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第九回「Lightless Depth part2」+「City of Broken Idles part1」

Romantic Predator

 前回Leichenの仲間のDevour, Rakis-Kaから得た情報によればGolismorgaのクレーターに大地のスピリットから破壊するよう言われたアーティファクト, Tlaloc's Tearがあるらしい。そして、そこにはBrain Collectorのボスがいるらしい。しかし、リソースの少なくなっていたPCたちは一晩休んでから向かうとにした。
この街で眠るとあまり良い夢が見られそうにないので、街の入り口まで戻って休むことにしたPCたちは途中この街特有の気持ち悪い生物的な建物の下敷きになってのたうち回るパープルなワームと出会ったが華麗にスルーした。
 
 次の日、準備(あんまりないけど)をしてクレーターに向かうと、そこには確かにこの間出会ったものより少し大きいBrain Collectorがいた。かなり離れた距離から互いに気づいた事とクレーターという地形のため、戦闘はAir WalkのかかったGluttonとFlyしたArenaが突出した形で始まった。
 まずはじめに、Brain Collector BossがInvisi Grを唱えて見えなくなってしまったため、Gluttonはとりあえずクレーターの中心にあるTlalocの像(Tlaloc's Tear)をぶん殴った。Tlaloc's Tearを研究していたらしいボスはこれに怒ってMaximized Cone of Coldを唱え、ArenaGluttonに60ダメージを与えてきた。この結果Gluttonは当然のごとくフレンジーし、敵はInvisiして見えないためnearest creatureはArenaという状況になってしまった。仕方なくArenaはGlitter DustではなくDimension Doorで後方へと下がり、Leichenにhpを回復してもらう。その間にGluttonはHold Monsterを喰らって動けなくなり、これをDispellしようとしたPlutoは見事にAir WalkをDispellしGluttonを撃墜していた。しかし、Arenaが戦線復帰しGlitte Dustを唱えボスの輪郭を浮かび上がらせるとCedricの矢が次々と刺さり、戦局はPCたちに傾いていった。

 そして迎えた衝撃の結末・・・。ArenaはボスをBaleful Polymolphにより蝶に変身させると自らの蜘蛛糸で絡めとリ、なんとそれを食べてしまった!(Brain Collectorのイラストは前回ログを参照のこと)他のPCたちはあまりの出来事にただ呆然とするのみであった。なお、Arenaはこの行いをロマン捕食と呼んでいた。

 ちなみに、このBrain CollectorとはEpic Level Handbook記載のNeh-Thalgguの幼生らしく、ここで取り逃がすとキャンペーン後半になって成長して現れてExtract Brain(Will saveに失敗すると脳がNeh-Thalgguのところへテレポートする)を使われるという嫌な未来があったかもしれない。(どうでもいいけど何で成長するとincorporealになるんだろ?)

グラツェオン

 Brain Collector Bossを倒し、Tlaloc's Tearを壊すとAbolethの都市Golismorgaに水が流れ込む音が響き渡った。一行は脱出すべく入ってきたところへ戻ろうとした。しかし、その途中でPlutoの頭にテレパシーが届いた。相手はかつてPlutoがMind Flayerに囚われていたとき(比較的?)良くしてくれたグラツェオンというMind Flayerであった。銀色のライフルが特徴的でPlutoにPsychic Rogueの技を教えてくれたのも彼らしい。彼はPlutoにデイビーの元へ戻れといってきた。これに対しPlutoがこいつを倒せば銀のライフルをゲットできるなぁと考えると(テレパシー中にそんなこと考えんなよ)、当然グラツェオンは、残念だがこれ以上デイビー様を怒らせないように始末してやると言って襲ってきた。
 何処からか銀色のライフルでsnipe & sneakしてくるグラツェオンの場所をどうにか特定すると、Brain Collector Bossで(読んで字のごとく)味を占めたArenaはグラツェオンに対してもBaleful Polymolphを唱え、しかもSRを抜くことに成功した。
これで戦闘はほぼ終わったと思ったPlutoが余裕ぶっこいてこんな形で戦いたくなかった等とカッコイイ科白を吐くと、蝶々(グラツェオン)も私もだとテレパシーで言った(まぁ、そりゃそうだろう)。しかし、Psionics使いであるグラツェオンは蝶になっても特に失うものはなく結局、こんな形で勝負をつけたくないと言って逃げてしまった。
 

This room is alive!

