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第23話

 第23話「深淵の主」  

前回のあらすじ

エイリール、ドロクを退け、Thresholdを攻略したOotRMは、ガルフリーやナムハイアス達と協力してWorldwoundを永久に閉じるための儀式を成功させる。
Abyss側でこの儀式を実施したOotRMだが、儀式の成功と共にThresholdのAbyss側の部分は崩れ落ち、下の亀裂へと落ちていった。そして、そこにデスカリ本人がテレポートアウトしてきたのだった。

デスカリとの戦い

デスカリは、巨大なイナゴの下半身に、人の上半身、そして異形の虫の頭を持った化け物だった。その羽の部分はイナゴの群れになっており、常に形を変えている。そして、その手には骨のような素材で作られた巨大な鎌が握られていた。
全く表情の読めない顔で、デスカリは語りかけてきた。
「どうにも、ここまでやるとは正直思っていなかったよ。Worldwoundを塞ぐだけならともかく、Flame of Soul Luringも破壊してくれるとはね。これで、ここしばらく最もホットだったワールドウーンド計画もおしまいのようだ。
だが、これで終わりだとは、君たちも思っていないだろう?そう、プランは無数にある。私の領域に無数のチャズムがあるように。いくつかの優秀な手駒は失ったが、エイリールも今度こそ真のデーモンとなって私に使えてくれるようになるだろうしね。
では、君たちの次のヒーロー達も君たちと同じくらいうまくやることを祈りながらここで死ぬがいい」
OotRMの面々には、もはやこれに応える言葉は無い。デスカリの予想を上回る速さで、シロップが突撃してくる。しかし、シロップの攻撃が鎧のような装甲に覆われたデスカリの腹部に当たると、すさまじい不協和音が響き、シロップはstaggeredしてしまった。これがデスカリのRasping Armor、物理攻撃を受けると相手を不調にさ
せる音波を出す防御能力だ。
一方で、こういった効果の影響を直接は受けないラオツェンの弓がデスカリに何本も突き刺さる。
ODはStartowerの封印能力を使って、Deskariの強力なBreath Weaponを封印した。これは、swiftで20d10acid(Acid Resistは効かない)+PoisonのLine+Burstを与えるLingering Breathで、Deskariの最大の武器の一つだった。
デスカリは、Timestopからお供のAdvanced BalorやApcalypse Locustを呼び出す。Balorは2回もVopalを発動させるが、Mythicの振り直し能力でこれは防がれた。
その後、ペンテシレイアがデスカリ攻撃するが、命中したかに見えた剣の場所に突如として空間の亀裂が入り、デスカリは攻撃をかわす。
デスカリは、このターン、相手はだいたい死ぬ呪文Mass Infestation of Wormsを発動するが、これはケリアンの展開していたAroden's Spellbaneで阻止された。逆に、ケリアンのMythic Holywordで、ただのAdvanced Balorはなすすべも無く爆散させられる。
空間亀裂の回避はそうそう何回もできないだろうと、他のメンバーも攻撃を続けるが、どうやらこの能力は何回でも使えるらしい。ここでラオツェンは気がついた。多分、この能力がエイローデンが言っていた、Plane Rulerの能力だろうと。そうであれば、元々のRulerであった先祖の力で止めることができるはずだ。ラオツェンは黒いオーラを出し、自らのデーモン化を促進させつつも、デスカリとのHD対抗判定に成功し、一時的にPlaneを変容させる能力を自らのものとする。
これで回避能力を失ったデスカリはパーティの猛攻を受け、大鎌による攻撃で多少の反撃を行うもののサールディンを止めるには至らず、ペンテシレイアの剣によって倒れたのだった。

  • デスカリ様のスペック
    • CR 29
    • AC 64
    • hp 1782
    • ST +32
    • SR 40
    • Atk +51/+46/+41/+36 (4d6+70/18-20/x5 plus poison)

ちなみに、オリジナルのスペックは

    • AC47
    • hp 742
    • ST+32
    • SR 40
    • Atk +51/+46/+41/+36 (4d6+70/18-20/x5 plus poison)

