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20170211

 占い


一行がヴァイアに行く準備をしていると、アリア・パークでいつぞやの占い師にまた会った。彼女はリエルと名乗り、無事にキンタルゴでの辻占い稼業が軌道に乗ったとのことだった。きちんとディバイン系の魔力を使って占っており、ある程度信用できそうだったので、一行はいくつか占ってもらう事にした。

Q.前市長は今はどこに?
A.どこか地下深く

Q.ヴァイアに行こうと思うが、道中気をつける事は?
A.危険が多いから協力を得よ

Q.ヴァイアの偉い人に会う時に気をつける事は?
A.礼儀作法を身につけよ

Q.この町にいる有力な協力者候補はどこに?
A.キンタルゴ城(今は牢獄として使われている)

リエルはまた占って欲しければ次からは有料ね、と言っていた。アリア・パークにいくと会えるみたいだ。

 ヴァイアへ


一行はまず行く手段の確保をする事にした。先日はアシサジの道中でひどい目に遭ったので、今回はサーゲイタのお願いの一つを使って送迎してもらう事にする。

次に、そもそもヴァイアの事についてほとんど知らない一行はダカーに政治事情などを聞く事にした。
ダカーによると、ヴァイアは"キング"や"クイーン"の称号を持つ数人の貴族が政治を行っており、外交関係はクイーン・オブ・デライツという人の領域らしい。一行は彼女に会いに行く事に決め、失礼の無いような刺繍入りの豪華な服(バージライのおふれによってキンタルゴでは禁止されているがこっそり作ってもらった)や手土産(彼女の好きな物は食器、本、黒い花、ポーション入れ)をおのおので準備した、
衣装が出来るまで1週間ほど雑事をこなしつつ一般的な礼儀作法などを学び、ヴァイアへ出発した。
道中は船なら数日だが、数々のモンスターが襲いかかってくる。が、一行が乗っているのは軍艦だったため、いずれも船の装備などで追い払われて無事にヴァイアにたどり着く事ができた。
なお、ジェイコブはサーゲイタの恋人、ポイズン・ペンことマーケルに「愛しのナルセシア」という歌を教えてもらっていた。一見なんてことない恋の歌のようだが、バージライ・スルーンが実の妹に気に入られようとして逆に嫌われていく様子をあてこすった、毒のある歌なのだ。マーケルによれば、バージライは「ロリコンでシスコン」らしい。本当だろうか。

 ヴァイアでの情報収集


ヴァイアに着いた一行はまず以前盗賊団から入手した証書に名前のあるハーフリングのモリー・メイアップルという人物に会った。彼女に証書を見せると、夫の形見のような物だったが40年ほど前にグレイスパイダーに取られた物だ、と言い涙を流してお礼を言い、協力を約束してくれた。
モリーにクイーン・オブ・デライツとの面会をしたい、と申し出るとちょうど二日後に会食の予定があるので、ゲストとして同行する事ができると言う。渡りに船という事で、連れて行ってもらう事にした。

一日時間があるので、ヴァイアならではのしきたりや礼儀作法などを学ぶ事にする。
まずクイーン・オブ・デライツについては、蜘蛛の巣をモチーフにした邸宅に住んでおり蜘蛛が好きな事と、旦那については話題に触れないように気をつけるようにモリーに言われた。

ヴァイアのルールとしては、五つの約束というものがあり

・取引は取引
・名前は追求しない(偽名ぽくても追求してはいけない)
・殴ってもよいが殺してはいけない
・みんな平等(種族差別や奴隷は無し)
・閉まった扉は閉めたまま(密約があろうとも証拠が無ければ追求しない)

これらについては絶対であるようだ。
食事のマナーは特殊なものが多いので、基本的には他の人のマネをするのが良いらしい。ただし、食事をこぼさない事と、口直しのものはメインを全て食べ終わるまでは手を付けない事の二点は絶対に守らなければいけないとのこと。

 クイーン・オブ・デライツとの会食


一通りの情報を集めたのでクイーンとの会食へと臨む。食事の前に握手と挨拶をする場があり、ゲスト達が集められて互いに挨拶をした。一行以外のゲストは以下の通りだった。

名前 種族 職業
アンカ ヴェレジアン 女性のヴァリシア人 賭博場ファイナルスローの警備
アスメル クラプト 男性のシェリアックス人 ヒンジの貴族
エィトゥ ローズウィンター 女性のハーフリング ?
ツチヤ 女性のティアン人 引退した商売人
ケクザ ゼンク 女性のノーム ナインテールズパブのダンサー
モーヴィラ クリスピン 女性のシェリアックス人 ナイトティールームのマダム
セフリ デンドリュー 男性のガルンディ人 カフィングカーバンクルのオーナー
ストレフィアン 男性のハーフエルフ ブルーモンキーのオーナー
ゾシャック ザブリニ 男性のケレッシュ人 骨董品屋ザブリニの大発見のオーナー

