トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ PDF RSS ログイン

第3話

 第3話「突入、灰の砦」


前回まで

ホシラの持っていた手紙からカルティスト達が荒廃したケナブレスで何かを企んでいたという事を知った一行は、企みの詳細を掴むために手紙に記されていた場所を調べる事にする。

アルバークラフトの屋敷

始めに現在地から一番近かったアルバークラフトの屋敷へと行く。ラオツェンが集めていた情報ではアルバークラフトは昔彼が住んでいた屋敷を買い取った人物である。つまり、これから向かう先はラオツェンケナブレスにいた頃に住んでいた屋敷という事になる。
屋敷に着いてみると、ちょうど破壊が激しいエリアの近くでほとんどがれきしか残っていない。1時間ほどかけて捜索してみたが、いくつかのバフォメットやデスカリのHoly Symbolらしきものが拾えたぐらいで目立った収穫は無かった。既に証拠隠滅された後なのだろうか。一行は諦めて次の場所へと向かう。

トパーズソリューション

崩壊前はクスリ屋兼マジックアイテム屋だったトパーズソリューションへと向かう。ここはさっきの屋敷とは違い、きちんと建物が残っている。
まずはオーディーがそっと近づきドアに聞き耳を立ててみると、中から物音と男たちの話し声が聞こえる。
みんなで近づきドアを開けると、汚れた鎧を着けた男たち6人がタンスなどを漁っている。サールディンが「書庫への新しい資料を持ってきた」と言うと、「あ?なんだティーフリングのガキ共。見たら分かるだろう、俺たちは忙しいんだ。死にたくなければさっさと失せな。」と返ってくる。どうやらただの野盗のようだ。Paladinのサールディンが説得を試みるも、野盗と話が合うはずも無く戦闘になる。野盗たちは一人がラオツェンの矢で倒れた辺りで戦意を喪失し、そのまま逃げていった。
改めて建物を調べてみると、地下への隠し階段が見つかった。地下室は汚くよく分からない植物が這い回っていて、隅に机があるだけである。机の上には6本腕の何かの像と液体の入ったビンが置いてあり、下には箱がある。オーディーが近づくと像がアイオメディ信徒に対する挑発の言葉を吐きながらビンを割り、中の液体が周囲に霧となって散らばる。それと同時に植物も動き始めて戦闘になった。近づいていたせいで植物の触手に殴れらたオーディーの前にサールディンが割って入るも、植物の毒によって混乱してしまったオーディーはそのままサールディンを背後から切りつける。その後も数人が毒を受けて混乱してしまったが、なんとか植物を倒す事ができた。
落ち着いてから箱を開けてみると、アイオメディ信徒への嘲りが綴られたノートと毒が塗られたアイオメディのHoly Symbolしか出てこなかった。既にここにあった証拠は処分されてしまった後のようだ。一行は最後のエストロッドの塔に何か残っている事に希望を託して塔へと向かう。

エストロッドの塔

塔は上の方が吹き飛ばされてしまっているものの、1-2階あたりはまだ建物が残っていた。入り口のドアは閉まっていて鍵がかかっているが、中に向かって「書庫への新しい資料を持ってきた」と言うと扉が開いて一人のティーフリングが中から現れた。持っている物を見るにバフォメットのカルティストのようだ。「お前達は誰だ」と問いかけてくるティーフリングに対してサールディンが堂々と「我々はホシラ様の使いだ」と答える。少し怪しまれたが、中へと案内してもらう事に成功する。それとなく探りを入れるとここにいるカルティストのリーダーはファクソンという名前だが、彼は前の上司を貶めて今の地位を築いたらしく部下からはあまり快く思われていないようだ。
2階へと案内されると、少しいい装備をしたティーフリングが他の数名と言い争っている。部下達はもう仕事が済んだから帰ろうと言っているところを、ファクソンがここで起こる事を見届けてからでないと帰れないと言って押しとどめているようだ。こちらに気がつくと「なんだ、見ない顔だがお前達はホシラの部下か?」と問いかけてくる。サールディンが「おいおい、様を付けろよ。ホシラ様だろ。」と返し、なんとか情報を聞きだそうと試みる。とは言う物の、こちらはカルティスト達について詳しいわけでは無いのですぐにボロが出てばれてしまう。ファクソンはIce StormやLightning Boltで攻撃してくる強敵だったが、一行はWorld Wound生まれのタフさを生かしてなんとかカルティストを殲滅する。倒したファクソンの持ち物を漁ると指令書が出てきた。


