Hard to Dieルール
戦闘中にHPが0以下になると、瀕死状態になる。HPがマイナスConの値に達した時点で、臨死状態となる。臨死状態から1時間で、完全死となる。
瀕死状態 (dying)
意識はある。周りの状況を把握することができるが、自分では何もできない。他人の手助けがあれば、ポーションを飲むこともできる。他人の手助けがあれば、1ラウンドに5ft移動することもできる。ラウンドごとにHPが1づつ減るが、DC10のConチェックに成功すればこのHPの減少は止まる。または、魔法的手段でHPの減少を止めることができる。Heal CheckではHPの減少を止められない。dying状態のときは、Dexlessになるが、Helplessではない。
臨死状態(experiencing death)
意識がなく、ほとんど死んでいる状態。HPは10分ごとに10点下がっていく。戦闘中か、戦闘終了後1分以内に瀕死状態まで回復させることができれば、ペナルティなしに復活することができる。それができない場合、HPのマイナス分と同じDCのHealチェックに成功すれば、完全死に至るまでの時間を1時間から6時間に延長することができる。この場合、HPの減少は1時間で10点になる。このチェックには10分かかる。完全死となる前に治癒の魔法で少なくとも瀕死状態まで回復することができれば、ペナルティありで復活できる。臨死状態から復活すると、Exhausted状態になる。臨死状態のその他の特徴は、Helplessと同じ。
完全死(dead)
Raise deadなどの呪文を使用しないと、復活できない。Death effectの呪文などでは、臨死状態を経過せずにいきなり死ぬ。
復活のペナルティ
臨死状態、完全死状態から復活する場合には、その戦闘によってついた傷が残る。その内容を決定するには、1d20を振って決める。なお、傷がすぐ治ると面白くないので、regenerationはこの世にないものとします。
ダイス | 内容 | 効果 | コメント |
---|---|---|---|
1 | 重度の障害 | サイコロを2度振る | さらに1が出たらやり直し |
2 | 片目をつぶされた | BAB-1 | 1度きり |
3 | 利き腕の指が落ちた | Dex-1 | 1度きり |
4 | 肺を突き破られた | Con-1 | 1度きり |
5 | 利き腕に大きな傷ができた | Str-1 | 1度きり |
6 | 膝に大きな傷ができた | Move-5ft | 1度きり |
7 | 頭に傷ができて、記憶をなくした | Int-1 | 1度きり |
8 | 脳に障害が残った | Wis-1 | 1度きり |
9 | 顔にひどい傷ができた | Char-1 | 1度きり |
10 | 内臓をひどくやられた | HP-2 | |
11-14 | 膝に大きな傷ができた | HP-1 | |
15-18 | なにもなし | ||
19 | なぜか、タフになった | HP+1 | |
20 | 生命力が向上した | Con+1 | 一度きり |
Breath of Life
以上の変更を踏まえて、Breath of Lifeは、「瀕死状態になった次のラウンドにかければ、どんなにHPがマイナスでも1まで回復させる呪文」にします。ペナルティも免除しますし、通常臨死状態になってから復活させるとExhaustedになりますが、これも免除します。本来の呪文の効果にある、1レベル減るのもなしで。