というわけで、防御能力だけ盛ってます。オリジナルだと1ラウンド持たない。

思いがけないAbyssal Resurrection

ペンテの聖なる剣撃を受け、Deskariの体はよろめいた。
「…どうやら今回は君たちの勝ちのようだ。だが、次は無い。1年後を楽しみに待っているんだね。」そう言って、DeskariにAbyssal Resurrectionがかかろうとしたとき、突然、その体を中心として時空に巨大な亀裂が走った。
そして、OotRMのメンバーもなすすべもなく亀裂に飲み込まれる。亀裂の向こうは、いつかAsmodeusに連れられてのぞき見た、Dead Vaultの外郭だった。
Dead Vaultの中心部、Rovagugその人が閉じ込められている魔法の檻から、力を失って漂うDeskariの死体に、一本の紫色の線が延びている。予想の通り、DeskariはいつからかRovagugの力の影響を受け、その死をきっかけとして、ついにその力と体がRovagugに取り込まれようとしているのだ。
Abyssal Resurrectionによって復活していくDeskariの体は、その虫の下半身が奇妙に伸びて芋虫のようになっていき、人間の体からはかぎ爪のついた無数の足が飛び出してきた。声にならない叫びを上げて狂いながら、DeskariはRovagugに体を乗っ取られていく。OotRMはその光景を身動きすることもできず、延々と見せられていた。
そして気がつくと、OotRMの面々は懐かしい大地に立っていた。そこは、崩壊した「」の跡だった。ODがDead Vaultからの近くに辿り着いたように、どうやら、Rovagugの檻の一部がここに繋がっているようだ。
そして、の広場だった場所には、わずかにDeskariの面影を残した巨大な異形が佇んでいた。ケリアンは、神パワーで直感的にその存在を理解した。あれはRovagugのAvatar、封印されてこの方地上に姿を現したRovagugの僕において、最も本体に近い存在。それは、過去にGolarionを蹂躙したSpawn of Rovagugを遙かに超える力を持つだろう。そして、Deskariが行ってきたRasping RiftsとWorldwoundの貫通事業は、わずかではあるがRovagugの檻とWorldwoundの間に道を作っている。あのAvatarはそこを通って出てきたのであり、今でも本体と繋がっているのだ。
RovagugのAvatarは全く知性を感じさせない咆哮を上げる。すると、辺りが震えだし、わずかに残ったの残骸は突然砂のような小さな粒子に変わり、辺りは一切の更地になってしまった。これこそがRovagugの破壊のオーラ、半径300ftの神以外の存在全て無に帰す能力だ。そして、RovagugはOotRMがいることなど気にも止めぬように、西に向かって動き出した。
その先には、Kenabresがある。

