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第十回「City of Broken Idles part2」

珍しくも罠

(前略)
デモゴーゴン信者をぶちのめすため,黒い真珠の正体を探るため,一行はデモゴーゴン神殿と化した古代Olmanの遺跡にやってきた.

神殿では生け贄などが取り扱われており,まぁぶっちゃけ絶望なところもあるけど,生きてる人がいるかもしれないよね……なーんて思っていたところ,中から「助けてクレー!はやくー!」と助けを呼ぶ声がする.フリーダムな方々は「無視ろうか」とか言ってたけど,助けてクレーと言っていたPLが哀れな顔をしたので助けに行くことになった.

声の主は早くとは言っていたが,罠があるといけない.ただでさえ普段から罠が無くてPlutoは手持ちぶさたなのだ.罠がある可能性があるならば罠を見つけるのはもはや義務だった.

で,探したら見つかっちゃいましたよ槍衾が.おめでとう!

仲間になりたそうにこちらを見ている

閉じ込められているはずなのに助けを呼ぶ声がやたら正確な場所のアドバイスをする,というお約束コントの末,一行は牢屋にたどり着いた.

そこは石のベッドを除いて何もなく,中には鎖で壁につながれたみすぼらしい外見の男がいた.彼はRaspelと名乗り,自分がBoccabのMysticTheurgeであると告げた.Raspelは持ち前の知的好奇心でここに潜入したところ捕まってしまったらしい.しかしながら反省の色はなく,この神殿の来歴についてもっと知りたいなど言ってついてくることになった.

誤植の祟り

当面はRaspelの装備を取り戻すために歩くことになった.途中,降りる階段や魔法陣のある部屋があったが,装備を取り戻すのが先決だったのでスルー.道なりに進んでいくとこの遺跡を作っていた古代Olman人達の墓所のような場所があった.そこに葬られていたのは高貴な人々だったらしく,そこには高価な副葬品の山があった.

Raspelは「祟られるよ?」と言っていたが,目がくらんだ一行は協議の末ゲットしちゃうことを決定.古代Olman人への尊敬の念を表現しつつもPlutoが手を伸ばした.

そして期待通り,祟られた.

具体的にはWraithが山盛り出てきた.うち2体がDreadWraithなのはそりゃまぁ古代の霊だから(?)仕方ないのだが,それ以外のWraithもDreadWraithと同じぐらい禍々しい気を放っていた.hpが同じだけあるらしい.

どう見ても誤植です本当にありがとうございました.

大いなる遺産

命からがら部屋から逃げ出すとWraithは追ってこなかった.地縛霊らしい.
これに懲りた一行は,副葬品には手を触れずその部屋をスルーした.墓所の先でRaspelの装備を取り戻すと,魔法陣のある部屋に向かった.

魔法陣のある部屋には三つのオーブが床のくぼみにはまっており,くぼみは円周上に多数配置されていた.床には古代Olmanの神格を表すシンボルが刻まれていて,一行は見覚えがあるようだった.

オーブはくぼみの間を移動させることは出来たが,外に出ると部屋の中へとテレポートして戻ってしまう.どうやら,うまいこと移動させろということらしい.

考えた末,各神格のシンボルの数だけオーブを動かしたところ,魔法陣が光って風がわき起こった.そしてケツァルコアトル神(だったと思う)が使っていたとされる神弓が風に浮いて現れたのだった.

Cedricが手に取ったところ,それは風と雷の力を秘めた弓であり,使い方が頭の中に流れ込んできた.弓はCedricのものになった.

虎人間

階段の下に行くのは後回しにして,一行は虎人間達の居住区へと向かった.Raspel曰く「途中の通路を通るときに虎人間達はデモゴーゴンへの宣誓をしていた」らしく合い言葉式の罠があることが予想された.

Gluttonが(Raspelが聞いたという)合い言葉を唱えて進んだところ床が崩れた.どうやら宣誓と言うよりは気合いを入れるためだけだったらしい.

その先の居住区には虎人間達がたくさんいた.敵には神官や呪文使いも混じっており,壁呪文で分断されたり,味方から攻撃呪文が飛んできたりと不都合はあったものの,Gluttonの火力とRichenの猫が頑張ったため程なく制圧.生き残った虎人間は居住区裏手にある港の方へと逃げ出していった.

もちろん,追撃を行ったのだが,一行は港で恐ろしい存在と対峙することになった.

恐怖の蛇悪魔

港には巨大な蛇のような悪魔がいた.悪魔に詳しいRichenや知識の得意なRaspel,意外にインテリなCedricが記憶をたどるもまったくわからない.知識の出目から逆算した面々の背中に嫌な汗が走った.

もちろん交渉の余地無く戦闘開始となり蛇悪魔はBlasphemyをいきなりぶっ放した.ハウスルールで問答無用じゃない呪文になってはいたものの蛇悪魔の術者レベルは高く,非常に厳しい出だしとなった.

しかも恐ろしいことにこの蛇悪魔,攻撃がまったく通じない.呪文もはじかれる.勘の良い呪文使い達はこの悪魔に実体がないのではという疑いを抱いた.

