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20161010_1

地獄行きの本


 Returan of the Hocum's Fantasmagorium

再挑戦の前に

前回、ホッカムの見世物小屋を探索したSilver Ravenの面々だったが、レクサスの予想ではまだ秘密が隠されているとの事なので、休息をとった後、再び探索に向かう事を決定した。
両親の無残な最期にいてもたってもいられなくなったのか、今回はレクサスもついてくるという。いちおう自分の身を護る力はあるとの事だが。
また、探索に向かう前にThe Newt Marketで物資を補充することにする。ここはアルケミストのニュートがやっている店で、主にポーションや錬金術道具を扱っている。
何といっても特徴的なのは、全ての商品が半額で売られている事だ。なお、商品の品質については一切の抗議も返品も受け付けないことで有名である。
レクサスはコネを使って定価でいいから素性が分かってる品を売ってくれと交渉していた。まあ、そうだよね。金をケチって命を落としたら元も子もない。
若干名のギャンブラー以外はレクサスに習って定価でキュアポーションを買い込んだのだった。
 
ニュートの店から帰る途中、道路に人だかりができているのを発見。
様子を見に行くと、どうも反体制的なポエムが落書きされているらしい。書いた人物はポイズンペンという分かりやすいペンネームを名乗っている。
ポエムの出来はともかく現体制に色々と不満のあるシルバーレイヴンの面々は喝采してポイズンペンをたたえたが、落書きを消すためにドッタリがやって来たので、しょっ引かれる前にそそくさと帰ったのだった。

ホッカムの見世物小屋再び

一晩あけて翌日。
 
今回はレクサスも連れてホッカムの見世物小屋に向かう。
様子を伺うが、特にドッタリが見張っていたりすることもなかったのでそそくさと中に入る。昨日の戦いはまだばれていないのだろうか?
途中で変な偽人魚に襲われたりしつつ、昨日探索できなかったところを調べていくと、ホッカムの私室らしき部屋で一冊の書物を発見。「人類の歴史と未来」という本だ。
どうも昨日倒したクレリックがこの本を調べていたらしき痕跡があるので本を読んでみたところ、なるほど怪しい記述がある。
「空飛ぶ目を回転させてマスターオブマスターの名を唱えよ」
空飛ぶ目と言えばエイローデンのシンボルである。そういえば建物内にエイローデンの像があった事を思い出した一行はそちらへ向かう。
みればエイローデンの像の胸にはエイローデンのシンボルが刻まれており、試してみると確かに回る。
と、勢いでまわしてみたものの、あれ?マスターオブマスターって誰だっけ?となる一行。
多分エイローデンだろうと行き当たりばったりに答えてみたが、外れだったらしくエイローデンチョップをお見舞いされてしまった。
結局、マスターオブマスターは、ここを根城にしていた「神聖歴史の会」が崇拝していたイローリの事だった。
まあ、そんな感じで多少のトラブルはあったものの、一行は出現した階段を下り、ホッカムの見世物小屋の地下へと足を踏み入れたのだった。
 

Many Step Monastory

階段を下りた先は図書館になっていたが、既に何者かに荒らされており床中に本が散乱していた。
一行が部屋に入ると、散乱していた本の一つが空中に浮かび上がり、奇妙な人を模したような謎のクリーチャーになる。
身構える一行をよそに謎のクリーチャーは朗らかに話しかけてきた。
「ようこそ、メニーステップ・モナストリーへ。
 実は一つお願いがある。私は契約のせいで君たちがそこにみえる階段を進もうとしたら阻止しなければならない。
 面倒だから奥に行くのはやめてほしい」
とりあえず襲ってくる様子はないのでいろいろ話を聞くと、こいつは退屈していたのか契約が気に入らないのかペラペラと内情をしゃべってくれた。
彼の話を総合すると、既にこの先にアスモデウスの神官達が入り込んでおり、中で何かの作業をやっているようだ。
こいつはアスモデウスの神官に呼び出されたアウトサイダーで、ここを護るように命令を受けている。
こいつの提案としては奥に進むのは断念して、中に入っていったアスモディアン達が戻ってくるのを待ち伏せしてはどうか?という事だったが、中で情報隠蔽が行われていると想定される以上はそうもいかない。やはり一戦交えるしかないのだろうか。
 