ファクソン,

お前の上司の資金取り扱いに関する不手際について、良く報告してくれた。これからは、お前がケナブレスでの新しいリーダーとなる。お前が今後とも我々に忠実に仕えることを信じているぞ。
が、ケナブレスのテンプラー達をそれほど長く指揮する必要は無いだろう。なぜなら、もはやケナブレスは「おしまい」だからだ。…私もケナブレスでの大虐殺に参加出来ないのが残念だ。人間共が「赤い朝の虐殺」と記録してくれたあのイベントは私の中でも2,3を争う良い思い出だからね。
この後すぐに、主のご息女が発見された高純度のナインドリアンクリスタルを移送することになる。クリスタルの力が砕かれたWardstoneに注ぎ込まれれば、あの忌々しい力を逆に利用して面白いことが出来るということらしい(その成果については、お前も身をもって経験できるだろう!)。Wardstoneが充分に染まれば、儀式の最後はヴォーリシュが行うそうだ。Gray Garrisonで丁重に迎えて差し上げろ。
クリスタルをアルシェイルに奪われていなければ、もっと早く事態は進行しのだがな。前の責任者は、そういった点でも役不足だったと言える。お前が同じミスをしないことを期待しているぞ。

バフォメット様に栄光あれ!
ミナーグォ


カルティスト達はGray Garrisonで何かを企んでいるようだ。伝説の魔女の名前などが見えて不穏だが、放置しておく訳にはいかないだろう。一行は今後どうするかを話し合いいろいろと揉めたが、最終的には一度図書館まで戻ってから考えようという結論になり、図書館に戻った。
戻ると避難してきた人が増えていて、新たな情報が手に入った。町の北の方のDefender's Heartという砦にCrusaderの生き残りが集まり、カルティストへの反撃を準備しているらしい。さっきの情報を知らせるべきだろうと考えた一行はDefender's Heartへと向かう。

再会

Defender's Heartに向かう途中で、一人の女が武装した男たちに囲まれているのを見つける。男たちはアイオメディの信徒のように見えるがこの騒ぎで気が狂ってしまい、魔女狩りをしているようだ。魔女では無いと答える女に対して、どっちでもいいからお前をアイオメディ様に捧げて悪魔と戦う力を得るのだ、と叫んで手に持った剣を振り下ろそうとする。サールディンが間に割って入って止めようとするものの、女の代わりに囲まれて剣で切られて重傷を負ってしまう。最初はアイオメディの信徒をむやみに殺すわけにはいかないと非致傷攻撃を試みる一行だったが、男たちもそこそこ強く、数が多く劣勢である。仕方なく普通に反撃し、大半を倒してしまった。
囲まれていた女性と話をしていると、進行方向の方から新手が出てくる。先頭にいた女Gunslingerが一行を見つけると、ティーフリングが女を囲んでいると見たGunslingerは一行に銃を向け、威嚇してくる。サールディンが誤解を解こうと話しかけると、Gunslingerは「お前はサールディン!」と言い、銃を撃ってくる。サールディンに恨みがあるようだ。ここで後ろから付いてきていたアネヴィアが「あなたはレジット!生きていたのね!」と声をかける。アネヴィアは(半分渋々と)サールディンをかばうも、聞く耳を持たないレジットサールディンを殺そうとする。
ここでさらに後ろからもう一団が現れる。先頭にいるのは町の崩壊前に会ったEaglewatchのイラベスで、後ろにドロクとエレンスを連れている。状況をいくらか察したイラベスはレジットを「無駄な争いをやめないか!Eaglewatchから除名するぞ!」と恫喝すると、ひとまず争いは収まった。

