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第10回セッションログ

 容態安定隊


 国破山河在

時刻は夜更け、舞台は街外れのバラック小屋。通称「ぬめりけ小屋」。
3桁gp程度の安いほったて小屋をWall of Stoneで補強した上でRope Trickを使い、ぬめりけとねばりけは就寝中。
ねばりけは街中に入れないのだから仕方がない。もちろん他の仲間はDrake亭です。
 
すると突然、ぬめりけ小屋を強烈な地震が襲う。何事かと飛び起きるぬめりけ。地震は3ラウンドほど続き、小屋は倒壊。
外には、立派な牙を生やしたHugeの象さん(こいつがSuで地震を起こしていたらしい)と、武装非武装含めてGithyanki4名。
前回の夜襲と同じく、例の「世界崩壊スクロール」を狙ってきたようだ。
ぬめりけ圧倒的不利なのは明白で、Teleport(Domain呪文)で街に逃れようとする。
一度目は魔術師Githyankiの邪魔で失敗するも、二度目の集中を通して詠唱成功。夜襲は再び失敗に終わった。
 
よりによって、瞬間移動先はDrake亭の中。ランダムに振った結果、Briocheの個室に現れるという破廉恥な状態に。
このままでは(Chauntessaさんに見つかって)まずいと判断し、即座にDimension Doorで退散。
しかし床には、ねばりけが踏みぬいた大きなヒビが残っている…。
Chauntessaさんは夜襲を恐れ、Drake亭にForbiddance(Evil排除)を張ることを検討中らしい。
 
騒ぎも落ち着いて翌日。
ぬめりけは大枚はたいてPolymorph Any Objectのスクロールを購入、失敗確率を通して詠唱する。
その結果、なぜかBlue Dragonの姿になるぬめりけ。Burrow能力がつくのが美味しいらしい…でもよりによってChromaticになるなんて…。

 水清無魚


Dominateされたオーガの操るエレベータに乗っかり、Lv9へ向かう一行。
 
Lv9に降り立つと、そこは天然洞窟にみえる広いホール。
その暗闇の中には、DMいわくSeveral…実際には8体ほどのLargeなHumanoidの影。
開口一番に"I'm hungry!!"と叫ぶその人影の肌は緑で汚らしい…あからさまにトロール臭い。後にAmarettoが判別に成功する。普通のトロールでした。
イニシアチブを取られて前衛(含むAmaretto)がタコにされるも、LayerのWall of Forceで戦場は半分に分断される
しかし前衛に立っているねばりけがRendされて、かなり速いペースで削られる。
 
次のラウンド、さらに奥からおかわり3体がやってきて一同うんざり。しかも彼ら、武器を持ってるじゃないか!
さらにうち1人はGreat Axeという超絶事故武器を所持。そしてもともといたトロールたちは叫ぶ。
 
「ロークグロースさま! Bleak Theaterで活躍したロークグロース様なら!」
 
ClaudeBriocheが前に出、Wall of Forceの切れ目から入ってくる敵を迎撃する形を取るも、敵方のクリティカルが相次ぎ若干ヤバくなる。
ぬめりけはさらに変身を重ね、青い肌から銀色の鱗が生えたキモい生物になり、後陣に突出したトロールにブレスを吹きかける。
苦戦するもなんとか討伐することができた。
 
「ロークグロースさま」はどうやら奥のボス部屋から出張してきたようだ。ひどい。
ボス部屋を漁ると大量のお宝。
Staff of BeetleやImmovable Rodなど、ドキドキするようなアイテムの数々!
 
