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20170114

シルバー評議会


解放仮面暗躍

新しいアジトを求めてLucky Bonesの地下でSilver Ravenがホタテ貝と戯れていたころ解放仮面はバージライの拠点、Opera Houseの内部を偵察をしようとしていた。本当はSilver Ravenを追おうとしていたが、同じくSilver Ravensの残りを狙っていたゴーバッシャーズと出会い何故かそんな話になってしまったのだ。

夕暮れ時、Opera Houseを監視しているとバージライが少数のお供を連れて出て行った。これは都合が良いと思う解放仮面だったが、潜入を提案してきた当のフィッシュがバージライの行方に興味を示して追いかけていってしまった。一緒に忍び込む予定のフィッシュがいないと潜入計画が崩れてしまう。仕方なく解放仮面もバージライを追いかけた。
バージライが向かった先は墓地だった。その一角にあるちょっとした家のような墓へと新市長達は入っていった。残念なことに入り口に一人見張りを残していったので中で一体何が行われたのかは分からなかった。

Opera Houseへと戻り、改めてInvisibilityで守衛の目をすり抜けて中に入ると解放仮面は手筈通りにフィッシュと別れると一階および地下の探索を行った。随所に見られる劇に関する楽譜や大道具などがここが最近まで劇場であったことを示していたが、今ではOpera Houseはヘルハウンドや尻尾が蛇の鶏など明らかに異様なもの達の住処になっていた。
そんな場所で解放仮面は誰にも気付かれずに各部屋を調べていった。その結果は上々で、未だにバ−ジライが気付いていないかつてのSilver Raven達が使っていた隠し通路や隠し部屋を発見することが出来た。それらの場所には一人では持ち切れない量の財宝と歌詞の書かれていないSong of Silverの楽譜、そして五つの棺があった。棺にはアミレイド、バー、カイダ、ジャック・ドゥ、ブラキシの名と碑文が刻まれていた。ただ、ジャック・ドゥの棺だけは空で中に遺体は無くその最後も不明瞭だった。

他には拷問されているノックスも見付けたが、そのままにして解放仮面は地下の水没した扉を通って外の噴水から無事脱出した。
フィッシュは解放仮面が事前の計画と違う脱出経路で出て行ったのを知らず少し遅れて脱出してきた。その際彼はバージライが帰って来た所を目撃したと言う。それによるとバージライは瀕死状態で配下の肩を借りて戻ってきたらしい。また、ノックスについて拷問では無く改造ではないだろうかと語った。

なお解放仮面はこれでゴーバッシャーズと仲良くなったのかLucky Bonesの地下探索も一緒に行った。グレイスパイダーの幹部はBook of Damnedの写本の一部を使ってDevilを制御する研究をしていたらしく、その成果であるDrawning Devilはコマンドワードが分かれば敵では無かった。

Lady Docurの野望

Lucky Bones攻略後、Silver Ravenはバージライの具体的な目的を知るべく情報を集めていた。ドリーのコミューンでエルダーシスターの正体はルーキュラでアスモデウス神殿と協力関係にあること、市長の企みによってキンターゴ市民は被害を受けることが分かった。また、街では橋の通行料がさらに上がって2gpになっていた。良い?情報もあった。市長が市民から反感を買っているということを漸く認識したらしい。そして、近々Opera Houseでダンスパーティーを開きそこで大発表を行うと言う話だった。

そんな中、アラバスター・アカデミーの学長、イルヴァナ・デスドロスがSpintherに紹介したい人がいるといってきた。その人物はエルフ年配の女性でDocurと名乗った。彼女、Lady Docurは貴族の子女等に礼儀作法を教える学校を古くから経営しており、裏では見込みのある教え子を使って諜報機関のようなことをしていると言われている人物である。
そのダカー夫人はSpintherにSilver Ravenの目標を率直に尋ねてきた。口振りからするとかつてのSilver Ravenとその最期の混乱を実体験として覚えているらしく、新しいSilver Ravenがどんなものか見定めようとしている様だった。
この問いに素直にバージライの排斥だとSpintherは答えた。夫人はその答えに納得した様子だったが、それでは足りないと言った。市長をどうにかしてもスルーン家の手の物が新たにやって来るだけで結局事態は変わらないというのが夫人の言い分だった。では一体どうすればと思うSpintherに夫人は驚くべき提案をしてきた。それはArchduchy of Ravounelの独立を目標とすべきだというものだった。