港と言うだけあって,海に面していたのだが,Cedricが海の中に何かがいるのを発見した.どうやらその海の中にいる悪魔が蛇悪魔の映像を投影しているらしい.Cedricが精神集中してオレンジ色の矢を放つと,その矢は水面下へと吸い込まれていった.そしてそのまま岩陰にいた悪魔へと突き進んでいく.もちろん悪魔は避けようとするのだが,驚いたことにそのオレンジ色の矢は悪魔を追いかけ回しつつき回す.実際はそんな生やさしいものではなく,Cedricが全力攻撃したかのように矢が毎ラウンド飛んでくるのである.

悪魔はBlasphemy以外の攻撃手段を持たないらしく,決め手に欠けるうちに命が惜しくなったのか逃げ出していった.そして,当然のように一行を苦しめた蛇悪魔の映像も消えたのだった.

地下へ

その後,鉄球に追い回されてものごっついダメージを食らったり,ゼリー部屋でSyldinaの事を思い出したり,一日寝たりしながら,一行は残された探索地域である階段の前に立った.

Raspel曰く,階段の下にはカエルのすごいヤツがいて虎人間は寄りつかなかったらしい.慎重に慎重を期しつつも階段を下りていくと,そこは半分海水につかった天然の洞窟のようになっていた.

(もうちょっとだけ続くんじゃ)

DMによる続き

地下におりて、とりあえず水を避けて左の方に行くと、牡蠣をの身をほじくりだすための道具があったが、なんか凄く大きい。近くの水を覗くと、巨大でフィーンディッシュな感じの牡蠣が…。そして、それを守るKopuru達もちょっとフィーンディッシュな感じでいた。で、瞬殺された。
戻って、最初の水のほうにおそるおそる進んでいくと、ヘズロー×3が登場、ブラスフェミーでほとんどみんな動きが止まってしまった。Will STを通したCedricPlutoが努力するものの、Gluttonを助けることは出来ず、彼は連れ去られていってしまった。
とにかくどうしようもないので後を追うと、さらに地下に洞窟が続いていた。地下にあったのは泥の温泉?みたいなもの。そこにつかっていい気分にひたっていたKopuru達を殺し、先へ急ぐ。
進むと、なんとDavyさんがいた。Kopru達と言い争っており、最後には殺してしまった。仲間割れか?DavyさんはPlutoに目を留めたが、なにやら急ぎの用があるようで、どこかへ飛んでいってしまった。
さらに奥に進むと、巨大な神殿みたいなところに出た。神殿の端には玉座があり、ヒヒの頭を二つ持った巨大な化け物が、Gluttonを脇に従えて待っていた。どうやら、Demogorgonのアスペクトらしい。
襲ってくるGluttonをどうにかしようとしてみるが、言うことを聞いてくれるような状況ではないようだ。Aspect of Demogorgonも一緒に襲ってきたため、非常に厳しい戦いになったが、Cedricがいろいろ削って頑張ったため、なんとか倒すことが出来た。Aspectが死んだ瞬間、不気味な咆吼が聞こえ、PC達は4つの目に睨まれ、こう言われた。「覚えとけよ?」
近くの部屋を探すと、どうやらShadow Pearlを作っていたらしい実験室が見つかった。また、その近くの部屋にAileeの師匠が捕まっていた。Aileeのことを聞いてがっかりしたLucallosだったが、彼の正体と昔の話を教えてくれた。
昔、ここタナクランの都が栄華の絶頂にあった時、一つの巨大な黒い真珠が見つかった。人々はそれを神からの贈り物だと考え、神殿に飾った。その時から、少しずつ良くないことが起こり始めた。そして、ある日巨大な嵐がタナクランを襲った。当時パンテオンの大神官だったLucallosは、黒い真珠こそが災厄の源だと考え、周りの制止を振り切って真珠をたたき割った。すると、そこから緑色の煙が立ち上り、そして世界で最初のSavage Tideが引き起こされた。LucallosはSavage Creatureに変わることはなかったが、その爆発の中心点にいたためか体は変異して狂気におかされ、その上強力な再生能力を得て、死ねない体になってしまった。タナクランはその後3日にして遺跡へと変わり果て、以来Isle of Dreadにはデーモンが跋扈するようになったという。Lucallosは数百年の時を経て狂気から解放され、以来Savage Tideを防ぐための術を考えてきた。しかしその技と装置(コンガ)を編み出してからというもの、Demogorgonの手下に狩られる日々が続いた。特にここ数年、その追求が激しくなってきた。LucallosはコンガをとりあえずAileeにあずけて、後で返して貰うつもりだったらしい。だが、Aspect of Demogorgonが討ち滅ぼされ、Isle of Dreadにかかっていた呪いが解き放たれた今、Lucallosは体を維持できなくなっていた。AileeがMictarantechutoriに捕らわれていることを聞いて、「無念…」と言いながらLucallosは塵となった。
で、玉座の下をあさるとなんかPelorのクレリックの遺品が見つかった。
あと、とりあえずGluttonの半死体?を持って帰って、Liechenのダンジョンの奥に密封された部屋を作り、そこでGluttonの腹の中のShadow Pearlを爆発させた。すると、Gluttonの体が変化し、筋骨隆々の海の男に変わった。男は気がつくとLensと名乗り、元Crimson Fleetの海賊だったが、勢力争いみたいなのに負けて、呪いでHalf-Ogreにされていたということを語った。復讐のためLensは仲間になり、またJakaraからDemons Slayの技を教わった。