トロール部屋を後にし進軍すると、川に突き当たる。
久しぶりの水場だ!とLayerが嬉々として川に飛び込んだところ、突然Gargantuanのカミツキガメが姿を表した。
「水の中にいたそんなでかいのに気づかないわけない!」と主張するPT達を尻目に、カミツキガメは飛び込んできたタコをパックンしてゴックン。噛み付きやら胃酸やらでLayerのHPは一気に0点に。
DMいわく、このカメにはQuickenテンプレートがついているらしい。それについて語るのはやめておこう。
Layerは胃の中から根性でDimension Doorを通し、カメがSTを落としたことで、命からがら脱出。
カメは一匹食えて満足したのか、そのまま引っ込んでいった…。
PTもこれは事故と思い、追うことはしなかった。クソテンプレートには絶対勝てないし。

 呉越同舟


洞窟を進むと、再び開けた場所に出る。キノコが生い茂る森…その奥に、2つの人影をみつける。
無謀にもLayerはその人影に「オーイ」と手を振る…この地底ではその姿はニョロにしか見えない。向こうの人影は耳が長く、どうやらエルフ系のようだが…? 応える人影。
「君たちはあの噂のStabilizersかい?」
「(上空を飛ぶぬめりけが)そうだ、Stabilizersだ!」
次の瞬間、その人影は土下座した。ただの平凡なドラウだったようだ…。
通例どおり身ぐるみを剥ごうとするStabilizersだったが、彼らは情報だけで勘弁してくれと泣きつくのであった。
しかしその情報はBleak Theaterに関する結構重要な情報。
 

  • 彼らはTheaterの勢力の1つ「エレルク家」のメンバー
  • エレルク家は主にドラウで構成される 現当主はゲビスという
  • もうひとつの勢力「インプレサリオ」とで二大勢力となっている そっちはニョロとドゥエルガルが主体
  • インプレサリオは「赤い」
  • エレルク家当主ゲビスの奥方である「リアナッサ」というドラウがこの辺で失踪したらしく、捜しに来た
  • 奥さん探しに協力してくれるなら、Bleak Theaterで闘技大会にゲスト参加できるよう口利きするよ
  • 闘技大会の今回の賞品は、どっかの巨人の集落からかっぱらってきたRelic(どこかで聞いた話…)

 
勢力の構成員、「赤い」連中、闘技大会の景品…。
エレルク家に協力するのが妥当と判断したPTは、リアナッサさんを探すことにした。
 
人海(=ローラー)作戦でキノコの森を探索すると、さっそくどこからともなくインコが現れる。
しかしこのインコ、かつてRappan Athukで猛威を振るったGroaming Spiritであった。
Bansheeのそれにも似た叫び声を上げ、聞いたものは問答無用ではないものの死ぬ。2回STがあるのでそれほどではないが、やはり酷い。
とりあえず叫び声はなんとかしのいだものの、Spiritの放つ恐怖のオーラに耐えきれずClaudeがPanickedとなり逃走してしまう。
ぬめりけがスクロールからHealを撃って癒し殺そうとするものの、SRを抜くためのロールで4回連続2を振ってしまい、5回目のリロールでようやく貫通、110点を叩き込む。
その後Layerのスクロールからのmissile(これもSRのためにリロール1回)によって、なんとか早期決着を収める。
戦闘中は気付かなかったが、このSpirit耳が長いような…。
 
Spiritの現れた付近をくまなく捜索すると、ドラウの死体が見つかる。
その背中にはブッスリと短剣が刺さり、あきらかに他殺死体であった。
死後の経過日数はそれほどでもないようなので、Gentle Reposeで腐敗を防ぎつつ、あとでRaise Deadで復活させる魂胆で死体を回収。代金前払いということで魔法のアイテムは剥ぎ…借り受けた。

 你好!


