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20161211

ラッキー・ボーンの地下へ


とても言いにくい報告


ラッキーボーンを再訪した。この間のシスターたちの遺留品を漁りなおすためだ。シスターの死体をあらためて良く観察してみるとハーフハグ・ハーフヒューマンいわゆるチェンジリングであることがわかった。だが残っていたのは死体だけで特に遺留品はなかった。

とは言え子供たちが殺されて食卓に上ったことは疑いようのない事実。これをどうやって報告したものだろうか? やっぱり直接セセイ本人にこんな残酷なことは報告できないので、まずはセトロナに相談してみることにした。セトロナは言う「セセイったら今日はもう15枚も皿を割っているのよ」と。そのくらい心ここにあらずのようだ。真実を告げても碌なことにならなそうなので真実を伏せておくことにした。

話はセトロナがしてくれることになったが、勝手に「コーディアが一生懸命探しているから大丈夫」とか言っているの。なんと無責任なと思うのであった。

ゴーバッシャーズ


再びラッキーボーンに行く。激流騎士団の人探し占いで殺された2人の子供の死体が封印された扉の向こうにあると出たからだ。いざ封印された扉の前まで来てみると先客がいた。それぞれゲイリー、フィッシュ、フレイム、ガンコナーと名乗った。最後のガンコナーが名乗ったときに残りの3人がガッカリした顔をしたところを見ると、ガンコナーだけが本名を告げていて残りの3人は偽名を名乗っているらしい。

4人はここを漁りに来た冒険者らしい。だが封印された扉の手前は何も残ってないし、扉を開けて先に進もうかと思っていたところにちょうど来てしまったらしい。でも我々が先に扉の向こうを探すのであれば、遠慮するけどと言っている。

というわけで遠慮してもらうことにした。するとフィッシュがいつもの酒場で待っているといってケープの力で姿を消し、続いてフレイムが呪文を唱えると姿が消えた。残った2人は歩いて去ろうとするがそこで振り返って言った。

「ところで君たち、この先の地図があるんだけど1000gpで買わない?」
「5gp」と冷たくコーディア。

地図の出どころは激流騎士団の詰め所に侵入して手書きで書き写したものらしい。結局、シリウスが100gpで地図を買い取った。人が良いなシリウス。

シリウスがいつもの酒場ってどこだと聞くと「Three Leged Devilだ。ゴーバッシャーズと言えばわかる」と言って去っていった。本名はゴーバッシュなのか?

封印された扉に向き合ってみる。扉は開かない。魔法で封印されているようだ。すごく硬い。
結局、ノックのスクロールを買ってきて使った。今後のためにもう1枚用意してスピンテルが呪文書に写した。

あれは伝説のイエローモールドだ


地図上でウォーターと記された部屋に向かう。死体があるとされた場所に向かうルートだ。部屋の中央に大きな元プールがあり、そこにはロープが張り渡されている。だがロープとウィンチは朽ちていてボロボロで不安だ。そしてプールの底は黄色い苔に覆われている。

「あれは伝説のイエローモールドだ。うっかり入ると死ぬぞ。蛇の死体があるだろう」

プールの淵には2フィート幅の道があるが、調べてみると崩れそうで危険だ。ロープのほうを調べると仕掛けはなさそうだ。

シリウスがロープを伝って渡ろうとする。ロープにぶら下がってと思いきや、ロープの上を綱渡りして渡ろうとする。非力なシリウスにはそっちの方が楽なんだそうだ。シリウスはうまくわたったがあれは参考にならんな。そのあとコーディアが何度も落ちそうになりながらも渡り切った。こっちはこっちですごい根性だ。

オチューと思ったものはゾーンだった


先に進む。カラフルなタイルの部屋に出た。そこには何かに齧られた子供の死体が2つある。あれこそは是非とも回収して帰りたい子供2人の死体だろう。注意して観察すると黄色いタイルの下にはお宝があることがわかった。だが仕掛けについては何もわからない。試しにコーディアが緑のタイルの乗ってみる。何も起きなかった。次に黄色いタイルに乗る。何かが出てきた。この間見かけたオチューと思ったが実はゾーンだった。とにかく硬い。何とか叩きのめすとゾーンは逃げて行った。

