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第十一回「Serpents of the Scuttlecove part1」

Session11 Serpents of Scuttlecove

1.海賊の街へ

Aspect of Demogorgonを倒し、Far Shoreに返ってきたPC達を待っていたのは驚くべき出来事だった。なんとVanthusが復活し、ゴリラのような化け物と一緒にLaviniaを連れ去ったというのだ。状況から推察するに、連れ去られた場所はCrimson Fleetの本拠地があるScuttlecove。また海賊が襲ってくるのではないかとパニックに陥っている人々を残し、PC達は出航した。
Leichenはラキスカーに、「あんまり人は食べちゃダメだよ」と言っていた。なので、ラキスカーはLeichenと敵対する可能性のあるChurch of the Whiring Furyの司祭を食べたらしい。
Sea Wyvernの船長はPlutoの代わりにLensが就くことになった。Plutoは一等航海士(Pluto的には後悔士)。船にはPC達以外にはJakaraも乗り、LensにTotemic Demon Slayerの技を教えた。
航海の5日目、Lensは夢を見る。Sea Wyvernで航海している夢だ。夢の中で、向こうからやってきたのはHarlissの船だった。船が並ぶと、Harlissが話しかけてきた。
Lens,私はCrimson Fleetに復讐しようとしている。だが私では力不足、もしお前が生きているのであれば、どうかScuttlecoveに帰ってきて欲しい。私はRed Foam Whalingで待っている…」
PC達は釣りなどもせず、またLiving Shipwreckなどの素敵生物にも会わず、無事7日間の航海を終えた。Scuttlecoveに停泊すると数時間で船が奪われるので、Lensの知る秘密の入り江に止め、Wind Walkで街に行くことになった。

2.Scuttlecove観光

Scuttlecoveは人口約16000人の大きな街である。ここは海賊達が獲物を持って帰り、また海へと旅立つまでのひとときを過ごす街。街の主要産業は盗品の輸出や、酒場、娼館、そして薬局だ。この全ての悪徳が集まったかのような街で、パーティは早速二手に分かれた。
ArenaはMaterial Componentに使う黒真珠を求めて買い物に。これにはRaspelCedricがついて行く。見つけた店の主人は、一行をうさんくさそうな目つきでにらむ。Arenaが黒真珠を要求すると、主人は店の奥に入り、黒い玉をいくつか持ってきた。Raspelの見立てでは、これは真っ赤な偽物。でも、特に注意はしないRaspelだった。
真珠を買って満足したArenaは、今度はコロシアムに行こうと言い出す。入場料金100gpをふっかけられたため、Arenaは壁を登って侵入しようとした。だが、コロシアムを運営するMonk達に見つかり、問答無用で襲われる。
Raspelはそそくさと人混みに紛れ込んでいたが、Cedricは仲間認定されてやはり襲われてしまった。Monk達は人とは思えない禍々しいオーラを発しており、彼らに殴られた所は赤紫に腫れ上がって、聖別した場所でしか傷が治せないのだ。
ArenaのDimension Doorで逃げることに成功したCedricだったが、息を吹き返すなりArenaをおもいっきりぶん殴った。「てめぇ、勝手なことしてめいわくかけるんじゃねぇ」Arenaも少しはしゃぎすぎたようだと、反省した(ように見えた)。その後、港でBlue Nixeを探し、見つかるも、そこにはすでにJade Ravensは居なかった。そこに乗っているちんぴらに話しかけたが、向こうはいちゃもんをつけられていると受け取ったらしく、険悪な雰囲気になったので逃げた。
一方Leichenは、なぜか町中でLaviniaにSendingを唱えようとする。10分呪文を唱えている間、街のちんぴら(と言ってもRogue4/Ftr4×4)にいちゃもんをつけられそうになるが、Lensが睨むと実力を悟ったのかどこかへ行ってしまった。Sendingを送ることは出来たが、Laviniaからの返事は無かった。また、PlutoのRemote Viewingも働かないようだ。そこで、Laviniaを追ってこの街に来ているはずのJade RavensのメンバーをRemoteViewingしてみた。最初にRogueの人を見てみると、桟橋のような所で倒れているのが見えた。そこで、港を端から端まで見て回ると、先ほど見えたのはRed Foam Whalingという建物の塀で囲まれた桟橋ではないかということがわかる。うっかり踏み込めばよいものを、分かれたグループが来るのを待って、塀の中へと乗り込んだ。