呪いを捲く者

生き別れになっていたドロクとエレンスとの再会を喜んでいると、近くにあった家のドアが開き、中から柱を担いだ不気味な男が「俺が酒を飲んでいるのに騒いでいるのはどいつだ!」と言いながら出てきた。男は歩いてレジット一行の近くに歩み寄ると体からNegative Energyを放出した。見た目によらずかなりの威力で、レジット以外がばたばたと倒れる。みんなで囲んで殴るがとても強く、柱に殴られた人も次々と倒れていく。もうだめかと思った時、物陰から新たな男が現れ「邪悪なAnti-Paladinめ、悪を撃つ一撃を食らえ!」と叫びながら矢を連射すると柱男は大ダメージを受けたようで、悪魔を召喚して呪いの言葉を吐きながらTeleportしていった。
後から着た男はエルファスという名で、Demon Hunterの二つ名を持つ腕の立つPaladinだそうだが、柱男の最後の呪いを受けて動きがカクカクになってしまった。いろいろとあったがとりあえず危機は去ったようなので改めてDefender's Heartへと向かう事にする。

Defender's Heart

砦に着くとそれなりの人数のCrusader達が集まり、作戦会議をしているところだった。リーダーのオールンにGray Garrisonの情報を伝えるとまた会議の方向が変わり、明朝にGray Garrisonに総攻撃をかける事になった。一行は戦力として当てになりそうなMongrelmanの話もすると、見た目の問題もありCrusaderと行動を共にするのは難しいだろうが、貴重な戦力なので情報を伝えて陽動に参加して欲しいという方向でまとまった。またMongrelmanに唯一話が通る一行は情報を彼らに伝え、一緒に陽動に参加するという役割を与えられた。Potionなどの物資を買えるだけ買い込み、出口の方に向かうとレジットサールディンに「お前は絶対に許さない。この戦いが終わったらきっと殺しに行く」と言って睨み付けてくる。理由が全く分からないサールディンがアネヴィアに頼み込んで事情を聞くと、サールディンが孤児院から去った後、孤児院の院長はサールディンを悪魔に引き渡したという嫌疑をかけられて孤児含め全員がひどい目に遭い、運良く生き残ったアネヴィアやレジットはEaglewatchに拾われて今に至る、というのが真相らしい。事実とは異なるが、今すぐに誤解を解くことは出来そうにないのでとりあえずそのままMongrelmanの穴へと向かう。

Gray Garrison

Mongrelmanにも情報を伝えると、ちょうど町に走る亀裂の中を通って町の中心部へと行くルートを開拓したところだと言われる。その中にはGray Garrisonの近くに出られる道もあるようだ。Gray Garrison近くで暴れたら陽動にならない気もするが、せっかく敵の本拠地近くに通じる道があるのでそこを使って攻撃をかける事にした。
次の日の朝、亀裂を通ってGray Garrisonの近くへと急行する。Mongrelman達に陽動を頼み、一行はGray Garrisonの様子を見に行くと門の前になぜかハルランが見張りのように立っている。ティーフリングである事を生かして中に潜入できるかもしれないという考えで「重要な報告があるので通して下さい」と言うと、ハルラン?はにやにやしながら「Paladinは嘘が下手だなあ」と言いながら攻撃してくる。どうやら死体を操るDemonに乗っ取られているらしく、攻撃を仕掛けると中から虫のようなDemonが出てきた。なんとか倒すと「もう遅い。後10分ほどで俺の情報は伝わり、儀式は完成する」と言い、死に際にどこかにSendingを送った。
ぐずぐずしていられないので素早く門を開け、中に入る。中にはティーフリング、デスカリのカルティスト、Demonたちがうようよしていたが、儀式を行っているのは上層だと当たりを付けて敵を躱し、たまたま拾ったWall of StoneのScrollで追撃を防ぎつつ2階へと進む。追撃は防げたが、同時に退路も断たれてしまったのでもう前に進むしかない。
2階にもカルティストやDemonがいたが、もう壁にできるような物は無いので各個撃破しながらどんどん先へと進む。

