデモゴーゴンの親衛隊が頑強な抵抗を続けていること。
もう一つは首都Lemoriaxの中央に建造されたジグラットから極めて強力な守りのオーラが照射されており、周囲10マイルはForbiddanceの効果で守られていることだ。確かにTeleportや同族の召喚といったデーモンの基本能力を封じられた状態で、敵主力と戦うのは厳しかろう。
 
一行はクアノーマグと相談し、次のような計画を立てた。まず厄介なForbiddanceだが、これを照射しているジグラットはArtifactなので簡単には破壊できない。しかし、これはデモゴーゴンの魔力を受けて動いているので、他にデモゴーゴンの気をそらすようなことが起これば、効果を失ってしまうという。そこで前回捕獲したAspect of Obox-obの出番となる。これをLemoriax内で開放すれば、最高の撹乱効果を得られるだろう。
とは言え、デモゴーゴンの親衛隊が、Tetradorianの指揮のもと組織だって対応すれば、Aspect of Obox-obと言えど対処されてしまう可能性が高い。そこで、それに先立ってTetradorianを撃破し、指揮系統を混乱させておく必要がある。幸いにしてTetradorianはForbiddanceの外にいるので、Teleportで奇襲をかけて一気に倒してしまおうという作戦だ。無論、Tetradorianへの鉄砲玉は一行の役目である。一行はBagromar戦で散々苦労したことを思い出してゲンナリしたが、他に良い作戦は思いつかなかった。
 

3-2 Tetradorian

 さて、きっちりとバフった一行がTetradorianのいるテントに踏み込むと、そこには以前倒したBagromarそっくりの怪物と、何やら手が4本あり、体のいたるところが腐り果てブヨブヨと水を吸って膨らんだ気持ち悪いアンデッドがいた。
溺れ死んだデーモンを元に作られたそのアンデッドは、そのあまりの気持ち悪さに見たものが吐き気を催してしまうという嫌な能力を持っていたが、やたらと神経の図太い一行は平気で殴りかかった。
Tetradorianは一行を舐めているらしく、戦闘はアンデッドに任せて自分は書き物をしているという余裕っぷりである。考えようによっては噴飯ものの態度だが、現実的な連中は各個撃破のチャンスだぜーとしか思わなかった。すばやく攻撃をアンデッドに集中し、あとひと押しと言うところまで追い詰める。
そこでTetradorianが奇妙な動きを見せた。何を思ったか突然立ち上がると一行ではなくアンデッドを攻撃して倒してしまったのだ。驚く一行にTetradorianは言った。
「お前達はあのにっくきBagromarを倒した連中だな。私はその事について大変感謝している。少しばかり話をしないか?」
なんとなく戦意をそがれた一行はTetradorianと話をしてみることにした。すると、どうもあまりやる気がないような感じだ。どういうことだろうか?試しにBagromarの代わりに裏切ってこちらにつかないか?と提案してみると、すんなりと乗ってきた。疑い深い人達が一生懸命Sence Motiveしたが、どうやら本気のようだ。最終的には一行の襲撃で深手を負って逃走した、という形でTetradorianが姿を消すということになった。
一行はなんとなく上手くだまされた気が抜けなかったが、見ていると確かに突然デモゴーゴンの軍勢の統率が乱れ、オルクスの軍勢に散々に蹴散らされていく。Tetradorianが上手くやったようだ。なんだか狐に化かされたような気分だが、まあ、結果オーライと言うことか。
 

3-3 Release the Aspect of Obox-Ob

 オルクスの軍勢がデモゴーゴンの軍勢を駆逐したのと時を同じくして、Gwynharwyf率いるエラドリン部隊もLemoriax近郊まで攻め上がってきた。彼らは一度も一行に手間を取らせていない。優秀なことだ。だが、彼らもForbiddanceはつらい。やはりこの結界を何とかしなければならない。
Forbiddance内にはTeleportできないので歩いてLemoriaxに侵入する一行。とは言え、いまやこの付近は味方の軍勢が制圧しているし、今さら雑魚デーモンなど大した敵ではない。さほど苦労することもなく侵入に成功し、無事にAspect of Obox-obをリリースすることができた。
Aspect of Obox-obをここがにっくきデモゴーゴンの本拠地であることを察知すると怒り狂って暴れ始めた。目論見どおりである。一行は、暴れまわるAspect of Obox-obが、運の悪いグラヴレズゥを触手の一撃で気持ち悪いうねうねした塊に変えてしまうのを横目に見つつ、そそくさとTeleportで脱出したのだった。全員の顔に、あれと戦わずに済んで良かったとハッキリ書いてあった。
 