3.Red Foam Whalingの死闘

やはり、Rogueの人が桟橋に倒れている。起き上がる気配もないので、Rodemに引っ張ってこさせようとしたところで、空を裂いて三本の矢がArenaRaspelPlutoに飛んできた。Plutoに飛んできた矢は首筋にぶすっと刺さり、Plutoは息絶えた。矢を売ってきたのはYuantiのPureblood。この場所は待ち伏せされていたのだ。よくよく考えると、ここはHarlissが待ち合わせに指定していた場所でもあった。
1ラウンド目にArenaはSneak Full Attackされるが、死なず、Cedricが持ちこたえている間にLeichenのSlayLivingやAir WalkしているLensの攻撃によってAsassinどもは少しずつ数を減らしていった。Assasin以外にも目がキランと光ると二回行動する変なYuantiBlackGuardもいたが、堅いだけで大して強くなく、最後には押し負けてしまった。いや全く、EL17に不意打ちされるエンカウンターでPlutoしか死ななかったのはDMがへぼ言わざるを得ない。
倒した後敵の住処をあさると、Swashbucklerっぽい装備とマリリスのイヤリングが見つかる。これは、もしかしてHarlissのもの…?
装備の中にはZimon Alenveerという人からTyralandiへのHarlissの紹介状があった。

4.大変な買い物

Plutoを生き返らせるため、Diamondを買うことにした一行。だが、先ほどのArenaの例もあり、気軽に買い物をすることは出来ない。店で交渉を続けると、どうやら、1.5倍の値段であれば売ってくれそうだ、ということが分かった。そこで、15000gpで10000gp分のダイヤを買うことにした。
しかしそこでRaspelが待ったをかける。「いくら何でも高すぎる。私がもう一回交渉してくる」

店にやってきたのは先ほどのよそ者の一人だった。
一体何の用だ、と思って、ぶしつけな目でよそ者を見た店主の視線は凍り付いた。
まさか、その手に持っているその聖印は…
「す、すいません、よそ者かと思ったんで…まさか、あなたのお知り合いの方々とは」
「いやいや、いいんだよ、気にしないで。でも、適正な値段で売ってくれるよね、私には?」
「も、もちろんです」…

帰ってきたRaspelは、粘り強い交渉の結果11000gpで買うことが出来たよ、とにこにこしながら帰ってきた。その懐に、1000gpがしまい込まれていることには誰も気がつかなかった。

5.Recruit

Plutoが生き返って翌日、Remote ViewingでJade Ravensの他の仲間達に関してもRemote Viewingした。まず、Druidは街の真ん中にある公共施設、Plaza of Hanging Ruinに吊されていることが分かった。もちろん死んでいた。死体を取っても文句を言われることは無さそうだったので、取ってLeichenのPortable Holeに入れようとしたが、Leichenは「汚い」などと言っていやがった。よくよく考えると、Portable Holeに投げ込まれたたくさんの死体を他のPC達は見たわけで、なにかもうちょっと反応してしかるべきはずなのだが、みんな色々と麻痺しているようだ。
一方リーダーのTolinは生きていた。Sendingしてみると、Protectorateという正義の秘密結社に匿われているらしい。早速その本拠地である宿屋に行ってTolinのことを聞き出そうとするが、突然「内密に話がしたい」などと怪しげなことを言い出すRaspel。他にも「おかしいなぁ、Tolinってやつがここに泊まってるはずなんだがなぁ」などのちょっぴりやくざな発言もあり、店の主人は警戒してPC達を叩き出した。
仕方がないので、もう一つの手がかりであるTyralandiという人のことを探すことに。この人のことはすぐにわかって、どうやら街の娼館を取り仕切る大物ですごい(32くらい)美人らしい。行って手紙を見せて取り次ぎを願うと、しばらく待ってくれ、と言われた。
そこで、コロシアムでも見学に行こうかと街をぶらぶらしていると、突然4匹のバールグラデーモンがテレポートしてきた。こいつらはCrimson Recruiter、就職活動していない人でも勝手にリクルートしてしまうという恐ろしいモンスターだ。街の人たちはCrimson Fleetには就職したくないため、見て見ぬふりをしている。PC達は戦闘態勢を整えたが、バールグラ達の方が動きが速く、PlutoLensLeichenArenaはさらわれていってしまった。
さらわれた先はどうやら船の中のようだ。バールグラ達はさらう以外の能力は弱く、檻の中など逃げたPlutoの超能力などで弱体化され、Lensにばったばったとなぎ払われていった。しかし、RageしたLensの様子がおかしい。白目をむいて、雄叫びを上げながら戦っている。どうやら、Frenzyしているようだ。騒ぎを聞きつけて参戦してきたCrimson Fleetの幹部(もちろんHalf-Fiend化している)も、何が出来るわけでもなく、Lensに斬り殺されてしまった。LeichenはCalm Emotionしようと思ったが、Lensは自発的に止まった。Willの高いBerserkerはいいね。
牢屋には、一人の海賊が捕まっていた。Lensはそいつのことを知っている、チキンで陰険なキャプテンRatlineだ。ちょっと怪我を治して話を聞くと、どうやらここはCrimson Fleetの本拠地らしい。だが、LaviniaはすでにAbyssへと連れ去られた後だという。助けてくれ、というRatlineをもう一度牢屋に戻し、Teleportを駆使して街に帰った。
そんなころ、CedricRaspelは仲間達を探しに行くことも出来ず、その無事を信じてTyralandiの所へ赴くことにした(なお、Leichenのロデムは暴れ出したため、街の人たちに狩られた)。Tyraralndiは真っ黒な翼を持って入れ墨をたくさんした危なそうなお姉さんで、二人の話を聞くと、Harlissがここへ来て、DreamのSpellCastingサービスを受けたことを教えてくれた。Raspelがもっと情報をくれるようにお願いすると、「あなたの力を使えば自由にそんなことできるでしょうに、まぁ、貸しにしておきますわ」などと怪しげなことを言って、Harlissが捕らえられているのは多分Birdcageだろうと教えてくれた。
ここでパーティは再び合流し、Lensの意見もあって、あんまり意味はないけどとりあえずHarlissを助けることにした。

