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20170416_1

バージライが何かを企んでいるというルビー・マスカレードに参加したSilver Raven。
ダンス・オブ・ダムではジェイコブが活躍して名声を得たようだが、あまりおおっぴらに探検をしていると評判が下がりそうだと言うことで、おとなしめに行動することにしたのだった。

 ルビー・マスカレード(続き)

22:30

  • コーディアは、3階のボックス席を探索しつつ、飲み食いしながら噂を収集した。そこで、この舞踏会に青いドレスを着た前市長のジリアが、何故か仮面をつけずに参加しているという不思議な噂を聞いたのだった。
  • ロベリアも食べながら噂を集めていた。なんでも、歯並びの悪いハーフリングは怒らせると怖いらしい。歯並びの悪いハーフリングとは、ゴーバッシャーズのフィッシュのことだろうか。
  • ジェイコブは、今度はフレイムとペアダンスして凄い腕前を披露し、評判を上げていた。
  • スピンテルも食べながら情報収集しようと思っていたが、アルコール入りの料理を食べ過ぎて酔っ払ってしまった。
  • シリウスは食べずに情報収集に専念していた。ゲストサロンではダカー夫人に会い、コカトリスが見世物になっている部屋があるということを聞いた。また、バージライの肖像画やヘルの絵がかかっている美術室も見つけた。
  • カコルトクも飲み食いしていたが特に収穫は無かった。

23:00

  • コーディアは先ほど聞いたジリアの情報が気になって聞き込みをしたが、噂以上のことは判らなかった。その時にオペラハウスの創設者の部屋を見つけ、オペラハウスは800年前にチェリル・ノームと言う人が作ったということを知った。以前はその人の彫像がおいてあったようだが、今はバージライのものに変わっている。歴代の歌姫も全てバージライに。コーディアは、これだけ肖像画があるのに、クイーン・アブロゲイルの絵が無いのは変だぁと少し思った。また、人気の無い超VIP用の部屋にもうっかり入ってしまい、なんだか気まずくなって退散した。
  • ロベリアは、コカトリスが後で必ずトラブルになるだろうと思って、影に潜みながら檻の中にいる三匹のコカトリスに矢を射かけた。しかし、突然どこからか矢が飛んできたことに驚いてパニックになったギャラリー達が部屋から雪崩出たため、踏みつけられて痛い目にあっていた。ドッタリが駆けつけてくる中も継続して矢を撃っていたが、バージライが飛んできたため退散した。バージライは、コカトリスにキュアするようにドッタリに命じていたが、ドッタリは大分困惑していた。
  • ジェイコブは引き続きフレイムとダンスして評判を上げた
  • スピンテルはおいしくてやめられないとまらないになり、結果として気持ち悪く(nauseated)なり、もんじゃを作って床にぶっ倒れた。当然評判が下がった。
  • シリウスは、コカトリスの部屋を調べに行こうと思っていたが、突然そこから人が雪崩出てきたので、代わりにコーディアが見つけたバージライの絵を調査しに行った。が、特に収穫は無かった。また、ドッタリと会話して情報を聞き出そうとしたが、ドッタリの対応は堅く、成果は無かった。
  • カコルトクは食べながら噂を収集すると、ブレイクブリッジがさらに値上げされようとしているらしいという噂を聞いた。その橋にバージライは何かを隠したりしているのだろうか。噂を聞いた部屋は、元々はオペラの二枚目の肖像画部屋だったようだが、今はアスモデウス神殿のシュラインになっているようで、「お布施は義務」と看板が立っていた。しかたなく、カコルトクは列に並んでお布施した。

23:30

  • カコルトクは倒れたスピンテルからRemove Poisonして酔いを治していた。そして、コーディア、スピンテル、カコルトクは人気の無い超VIP用ルームに入り込み、この後仕掛けてくるだろうバージライの罠に備えてバフ呪文をかけることにした。
  • シリウス、ロベリアは引き続きあたりを散策、情報収集していたがゲイリーはなかなかの腕前らしい、という微妙な情報以外に成果は無かった。
  • ジェイコブは最後まで踊っていた。

24:00

24時になると、人々はオペラホールの1階と2階に集まってきた。Silver Ravenの面々とゴーバッシャーズ達は、1階のホールでバージライの出方を待ち構えることにする。参加者全員がホールに集まり、仮面を取ってバージライを待っていると、何故かドッタリがホールの扉の鍵を閉めた。