広間へと通されるとクイーン・オブ・デライツと思われる女性のティーフリングがおり、その横の椅子にはどう見てもただの骨が座って(というか椅子に置かれて)いる。あれが触れてはいけない旦那だろうか。みんなでにこやかにスルーする。
ゲストが着席すると、クイーンが挨拶をする。「みなさま、今回もお集まり頂きありがとうございます。今回は新しいゲストもいらっしゃるという事で、きっと面白い話ができる事と思います。それでは、マンティスカリキ家の生涯の記憶に残る素晴らしい食事をお楽しみ下さい。」

始めに出てきた前菜は、煮えたぎるスープ皿に入った赤い液体である。それだけなら普通のスープだが、なぜか横に5匹の生きた魚が入った金魚鉢が一緒に置かれる。
スピンテルとシリウスはたまたま勉強していたので知っていた。これは生きた魚をうまくフォークで刺してスープで煮てナイフで骨から身を剥がして、ただし内臓は破るとえぐみが出るので破らないようにうまく身だけ取る、という料理だった。一般ルールとしてこぼすとマナー違反なので、暴れる魚をうまく捕らなくてはいけないため、大変難易度が高い。
食べ方を知っていたスピンテルが食べ出すと、一行もそれをマネして食べ出す。ほとんどは途中で粗相をしそうになり数匹の魚を食べただけでやめてしまったが、ロベリアだけはうまく全部の魚を食べる事ができた。

次の食事が出てくるまでは歓談の時間のようだ。クイーンが「この辺りはもうずっとシェリアックスの統治下ですが、これはどうなんでしょうね」と話を振ってくる。シリウスが「長く統治しすぎているせいで腐敗などが起こっており、よくない」と言うとクイーンは「では私ももうヴァイアの政治に口を出さずに引退するべき何ですかねえ」と返す。あまりよくない返答だったようだ。

次は、大きめの陶器の壺と、小皿に入れられた真っ赤なソースがでてくる。壺のふたを開けると、人の首のように飾り切りされたカボチャが出てきた。これをソースにつけて食べるらしい。
特別な食べ方はなさそうだったので口に入れると、ソースがとても辛い。が、一行はみんな根性で食べきった。
次の話題は反乱軍についてである。「最近は本国の方で暴れている人がいるそうですが、暴力をふるう事と正義を貫く事ではどちらが大切なんでしょうね」コーディアとシリウスが暴力をふるってでも正さなければいけない事がある、というような事を言うと納得したような素振りだった。

メインディッシュは布をかぶせられた平たい皿だった。が、執事が布をとると、皿の上には何もない。一部のゲストは「ああ、今日はミートコースですな」などと言っている。
スピンテルは知っていたが、これはインヴィジブルストーカーのミートパイだ。調理から時間が経つと見えてくるが、見えるとおいしくないので透明なうちに頂かないといけない。
一行はまたマネをして食べ始める。見えないのでうまく食べるのが難しいが、器用なジェイコブとロベリアが比較的うまく食べる事ができた。

話題は最も重い罪と思う事についてだ。ゲスト達は次のように答えていた。

名前 答え
アンカ ヴェレジアン 育児放棄
アスメル クラプト 上司に刃向かうこと
エィトゥ ローズウィンター リザレクション。せっかく殺したのにけしからん
ツチヤ 人の家を荒らすこと
ケクザ ゼンク 童貞
モーヴィラ クリスピン 人の信頼を裏切ること
セフリ デンドリュー 食べ物を粗末にすること
ストレフィアン 酒を粗末にすること
ゾシャック ザブリニ 贋作

一行も無難に答えを返す。

ようやく食事も終わりである。最後のデザートは、それぞれの面が別の色に塗られた12面体の箱と、皿の中に入った腹の部分が膨らんだ虫が3匹。箱は何かの入れ物のようだが、開け方がよく分からない。実はこれはマジックアイテムを模した物で、元は各面を特定の順番で触っていくと開くようだ。中には蜜が入っていて、虫にその蜜を付けて食べるらしい。
箱の開け方が分からず床にひっくり返すコーディアを尻目に、ロベリアとスピンテルが箱をあけてうまく食べる事ができた。
この時に各自で持ってきた手土産をクイーンに渡したが、特に問題は起こらず受け取ってもらう事ができた。
会食が終わった後、一行はクイーンに呼び出された。
「あなたたちが来た理由は知っていますし、会食の様子を見て私の心ももう決まっています。私はあなたたちに協力しましょう」
どうやら無事にお眼鏡にかなう事ができたようだ。ただ、一行が、というよりはロベリア個人が、だったらしく、このあとロベリアはクイーンに個人的に呼ばれ、数時間帰ってこなかった。