6.情報系サービス業

Birdcageはサービス業を営む会社である。ここを運営しているHarpy達、Sisters of LamentationはCharmと拷問に長けており、対象(主に人間)から情報を引き出す業務を行っている。彼女たちの歌は死体からも情報を聞き出すことが出来るため、壊れた人間でも大丈夫。情報の救出に失敗した場合は、料金も返すという。そんな企業のOfficeに、突如Silenceで武装した6人組が襲撃してきた。Clericだけでなく、Mysthic Thuregeや前衛までSilenceを唱えているから質が悪い。歌以外には能力のないHarpy達は、Invisiして難を逃れることにした。そこでPC達は天井高くに吊されているHarlissの入ったかご目指してさっさと上に登る。だが、そこには不気味な人形のようなアンデッドがGretaer Invisiして隠れていた。人形にConfusionを撃たれ、みんな混乱する。が、人形に戦闘能力はなく、好機と見て逆襲に出たHarpyもやっぱりSilenceの前には無力で、命からがら逃げ出した。
助け出したHarlissは極限状況にあったが、まだ正気を保って生きていた。今後のことを相談すると、Abyssに行くにはLens家の家宝のWakeportalをWytherから取り返せばよいのではないかとアドバイスされた。ついでに、Crimson Fleetに復讐して欲しい、とも。Demogorgonを信仰する海賊団をつぶすことには皆特に異論はなく、Teleportで本拠地を攻めることにした。

7.強い敵もいるよ

本拠地に飛んだ一行は、RaspelのInvsibility Sphere + Zone of Silenceコンボで敵に悟られないように移動していった。で、船(が積み重なったもの)を探索しているうちにYuan-tiのおおきなのを見つける。それを見てLeichenは目を輝かせるが、向こうも透明なPC達がいることに気がついた様子。突然、Blasphemyをくらう。一方、大きなYuantiの部下は、Dimension DoorでTrue Seeingがかかっているらしい男を一人を連れてきた。そいつは後衛を守るために前に出ていたLensの目の前までやってきて、突然手が12本あるマリリス状の化け物に変身した。そしてもちろん、フルアタック。一撃のダメージは大きくないものの、16回も殴られてそのほとんどが当たれば瀕死にもなるというもの。他のPC達も状況がよろしくないということで、みんなで逃げ帰ることにした。
ちなみにこのデーモン、名前をOrlathと言って、昔Demogorgonが強力なMarilithを殺した時、その死体に残ったDemogorgonの歯から生まれたそうだ。さらにちなみに、このデーモンの初登場は昔Dungeon誌に載った袋とじシナリオ(年齢制限がかかっていたので)。このシナリオは、ヒドラとかを娼婦に変身させて云々という凄い馬鹿なシナリオだったらしい。このシナリオでは、ある冒険者達がデモンプリンスGraz'ztのエージェントにそそのかされて、その娼館(Demogorgonの息がかかっている)をぶっつぶすことになるわけだ。で、その娼館をその後のっとったのが、Graz'ztのエージェントであるTylarandiだったんだね。どうもでもいいね。