一度帰還し、日を改めてまたダンジョンへ向かうPT。
Level9を進むと、暗闇の向こうに何かに騎乗した小さな人影が。
ドラウと同じように声をかけ、諸言語で挨拶をするPT。ところがその影はCelestial的挨拶に反応し、Evilなぬめりけはちょっとビクッとなる。
その人影は叫ぶ。「この橋を渡りたい者は私と勝負せよ!」
明かりの範囲まで近づくと、綺麗な石(おそらくWall of Stone)でできた橋の前にいたのは、Dire Ratに跨った女コボルトであった。
胸に掲げる聖印は聖カスバートのそれ…コボルトのくせにパラディン?
せっかくなので、Claudeが勝負を受けることに。橋の上で対峙する2人…しかし次の瞬間には、ClaudeのImproved Disarmで剣を叩き落され、あっけなく決着となった。
どうやら長いこと橋の上に居座っていたようだが、いままで勝ったことがないらしい。情報らしい情報も得られそうにないので、彼女は放置。
あとで聞いた話では、彼女はもともとCelestialだったようだがコボルトに転生し(させられ?)、気が狂ってしまったようだ。知ったこっちゃないけど。
 
そんな橋を通り、さらに道なりにすすむPT。すると道をさえぎるように沼が広がる。
ぬめりけが飛行して上空を旋回したところ、沼の中にはHugeの影が認められた。影はしゃべる。
「通りたければコイン500枚よこせー!」
しかしそんな現金は持ち歩いてないので、力づくで通ることに。ちなみに、同じコインでも銅貨だったりすると襲われたとか。
相手はただのDelver。しかしその驚異的な能力は知らず、突っ込んでいったねばりけの鎧があっけなく溶かされてしまった。
それを見て、高価なおべべを着た前衛陣は接近戦を躊躇してしまう。最近Mithral Full Plateに着替えたEbaraなんかは特に…。
単独で前線に立ったねばりけは奮闘するも、強烈な酸のリアクティブ+継続ダメージのために瞬時に瀕死。
遠距離戦闘陣の攻撃、そしてぬめりけの「一生に一回」ブレスによってなんとかDelverは倒すも、継続ダメージからリペアすることができずにねばりけはあえなく崩れ去ってしまった…。
 
沼を越えてさらに進むと、細い道の先に小さなチャンバーがある。その中には惨殺死体が1つゴロン。
Amarettoがその死体を検分しに入る…と、突然入り口が閉まろうとする。Amarettoは機敏な動きで脱出。
10ラウンドほどかけて入り口をこじ開けると、中にあった惨殺死体はなぜかいい感じにコンガリ焼けていた。どうやらIncendiery Cloudが延々発動していたようである。
その奥はLv10、つまりBleak Theaterに続く階段…なので、引き返してLv9を探索することに。

 佳人薄命


Lv10への道から引き返し、別の道を行くPT。ところどころくぼんだ道の影から突然、天井に張り付いていた敵に襲われる。
そいつはホブゴブリンにみえるが、その目は不気味に赤く光っている。その瞳で2ラウンドかけて睨まれ、Claudeは耐えるも、Ebaraが2回振りなおししたにも関わらずDominateされてしまう。
Hobgoblin Vampire(なんとHorizon Walker)の命令に従い、必殺技をLayerに振るうEbara。もちろん瞬殺であった。
Vampireの正体を見ぬいたぬめりけClaudeの腰に下がった銀の剣にMagic Weaponを掛けたことで、なんとか殴り勝つ。
霧となって逃げ出したVampireは、そのままLv10のほうへと向かっていった。あとには金の首飾りが1つ落ちている…「Bleak Theaterのチャンピオン」と書かれていた。
 
Layerが死んだことで一時帰還を考えるPT…しかしワンダリングに遭遇。
空中に浮かんだHugeの蜘蛛。相手をアストラル的に縛る能力があるとか。でも前衛のクリティカルが爆発して瞬殺でした。
 