一人では返答しかねる夫人の提案をSpintherはすぐに皆と相談した。Silver Ravenは現状、バージライ・スルーンがBook of Damnedとマハザラのレリックを使いキンターゴ市民を生贄に何かに変貌しようという個人的企みを持っていると考えていてこれの阻止を第一に活動していた。故にバージライをどうにかした後、夫人のラボネル独立という話は正直な所現実感が無かった。ただ、特に反対する者もなかったのでいろいろと情報に精通していると思われるダカー夫人とは手を組むことにした。

Silver Council

ダカー夫人を仲間に迎えるとSilver Ravenは夫人の仲介で独立への地固めにキンターゴの有力貴族と協力関係締結に注力した。依然として第一目標はバージライの企みの阻止であったが、それについて有力な情報が得られないためとりあえず出来ることからという思いだった。
事前に夫人から各貴族についての情報が得られたこともあり、多芸なジェイコブと博学なスピンテルを中心に他の面子でサポートする形で歌や博物学、冒険譚、ビジネストークを駆使してまずAulamaxa家、次いでJaltero家、Jarvis家、Vashnarstill家と言った具合にSilver Ravenは順調にコネを作ることに成功していった。

そんな風に勢力を増している途中でSilver Ravenの元に不思議な知らせが舞い込んだ。それは市長がキンターゴのために活動するSilver Ravenを表彰すると言うものだった。市長の思惑がどこにあるのか分からず対応を悩むSilver Raven。まさか多くの市民の前で暴挙には出まいと思いつつも市長は市民集会を武力で弾圧した前科があるので疑念は拭えない。結局それでも直接対峙する機会は得難いということで主要メンバーで招待に応じることにした。

当日、変装して並ぶSilver Ravenの前に現れた市長は明らかに調子が良くなかった。解放仮面から聞いた通り、墓地で何かあったのは間違いないらしい。コーディアの遠まわしな糾弾についても今はまだその時では無いと返答を避け、拍子抜けするほど何も無く式典は終わった。
なお貰った刺繍入りクロレジ+2は怪しいので旧アジトに飾っておくことにした。

より大きな目標を掲げ、参加する有力者も一気に増えたSilver Ravenは定期的に会議を開催することとなった。その議会はSilver Councilと呼ばれた。

Drowned Eye

舞踏会開催の正式な発表が無い中、Silver Ravenは珍しくキンターゴの外にいた。ラボネル独立を実現させるためにはSilver Ravenはキンターゴ以外の有力者とも関係を構築しなければならない。その手初めとしてLucky Bonesの地下で助けたAcisaziのエルフ達の救援要請を受けることにしたのである。

Acisaziは馬に乗って二日ほどの距離だと言うので大して危険な旅ではないと皆思っていたが甘かった(30%のランダムエンカウント判定が一時間毎に要求された)。超大型アースエレメンタルやエリニーズに奇襲されたSilver RavenはCheliaxという国に問題があると言うことを身にしみて理解しAcisaziに到着した。

村の入り口には見張りが立っていて、エルフ達に先触れを頼んでおいたにも係わらずやけにUnfriendlyだったのでよくよく観察してみると何か呪文が掛けられている様子。サプレスして話を聞いてみるとどうやらアボレスにドミネイトされたらしい。
正気の内に縛り上げて村に入り、代表者に話を聞くとやはりDrowned Eyeの封印がアボレスに破られたのだろうと思われた。
Silver Ravenは村で船を借り装備を整えるとDrowned Eyeにすぐに向かった。

通りかかった船が沈んでしまうと言う船乗りたちの恐れる場所、Drowned Eyeは環礁にあるブルーホールの事だった。到着して深く青い海面を見ていると無性に海に飛び込みたい感覚に襲われ、解放仮面、カコルトク、コーディアの三名が抗えずに海中に没してしまった。ウォーターブリージングがかかっているので呼吸は大丈夫だが、下には恐らくアボレスがいるはずなので残るシリウス、ジェイコブ、スピンテルも急いで後を追おうとした。しかし、そこへ付近の船の残骸からゾンビが出て襲い掛かってきた。先行した三人も海底で同じくゾンビに襲われたがどちらほとんど苦労することなく撃退する事が出来た。
すると海底組の方にかつてこの地を封印したというアクアエルフの亡霊が現れて再度封印するには生贄が必要だと言ってきた。アボレスの見せる幻術だろうと思われたので合流したシリウスがディテクトイービルを唱えると案の定透明になっていたアボレスが触手で殴ってきた。
ホタテ貝ゴーレムの恨みなのか何なのかアボレスは大した見せ場もなく倒され、Acisaziの人々はSilver Ravenに感謝しいろいろと物をくれた。
そして、気が重い帰り道やはりランダムエンカウントでワイバーンの群れやウィルオーウィスプの群れに襲われたのだった。

続く。