Wardstoneの儀式

3階へ続く階段を見つけ、Fiendish Minotaurを倒して進むとカルティストのリーダーらしいハーフエルフの女が何かの儀式を行っていた。女の前には謎の金属で出来た檻があり、その中には大半が紫に染まった、元は白かったであろうWardstoneの破片がある。Flamestrikeを連打して来る女だが、またWorldwound生まれのタフさでなんとか耐えながら倒す。しかし、女を倒してもWardstoneはどんどん紫に染まっていく。
檻は頑丈で、隙間に見える部分も見えない力で何も通さない。また、檻も石もArtifact級の力があるようで、おそらくこれらをなんとかするにはWishかMiracle級の呪文が必要となるだろう。一行はいろいろ試すがどうやっても儀式は止まらない。ラオツェンが破れかぶれで、アルシェイルから託されたナインドリアン・クリスタルで殴りかかろうとすると、檻はなぜかラオツェンがさわると溶けた飴細工のように曲がり、手を突っ込む事が出来た。そのまま中身を取り出そうとすると檻は爆発し、Wardstoneの破片が転がり落ちる。爆発のダメージでぼろぼろになりながらもとりあえず石の様子を確認すると、紫の浸食は止まっているようだ。

エイリール・ボーレシュ

一行が一息つく間もなく、さっきとは別の女のぼんやりしたイメージが部屋に映し出された(。「あら、どうやってナインドリアン・クリスタルの檻を壊したのかしら。まあいいわ、その石を渡してくれる?」と言い、ドロクに何か呪文をかけると彼はふらふらと女に近寄り、Daggerを出して自分の首に当てる。女は自分がエイリール・ボーレシュであると名乗り、ここにあるWardstoneの破片を通じて各地にある別のWardstoneに瘴気を送り込む事が出来る旨を説明する。一行はドロクを人質に取られて、引こうとするが、ドロクが意志の力を振り絞って、「サールディン、こんなことを絶対許しちゃ駄目だ、僕のことはいいから石を壊して!」と叫び、それを聞いたサールディンは「ドロク、すまない!」と言ってWardstoneにかけよる。エイリールは、「無駄無駄、それは破片とはいえアーティファクト…」と言うが、隣になっていたラオツェンの攻撃ははじき返されるも、サールディンの一撃はWardstoneをたやすく砕くのだった。すると、そこから紫の光がひとしきり放出された後(それはTieflingの一行にとっては奇妙に心地よいものだった)、それよりもっと強い白いが光放出され、一行はWardstoneの記憶らしいVisionを見た。

ケナブレスのカイトにWardstoneが建てられたセレモニー。テレンデルヴもいる。

若かりし頃のハルランがWardstoneの前で、杭にしばりつけた人々を燃やしている。

コーラムゼイダがWardstoneを守る騎士達を殺している。
幼い頃のサールディンが切りつけられ、Wardstoneは砕かれる。
そこに、突如突撃してきたテレンデウルヴがコーラムゼイダに体当たりをかける。
両者は戦い始めるが、テレンデルヴはBalorの剣を爪でDisarmした上で右翼を噛みちぎり、
尻尾の一撃でBalorをWardstoneにたたきつける。Wardstoneに触れたコーラムゼイダから
は煙が立ち上り、彼は苦痛に咆哮を上げる。
テレンデルヴは口から光の光線を出してさらにコーラムゼイダの左翼も切断するが、コーラ ムゼイダはテレポートして消え去った。

抜き身の剣を持ったイラベスが、鎧を着たドワーフの戦士を追ってカイトに入ってくる。
どちらも傷だらけである。 
ドワーフはグレイヴを手に、ワードストーンを背に戦おうとするが、その背中がワードストーンに触れると彼の背中から煙が立ち上がり、彼は悲鳴を上げる。
イラベスが一撃を加えようとするが、彼はそれを避け、逆にイラベスの膝に切りつけて彼女は倒れる。
ドワーフはそこにとどめの一撃を加えようとするが、近づいてくる他の足音を聞いて、
突然現れたジャイアント・ワスプに乗って北の方に飛び去った。