この部屋は同じ色のタイルだけを踏み続ければ大丈夫らしい。間違うとゾーンとこんにちは!する。ゾーンがもう一回出てこないように気を付けながら。黄色いタイルの下を探すと金貨が入っていた。3300gp。アンガスとフィニオの死体も回収できた。お尻と腿の肉がなくなっていた。ここが食事として供された部分か…

ギルド指令室


回収するものは回収できたのですぐに帰ることもできたが、あのロープをもう一度わたるのは骨なので、とりあえず奥に進むことにした。

進むと埃が床に積もった部屋に出た。中央にテーブルがありその上に様々な地図が広げられている。金貨に曲がったダガーに書類がテーブルに上に載っている。壁には油絵が3つかかっている。魔法を調べてみるとダガーが魔法だ。

シリウスが中に入って調べる。油絵の1つはギルドマスター・バッカスと書かれている。赤い髪にヤギの角のティーフリングだ。2人目はハーフリングでギルドミストレス・ロレル、3人目はティアンでギルドミストレス・ヘイフェンと書かれている。油絵の裏に隠し金庫のようなものはない。

机の上の書類を手に取る。バイヤー島という場所にある倉庫の権利書でモリー・メイアップルという人物の所有となっている。メモが付属していた。ティアン語で書かれている。あとで解読しよう。ダガーはよく調べてみるとダガー・オブ・ベノムだった。

部屋の中でキンタルゴの下水道の詳細な地図を発見した。これがあれば地下下水道を使って色々なことができるだろう。

そして誰かの書いた詩が置いてあった。これはバイヤー島のロスビズという人物が書いた曲。ロスビズは最近、お触れで所持が禁止された詩人の1人だ。その詩には例の権利書の倉庫の合言葉と思しき言葉に印がつけられていた。

さらにメモが見つかった激流騎士団の襲撃への対処法が書かれている。ロレルができるだけ粘って足止めする。バッカスが扉を封印して悪魔を呼んで守らせる。ヘイフェンは脱出して助けを呼びに行くとなっていた。

変な蓋の井戸がある


地図上で井戸があるという場所の扉を開けた。そこには大きな戦いの痕跡があった。そしてひどくやせ細った死体が6体転がっている。井戸には水を汲みには大きすぎるバケットが釣り下がっている。リフトかもしれない。井戸には変な模様の蓋がされている。

死体が動き出すという事例に何度も遭遇しているので用心のために矢を打ち込もうとすると、死体が起き上がって襲ってきた。やっぱりという思いが全員の心をよぎる。

死体は「ひもじい」とうめきながら襲ってくる。ガストだ! 爪や歯に毒があるらしく前衛が次々と麻痺させられていく。もうダメかと思ったとき思わぬ救いがもたらされた。奴らは透明なものを感知できないのだ。魔法で姿を消しつつ麻痺から立ち直るまで凌いでかろうじて勝利した。

だが、麻痺した仲間の代わりに齧られた2人の子供の死体は原形をとどめないレベルになってしまった。もうこれ以上戦えないので帰ろうと思ったがその前に井戸の蓋をもう一度よく見た。

蓋には宝石が嵌っていて、それをさっき見つけたメモにある通りに触ると蓋が開いた。中を覗き込むと下は部屋になっていて水没した部屋になっている。水は天井から1mくらいのところまで来ているので潜水する準備をしなくては進めないだろう。

ちなみに蓋に描かれていたのはゼノプテビットという人に化ける虫らしい。これはバッカスが召喚したという悪魔と関係あるかもしれない。その後、余計な寄り道をせずに帰ることにした。

地上に出るとゴーバッシャーズが待っていた。もう漁っていいか?というのを軽くかわし、一緒に飲みに行く。

ギルドミストレス・ロレル…の幽霊


その先にある最後のホールにも寄っておく。そこは長いマホガニーのギャンブルテーブルがあり、それを椅子が取り囲んでいる。すごくゴージャスな雰囲気だ。反対側の椅子に小柄な人間の死体が座っている。そして扉を開けたすぐ横にハーフリングの幽霊が立っている。ギルドミストレス・ロレルの幽霊…らしい。

ギャンブルテーブルらしくギャンブル?それとも別のこと?と聞いてきた。我々が勝ったらどんな利益がある?と聞く。勝てば質問に答えてくれる、負けたら頭を撫でられるということらしい。ギャンブラー・シリウスが勝負に挑んだ。最初の勝負に負けた。頭を撫でられてライフエナジーを吸われた。なるほど、負けるとライフエナジーを吸い取られるのか。2回目はシリウスが勝った。さあ質問だ。