 グラツェオンを撃退し、再びGolismorgaを脱出しようとするPC達にIrgzidが言ったKopruは水棲生物だから倒さないといけないのではと。大地のスピリットの言っていたことと違うようなと腑に落ちないものを感じつつも一行はピラミッドへ向かうことにした。
 ピラミッドの周囲には敵はおらず、ピラミッド上部からそのまま内部へと侵入を試みるPC達だが、ピラミッドの入り口は何故か肉で埋まっていた。少し傷つけたくらいでは通れそうもない肉の壁を前にPlutoはこれで鎧を作ったら強いんじゃね?と言って他のPC達に引かれていた。Gluttonが肉を切り裂いて道を作り中へと足を踏み入れるとそこは気持ちの悪い部屋だった。生物の内臓等の各種器官が壁から生えて、部屋自体が生きているようだった。
 さらに奥へと進むと偉そうなKopruのCrelic(Demogorgon)と何故かSyldinaがいた。何故こんなとこにいるのかと言うPC達の問いにSyldinaは意味不明な返答をするがPC達はSyldinaだからという理由で納得し、とりあえずKopruに殴りかかった。
 KopruはACが高く、さらに階下から水を呼び、部屋を水で満たしてきたため苦労したが結局Gluttonに殴り殺された。その間ArenaはWall of Stoneの向こう側でSyldinaと何やらやっていたが気づくとArenaの体が水に浮かんでいた(合掌)。Syldinaはテレポートしたようだった(なお、PC達は誰も気づかなかったが倒れたArenaの体からArenaではない何者かの魂のようなものが出てきて取り憑くArcane Casterを探していた)。
 PC達は一旦水から上がりWater Breathingをかけてから黒い水があふれ出してくるピラミッド最深部へと向かった。そこには頭は烏賊、体は百足という全身真っ白で巨大な化け物がいた。Leichenによればそいつの名はヴァイルレッチオブホラシュナーと言い、Prime Material Planeの地下を掘り進むElder Evil、ホラシュナーの生み出すヴァイルストーンという狂気と混沌を振りまく黒い物質から生まれる化け物らしい。ヴァイルレッチオブホラシュナーと出会った瞬間またしてもCedricの頭にホラシュナーという言葉と戦い方が思い浮かんだ。
 戦闘開始と共にヴァイルレッチオブホラシュナーの外皮は真っ黒に染まり、その硬さはGluttonの一撃ですら防ぐものだった。Arenaは戦闘不能、Leichenもほぼspellを使い果たしたており、呪文の援護は期待できず皆の脳裏に撤退の二文字が浮かんだ。しかし、その時Cedricの必殺の矢がヴァイルレッチオブホラシュナーに突き刺ささりその黒い外皮を貫いた。すると、ヴァイルレッチオブホラシュナーの黒い外皮が全て砕け散り元の白色に戻った。これにより通常攻撃も効くようになったため、どうにか倒すことが出来た。ヴァイルレッチオブホラシュナーの死体は残らず、あとには黒い四角い物質が残った。
 

束の間の休日

 ピラミッド攻略後、Golismorgaを脱出したPC達がSee Wyvern号に戻るとそこにいるべきはずのAileeが居なかった。Psionic Scryingしてみると何処かで妖しい踊りを踊っているようだった。今度はSendingをしてみたところ呪いを解くために死の神のところ居るとの事。とりあえず無事そうなのでPC達は居るグジットと別れ、町へと戻った。道すがらTroglodyteの村で助けたFeeblemindedな人を治すと彼はTiger Clanのジャカラと名乗った。ジャカラはFarshoreのWhiring Furyの神官Vesserin Catherly宛ての手紙をジャングルに隠していると言うのでそれを回収しつつ街へと帰った。街へ戻ると港にはBlue Nixieが帰っていた。久々の街でPC達はそれぞれの束の間の休日を過ごした。
 

Arena&Leichen

 Arenaはうっかり知ってしまったLeichenの"偉大なるお方"の正体にビビリつつも、Leichenに島に来た真意を問うためにLeichenの棲む坑道に来ていた。Leichenの方もArenaと話がしたいと思っていたためKoboldとAraneaの会談はすぐに成った。
ArenaLeichenが街の人全てをSkeltonにしようとしているのではないかと疑っていたが、Leichenが単なるhumanoidに興味がないことを知ると、2人はこれまで通り協力して行くことを約束した。
 二人の会談が丁度上手くいったその時、坑道の入り口のほうからLeichenどこにいるという大きな声が響いてきた。声の主はDoric RendamionでLeichen達のところへ来ると何某かの呪文を唱え(spellcraftしなかったけど、おそらくDetect Undead)そこらで作業中の信者やRodemがSkeltonであることを確認すると怒って襲い掛かってきた。Arenaは間に入ろうとしたがDoricが貴様もか!蜘蛛女!と問答無用だったためにとりあえず気絶させることにした。
 Doricは実はRadiant Servant of PalorでありUndeadに対してとても強く、付近の信者Skeltonは一瞬でTurnされてしまった。しかし、鎧を着ておらず一人であったため、最終的にはArena達が勝った。気絶させたDoricについてLeichenが引き取ると言うとArenaは最初こそ反対したがLeichenにUndeadにはしないことを約束させると妥協して帰っていった。そして、Leichenは偉大なるお方は生贄を捧げると喜ばれるなどと言いながら隠し扉の向こうへと消えていった。その後Doricの姿を見たものは居ない…。
 後日、ArenaはDoricが着ていたのと良く似た服(+2 Death Ward Cloth)、およびDoricがつけていたのと良く似たお守り(Periapt of Wisdom +2)を身につけていた。
 また、(セッション終了後、飯を食っているときに判明したことには)Leichenを訪ねてRakis-KaがFarshoreへやって来た。そして、Leichenがこれを快く受け入れ、彼のために部屋を作らせたためFarshoreに新しいお友達が増えた。