ともかく、作戦は成功し、Forbiddanceが消えたのを合図にいよいよ悪魔と天使によるLemoriax攻略作戦が開始された。いよいよこの一大作戦も終局である。
 

 4 Wat Dagon

4-1 悪魔将軍ウルバラと魔法オババ

 激戦が繰り広げられるLemoriaxを余所に一行はWat Dagonに向かっていた。彼らの目的はあくまでSavage Tideの阻止であり、そのためにMaster Parlを破壊することである。正直デモゴーゴンなんてオルクス様と相討ちになってほしい。いや、マジで。
そんなわけでWat Dagonに赴くと、やはり重要拠点だけに守備隊がいる。ナバッスゥ・デーモンやチャズム・デーモンにより構成された守備隊を率いるのは、その名も高きキャプテン・ウルバラ。デモゴーゴン配下のヘズロウの中でも最強と名高い悪魔である。
また、その傍らに一体の醜い老婆がいる。一行はその老婆に見覚えがあった。以前Syldinaの死体を操って一行を妨害してきたSea Hugである。Sea HugはSyldinaはどうしたのかと尋ね、一行が正直に水葬したと答えると、なんて薄情者なんだと口汚く罵りだした。
てめーにだけは言われたくねぇよと思ったものの、若干心苦しいところがないでもない一行が答えられずにいると、調子に乗ったのかSea Hugは色々と秘密を明かし始めた。いわゆる冥土の土産ってやつである。それによるとCaptain Waitherをそそのかし、LensをHalf-Ogreに変えたのもこいつの企みだったらしい。意外なところで因縁発掘である。
わざわざLensの怒りゲージを上げたところで戦闘開始。ナバッスゥ・デーモンとチャズム・デーモンが頑張ってDispelして一行のバフをほとんど剥いでしまったり、ガスト・アーチャーがRaspelを集中攻撃してハチの巣にしたりと健闘したが、結局は地力に勝る一行が勝利した。
指揮官のはずのキャプテン・ウルバラと魔法オババはなんかしてたみたいだけど、いつの間にか倒されていた。
 

4-2 Into the Wat Dagon

 守備隊を蹴散らした一行はいよいよ最終目的地であるWat Dagonに足を踏み入れた。ここはかつてDagonの神殿であった遺跡であり、海洋生物をかたどった趣味の悪い装飾がそこかしこに施されている。しかも入ってすぐの天井部分は鏡のようになっており、大変怪しい。
一行が様子を見ていると、なぜかLaviniaが現れ、お前達の行動は全てデモゴーゴンの予想のうち、お前達は知らずにSavage Tide計画の重要な駒として動いていたのだ、とか衝撃の事実を突き付けてくる。
だが、たまたまSteadfast Perceptionで幻覚が効かなくなっていたCedricが見ると正体はグラヴレズゥだった。何言ってんだこいつと呆れた顔をする一行。
馬鹿にされたと思ったのかグラヴレズゥのゴーバッシュは自分の功績についてとうとうと述べ始めた。いわゆる冥土の土産2号と言うことか。それは、かつてLaviniaに対する禁じられた恋に身を焦がし、悪魔の囁きに捕らわれてしまったVanthusの悲劇(Produced by ゴーバッシュ)という感じだったが、正直Vanthusはゴーバッシュに唆されるまでもなくどうしようもない外道だったので、誰も同情しなかった。むしろ、Vanthusによって殺され、ゴーバッシュによって頭蓋骨を武器の材料にされてしまったおじさんが哀れでならなかった。
そのため、ゴーバッシュが卑しいラルヴァに落ちてしまったVanthusを取り出した時には、良い気味だという気分を通り越して、もうお前消えてくれという雰囲気が漂った。
 
だが、実はゴーバッシュの長話は巧妙な罠だったのだ。突然隠れていたバールグラ・デーモンが姿を現し攻撃してきたのだ。奴の名はウルスラグ。デモゴーゴン配下の手練の暗殺者だ。ゴーバッシュの長話は奴がターゲットを観察し、急所を見定める時間を稼ぐためのものだったのだ。かくして再び戦いが始まった。
ウルスグラ必殺のデス・アタックはセーブしたものの、ヒューマンベインスピアを持った怪力のハーフフィーンド・ダイアエイプも登場し、戦況は予断を許さない。無論ゴーバッシュも並みのグラヴレズゥではない。
そんな中、ラスペルの嘲笑が響き渡る。どうにも嗜虐心が抑えきれなかったRaspelはこっぴどくVanthusをこきおろし、その顔が絶望に歪むところを見ずにはおれなかったのだ。徹底的に打ちのめされたVanthusの命を絶ったのはCedricだった。せめてもの情けなのか、その容赦のない一撃は一瞬でVanthusを絶命させたのだった。
そんな余計な事をしていた人たちがいたせいか、戦闘は結構手こずったものの、LensPlutoが頑張ったおかげで、特に犠牲者もなく勝利することができた。
 
とは言え、流石にここまででほとんどのリソースを使い切ってしまったため、Gwynharwyfからもらった泉の水を飲んで休憩してから進むこととした。
 
続く
 

 5 次回予定

ついに泣いても笑っても最終決戦。一行は無事にマスターパールを破壊し、デモゴーゴンの野望を食い止めることができるのか?
そしてまた、首尾よくCR24以上の魔物を倒してしまっちゃうよおじさんことAhazu the Seazerから逃れることができるのか?
乞うご期待!!