準備を整え、日を改めて再びダンジョンに潜り、Vampireと遭遇した道を先に進むPT。
勝手に開いたドアの向こうには、綺麗な部屋が。その中央にはガラスの棺桶が横たえてあり、中にはすこし透けた男が閉じ込められて口パクしている。声は聞こえない。
なんとか読唇術をするが、まぁ普通に「出してくれ!」と叫んでいるだけ。しかし、Briocheはその人を解放してあげるべき予感を感じる。
その男はまさしく、Black Osprayのメンバー(従者)のElweissであった。
棺を破壊されて開放されたElweiss(のゴースト)はBriocheの剣と共鳴し、記憶を取り戻す。
彼が言うには、一緒に葬られていたElweissの主人(コボース)の死体や副葬品(計4つ)が、ニョロやドゥエルガルに奪われてしまった上で、さっきのVampireにこの棺に閉じ込められてしまったという。
それらを取り返して欲しいとBriocheに依頼するElweiss。
ぬめりけは臆面も無く「副葬品はウチらで使ってもいい?」と聞くが、Elweissは「主人が許したらいいよ」と解答。
しかし副葬品の1つは、よくわかんないスクロールらしい…。

 竜頭蛇尾


さらにしばらく行くと、キャッキャしているMediumのGiantに遭遇。どうやらStone Giantの子供のようだ。
 
「おまえらもロデオしにきたのか?」
「したければ馬が来るのを待とうぜ!」
 
とりあえず馬が来るのを待ってみる一行。やがてそこにやってきたのは、おなじみPurple Wormであった。
攻撃をすれば普通に戦闘となるが、誰か一人がロデオを成功させれば逃げていくらしい。
その方法は以下のとおり:

  1. JumpDC23で飛びつく
  2. その後WormとのStr対抗チェックで勝つと、差分ラウンドだけロデオできる

Strチェックの前にダガーなど刺突武器で7点以上ダメージを与えられると+4、Ride5+で+2シナジー。
スキルがあり、文字パワーでStrチェックの目もあるClaudeが挑戦。Buffなどを受けた結果、14ラウンドものロデオを成功させる。
ワームは驚いて帰って行き、Stone Giantたちの賞賛を得つつ情報も獲得…しかしそれはBleak Theaterへの道の情報であり既出であった。
でもボーナス経験点も得て万々歳である。
 
その奥に行くと、天井から石筍の下がった空間になる。
石筍といえばRoper…と慎重になる一行。ねばりけ4号をさきに向かわせると、奥のほうから巨大な人影が現れる。
汚らしい2つ首の巨人で、自らを「ガー&ナー」と名乗る。
どうやら彼はBleak Theater帰りのようで、多数の人間をプチプチしてきたと誇らしげに語る。どうみてもEvilである。
しかしぬめりけの話術が効いたのかなぜか仲良くなり、彼の家に招かれることに。
その家の壁には下手な絵が書かれていた…それはおそらく前回のボーナスステージのピラミッドが召喚されたときの光景のようだ。くだらない…。
 
とりあえず戦闘もなく平和裏に去れそうではあったが、ぬめりけはどうしてもEttinの死体が欲しいようだ。
暫定ねばりけ5号を得るべく、ぬめりけ以外が離れたあとにぬめりけはインヴィジしてSummon Swarm。対抗手段のないガー&ナーは悶絶死し、無事死体にすることができました。この行為でDMのヘイトが3機分くらい増えたらしい。
 
さらに奥に行くと、いきなり戦闘となる。水辺にいたのは、露骨にHydraとBeholderを混ぜたような合体Aberration、Eyedra。
イニシアティブをとった敵はにっくきぬめりけにビームを集中させて殺しにかかる…も、ことごとくセーブされてしまう。1人に4本以上のビームを撃てるチート生物だが、DCは軒並み低いようだ。
後衛はTiny Hutに隠れ、前衛が肉薄する…しかしさすがにWillの低さはごまかせず、EbaraはCharmされ、ClaudeはSleepしてしまった。
結局後衛が遠距離攻撃で競り勝ち、LayerのOrb of Acid(ただしSonic代替)でとどめとなった。
 
劇終
 
遅くなってごめんなさい…。