人知れぬ神話の戦い

まずケリアンが動いた。今こそ、Sword of the Planeを使うときに違いない。そして、Rovagugがこちらに気がついていない今こそがチャンス。呪文で増強した一撃はRovagugに命中し、本体との絆を断ち切った。さすがのケリアンにも気がつく余地が無かったことだが、この一撃が無ければ、Rovagugは毎ラウンド本体からのエネルギー供給によりregenerationで1000点のhpが回復することになっていた。
そして、ここを通すわけには行かないとRovagugの進路に立ちふさがるその他のOotRMメンバーだったが、まずその破壊のオーラで大ダメージを受ける。これは、Maximized Disintegrateのオーラだが、神以外はセーヴ不可なので、ケリアン以外は毎ラウンド240ダメージをターン開始時に受ける計算だ。そして、Rovagugは移動しながらそのかぎ爪でLiving Creatureを攻撃し、1人100点ほどのダメージを与えてきた。
ラオツェンは弓で、サールディンペンテシレイアは追いすがってRovagugに攻撃するが、その巨体故、効果があるのかはすぐには判らない。
メイプルは、シロップに突撃命令を出そうとしたが、シロップはTelepathyで話しかけてきた。
メイプル、私は、私たちは、あの怪物と戦うために生まれてきたのだと言ってもいい。そうであれば、私はやつと戦うためにこの命をかけたい。具体的には、我々の魂を燃やすことで仲間にFast Healing250点が生えるので、これであのDisintegrateオーラに立ち向かうことができる」
しかし、メイプルは言った。「大丈夫、あなたたちが犠牲にならなくても、私たちは負けない。私たちには神先輩もいるから」「…そうか、判った、お前達を信じる。だが、必要な時はいつでも言ってくれ」
そして、シロップは突撃していき、Rovagugを引き裂いた。メイプルはシロップにPositive Energyを注入し続け、周囲の仲間に250点とまでは行かないが、100点越えのFast Healingを付与していた。
期待の神先輩、ケリアンは、先ほどのDeskariとの戦いを経て、DemiGodとしての自分の力が完全に覚醒し、もはやMythic Powerを使い放題になったことを悟った。これがあれば、毎ラウンドMass Healを放つことも可能だが、何か他の手は無いだろうか。
Mythic Time StopからMass Healすれば、確実に回復が可能になるが、オーラはTime Stop中にもこちらに影響を及ぼしてくる可能性がある。Mythic Antimagic FieldでSu能力を打ち消す方法も有り得るが、多分あのAuraはSuというかGd(神常)能力で、Mythicとはいえ普通のAntimagic Fieldの効果では防げない。自らのProtection Domainを注入し神Antimagic Fieldにすれば挑むことはできるだろうが、果たしてDeskariのAvatarと自分の神能力のどちらが上か、賭に出る余力は無い。とすれば、やはりここはMass Heal連打だろう。というわけで、ケリアンは仲間達を癒やし続ける役割に徹することにした。
サールディンは、Rovagugを攻撃していると、ふっと甘い香りを感じた。そして気がつくと、凍り付いた時の中で目の前にNocticulaが立っていた。
サールディン、大変なことになったわね。このAvatar、このまま倒せるかしら?そ・こ・で、大サービス、あなたにSmite Demonlordの力を授けようと思うのだけれど、どう?あのAvatarはDeskariの力を核にして出来上がっているから、Demon Lordとしての性質も兼ね備えているので、この力が有効だと思うの。命中もダメージも良くなるし、相手を弱体化する効果もついてお得!」「…代償は?」「私の臣下になることよ。あ、大丈夫大丈夫、悪いことをしたことを隠す呪文もサービスするから、Paladin能力は失わないわよ!」「でも、僕は僕の中の信念を曲げることはできない。だからこの申し出を受けることはできない」「あらそう、残念、じゃあ、頑張ってね。」
サールディンは何事も無かったかのようにArtifactと化した盾でRovagugの爪攻撃を受け止めながら、剣で攻撃を続けた。
ラオツェンは、弓で遠距離から攻撃を続けた。相手がDemonの属性を併せ持つため、思ったよりも攻撃は効きやすい。そして、Rovagugが時折使う相手を狂乱させる精神攻撃等は、どうやらナインドリアンエリキサーによる特殊能力と同系列らしく、Demonの力を使うことで打ち消すことができる。しかし、その代償は通常よりも高いようだ。「持ってくれ、俺の魂」そう思いながら放たれた矢はRovagugに次々と突き刺さっていく。
ODは、Rovagugと同じ空間にいると、心の中に潜んだもう1人の人格が狂乱するのを感じていた。そして、それはRovagugの体の一部に、父親のものと思われるローブの破片を見つけたときに、やり場の無い怒りとなってわき上がりそうになった。しかし、ODはそれを意思の力で押さえ込んだ。父も母も死んだ。だが、父は、辿り着きたがっていた真実の欠片に辿り着いて死んだのだから本望だろう。そして、の仲間を守るために善悪すら超越したこの身にとって、もはや怒りなどは必要無い。こう割り切ったODは、Rovagugの影響を完全に振り払うことに成功した。同時に、その心はStartowerのKeeperとしてふさわしい、感情に乏しい、その主と近しい物へと変貌を遂げ、それがMythic Powerの源泉となるのを感じた。ODは自分を最大限に強化した後、禁呪:「TelekinesisでSmiteしてものをいっぱい投げる」を行使し、Rovagugの体を切り裂いた。
そしてペンテシレイアは、Wardstoneの力が休息に失われていくのを感じつつも、体が分解しそうになるのを食いしばり、ひたすらに追いすがって剣で攻撃を続けた。足の速いペンテにODのMythic Hasteがかかることで、高速で移動を続けるRovagugに常に肉薄することが可能になっていた。そして、何回も攻撃を繰り返し、ついにはペンテシレイアの剣の一撃でRovagugのAvatarはその動きを止めた。
ケリアン、Miracleを!」
Demigodとなった今の自分のMiracleであれば、Spawn of Rvagugと同様の力をもったこのAvatarも滅することができるはずだ。ケリアンが奇跡の力を呼び起こすと、Rovagug=Deskariの肉体は自壊するように粉となって消えていった。そして、それと共にわずかに残っていたDead Vaultへの接続も消失したのだった。

