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第16回

 第16回 「カーゾーグとの決着」

  • ルーン・シーカーズ
    • ケルダ:Mind-effect Immuneの敵には無力のビガイラー
    • リリー:仲間ごと範囲魔法で焼き払う主に僧侶なミスティクサージ
    • ハワード:実は世界平和のキーパーソンだった盗賊
    • ミリヒ:硬くて殴れて回復も出来る…ドルイド
    • キリュウ:回復か召喚している…ドルイド
    • ファロン:なぐり回数制限ありの戦士。
    • ピンクパンサー:ブリンクドッグで、ハワードのフランクな友

前回までのあらすじ

1万年前の大災厄を生き延びるため、古代タッシロン文明を司っていたルーンロード達はそれぞれの方法で眠りについた。やがて復活を果たし、ゴラリオンを統治するために。
復活のキーとなるのはルーンウェル。ここそれぞれのルーンロードの罪を負った人たちの魂が集まることにより、復活のためのエネルギーが集まることになるのだ。さらに、7人の「ルーンを持つもの」のうち、最後に生き残った者を殺すことによりその復活の儀式を完成させることができるのだった。
今回、なぜかグリードの「ルーンを持つもの」だったハワードが「カーゾーグを復活させられるほど」高レベルまで育ってしまったために事態が複雑になってしまっていた。グリードのルーンロード、カーゾーグが本当に復活するかもしれないのだ。はたしてルーンシーカーズはそれを阻止することができるのだろうか。

目覚めたらジャイアント

巨大ブルードラゴンを倒した後、そのねぐらに穴を掘って休息をとっていた一行だが、地面を踏み締める巨大な足音で目を覚ました。なんと、ねぐらの周りがジャイアントだらけになっている。どうやら一行を探しているようだ。ケルダがシャドーウォークをかけてこの場所から退散した。

行くトコないので洞窟へ

特に行くあてもないので、裸の男がいたという洞窟のあたりへ向ってみた。洞窟の中を探検していると、はたして体の色が変化するヘンな人間を発見。タッシロン語で会話するとこの男は「Spared」(見逃してもらった人たち)という一族らしい。どうやら「Hidden Beast」という化け物にひどい目にあわされているらしく、助けてほしいとのこと。お礼にもらえたのは「ダンゴ虫ジュース」これを飲むと高山の気候に体が順応するのだが、恐ろしくまずい。虫の外骨格がシャリシャリという不気味なのど越しを与えている。何人かは我慢して飲んだが、全員は飲むことができなかった。

Hidden Beast

結局こいつはバンパイアの異形だった。手が10本あるので10回攻撃してくることと、空を飛ぶことと、常にインビジであることを除けば、まぁ、大したことはなかった。キリュウが輝く太陽光線を放つ魔法を唱え、手下とともに皆殺しにしてしまった。この異形はシード
ロンリングをもっていた。これにより、ピンクパンサーもシン・シャラストの塔につれていくことができるようになった。

シン・シャラストの尖塔

塔の中には数多くのジャイアントが待ち構えていた。ケルダのコンフュージョンやキリュウの召喚呪文などでばったばったと(あるいはコツコツと)敵を削っていった。中にはカーゾーグの寵愛を受けていた全身黄金ずくめの戦士(15からクリティカルし、クリティカルするとFresh to stoneする剣をもっている)もいたが、うまい具合に取り囲んでタコ殴りにし、なんとか退治できた。あと、カーゾーグの幻影がフィンガーオブデスなど唱えてきたりしたけれど、それもなんとか乗り越えていった。

アニマ・フォーカス

塔の奥を探検していくうち、大きな鏡を持ったカーゾーグの像を発見した。ぴんときたファロンは対グリードのモーニングスターで鏡に触れてみた。すると、異空間へつながるゲートが開いたではないか。ここにカーゾーグが隠れているに違いないと思った一行は、ゲートの中に(バフった後)飛び込んで行った。