「井戸の奥には何がある?」
「本来グレイスパイダーの地下道があったが今は水没している」

シリウスは勝負をつづけた。3度目、4度目、5度目、6度目、7度目、8度目、9度目…シリウスは全部負けた。なるほど、いつも素寒貧だったわけだ。そのあと面子を変え挑み続けるも連敗。ようやく勝ったところでこれ以上の勝負はもう嫌なので。

「どうしたら成仏する?」と聞いた。
「その優しさを生前にほしかった。私の体に夜明けの光にあててほしい」

言われたとおりに死体を持ち帰って朝日にあてる。すると死体は粉になって消えた。幽霊の怨念も消えたようだ。そしてそこに遺留品が残されていた。

ホタテはもう見たくない


吸われたライフエナジーを回復するために2日休養した。いよいよ井戸の先に向かう。水の中は動きにくい。部屋に降りるとすぐに向こうから半魚人がやってきた。古代アボレス帝国が作り上げた人造生物スカムだ。これは軽く撃退した。ここはもともと倉庫だったようだ。スカムが逃げて行った方向に追いかけることにした。

先に進むとホタテガイがたくさん捨ててある。調べていると突然ホタテガイの塊が襲い掛かってきた。これはアボレス帝国が作り上げたゴーレムの一種だ。ホタテの破片が飛び回り恐ろしい回数の攻撃を仕掛けてくる。しかも毒があるうえに突撃した後でも全力で攻撃してくる。

やられそうになったホタテは墨を吐いたり、バラバラになって再合体したりと暴れまわっていたが、マジックミサイルによって打ち砕かれた。鈍器が使いにくい水中で鈍器じゃないと有効ダメージが与えられないとか反則だろう。

かすかな声がする


帰ろうと思ったがどこからか助けを呼ぶ声が聞こえる。そちらに行ってみるとスカムに捕まっていた水エルフが閉じ込められていた。話を聞くとアシサジというところからシェンセンを頼ってやってきたらしいが、スカムに捕まってしまい肝心のシェンセンは行方不明ということも知らなかったらしい。

とりあえず助け出して行先もなさそうなのでアジトに連れ帰ることにした。途中、話を聞く。彼らはシェンセンに頼るべく海を泳いでキンタルゴにたどり着き、地下水道から市内に入ろうとしたところでスカムのところにいるというデビルに遭遇。まったく歯が立たず捕まってしまったらしい。

スカムのところにいるデビルは、目が4つあって羊のような曲がった角、体の色は青でひれがついている。両手がイソギンチャクで体は蛇のようなアナゴのような感じ。名前はサーグラゴン。別名ドローイングデビルという。デビル以外には偉そうなスカムがいる。こいつは魔法使いで名前はウンゴロパーという。ウンゴロパーが言うにはここにいるスカムはとてもえらいアボレスに使えているらしい。そのアボレスはメノザグロという。ウンゴロバーは偉そうに自慢していたようだ。

シェンセンを頼ってきた理由を聞いた。アシサジの村では疫病が流行っているという。寝込んで最終的には昏睡状態になるのだが、水エルフたちにはその原因に心当たりがあるらしい。ドローイングアイという場所にある封印が壊されたのが原因と信じているそうだ。そこで封印を何とかしてもらえる誰かをシェンセンに紹介してもらおうと思っていたらしい。だがシェンセンは行方不明だ。

上に戻って井戸の蓋をする。下からスカムが上がって九rと面倒くさいので、蓋をロックしようと宝石を逆順で押すとゼノプデピットが出てきた。こういう仕掛けになっていたのか。サクッと倒す。

とりあえず蓋は占めるだけでロックされることがわかったが、上から開けないだけで下からは簡単に開けるのかもしれないのが不安だった。

帰ろうとするとまたもやゴーバッシャーズに遭遇した。地下はもう漁っていい?と聞いてきたので、水中部分は良いと答えた。するとこちらの足元を見るかの如くきれいにしてくれたらお金くれますか?と聞いてくる。それなら水まで抜いてくれないとダメだと言うと。水まで抜いたら1000gpと返してきたのでシリウスが成功報酬を約束した。きっと片付いていることだろう。

本当にここはアジトとして使えるのか? はなはだ疑問だった。

(つづく)