  • Avatar of Rovagugのスペック
    • CR 50
    • AC 74
    • Aura aura of disintegration(Fort 34(deityのみST可能)240dmg)
    • hp 4900(98HD)
    • regeneration 1000
    • DR 50/epic
    • Atk 8 pincer +114 (4d6+95/19-20/x3 plus disintegrate 40d6/Fort26)

戦いの後に

Rovagugが移動した後は一面の砂地になっていた。や、その周りの見覚えのある風景はほぼ消失していた。
傷を治し、ぼんやりとOOtRMが佇んでいると、アリティアンがTeleportしてきた。
「みんな無事か。…これは、一体何があったんだ?」
アリティアンに説明すると、彼は驚きの表情を浮かべた。
「そんなことがあったとは。君たちは本当に世界を救った英雄、いや伝説だ」
「私は、ガルフリーからの言づてをもってやってきた。まず、ガルフリーはスレッショルドの戦いで命を落とした。彼女とSword of Valorの力で、スレッショルドのほとんどのデーモンは掃討されたよ。…彼女は、長い間死に場所を探していたのだと思う。そして、君たちこそ、その場所を作ってくれる人達だと信じ、君たちに賭けたのだろう。ありとうございました、と伝えてくれと言われたよ」
「それからもう一つ、彼女無き後のMendevについて、ペンテシレイアに女王になって欲しいとのことだ。ペンテシレイアには血筋による後継権があるわけでは無いが、そのあたりは養子だのなんだので何とでもなる。そして、地上に存在するほぼ最強のIomedaeのInquisitorにして、IomedaeのHeraldとArodenを継ぐ神の加護を受けたものに刃向かうものもいないだろう。これから、MedevとSarkoriaの復興は大きな事業になる。この地に残されたTielfing達の扱いやSense Motive能力を考えると、ペンテシレイア以上に適正なものもいない。どうだろう、ガルフリーの最後の頼み、引き受けて頂けないだろうか」
「喜んでお引き受けいたします」
「ありがたい。もちろん、私もできるだけ長くサポートするようにするよ。今日の夜は、生き残った者達で祝杯を上げたいから、また後で呼ぶよ」
こう言ってアリティアンはまたテレポートしていった。
アリティアンが消えた後、OOtRMは、荘厳な大聖堂の中にいることが判った。
目の前には、満足そうなほほえみを浮かべたアイオメディが立っていた。
「諸君、良くやってくれた。クリティカルな犠牲を払わずにこのような偉業を成し遂げるとは、地上を歩いていたときの私にすら実現できたことではないだろう。」
「ではサールディン、お前のヘラルドとしての役割は今回のために与えた臨時のポジションだったが、引き続き私の剣と盾として仕えてみないか?」
「前任者はどうなのでしょうか」
「彼にすることももちろん可能だ。しかし、私はお前の覚悟を聞いているのだよ」
「…判りました、お受けいたします」
「ありがたい。お前より強力な存在は、私の配下にはいないのだからね。では、他にないか私にできることはあるだろうか」
ラオツェンは、今回の戦いのために大きな犠牲を払ってきました。彼を元の体に戻すことはできないのでしょうか?」ペンテシレイアが聞いた。
「…申し訳ないが、それは私の力の及ぶ範囲では無いようだ。専門外だから判らないが、デーモンロードの力自体がDivineであるため、多分他のDivineの力の介入では、副作用無しで実現することは難しいだろう。だが、超超高度なArcaneの技術なら、あるいは」
「シロップ達はどうなるのでしょうか?」メイプルが聞いた。
「それはサーレンレイ様の判断次第だな」
これで質問は無くなり、アイオメディとの会見は終わった。
夜、ケナブレスで盛大な宴会が開かれた。メンデヴ側の主要なメンバーで命を落としたのは、驚くべき事にガルフリーのみであった。
宴が終わりにさしかかった頃、ケリアンが皆の所にやってきた。ケリアンDemigodとして真に覚醒してより、次なる使命を理解していた。それは、Arodenに何があったかを探り出すことだ。Worldwoundが空いたことと、Arodenがいなくなったタイミングが同じであることに、何の関係も無いわけが無い。ケリアンにとっては、今回の件は最初の手がかりとして提示されたものだったのであろう。
「本当はみんなにも一緒に来て欲しいんだけど、多分これは僕が自分自身でやらなければならないことだから。じゃあ、また。」こう言ってケリアンはPlane Shiftしていった。
「これを返しておくよ」サールディンはそう言って、OotRMの副団長の印をペンテに返した。「Order of the Righteous Mightはほとんどペンテの騎士団だったしね」「私、Mendevに新しいOrder of the Righteous Mightを作る。サールディンの魂はその騎士団が受け継ぐ。」
「うん、では、僕もここらでお別れを。必要があれば、いつでもGateやPlanar Allyで呼んでくれ。それじゃあ」そう言って、サールディンもIomedaeの御許へと飛び去った。
「俺はStartowerにいるから。困ったことがあれば。」ODもそう挨拶して、Teleportしていく。そしてラオツェンは、いつの間にか姿を消していた。
メイプルの所には、シロップがやってきた。
「サーレンレイ様のところにお伺いを立てにいったよ。それによると、私たちは引き続き、この地を守れ、ということらしい。だがメイプル、God Callerの契約は終わりを迎えたようだ。今の私たちは、通常の人間が使役するにはあまりに強力すぎる。だから、君とはお別れしなければならない…。もちろん、メイプルのサモナーとしての力は残る。だから、私の影のような、だが普通のエイドロンを呼ぶことは可能だ。そして、一度君に危機が訪れれば、かならず助けに行くことを約束しよう。さらば。」
こう言って、シロップは消えていった。以降、呼び出されたシロップはほぼ同等の能力をもってはいたが、シロップのように語ることは無かった。
そして、残されたペンテシレイアはすぐにメンデヴの女王として即位し、メイプルはその許で働くこととなった。

