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20170827_1の変更点

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!!!キンターゴの夜明け
!!鐘楼の試練
!おさらい
前回の突入で無事にインファーナル・エンジンを破壊することに成功したSilver Ravenの一行は、今度こそ鐘楼の鐘を破壊することにした。
あれを破壊すれば、メフィストフェレス召喚の儀式の阻止に向けて、大きな一歩となるに違いない。
 
さて、前回の調査で判明した鐘の破壊方法についておさらいしよう。
+2つのインファーナル・エンジンを破壊する。
+鐘楼を護るガーディアン達を殲滅する。
+Hallowの呪文を1回、またはConsecrateの呪文を5回かける。
+鐘を用いてSong of Silverを演奏する。
+鐘の1つにDispel Evilの呪文をかける。
+エネルギーの逆流が始まるので、その間に鐘を触る。
+触ったものの属性に応じたビジョンを見るので、それに耐える。
以上である。
 
この内エンジンの破壊とガーディアンの殲滅は実行済み。
必要な呪文のScrollも買い揃えたし、ジェイコブはSong of Silverを演奏する練習もバッチリだ。準備万端である。
一行はさっそくアスモデウス神殿に乗り込んでいった。
 
!復活のガーディアン
鐘楼につくと壁が修復されていたので、再びアダマンティンの剣で壁を破壊して中に入る。
中の様子は少し変わっており、以前は床に張られていたWall of Forceがなくなって、階下で燃えているHellfireの一部が部屋に入り込んでいるようだ。
また、そのせいか部屋は全体的に煙がかかったように視界が悪くなっている。
一行が部屋にかかっているForbbidanceの呪文に耐えて部屋に入り、まずは今受けた傷の治療だと思っていると、煙の向こうで何かが動く気配がする。
どうやらぱっと見以上に煙が濃かったために気付かなったが、再びガーディアンが配置されていたようだ。
 
ガーディアンは以前も戦ったエイローデンの元神官達のなれの果てであった。
再び襲い来る Fireball の嵐に大打撃を受け、ジェイコブと解放仮面が倒れる。一瞬脳裏をよぎる前回の悪夢。
しかし今回は事前に多少の防御呪文がかかっていたのが功を奏したのか、あるいは幾多の敗北を経て一行が成長していたためか、一行はなんとか反撃に出る。
こーディアの攻撃でも倒しきれない敵の耐久力に苦しみつつも、スピンテルが唱えた Wall of Force による分断策が功を奏し、孤立したエイローデンの元神官を倒す事に成功した。
他の敵は次々と Hellfire に身を投げ、己の身を供物として自爆攻撃を仕掛けてきたが、これにも耐え抜きなんとか勝利したのだった。
 
今度こそガーディアンの排除を遂行した一行は、受けた傷を癒すと、今度こそ鐘の破壊に挑戦することにした。
 
!鐘破壊の儀式
鐘を破壊するプロセスのうち、呪文をかけたり演奏したりのステップは滞りなく進み、いよいよビジョンに挑戦である。
何かあった時のサポートとして待機するJacobを除く5名が、それぞれ鐘に触っていく。
 