Pluto&船魔術師 

 街で久々のベッドでの眠りについていたPlutoは夢の中で船を改造してくれた魔術師と再び出会った。魔術師曰く契約に従い手に入れた黒い四角を渡せとのこと。おそらくヴァイルレッチオブホラシュナーを倒した後に残ったものの事だろうと思われたが、その石はLeichenの知識によれば明らかに邪悪のものでありCedricが石を渡すことに難色を示した。パーティー内で話し合い、偉大なるお方にお伺いを立てたりした結果、最終的には約束どおり黒い四角を魔術師に渡すことにした。石を渡す際、Plutoは石の使い道について尋ねる等(goodではない意味で)興味を持っているようだった。

Cedric&ジャカラ 

 Cedricはジャカラが中央台地の暗闇の地の出身でデーモン退治の専門家であると聞き、例によって試合を申し込んだ。ジャカラは体に彫ったタトゥーから呪文のような力を使って自らを強化して戦う戦士だった。ジャカラの技は主に近接戦闘系であったため、Cedricはあまり興味を惹かれなかったようだが、最後に見せてくれた必殺技(タトゥーからティラノサウルスが具現化して相手をかむ)は敵情視察していたLeichenの心をつかんでいた。
 
 Cedricとジャカラの試合が終わるとそこにVesserinとLavinaが現れ、PC達に新たな依頼をしてきた。ここで得られた情報をまとめると
 
・ジャカラの属するTiger Clanは中央台地のCity of Broken Idolsのデーモンたちと戦っていたが、最近デーモン達が外へと侵攻してきて、その尖兵であるSkin of Demontigerと言うやつらに滅ぼされてしまいジャカラのみ生き残った。
 
・ジャングルを彷徨っていたジャカラは一人Skin of Demontigerと戦おうとしていたが、ノルタス=イナーソルと出会い、諭されVesserin宛ての手紙を託された。
 
・ノルタスは未開のTroglodyteやLizardfolk等に布教活動をしているペイロアの神官で、手紙によれば中央台地にある失われた村マントルへ向かったようだ。また、かつて預けた石版を持ってきて欲しいとも記されていた。
 
・石版とは三柱の神Quetzalcoatl、Tezcatlipoca、Tonatuを表す星と月と太陽が弓を囲んでいる図が刻まれているものだった。
 
Arenaの故郷もSkin of Demontigerに滅ぼされたらしい。

依頼は上記を踏まえて、PC達に中央台地の状況を偵察してきて欲しいというもので、Demogorgonの企みを潰すのに吝かでないLeichenと故郷を滅ぼされたらしいArenaを筆頭に報酬の話もせずにPC達は準備をして中央台地へと向かった。
 

Central Plateau

中央台地は恐竜の群れではなくヴロックの群れが闊歩するような場所であった。Wind Walkで空から舞い降りたPC達はとりあえずDivinationしてノルタスを探すことにした。すると
  
wwwCity of Broken Idolsの主の玉座の下を探せwww
 
とノルタスの生存に期待が持てないお言葉をもらった。ノルタスの生死にあまり興味のないPC達は再度空から偵察し、台地の中央の島にSkin of Demontigerの村落や神殿、Demogorgonの巨像が沢山あることを発見し、文字通りこれを片端から殲滅した(ほぼ抽象戦闘)。その最中に同じくノルタスを探しに来たLizardfolk達と出会い、ノルタスがやはりこの島に来ていたことを知った。そして最後に向かったDemogorgonのMain TempleでTieflingの男を捕らえた。その男(後で分かった所によると名前はソーグリフ)はGluttonを見てレンズと言う人物だと勘違いをした。詳しく聞くとかつてクリムゾンフリートのNo.2争いに敗れ追放されたレンズと言う人物と同じ刺青をGlutonはしているのだとソーグリフは言った。あっさりと降参したソーグリフを重要な人物だとは思わなかったPC達は彼を解放したが、近辺を調べると彼の偉業の数々が判明した。それによると彼は160人の生贄と23人の特別な生贄を44個のシャドウパールと交換したらしい。これを知ったLeichenは密かに自分はまだまだだと思った。

次回「City of Broken Idles part2+」に続く。