その後

ペンテシレイア
メンデヴの女王として余生を過ごす。Worldwoundの土地をMendevの一部として併合し、その地に残ったDemon達の掃討を行った。Tielfingとしての天寿を全うし、70才で死亡、その後、IomedaeのSaintとして活躍することになった。
メイプル
ペンテシレイアの下でMagisterとして働く。Sarkorisの代表として、Mendevの併合がスムーズに行くように働きかけたという。メイプルのEidolonの突撃に耐えうる生物はそのあたりには存在しなかったので、誰もこのおどおどしたMagisterに逆らうことは無かった。
OD
Startowerで暮らしつつ、WorldwoundやDead Vaultの研究を続ける。特に、各地のStartowerの力が経年劣化で失われつつあることを苦慮し、ペンテシレイア等を通じてその復活に尽力した。アリティアンが去った後、ペンテシレイアに危機が訪れたときには、ODが魔術師として助けたという。
サールディン
Iomedaeのヘラルドとしてその後も活躍を続ける。その少々Vrockのような見た目は、信徒の間では「天使+ドラゴンの特徴」ということになり、サールディンは「Half Celstial Gold Dragonの人間形態」という学説が定着していった。本人はそんなことはつゆ知らず、自分がTielfingであると言うことを忘れたことも無ければ、逆にそれを恥じることも無かった。なお、お布施の交渉がうまくなることは無かった模様。
ラオツェン
宴から姿を消した後、真の姿に戻るための方法の探求を始めた。度々ODとは会っていたようだ。その探求が実ったかについては判らないが、DeskariのドメインだったRasping Riftをその後Demon Lordが支配することは無く、他のDemon Lordがその地を配下に治めようとすると、どこからともなく矢が飛んできて殺されてしまう、という伝説が生まれた。
ケリアン
Arodenの謎を追って、各種Planeを放浪する。その旅の結果がどうなったかは判らないが、知識と謎を探求する下級神として、魔術師などを中心に信徒を増やしていったらしい。Rovagugを退けた2月18日が彼の祭日となり、その時はご神体に向かってなぜかMagic Missileを撃つのが習慣になったとのことだが、その神官もその意味は判っていなかったという。