''1つ目の鐘:解放仮面''
 ここは裁判所だ。
 裁判官席には憎きバージライが座り、自分はロベリアの姿で被告席に立っている。
 傍聴人席にはSilver Ravenの面々やキンターゴの住人達がいて、口々にロベリアを裏切り者と責め立ててくる。
 ロベリアを弁護する者は誰もいないようだ。
 バージライが嘲りに満ちた顔で君に告げる。「何か最後に弁明する言葉はあるか?」と。
 これが最後のチャンスだ。ロベリアはありったけの演技力をかき集めて答えた。
 「何の話?私よく分かんない。だって7歳だもん……」
 とても苦しい言い訳だったが、ロベリア一世一代の名演技に裁判所は静まり返り、7歳じゃ仕方ないので無罪とあいなったのであった。
''2つ目の鐘:シリウス''
 気づくと荒涼とした荒野に一人立っている。無教養なシリウスには知りようもないがどうやらここはヘルの様だ。
 突然目の前の地面が大きく揺れると、地下から見覚えのある青竜が姿を現す。
 大きく開いた口の奥には Hellfire Breath が暗く燃えている。
 このピンチを脱するには先に敵を倒すしかない。
 シリウスは愛用のShortswordを抜き放つと、力いっぱい竜の急所に向かって突き立てた。
 しかし、竜の鱗は想像以上に強固で渾身の一撃はあえなく弾かれてしまった。
 絶望するシリウスを容赦なくHellfire Breathが焼き尽くしていく…
''3つ目の鐘:コーディア''
 コーディアの目の前にはひどく怒ったクリサリがいて厳しく叱りつけてくる。
 まったく身に覚えはないが、どうやらバイトでひどい失敗をしてしまったようだ。情けない。
 なんとか失敗を取り戻そうと奮闘するコーディアだったが、その後も本を濡らしたり、燃やしてしまったりと失敗続きだ。
 本屋のバイトとはなんと過酷なのだろうか。
 長時間労働に耐える耐久力、繊細で集中力のいる作業を続ける器用さ、ブラックな毎日に耐える精神力の全てが要求されるのだ。
 コーディアは必死に頑張ったが、数多の強敵を葬ってきたコーディアをもってしても、ブラック社畜生活には耐えられなかったのだった。
''4つ目の鐘:スピンテル''
 スピンテルの前には威圧感のあるムキムキマッチョの漢がいる。Master of Master こと Irori神であると名乗る。
 彼は最近のスピンテルは己の大したことない知識を鼻にかけ、調子に乗っていると言う。
 違うというなら、今この場で知識を披露し、自分を納得させて見せろと。
 そういう事ならとスピンテルは専攻の自然科学について語り始めた。
 最近少々アカデミックな場から遠ざかっていた反動か、スピンテルの独演は留まる事を知らず、これには流石のIrori様もニッコリしたのだった。
''5つ目の鐘:カコルトク''
 今日も気持ちのいい朝だ。きっと今日の漁は大漁だろう。
 優しい妻と可愛い娘との質素ながらも穏やかな朝食。こんな幸せが他にあるだろうか?
 しかし、窓の外に目をやったカコルトクに見えたのは、そんな穏やかな気分を吹き飛ばすものだった。
 文字通り山ほども巨大なバージライだ。 いつの間にか儀式が完成し、バージライは土地と一体化してしまったのだろうか?
 だが今はそれどころではない。巨大なバージライがゆっくりと手を伸ばしてくる。
 その悪意に満ちた目は間違いなくカコルトクの家を見ている。急いで逃げなければ一巻の終わりだ。
 妻と娘を連れたカコルトクは海に飛び込んで逃げようとしたが、残念ながらそんな事で逃げ切れる相手ではなかった。
 バージライの巨大な手に捕まったカコルトクとその家族は虫けらの様に握りつぶされてしまった…
一行が意識を取り戻すとそこは先ほどと変わらぬ鐘楼の中だった。
見ていたジェイコブによれば、まだ鐘に触ってからほんの数秒しかたっていないらしい。
見れば1つ目と4つ目の鐘は明らかに雰囲気が清浄なものに変わっている。どうやら浄化に成功したようだ。
しかし、残りの鐘は未だエネルギーの逆流が続いており、それに触れたものは酷い脱力感を感じていた。
 
一行はとにかくエネルギーの逆流が続いているうちにと再チャレンジを行った。
1回目の内容を踏まえ、各自得意そうなビジョンの鐘に挑戦する。
その甲斐あって2つ目の鐘と5つ目の鐘は見事に試練に耐えることができたものの、3つ目の鐘だけは誰が挑戦しても耐えることができず、ついにエネルギーの逆流が終わってしまった。
儀式は失敗である。
 
!再挑戦
まあ、こんな事もあろうかとScrollは余分に準備してある。この程度のトラブルは織り込み済みだ。
一行は今度こそ儀式を成功させるべく入念に準備をして再び儀式に挑んだ。
弁舌が必要な第1の鐘はジェイコブ、戦いが必要な第2の鐘はコーディアといった具合に適材適所に配置されたメンバーは次々と試練をクリアしていく。
そして問題の第3の鐘についてもシリウスが見事に成功することができた。
ビジョンの中ではかつてない就職氷河期の中、過酷な就活を耐え抜いたシリウスは、父母の期待に応えてついに正社員の座を射止めたのだった。
まあ、現実ではプータローから活動家にクラスチェンジしたところなんだが。
 
