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世界設定AoM

世界観


このシナリオは歴史テーマのシナリオですが、どちらかというと1610年の退廃的、錬金術的な雰囲気のあるプラハで、オカルト雰囲気を楽しむシナリオです。
(コンスタンティノープルのように)特に元になった事件等はありません。

Invisible Clergy

Mortalよりも上位、しかしGodよりも下位の概念として"Invisible Clergy" (IC)が存在する。文化圏により、天使、Demi God等々様々な呼ばれ方をする。
現世で非常に優れた行為を行った人がICとなる。ICとなった場合、現世から肉体が消失するが、精神体として不老不死の存在となる(あるいは肉体が別Planeに移り、精神により現世に介入することができる、とも解釈できる)。
この「優れた行為」はGood/Evilという倫理的観点だけではなく、技術的、政治的、様々な観点からGodが判断している、と言われている。
この存在を知っている人は非常に少ないが、そういう人はICになることを目的としている人が多い。
また、ICになるには、優れた行為だけではなく、非常に強力なPowerも必要だという説もある。

Spell, Magic

この世界にはSpellが存在します。多くの人がその存在を知りませんが、知っている人は知っていますし、使えます。
ただし、以下2点の理由によりあまり広めようとはしません。

1)世界の魔法パワーを守るため
レギュレーションにもあるとおり、周囲に人がいるほど、魔法のPowerが使いにくくなります。
これが進展して、世界で魔法の存在を知る人が増えると、世界から魔法Powerが消えてしまうと言われており、それを防ぐため。

2)魔女狩りの嵐
魔法を使用すると異端だと思われて迫害される可能性が高いです。
それを「神の奇跡」とするのは(普通)非常に政治的に難しいです。
もし、おおっぴらに魔法を使用した場合、教会から悪魔(や、異端とか魔女とか)として手配されます。

また、暗にお互いが魔法使いだということが分かっていても、普通、それを指摘することはありません。相手を魔法使いだと指摘することは、非常に失礼な行為です。また、逆に自分が魔法使いだと述べることも危険な行為です(「敵」だった場合、それを政治的に利用される可能性があります)。

3)倫理上の問題
上記と重なりますが、倫理的に魔法の存在はEvilに近いと認識されています。そのため、あまりおおっぴらにするものではないと考えている人が多いです。

例えば、ローマ教会の偉い人、国の偉い人は存在を知っていますが、中堅クラスから下は知らない人が多いです。
また、所謂魔法ではなく、神の奇跡だと認識している人もいます。

シナリオの設定

背景

1610年夏、カルバッジョがナポリからローマまでの旅の途中で亡くなった。
カトリック教会は直ぐに彼の秘密の工房を他の人に見つかる前に閉鎖した。そこには教会の依頼により描かれた三枚の絵が残っているはずだった。が二枚はなくなっていた。残った1枚はマグダラのマリアに関する絵であった。調査の結果、この絵には強力な魔法Powerがこめられていることが分かった。しかし、すぐにこの絵は行方不明となった。

↑私の和訳ミス。「正しくは2枚はカトリック教会の手元に残り、1枚が行方不明となった。」

どうやら、史実らしい。
ttp://travelart.hatenablog.com/entry/2016/02/22/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%81%AE%E6%B3%95%E6%82%A6%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%80%E3%83%A9%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC

カルバッジョが死んだことの対して多くの噂が流れたが、教会は上記含めたこれに関する記録を破棄した。

数ヶ月後、皇帝ルドルフ2世がマグダラの絵を手に入れて、城のWunderkammer(個人のコレクション部屋)に隠している、と各国関係者に自慢しはじめた。このマグダラの絵には非常に強力な魔法Powerがこめられていることをプレイヤー(あるいはプレイヤーが属する組織)は知っている。プレイヤーはこれを回収しなくてはいけない。


キャラクターの設定

設定の条件:下記全ての条件を満たす必要があります。


また設定がきまったらDMに教えてください。このWikiに書き込むことが望ましいです。

1)1610年12月17日にプラハ市内にいること(ただし、ロールプレイ上、それ以前からはじめる可能性があります)
2)ルドルフ2世がマグダラの絵を所有していないことを望むこと。 (組織からの命令でも可)
3)2)よりも優先度が低く、可能ならばマグダラの絵の入手を希望すること (組織からの命令でも可)
4)ルドルフ2世から絵を奪うために、他の人/組織と協力するぐらいの理性があること
5)もし魔法を知っているならば、その魔法を知っている人が増えることを防ぐ意思があること

キャラ間で設定がかぶらないことが望ましいです。

Patron

以下の秘密結社系Patronを選んでも良いです。概略を書きますが、希望する人がいれば詳細をがんばって訳します(あるいは適切に設定しても良いです)。また、下記以外の適当なPatronを設定して、その命令で動いているということにしても良いです。
また、下記以外の組織の場合(自分で適切な組織を作る場合)、組織の長=自分でも良いです(PCはそこそこ強いLvです)。

・Knight of malta and Ther order of St Cecil
所謂宗教系騎士団。ローマカトリックの命令で動く。当然教会は、マグダラの絵の奪還を望んでいる。

・Matthias
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%B9_(%E7%A5%9E%E8%81%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E7%9A%87%E5%B8%9D)
ルドルフ2世の弟であるが、ルドルフ2世と対立しているMatthias派の騎士、あるいは錬金術師、司祭、貴族等々。
Ignorance of magic (Trait)を選択した場合、この設定が一番自然(あるいは楽)で、ルドルフ2世に使えているが、実はMatthias派のSpyであり、そちらからの命令で絵を探索している、とするのが良い(当然別の設定でも可)。


・Rosicrucians
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%94%E8%96%87%E5%8D%81%E5%AD%97%E5%9B%A3
薔薇十字団。リアル秘密結社。錬金術系の秘密結社……だと思う。
当然、マグダラの絵を狙っている。

・Rabbi Loew
ユダヤ系の秘密結社。ルドルフ2世とは表立って敵対しないし、むしろ協力関係にあるけれども、彼自身が強力な力を持つことは望んでいないらしい。

・Zuckerbastl
プラハの所謂盗賊ギルド。絵を奪って他の組織に売ろうとしている。

・Order of Hero of Alexandria
古代から続くEngineer系の秘密結社。例えば、伝説的なビザンツ帝国の王座の空中浮遊移動からくり(コンスタンティノープルの陥落時には維持できなくなっていた)とかを造っていた。街にあるCity Clockの建造にもかかわっており、そのClock周辺を自らのテリトリーとしている。Clockの管理等も秘密裏に行っている。

・True Ottoman
私伝統の別キャンペーン移行ネタ。コンスタンティノープルの陥落から逃れたオルハン王子の後継者がつくった秘密結社。「祖国奪還」を目指しているので、強力なPowerが欲しい。


予習が必要ないキャラ設定の例

・地元の魔法使い