カイトの空から、コーラムゼイダが姿を現す。
地面に降り立ったコーラムゼイダは以前よりも堂々とした見た目になっている。
近づいてくるクルセイダーは、彼の体から放出される雷土で剣がその体に辿り着く前に次々と倒れる。
コーラムゼイダは剣の代わりに紫色の結晶体でできた巨大なのみを取りだし、Wardstoneに打ち付けると、悲鳴のような音が鳴ってWarstoneに大きなヒビが入る。
コーラムゼイダがそのまま何かの呪文を唱えると、Wardstoneの前に青白い光の塊が出現し、大爆発を起こす。
爆風が収まると、そこにはクレーターとなったカイトと、大部分が粉々になったWardstoneが姿を現す。
コーラムゼイダはそれを見届けると、空に向かって飛び上がる。

長くて細い尻尾と爪の生えた手、そして美しいが目の無い顔を持つ女デーモンが、Wardstoneの欠片を紫色のクリスタルの台座に置く。
その脇には先ほど倒したHalf-Elfの姿もある。
Half-Elfが何事かを女デーモンに言うと、クリスタルの台座は形を変え、ケージとなる。
デーモンはテレポートして姿を消し、Half-Elfはその前に座って手に持ったScrollを読むと、ケージが光って、Wardstoneに紫色の光が流れ込む

エイリールが紫色に染まったWardstoneの欠片を魔法陣の中心において儀式を行うと、それから紫の光があふれ出す。
他の場所にあるWardstoneにもヒビが入り、その中から同じような光があふれ出す。
その光を浴びた人間は翼や爪、角、などが生え、あたりのクルセイダー達を襲い出す。
そこに、デーモン達が一斉に突入してくる。
が、そのイメージはかき消え、サールディンがWardstoneの欠片を壊すビジョンが映る。
すると、他の場所にあるWardsotneにもヒビが入り、そこから白い光があふれ出す。
その光は広大な範囲に広がり、その光を浴びたデーモン達は苦痛にもだえ、弱い物はそのまま倒れる。
クルセイダー達は勇気を取り戻し、潰走するデーモン達を追撃する。

また、特定の個人だけが見たビジョンもあった。
サールディンが見た記憶

騎士風の男、過去に会ったアイオメディのヘラルド、そして不思議な格好をして杖を持った老婆が、Wardstoneを囲んで儀式をしている。
Wardstoneはカイトではなくて、どこか別の場所にあるようだが、良く分からない。

ラオツェンが見た記憶

明らかに強大な力を持った、赤い目の影のような悪魔が暗い廊下を歩いている。
その頭にクロスボウの矢が次々と突き刺さり、悪魔はゆっくりと倒れる。
そこに、翼をルーンに覆われ、蹄のついた足から溶岩が流れ出ている女性悪魔が現れ、倒れた悪魔を調べ、薄く笑う。

ODが見た記憶

あのとき、どこかに落ちていきながら、恐ろしい物を見た感覚を思い出す。だが、それが何だったのかは思い出せない。

ケリアンが見た記憶

どこかの崖、地層がでてているところに、一人の動きやすそうなローブをまとった男がやって来る。
男の顔は、なぜかよく見えない。男は地層を見たり、呪文を唱えては持っている呪文書のようなノートに書き込んでいる。
ノートはケリアンの持っているものとよく似ている。

メイプルが見た記憶

シロップの記憶のような気がする。ぼんやりしているが、シロップと、形は良く分からないが他の3つのクリーチャーが辺りを警戒しながら白い空間を漂っている。
トンバース、タメッリ、ダイザッドが他の3つの名前である。

Visionから目が覚めると、ボーレシュは白い光を浴びてぼろぼろになっていた。「なぜ!?まあいいわ、儀式は所詮お遊び、最後の結果は変わらない。このお礼に、この子はもらっていくわね」と言ってドロクと一緒にTeleportして消えた。女が消えるとそこに8匹のBabauが現れる。しかし、白い光の余波か一行は力と高揚感に満ち溢れている。姿も普段とは異なり、サールディンには翼が生え、オーディーには背中から蜘蛛の足が生え、ラオツェンの腐った体は黒く透明になり、ペンテシレイアの足はかぎ爪の付いた大きな足になる。メイプルケリアンは特に何も変わって無かった。
一行は通常ではあり得ないような力を振るい、かろうじてDemon達を殲滅した。外からはCrusader達の声が聞こえてくる。と同時に、急激な脱力感を覚えて意識を失うのだった。