目的を果たした一行はサーゲイタの軍艦でキンタルゴへ帰った。帰りもモンスターは船が撃退してくれた。

 キンタルゴ城の探索


ヴァイアの協力を得られたら、次はメナドール砦を攻略するか、キンタルゴ城に捕らわれているという協力者を探しに行くか。街の噂では、シルバーレイブンの元リーダーであるジャックドゥが城に捕らわれているらしい。しかし、城はヘルナイトの拠点となっていて、とても正面突破できるような所ではなさそうだ。どうするか…。

という話を聞いていたロベリアは、潜入用のスクロールをニュートの店で(市価の半額で)仕入れ、ある夜に単身で城に忍び込もうとする。
海側の城壁をスパイダークライムで登り、城の裏手の壁をブリンクの呪文で無理やり通り抜けると、幸運にもそこは書類の置かれている部屋だった。
部屋の中には誰もいない。ドアを少し開けて廊下を覗いてみると、中に人が入っているのかどうかも分からない古くさい鎧がうようよ歩き回っていて、とてもでは無いが部屋から出られそうにない。

ちょうどよいので書類を調べていると、部屋の奥に隠し部屋を発見した。その中には重要そうな書類が収められているようで、ロベリアは少し時間をかけてバージライとオーダー・オブ・ザ・ラックの契約書と、重要な囚人の収容場所についての書類を見つけ、ディメンジョンドアで脱出した。
契約書によると、オーダー・オブ・ザ・ラックは契約が終わればオーダー・オブ・ザ・トレントの資産をもらうという事になっている。これがシェリアックスの法に背いてオーダー・オブ・ザ・トレントの資産を没収した理由か。
また、書類からはジャックドゥが城の南東の地下にかなり昔から捕らわれており、ファーストウォーデンという番人がいるらしいという事が分かった。
重要な情報だと思ったロベリアは、部下からの報告という体で一行に情報を流した。驚く一行だが、結局潜入して助け出すのは難しそうだという結論に達して、先にメナドール砦へと向かう事にした。

 メナドール砦へ


メナドール砦は昔ドワーフが作ったと言われているが、作ったはずのドワーフたちはどこかへ消えてしまったらしい。見取り図などが残っていないかとドワーフを探すも、特に情報は得られなかった。ドリーに頼んでコミューンで調べると、どうやら砦には自爆装置のような機構が残されているらしい。それならばうまく潜入できれば、砦全てを攻略しなくても通行不能にする事はできるかもしれない。一行はメナドール砦へ行ってみることにした。川沿いに馬で南に少し行くとホワイトロックと呼ばれる通商宿があるらしいので、まずはそこへ向かう事にする。

一日目の夕方、ロベリアがキャンプに良さそうな大きい木を見つけたので近寄ると、木の上からこぶし大のシラミの群れが襲いかかってきた。クロスボウを打ち込もうとするも、数が多すぎて話にならない。ロベリアとシリウスがかなりの量の血を吸われ、ロベリアは干物寸前にまで追い込まれたが、スピンテルがファイアーボールを連発してなんとか撃退する事ができた。

その晩、カコルトクが見張りに立っていると、遠くからウシのような生き物が現れる。みんなを起こしてしばらく様子をうかがっていると、こちらを見ながら蹄を地面に打ち付けて今にも突進して来そうだ。ならばとコーディアが先手を取って近づくと、ウシは緑色のガスを一行に吹きかけてきた。ガスを吸って石になってしまうシリウス。その後、ウシはコーディアに切り刻まれ、シリウスもしばらくすると石から戻る事ができた。

二日目は、道を歩いていると大きい鳥さんが飛んできたよ。上からすっごい音で攻撃してきたけど、羽の生えてるコーディアが飛んでいってやっつけたんだ。

その日の夜は旅の人がキャンプしてたから話しかけたんだけど、女の人が踊るのを見てると頭がおかしくなってくるんだ。すごーい、きみは踊りが得意なエネミーなんだね!…と思ったら女の人はいなかったよ。
代わりに赤い帽子を被った妖精さんが三人来たんだ。コーディアやカコルトクががんばって追い払ったよ。

みっかめのあさ、やっとホワイトロックに ついたんだ。いろんなエネミーにあったよ、ってはなしをしたら、「お香は焚いてないんですか?」っていわれたよ。おこうを たいてると ランダムエンカウンターに あいにくく なるんだって。すごーい!ぼくたちは、おこうを たくさんかって しゅっぱつしたよ。

また みちをあるいてると、こんどは まっかな うろこのはえた とりさんが たくさん とんできたよ。きみは ひをふくのが とくいなんだね! すごーい! でも みんなで がんばって おいはらったよ。それいがいにも あしがはっぽんもあって あなをほるのがとくいな えねみーや はんとうめいで とぶのがとくいな えねみーにも あったよ。
あれ?おこう、きいてるのかな?

そのひは きゃんぷして ねたら あさになってたよ。きんたるごを でてから はじめてかも。
めなどーるまで あと なんにちかな? きょうからも いっぱい いろんなこに あえるのかな?
すごーい!たっのしー!
すごーい!たっのしー!
たっのしー!
たっのしー!
たの







次回に続く…