トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ PDF RSS ログイン

第2回ログ

 Opening 〜認証バッチ盗難事件〜

入学してオリエンテーションなどもすみ、しばらく経ったある授業のない朝、思い思いにくつろいでいたプリトウェン、カシオペア、グレッグ黒猫八織の5人は織瀬コーウィンが呼んでいると声をかけられた。
ついて行くとそこにはコーウィンの他に謎のSAN値が下がりそうな機械っぽいものがいた。
機械は自分はウルチだと名乗り、当たり障りのないように自己紹介をするが、Cの人も多かったのでなんとなく怪しまれてしまう。
ウルチとの初顔合わせが済むと、コーウィンは君達に頼みがあるんだ、と言って話し始めた。

「学園の生徒は所属している寮を示すバッチみたいなのを持っていて、それが色々なものの認証キーになってるんだけど、最近低レベルの学生達からそれが盗まれているらしいんだ。しかも、バグナード寮の生徒だけ被害にあってない。勿論、僕はバグナード寮の人間が犯人だなんて思ってない。でもこのままではバグナード寮のことを快く思ってない人達に濡れ衣を着せられてしまう…。なので、君達でおとり捜査をしてくれないだろうか。」

どうやらバグナード寮は"Circle of Eight"と呼ばれる名前も歴史もある寮の割には力が弱く、蹴落そうと狙っている有象無象の輩がいるらしかった。
PC達はこんな寮に入らなきゃ良かったなどと言いながらも、引き受けてくれる。
織瀬は実家で神事の手伝いがあるからと、Shield of FaithのポーションとEverburning Torchを預けて退場した。

 Middle1 〜City Adventure風味〜

情報収集フェイズ

とりあえず全員総出で情報収集をしてみると、次のようなことが分かった。

  • レアリー寮の不良達がやってんじゃない?
  • 妖精さんの仕業なんだ!見たんだ!
  • マーケットや遊園地などの人混みで起こる。(ただし学園都市の遊園地、Zagig's Wonderlandはアトラクションが危険なため低レベルでは入れない)
  • ここだけの話なんだけど、鬼が資金集めをしてるって不穏な噂があるんだよ。

ついでにカシオペアの並外れた知識力のおかげでレアリー寮の不良達のアジトの場所も分かってしまったりしたが、パスカル寮に聞きに行くのは危険だし、遊園地も(被害者も)入れないので違うしと、バッチをしっかりと結びつけてマーケットに行ってみることにする。

するとPC達は狙われなかったものの、人混みの中で「あれ、バッチがない!」という声が。
全員知覚をしてみると、Stealth+12でうまく隠れたと思ったのに出目2だった妖精さん―ソルト・メフィットが見つけられてしまう。
だが人混みの中で妖精さんのFly 40ft.に追いつける筈もなく、レアリー寮の不良の溜まり場の方向へ向かった所で、PC達は犯人と思しきソルト・メフィットを見失ったのだった。

ファルシオン祭り

一度寮に戻ってコーウィンに報告した後で、レアリー寮の不良のアジトへと向かうPC達。
バグナード寮が誇る、かどうかは知らないが、綺麗所の八織黒猫が「私達新入りなんですけど」としなを作ると、ハーフオークのごろつき達はころっとやられて一行をアジトの中に招き入れた。
うまい具合に行ったので、歓待を受けつつ情報を聞き出してしまおうとするが、その前におまえたちボスには挨拶したか?と言われて奥の部屋に連れて行かれる。
ボスもハーフオークの肉体派で、隣には何故かボスを兄様と呼ぶウィスパーノームが。さすがにボスは一行がレアリー寮の人間でないことに気がついたようで、「テンサーの奴らかパスカルの奴らの尖兵か?」などと剣呑な空気を醸し出して来ると、黒猫が「さっさと情報吐きなさい」と応酬して戦闘の火蓋は切られた。

前の部屋にいたハーフオーク達も全員ファルシオンを手にして来て、DMの出目が奮ったせいで瞬く間に八織が血の海に沈むが、低レベル用PvPプロテクトのおかげで一命は取り留める。
ボスはBlade of Bloodと叫んだ後Rageしてプリトウェンに殴りかかるが当たらず、代わりに妹が2度のAoOをかわして急所を乗せたShocking Graspを剣伝いに浴びせる。
その後もカシオペアのColor Sprayなどで何人かは落とすがまだ半数にも至らず、やむなしとウルチがObscurering Mistをはったそのすぐ後に、お助け救済人は現れた。
「大丈夫ですか〜!?」と扉を開けて入って来た弓Paladinは、本来はChannel EnergyでPCの手助けをする予定だったのだが、霧のせいで中の様子は全く分からず、闇雲に放出することしか出来ずに慌てる。だがその威力は不良達には絶大で、「ボス、あの女が来ましたぜ」と言って隠し扉から逃げ出し始めた。
妹のウィスパーノームはその異常な硬さでもって無事逃げおおせるも、ボスは手下が壁になったにも関わらずプリトウェンのAoOで倒れ、お縄となった。

"風紀委員"と腕章をつけた弓Paladin、アネッサコーウィンから根回しされて様子を見に来たのだという。Obscurering Mistをはったウルチは見た目もあれだし断罪の危機であったが、Evilでもないようだしと信じてくれた。
ついでにボスから奪った+1ファルシオンを、折角ファルシオン下げてるようだし使いますかと言ってみたら、アネッサはファルシオンにはトラウマがあるの、と丁重に断った。

 Middle2 〜砂漠へ〜

妖精さんも現実

レアリー寮の不良のボスとアネッサに話を聞いてみた所、犯人は不良達ではなく、ソルト・メフィットならアジトの先の砂漠のへりで見たとのこと。
すぐ先なのでアネッサに回復してもらった後で見に行ってみると、果たして妖精さんはそこにいた。

ソルト・メフィットがいたのは砂漠のへりの勿論砂漠側だったので、Fast Healingと移動困難を警戒してPC達は様子を見るが、Glitterdust、塩ブレスと好き勝手にやられて仕方なく砂漠の上での戦闘となる。
プリトウェンを目つぶし出来て少しは優位に立ったものの、Magic Fangのかかったプテラと盲目から回復したプリトウェンにはDRも効かず、2d8脱水で嫌がらせをするだけしてソルト・メフィットは倒された。
すぐに砂漠外に移動させて縛ると、ちょっとだけ戻して意識を取り戻させ、尋問をする一行。
するとソルト・メフィットは、砂漠を越えた所にいるドラゴンの命でバッチを集めていると白状した。
(PC達の足で3日、ソルト・メフィットの足だと2時間ちょい、ドラゴンだと1時間かからない)

暗視下だとドラゴンの色は分からない