そして、バージライがノックスを伴って舞台に登場してきた。彼が「サイレンス!」と言うと、イリュージョンらしき楽団は演奏をやめる。
バージライはホールの人々を見渡し、演説を始めるのだった。

「これにて今日の催しは終了になります。本日はありがとうございました。皆様のおかげで、ルビーマスカレードは記憶に残る一夜となりました。」
「そして、重大な発表があります。今夜をもちまして、戒厳令は解除します!ですから、皆様このままお帰り頂いても、ドッタリに捕まることはありません!」

これを聞いて、人々は拍手喝采を始めたが、壇上のバージライに一人のドッタリが走り寄ってきて、何事か耳打ちをするとバージライは眉をひそめ、聴衆をなだめるとまたしゃべり始めた。

「皆さん、悪いニュースがあります。最近巷を騒がせているSilver Ravenというならず者達の集団がありますが、なんと彼等がこの会場に手下を送り込んでいるらしいのです。手下はAzataというアウトサイダーで、法を法とも思わぬ輩なのです。ですがご安心下さい、我々とドッタリが必ず皆様をお守りします。」
そうバージライが言うと、オーケストラボックスの下から、竜巻状の何かと下半身が蛇になった女が空中に飛び出してきた。
「むむ、出たなSilver Ravenの手下のAzataめ!許さないぞ!」と言ってバージライは自分もふわりと空を飛んでAzataらしき者達に突撃する。だが、そこに突然火球が飛んで大爆発が起きた。見ると、ゴーバッシャーズのフレイムがFireballを撃ったらしい。バージライは、「許さんぞ!」と怒って突撃対象をフレイムに変更。

「普通あれだけ言われたら撃つでしょ」とフレイムが言うのを唖然として見ていたSilver Ravenの面々だったが、ふと周りを見てみると、一般人に混じってBralani Azataが混ざっていて、そいつらがどこからか取り出したGlaiveで襲いかかってきたため、なし崩し的に戦闘に突入した。

形勢はどう見ても不利である。悲鳴を上げて逃げ惑う150人もの人が押し込められた部屋のため、動くのも一苦労である。そして、人々を巻き込むわけにはいかないので範囲呪文も使えない。一方で、Azata?らしきモンスターは容赦なく人を踏みつけGlaiveで襲いかかってくる。
その集中攻撃でカコルトクが一瞬で倒されてしまった。しかも、その傷には呪いがかかっているようで、生半可な呪文では回復できないようだ。

コーディアは、空中で呪文を唱え始めたLillend?に向かってチャージするが、何かのDRに阻まれて詠唱を阻止するには至らなかった。そして、呪文が完成すると、オーケストラボックスの中空にボーンデビルが出現した。ボーンデビルは近くにいたシリウスを殴ってダメージを与える。
スピンテルは一度空中に逃げ、これはSilver Ravenの仕業では無いと言うことを訴えた。そして、範囲呪文を使う先を悩んでいたが、人を巻き込むわけには行かないため、先ほど出現したボーンデビルにPersistent Glitterdustを放つ。これで、このボーンデビルは戦闘のほぼ最後まで目が見えないままとなった。
ジェイコブは歌を歌いつつも、Vanishで身を隠す。そして、もう息をしていないカコルトクも隠そうとしたが、ゴーバッシャーズのガンコナーが治そうとしていたため思いとどまった。その後は、倒れそうになっていたシリウスにもVanishをかけに行っていた。
そのシリウスは、舞台の上手側Bralani?と切り結び、ゲイリーと一緒に2体ほどを始末する。しかしそこに、舞台を降りてきたノックスが迫ってきた。ノックスが目にしていたゴーグルのような物を取ると、そこにはぽっかりと暗闇だけが浮かび上がっており、それを見た者達はなんだか健康とか魅力とかが吸われた気がした。もはや人間では無くなったのであろうノックスは、グレイブを構えて襲いかかってくる。
ゴーバッシャーズのフィッシュは、このノックスに立ち向かって、「出てこい俺の友達!」と言うと、その身体から小さな魚状のウォーターエレメンタル(お魚サンバ)が複数飛び出し、ノックスに噛み付くのだった。しかし、DRという昔は無かったルールに阻まれ、有効打を与えられない。