カーゾーグ

「むはははは。ウジ虫どもめ。どうやっても死に切らないと見える。その生命力には感服するワイ。じゃが、礼を言わねばいかんのかもな。その虫のおかげで私の復活がなるわけだからな。おまけに、宿るための肉体までも提供してくらたわけじゃから。」といってハワードを睨みつけるカーゾーグ。青くなるハワード(と、ほかのみんな。)

カーゾーグは強かった。しかも、どうやらハワードを殺すだけで「カーゾーグの勝ち」になる戦闘だということが分かった。(あと、カーゾーグがMind Blankかけていることも。)ケルダが泣きながらディスペルマジックをかけるが、カーゾーグの魔法はびくともしない。

ソウル・レンズ

ファロンが「この異世界を構築しているフォーカスがあるに違いない」という魔法戦士的嗅覚をはたらかせ、部屋の中央にあった大きなクリスタルを殴り始めた。それを見て、顔をしかめるカーゾーグ。Finger of deathなど、「死体が残る系」の呪文でハワードを攻めていたが、戦略を変えて「とにかく殺す系」にスイッチ。ハワードを石化してたたき壊そうとした。ところが、とりあえず「石化」どまりでリリーハワードを奪われてしまう。そこでカーゾーグはファロンを迷宮送りの呪文でとらえ、ダメージディーラーのミリヒを殺しにかかって行った。ところが、ミリヒはカーゾーグの必殺の呪文を次々に耐え、カーゾーグにWishで自らの体力回復を行わせるほど追い込んでいった。

いや、実は馬鹿じゃないんです

戦闘は長期戦の様相を見せていたが、ファロンが「思ったより早く」迷宮を抜けてこの異世界に帰ってきた。そして帰ってくるなり、渾身のパワーアタックをソウル・レンズに与え、そして破壊してしまった。絶叫するカーゾーグを後にして、ルーンシーカーズはこの異世界からはじき出される形で元の世界に戻って行った。

戦いが終わって

塔の外に出てみると、今までこの町を守っていた魔法の力が弱くなっているのが分かった。塔の外観も薄汚く、時間にさらされていたという事実を隠しきれなくなっていた。そして町からは、支配の魔法から解放されたジャイアントたちが、自由を求めて町を去る様子が見えた。
その後、ケルダのジャーナルを読んだパスファインダー協議会は、ルーンシーカーズを表彰し、たいそうな金額でジャーナルを買い取ったということだ。

その後

  • ケルダ:マグニマーで政界進出を図る。巨大な橋状建造物の正体を調べるために、調査隊を派遣すべきだと主張。「自分で行け」と非難されたものの、それは断固拒否したということだ。結局政治の世界をあきらめ、ミリヒをさそって再びパスファインダーとなった。
  • ハワード:サンドポイントでよき夫、よき父となるべく引退。その後、あまり話を聞かない。うっかり死んでしまうとカーゾーグが復活してしまうのではないかという疑念を払しょくすることができず、死ぬまで健康に気を使っていたという。
  • ミリヒ:ショアンティの部族をめぐって自分の出生を調べる旅から帰り、サンドポイントでムバシティに師事する。オールドライトの地下のガーディアンとなり、ラマッシュトゥの信徒が悪さを行わないように見張っていた。その後、ケルダと再び冒険の旅へ。
  • キリュウ:タートルバックに戻り、妖精の女王のもとに身を寄せた。時々人里にでてくることもあるそうだ。
  • ファロンキリュウに同行してタートルバックへ行ったが、妖精の女王には気に入られなかった。その後、ナンニック砦に居着き、ブラックアロー団を再結成する。ブラックアローはファロンが団長の時代が最強であったと後世に伝えられることになった。
  • リリーデズナ夢派の原理主義を訴え、新グループを結成する。主な活動内容が「人の家の敷地内で寝ること」だったため、あまり支持を得られなかった。古典的なデズナの信者からは異端呼ばわりされるが、さりとて特に困ったことをしているわけではないので大きな問題にはならなかったという。