全てのビジョンに耐えたことで儀式は完成し、浄化された鐘は楽しげな音色を辺り一帯に響かせた。Silver Ravenの勝利をたたえる凱歌である。

!Silver Raven大勝利
この鐘の音を聞いたアスモデウス信徒たちはついに自らの敗北を悟り、我先に逃げ出した。
無論、黙って見逃す程甘くはない。
一行は直ちに追撃をかけ、儀式を行っていたアスモデウスの大神官を討ち取ることに成功した。
考えてみれば同情できなくもない。バージライの野望に巻き込まれさえしなければ、彼はキンターゴの有力者として平凡だが何不自由のない暮らしを続けられただろうに。
 
追撃から戻った一行は更にアスモデウス神殿の探索を行った。
また、以前一行と敵対した残忍なマハザラの神官、エルダー・シスターがアスモデウス神殿に潜伏しているという情報を得ていたので、彼女との決着をつけたいという気持ちもあった。
しかし、エルダー・シスターは発見できなかった。混乱に紛れて逃げてしまったのだろう。
奴にはいずれ然るべき報いを受けさせてやりたいものだが。
その後、神殿の宝物庫や聖遺物を収めた標本室、資料室などを根こそぎ漁り、大量の宝と資料を手に入れた一行は晴れてアジトに凱旋した。
今回のバージライの陰謀については不明瞭な点が多い。手に入れた死霊の中に何か全貌を知るための手掛かりがあれば良いのだが。
 
こうして、バージライ赴任から続いた陰謀はSilver Ravenの手により打ち砕かれたのだった。

!!キンターゴの夜明けと立ち込める暗雲
アスモデウス神殿の戦いから一晩休んだ一行を待っていたのは、キンターゴ解放式典だった。
前市長のジリアが企画したこの式典の中で、一行はキンターゴをバージライの圧政から解放した英雄として紹介されるという。
式典で紹介する時の二つ名を考えてくれ、などとなんとも緊張感のない話だが、これまでの戦いの日々を思えばたまには悪くないだろう。
 
開催された式典には街の住人達が多数集まり、勝利と解放を祝ってくれた。
もちろん中にはこの事態を快く思っていない者もいるだろうが、それでも市民の大半が喜んでくれているのであれば、厳しい戦いを続けてきたかいがあったというものだ。
いつの間にか姿を消していた解放仮面以外のメンバーは、舞台の上で誇らしい気分に包まれたのだった。
 
しかし、そこに思わぬ闖入者が現れた。
アスモデウス神殿から姿をくらました、エルダー・シスターことリュークラ・ジェンソンである。
慌てて戦闘態勢を取る一行だったが、どうやら彼女に戦う気はないようだ。
彼女の語ることによれば、彼女はバージライと協力関係にあったわけではなく、捕えられて利用されていたらしい。
そう言えば、解放仮面が地下のマハザラのレリックを、バージライが儀式に利用して穢したと言っていたはずだ。
バージライは捕えたリュークラからレリックについて聞きだし、用済みになったので捨てたと言う事だろうか。
リュークラは改心したわけでも何でもないが、恨み重なるバージライに一矢報いるためにSilver Ravenに秘密を語りに来たらしい。
 
更に話は続く。バージライの儀式は今も進行中で、完全に止めるためにはバージライの魂を滅ぼさなければならない。
しかし、バージライの魂はとあるアーチ・デヴィルの庇護下にあるので、滅ぼすのは容易な事ではない。
まずは魂がどこで保護されているのか、突き止めなければならないのだという。
 
そこまで語ったリュークラは力尽きて息絶えた。
その身体には何かの呪いがかけられていたらしく、死体から大量の地獄の害虫が湧き出してきて人々に襲い掛かったが、程なく駆除された。
 
どうやら、事はまだ終わっていないようだ。
Silver Ravenの戦いは続く…
 
 
''次回へ続く''