その頃ロベリアは、人々を逃がそうとKnockのスクロールで劇場の扉を開けようとするが、なんとこれはニュートマーケットの不良品!慌てて取り出した二枚目のKnockは成功し、扉は開け放たれた。すると、「見つけたぞ、Silver Ravenのネズミめ!」という声がして、見るとそこにはバージライがいる。隠れていたところを見つかって驚いているロベリアに、バージライはメイスで殴りかかってきたが、思ったよりもダメージは無い。しかし、先ほどコカトリスの部屋で群衆に踏まれてダメージを受けていたロベリアはスパイダークライムのスリッパでオーケストラボックスの中に撤退、代わりにフィッシュがやってきて、お魚サンバでバージライを攻撃する。DRは無いようで、ダメージを受けるバージライ。フィッシュは、「こいつ意外に弱いぞ!」と叫ぶ。ロベリアは、何を考えたのかバージライにTanglefoot Bagを投げつける。

しかし、他のメンバーにはバージライの所に行く余裕は無かった。スピンテルは、ロベリアが開けた扉の所に誰かが仕掛けたWall of Iceを解呪しようとするが失敗、コーディアはジェイコブからヘイストをもらいつつ、空中にいる多分エリニュスらしき竜巻状の何かと、ボーンデビルらしきリレンドと殴り合っていた。カコルトクはまだ目が覚めず、シリウスは透明のまま傷を治していた。Bralani?は、Invisibilityばかりで見えるSilver Ravenがいなくなったため、あたりの人々を虐殺していた。そうこうしているうちに、バージライはテレポートでどこかへ行ってしまった。
その時、舞台下手側の客席のドアをドッタリが開け放ち、人々はそちらに殺到する。そして、向こうから鶏の鳴き声と悲鳴が聞こえてきた。やはり、あのコカトリスはこうやって人々を襲わせるためにあそこに用意されていたらしい(あそこで騒ぎが起きなければ、カゴを下ろす装置を壊しておけたものを!とシリウスは内心歯噛みした)。そして、逃げ出したロベリアの前に青いドレスを着た女が。あれは、先ほど起こしてしまったヴァンパイアそして、その姿形は前市長ジリアのものだった。死んだはずのジリアはヴァンパイアになっていたのだ。そして、ジリアもまた隠れているロベリアを見つけ、近づいてくる。ロベリアは、これはもう敵わぬと地下から逃げることにした。

ゴーバッシャーズも、もう潮時だろうと言って、フレイムがWall of Iceを壊して逃げにかかる。彼等は2階の席に閉じ込められているもう150人を助けにいくとのこと。その最後のガンコナーのキュアで、カコルトクは目が覚めたが、周りをBralani?に囲まれていたため、オーケストラボックスに飛び込んでやはり地下から撤退することにした。
シリウスも目がつぶれたボーンデビルと戦っていたが、周りには守るべき人も少なく、またオペラハウスの入り口にも鍵がかかっていることに思い当たってそちらに向かって走り出した。コーディアは、エリニュスとボーンデビルを仕留めはしたがボーンデビルの最後っ屁の毒で力が抜けて、玄関のあたりで麻痺してしまった。同じく撤退していたジェイコブもこれを担いで逃げ出す。

スピンテルは、Silver Ravenが見えなくなったために2階にDimension Doorして人々を襲っていたノックスにScorching Rayを撃つも、効果が無い。どうやらDevil的なものに変化したようだ。ゴーバッシャーズが2階の扉も開けてくれたので、もはやこれまでとDimension Doorで外に逃げ出す。その頃シリウスは、オペラハウスの入り口の鍵が開かないことに焦っていた。ジェイコブの歌の応援をもらってそれなりの自信の出来でも、扉は開かないのだ。後ろからはボーンデビルやジリア=ヴァンパイアが逃げ惑う人々を薙ぎ倒しながら迫ってくる。しかしその時、外に出たスピンテルが頭の中から無理矢理引っ張り出したKnockの呪文でオペラハウスの入り口は開け放たれ、人々はわっとそこから逃げ出した。シリウスはボーンデビルに殴られて目の前が真っ暗になったが、その後逃げてきたゴーバッシャーズに拾われて一命を取り留めた。ジェイコブはコーディアを引きずりながらも、無事逃げることに成功した。

こうして、後世にルビー・マサカー(大虐殺)と呼ばれる夜となったルビー・マスカレードは幕を閉じた。300人の参加者のうち、無事逃げ出すことが出来たのは半数以下の113人だった。Silver Ravenの面々は己の弱さと見込みの甘さを悔いるばかりだったが、町の人々は最後まで懸命に戦ったSilver Ravenのことを信じてくれ、バージライの思うとおりの汚名を着るどころか、むしろ200人も支持者が増えてその勢いを増すのだった。