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20170416_2

 ジャック・ドー救出作戦

Silver Raven評議会

ルビー・マスカレードから3日後、傷(主に心の傷=Ability Drain)を癒やしていた面々に、レクサスから緊急のSilver Raven評議会の開催が通知された。
バージライから、3つの新しいお触れが出されたというのだ。その内容は、

  • 11.Silver Ravenの活動を阻害するため、Bleakbridgeを完全封鎖
  • 12.Asmodeus以外の宗教を禁止、ただしZon-kuthon/Abadar/Shelynはその教会内では活動可
  • 13.Silver Raven及びその協力者は罰せられる

という3点で、特にお触れ11と13は名指しでSilver Ravenを追求する内容だった。

これを受けて、シェンセンもメンバーに加えた評議会では今後のSilver Ravenの活動内容について議論が行われた。ラボネル地方の独立を目的とするのは良いし、そのための足場固めにまだ行っていないラボネル内の土地に出向くのも良いが、バージライがこのままSilver Ravenへのいやがらせを続ければ、それどころでは無くなってしまうだろうというのが大勢の意見だった。具体的に何をするかについては、実行部隊の意見も踏まえて以下のような案が提示された。

  • 実行部隊のみんなの言うとおり、ジャック・ドーを求めてキンタルゴ城に行くのはいいと思う。あそこはジリアの時代にも手がつけられておらず、ジャック・ドーがいるという噂も昔からある。行ってみる価値はあると思う(シェンセン)
  • 貴族街GreenにあるRecord Hallはいわゆる公文書館で、政府の様々な文書が保存されている。バージライは様々な歴史を改ざんしているため、ここの資料もまた改ざんされている可能性が有り、僕としてはこれを許すことは出来ない。多分、そこには何らかのリーダーもいると思うから、これを叩いて、公文書を持ち出しておくのが良いと思う。何か判るかもしれないし。(レクサス)
  • 武器屋War Cageの忠孝さんの弟は昔からヤンキーで忠孝さんを困らせていたが、今回Bleakbridgeを通行禁止とするためのごろつきとして雇われたらしく、ついにバージライの手下になったということで忠孝さんも本気で心配していた。Bleakbridge自体には戦略的な意味は無いかもしれないが、お触れを出す以上バージライも守っているだろうから、叩きに行くのもいいと思う。一度強いやつを倒せば、あとはメンバーでも維持が出来ると思う。(ラリア)
  • 前から噂があった、バージライの手下だというブルードラゴンのリバゼイアですが、オペラハウスやアスモデウス神殿に出入りしているのが目撃されています。こいつについても、他のバージライの手下と一緒になって出てくると辛いと思われますので、今のうちに情報収集して、可能であれば倒しておくのが良手と思われます(風氏)

この中でも、前に一度解放仮面が侵入していて傾向が判っていることと、バージライの秘密につながる何かを知っているかもしれないということで、ジェイコブ達実行部隊はジャック・ドーの救出から取り組むことにした。

Kintargo城

早速その夜、Kintargo城に忍び込む。前回に解放仮面が侵入した秘密の書庫目がけてDimension Doorし、Invisibility Sphereをかけて探索を開始する。Detect Secret Doorsの反応が地下にあったため、多分ジャック・ドーは地下だろうと目星をつけ、まずは階段を探す。途中、動く鎧のUndeadに遭遇するが、これは特に被害無く倒してしまった。その奥には牢屋があったが、秘密の牢屋という感じでは無かったので、とりあえずスルー。
本丸へ続く扉をロベリアが一応Arcane Lockで閉じて、二つほど部屋を調べると地下への階段が見つかった。

その後、隠し扉を探して地階を歩き回ると、少し大きめの部屋についた。中には、アスモデウスのホーリーシンボルが描かれた鎧を来た女が立っていた。

「お前は何者だ?」
「私は牢屋番で、この奥に私の囚人がいるの。私はもう長いこと囚人の世話をしてきた。毎日食料と水をやって。あとどれだけこれを続ければ私は解放されるか、それがあと何日なのか、何年なのか、私にはわからない…」
「…解放されるのは今日だ」
カコルトクがそう言ってSilver Raven達が武器を抜くと、女は「キャー」というおぞましい悲鳴をあげた(セーヴは無かった)。
スピンテルが、女の正体をRich、ただしWar Priestと看破する。Bludgeoning武器が無いメンバーに動揺が走る。

しかし、戦闘はあっけなく終わった。武器を無理矢理強化したコーディアと素晴らしい剣捌き&急所攻撃を見せたシリウスによって、リッチはOrder's Wrathを2発撃った所で倒された。
応援で先ほど倒した鎧も2体出てきたが、これは拳を解放仮面によってVisiousにされたKakortokが倒し、また後ろから挟み撃ちにしてきたHell Knightのリーダーとその部下は驚くほど攻撃力が無く、スピンテルやジェイコブのGlitterやFireballに翻弄された後、リッチを倒して戻ってきたコーディアとシリウスに切り倒された。

Hell Knightのリーダは鍵を持っていて、リッチの塞いでいた扉の奥の鍵穴にそれはぴたりとはまった。そして扉の奥にはぼろを着てやつれ果てたエルフの女が座り込んでいた。

「おなたがジャック・ドーですか?」
「…あなたたちは?」
「私たちは新しいSilver Ravenです」
「…バーの手の者、それともブラキシかしら?」
「その二人なら、70年以上前に亡くなっています。私たちはそのずっと後に出来た新しいSilver Ravenなのです」
「…フフ、そうね、そういえば二人ともエルフじゃあなかったものね」

ジャック・ドーは酷く衰弱していたため、カコルトクがおぶってひとまず脱出することにした。
その背中で、ジャック・ドーはオーゴーザンというPit Fiendがどうなったかを聞いてきた。
事情を尋ねると、どうやらそいつはSilver Ravenに業を煮やしたスルーンが暗殺者として送り込んできたらしい。
アミレイドとカイダは、待ち伏せしていたオーゴーザンにタイマンで殴り倒された。
待ち伏せしてくるPit Fiendには勝てないと、ジャック・ドーはそこで降参したとのことだった。

ジャック・ドーをLucky Bonesのアジトに運んだ後、先ほど倒したのがHell Knightのリーダーらしかったので、他の囚人も解放できるのでは?とコーディアが提案した。リソースも残っていたので、その足でキンタルゴ城に戻り、うまい具合に牢屋から人々を解放したのだった。

翌朝、少しだけ元気を取り戻したジャック・ドーに話しかけにいったジェイコブは、彼女が何かの歌を口ずさんでいるのを聞いた。そのメロディは、かつて解放仮面が見つけてきたSong of Silverのものだった。聞くと、ジャック・ドーはSong of Silverの歌詞を知っているとのこと。ジェイコブは早速それを教えてもらい、さらに歌の効果も教えてもらうのであった。

  • Song of Silverはオペラハウスの屋上で歌う必要がある。
  • 町全体にEvil Outsiderのテレポート/召喚を阻害するバリアが張られる(CLチェック)。
  • 歌を歌ったときに現場に居合わせた人(PC全員とNPC4人まで)はCharm/Compulsionに+4、そしてFearにImmune。
  • 上記効果をImmediate Actionでやめることで、自分にBreath of Lifeがかかる。
  • Kintargoの外に出ると効果が無くなる。
  • Durationは1week、ただし月に1回しか歌えない。

果たして、近いうちにこの歌を歌わなければならない事態が発生するのだろうか、とジェイコブは漠然とした不安を覚えるのだった。