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EP5

  1.遠い昔、はるかかなたの宇宙で…

今回のEラーニング:ドリフトビーコンについて。
ドリフトビーコンとは、ハイテクと神様パワーが融合した、ドリフト航行の灯台+通信中継器みたいなもの。Triune(ドリフトを見出した神格)の神官が管理している。
ビーコンはドリフト空間内にあり、これが多数設置+管理されている領域はNear-Space、希薄な地域はVastと呼ばれる。
Vastへの航行はTier1エンジンで5d6日というアホみたいな時間がかかるが、Absalom Stationへの帰還はStarstoneが超強力ビーコンになっているためどこからでも1d6日で済むそうな。
 
研修をクリアした後、PC達はYsokiのFitchさんから呼び出しを受け、Lower Sphere Complexに行く。
普段は宇宙船に引きこもっているが、今は珍しくステーションにいる。後ろには紙袋がたくさん…どうやらプラモ買い出しの帰りのようだ。

「Wayfinderの私から依頼があります」

前回ステーションで起こったData Scourgeのとき、外部から宇宙船でやってきたロボットがいた。
その残骸を解析したところ、突入に使われた宇宙船はVast領域、つまり不明or故障中or廃棄済みのビーコンを経由してやってきたと分かった。
その不明ビーコンをこちらから発見すれば向かえる(スペースマンタ君なら発見できる&逆ハッキングされない)ので、調査に向かってもらいたい。またその際、Triuneの技術者と神官も同行し、ビーコンの復旧も試みたいとのこと。
クレオというエンジニア、アコーダントという機械生命体の神官が同行する。報酬はひとり5000crdを想定。
ちなみにPC達に使える宇宙服はまだ開発できていないようだ……気密性だけあればいいのに。

  2.プラズマ生命体の奇襲!

5d6=21日かけて辺境に飛び、ドリフト空間内のビーコンにたどり着く。
それは複数のリングが合わさった形状をしているが、制御系もドックベイも中央に集約されているため、中央リングにドッキングする。中は普通に地球相当の重力・気圧。
コントロールルームに向かうべきだが、他に居住区もあるようだ。先にPCがクリアリングしてからNPCを導く流れに。
 
先に進むと、コントロールルームに続く廊下に動かないセキュリティロボットがいる。
足が床に固定されており、案内用ロボのように見えるが、電源は入っていない。
Caliburが先行偵察すると、コンソール部屋の入り口にも同様のロボ(天井に張り付いている)。
 
直すべき機械を見つけたCaliburが一旦戻ろうとすると、あちこちの虚空からプラズマを光らせる生き物?が現れる。
同時に各所に電源が入り、ロボも起動するが、当然のごとくこちらに銃口を向けてくる。不意打ちだ!
 
プラズマ生命体3体はPsychic Shrinkという技で周囲30ft.にサイキックダメージをふりまく。Caliburはプラズマに一撃あたえつつインコになって待機組の付近に戻る。
プラズマは太くて痛い殴り生物だが、Ranniにより1匹が5ラウンドよろめき状態になり、Guarded Stepと全力攻撃を併用できない弱点を突かれて火力を発揮しきれない。
狭所ながらも全員HPぎりぎりで耐えつつ、遅れてかけつけたAlexiceの極小隕石や回復もあり、討伐成功。エンジニアたちを奥まで導くことができた。

  3.データスカージ再び

エンジニアと神官が設備機能の修理を行い、Religionに長けるRanniやAlexiceが手伝う。
しかし内部システムは復旧させたものの、どうも勝手が違うようでビーコン機能の回復に手間取っている。
 
そうしているうちに南側の扉からガシャガシャと機械の音が聞こえてくる。
監視カメラで見ると、カメラにピースサインをする陽気そうな人型ロボットがいる。

「ぼくはメイクピース、ビーコンのメンタルケア担当のホビーロボットだよー」

調査の基本は聞き込みなので、扉を開けて会話をすると、どうやら彼は15年ぶりに電源が入ったとのこと。
巨大な船Fairweather Foe号が近くを通ったのが、電源断の直前の最後の記憶。
物知りマンタ君いわく、それはStarfinder協会のベンチャーキャプテン Hilo Beruta の貨物船。15年前に失踪し、その後幽霊船めいてあちこちに出現しているらしい。
奥には機械メンテ担当のロボ KALIX-MX もいるらしいので、向かってみる。
 
先に進むと、広いラウンジに出る。満喫めいた個室やビデオプロジェクタ、枯れた花壇などもある。
目の前にはロボが倒れているが、メイクピースが呼びかけると「どっこいしょ」と起き上がった。
KALIX君は15年も寝ていたことに戸惑っている。ハードウェア専門のメンテナーのため、Triuneエンジニアの助けにはならないようだ。
Alexiceが15年前の事件について聞くと、何か重要で危険で特殊なものを輸送しているFoe号のHiloからコンテナの修理要請が届き、乗り移ろうとしたときに電源が止まったとのこと。
 
15年の間に何があったか調べるべくロボ2人が周囲を捜査し始めるが、その最中に突然ハードウェアが異音を立て奇妙な動きをし、目が赤く光り「Intruder!」と叫ぶ。
Data Scourgeがまた発生したのか? 個室の扉も開き警備ロボットが多数現れる。戦闘だ!
 
インテグラは120ft.一筆書きの炎を広域に展開して結構えげつないダメージを振りまく。RanniはGlitterdustでKALIXの目を潰すが、盲目を回避したメイクピース君はHasteをロボ達に配る。
Rogue Combat RobotはReachの冷気攻撃、Rogue Droneは空中からレーザー攻撃でコンスタントかつ属性バラバラのダメージを振りまき、Starfinder特有の高い命中で着実にこちらを削る。
しかもピース君は続けて凶悪呪文Mental Blockを唱えZigやAtiothを大きく無力化、Inject NanobotでCaliburを打倒+混乱させる。
HPを削られつつもAtiothの回復に専念したAesgirはロボの氷槍にツンツンされて死亡一歩手前まで行くもギリギリ耐える。
最終的には術者勢が霧やGlitterなどでうまくコントロールし、Zigの射撃やCaliburの空中テレポ二連斬りなどでダメージを稼ぎ、各個撃破に成功。
 
Triune神官チームも被害を受けたが乗り切った様子。ひきつづき数時間の作業により、ビーコン機能の復旧に成功した。
どうやら、15年前のシャットダウン後、いまから数年前にも少し手が加わり、Triune関係者以外によるビーコンの修復が試みられた形跡があるとのこと。
物理的に探れる範囲を捜索してみても、数年間に何かが侵入した跡がある程度。
インテグラがコントロールルームにサイコメトリーを試みると、「本来無人なはずのルームにFoe号から緊急通信が入る。自動応答を返すが『隔離に失敗した!ウワー!』という声が聞こえる」という過去視を得る。
 
とりあえずやるべきことをやったのでStationに戻ると、宇宙船でプラモを作っているFitchからお礼の言葉と5000crdを送られた。
 
ログ書いた人:irony (Aesgir)