一行が相談しているとどこからともなく矢が飛んできた。実は業を煮やした解放仮面(ロベリア)が状況を動かそうと放ったものだった。
結局、これを切っ掛けになし崩しに戦闘に突入してしまった。解放仮面許すまじ。
まあ、本の魔物は頭部?から伸ばした紫のリボンを相手に触れされることで、相手の思考や記憶を抜き出し本にするという特殊能力を持っていただけで直接戦闘能力には乏しかったので、どうにか倒すことができた。
まあ、若干名トラウマをほじくり返されて精神的被害を被った者もいたようだが、抜き出された記憶も本を焼くことで元に戻ったので問題はなかった。

ノックスとの戦い

気を取り直して階段を下りて先に進んでいく。
敵はこうしている間にも破壊活動を続けているかもしれないので、探索は後回しにしてどんどん奥へ。
とちゅうで鎖に絡まったモンクの死体とかあったけど華麗にスルー。
すると一番奥の部屋にアスモデウス信者達を発見する。前回も戦ったモンクたちとオーガキンが2体だ。悪名高いオーガフックは持っていないようだが…。
当然のごとく戦闘になるが、オーガキン達が参戦してこないという舐めプにもかかわらず形勢はかなり不利だ。
先手を取ったモンクたちに押し込まれ、意外な攻撃力の高さと防御の固さに四苦八苦。各自スタミナでしのいでいるもののこのままでは倒れる物が出るのも時間の問題だ。
しかも、そこにさらなる悪い知らせが舞い込んでくる。
突如駆け込んできた解放仮面が、後方から4人のモンクが迫っていることを告げたのだ。万事休すか。
しかし、ここでレクサスが男を見せ、後方からやって来たモンクをカラースプレーで迎撃。これの無力化に成功する。
前線でも執拗に浴びせられるスピンテルとレクサスのカラースプレーに、さしものモンクたちも次々と倒れ、遂に形勢は逆転した。
それを見て慌てたオーガキン達が慌てて参戦してくるが時すでに遅し。彼らもまたレクサスのカラースプレーの前に無力化したところを仕留められたのだった。魔法つえー。
 
しかし、安心するのはまだ早かった。
なんとそこにバージライの腹心と目されるノックスが現れたのだった。
彼女は以前オペラハウス前の広場で民衆を焼き払ったヘルハウンドと、以前地下で出会ったドロドロしたアウトサイダーを連れていた
しかも、いきなり瞬間移動でこちらの後衛に飛び込んでくると同時にお供のヘルハウンドが火を吐くという理不尽さである。
汚い。さすがバージライの手下、汚い。
その後もカラースプレーで無力化したヘルハウンドらを他所にグレイブを振り回して暴れまわり、次々とシルバーレイヴンのメンバーを血祭りにあげる大活躍であったが、さすがに多勢に無勢で倒されたのだった。
なお、最後まで立っていたのはレクサスと解放仮面だけだった。カコルトクとスピンテルは臨死状態でピクピクしていた。あと1ラウンド倒すのが遅れたていたらシルバーレイヴンは壊滅していただろう。
しかも折角倒したと思ったノックスだったが、どういう仕組みか「これで終わったと思うなよ」という捨て台詞を残してテレポートして逃げてしまった。奴はいったい何者なのだろうか。

バージライの秘密

さて、手持ちのポーションを使い切っての必死の手当の甲斐があり、倒れていた連中も命はなんとか取り留めた。
とは言えまともに動く事も出来なさそうなので、とりあえず魔法のカラスを使って本部に助けを呼び、助けが来るまでに残りの部屋を探索する事に。なお、解放仮面はいつの間にか姿を消していた。
奥には謎の緑地が広がっており、そこを調べるとレクサスの両親の手記が見つかった。
手記によるとレクサスの両親が健在だったころにトレイルブレイザー=フニという男が歴史の会を訪ねて来て、地獄行きの本(The book of damned)という邪悪な儀式の書かれた本を読みたがったらしい。
レクサスの両親はその男を怪しんで素性を調べようとしたが、結局尻尾を掴む前に火事に会って死んでしまったようだ。
どうもノックス達はこの手記の記述を改竄しようとしていたようだ。いったい連中とフニの間にどういう関係があるのだろうか。
その時、コーディアが閃いた。トレイルブレイザー=フニ(Trailblazer Huni)はバージライ=スルーン(Barzillai Thrune)のアナグラムになっていると。
そういわれてみれば確かにそうだ。つまりフニは偽名で正体はバージライと言う事だろうか。では、そもそもバージライはここに赴任してくる前からキンターゴに目をつけていたという事になる。このキンターゴにはいったいどんな恐ろしい秘密が眠っているのだろうか。