ラニは星と月の魔術を得意とするカーリア王家に生まれ、自身も魔術を得意として育った。そして死のルーンを手に入れて自分の肉体を殺し、魂だけの存在として永遠を手に入れ、宇宙へと旅立った…筈だった。
しかしどういうことか、今の自分の体を見れば人形だった容れ物が生身に変化し、魔術も思うように行使出来ないではないか。記憶も定かではないが、どこかで死のルーンを失ったようだ。
忌々しいが、丁度SF協会という連中からも声をかけられている事だし、利用してルーンと力を探させてもらおうと、ラニは思ったのだった。
エルデンリングというゲームの魔女ラニ。
死のルーンを持ち宇宙へ旅立つ事で、狭間の地から死を遠ざけようとしていた。
生まれ持った肉体は自分の手で滅ぼしており、師を模した4本腕の人形に入っている。(さすがに4本腕は実装出来なかった…)