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第六回

マンキャッチャー・コーブの財宝


 宝の地図を手に入れた


 カミカゼ海賊団は新たな獲物を求めていた。今回の獲物はこの間イザベラの背中から剥ぎ取った地図が示すお宝だ。

 地図を調べた結果、これが伝説のマンキャッチャー・コーブの地図らしいことが判明した。しかもあの伝説のシャックルのキャプテン・カイラス・ウルフェの財宝だ。
 カイラス・ウルフェは今をさかのぼること300年前、ガールンドを襲撃して荒稼ぎしていた心底、心根が腐った、そしてそれ以上に腹黒いローグだったと伝えられている。
 カイラス・ウルフェは海賊として30年ほど荒らしまわった挙句、カタペッシュのトレジャー船を襲撃する機会を得た。トレジャー船には莫大な財宝が積まれており、それを手にしたウルフェはそれをどこかに隠したと言われている。しかし、ウルフェ自身はその直後に捕らえられ処刑されたことからお宝の行方はようとして知れないが、その場所がマンキャッチャー・コーブだと言われている。そしてそこには地獄から呼び出された魔物が宝物を守っているとも言われている。
 宝の地図はさまざまな形でばら撒かれていると言われるが、ついにその地図を手にしたのだった。俺たちは地図に従って、早速、マンキャッチャー・コーブに向けて出航した。

 さあ出航だ


 3日後、マンキャッチャー・コーブがあると思しき島が見えてきた。だが、俺たちに見つからないようにコソコソと隠れながら逃げていく怪しいジャンク船を発見した。こんなところで怪しいと思いつつ追跡してみると、それはこの間地図を奪ったイザベラの残党たちだった。追いかけられ逃げられないと思ったのか、それとも観念したのか、やる気満々でこちらに突っ込んでくる。
 残党のボスは少しは手ごたえのある奴だったが、糞ババアが降伏勧告すると何故かすんなり降伏した。奴らは俺たちが宝を抱えて戻ってきたところを襲って横取りするつもりだったらしいが、発見されたから諦めて今襲うことにしたようだ。降伏したことだし、俺たちに手出しはしないと約束させたので見逃してやることにする。俺達は心が広いな!

 お宝はいずこに?


 マンキャッチャー・コーブはいわゆるブルーホールって奴だ。周りはサンゴ礁でそこだけやたらと深い。周囲は完全に崖で囲まれており、どこを見ても高さ40フィート以上ある。そして入り江を横切るように無数の蔦が張り巡らされている。
 苦労して上まで登ってみたが、鬱蒼と茂ったジャングルがあるばかりでほとんど進めない。こっちは諦めて水中を調べることにした。まずはギルシンを偵察に送り出すが帰ってこない。逃げたか?改めて水中に光源を下ろしてよく見てみると鮫が回遊している。鮫の裏側には何かが張り付いているが正体不明だ。ウォーターエレメンタルを送り込むと鮫は逃げていった。

 ウォーターブリージングをかけて潜って調査する。初日は成果なしのみならず舵まで壊されていた。また壊されてはたまらないので湾外で夜を明かすことにする。次の日はひたすら深く潜ってみた。だが、限界まで潜っても底が見えなかった。ここじゃない気がする。

 もう一度暗号を見直してみる。ファラズマの歯とは湾を囲む崖のことでは?そう思った俺達は湾内で夜明けを待つことにした。夜明けの直前、湾の上空に張り巡らされていた蔦が突然襲ってきた。蔦は謎の宇宙生物が操っていたようだが何とかこれを撃退することに成功した。

 朝日が昇ると崖の陰影に髑髏のように見える場所がある。その髑髏の歯の部分がキラリと光る。崖を登ってそこを調べてみるとパイライトが嵌め込まれていた。暗号にしたがって眼の部分まで登ってみると重い荷物を運び込んだ跡がある。ここがお宝の隠し場所に違いない。今日のところはゆっくり休んで明日攻略することにした。

 さあお宝を掘るぞ


 まずは右目を調べてみるか。右目から入っていくと道は登りになっており徐々に地表に近づいていく。そして地表に近づくにつれ木の根っこが王様の髭のように見える。だが奥は行き止まりで何もない。
 左目のほうかと思ってそっちを調べてみるが、棘付き丸太が飛んでくる罠が仕掛けられているだけで他に何もない。結局、やっぱり右目のほうだろうということになり、髭のような根っこの根元を掘ってみると木の板が発掘された。これに違いないと周囲を掘り進むといきなり陥没して崩落した。
 下はかつて棚がしつらえられていて底にお宝が置かれていたようだが、板が全部腐って下の水まで落ちてしまっていたようだ。しかし、穴の直下にはお宝はない。何者かに持ち去られたようだ。きっとサハギンなんだろうなと思いつつ、ウォーターブリージングをかけて探索していると、やっぱりサハギンに遭遇した。

 やっぱりサハギンか


 普通のサハギンをなぎ倒し、サハギン一般人をヴァンリートが虐殺し、蟹を無視し、鮫を召喚しまくるマスターサモナーの鮫をなぎ払い(そしてマスターサモナーに逃げられ)、糞ババアがサハギン食料庫を食えないように汚染し、鮫の群れを突破していくとトジャニダと強そうなサハギンに遭遇した。
 強そうなサハギンを先に始末するとトジャニダは詫びを入れて許しを乞うてきた。俺達は寛容なので見逃してやったが、肝心の奴は洞窟の裏口を出たところで毒クラゲの群れにやられて死んでいた。つまんねえ奴。まあ、毒クラゲがトジャニダに群がってくれていたおかげで俺達は横をすり抜けて帰ってこれたんだから役に立ったともいえるが。

 翌日、サハギンボスの部屋を目指す。途中、卵がたくさん詰まっている部屋を発見。サハギンの卵だと思って破壊の限りを尽くしたが、どうやらこの卵はその奥に捕まっていた別の半漁人(サハギンの餌用)の卵だったらしい。助けてやろうとしたが、糞ババアが嘘をついた挙句、交渉に失敗したので訳もわからず殺してしまった。

 翌日、サハギンボスの部屋を目指す。途中、卵がたくさん詰まっている部屋を発見。サハギンの卵だと思って破壊の限りを尽くしたが、どうやらこの卵はその奥に捕まっていた別の半漁人(サハギンの餌用)の卵だったらしい。助けてやろうとしたが、糞ババアが嘘をついた挙句、交渉に失敗したので訳もわからず殺してしまった。

 更に進むと大きなハンマーヘッドシャークがいた。だが俺達の姿を見ると逃げていく。それを追いかけていくと奥にボスサハギンがいた。奴は手が4本あり、突かれると体が珊瑚化するトライデントを持っているうえ痛い。さらに昨日取り逃がしたマスターサモナーがひたすら鮫を召喚してウザっていことこの上ない。何とかボスを叩きのめし、最後のマスターサモナーを始末すると辛くも勝利した。

 さあお宝だ


 財宝と一緒にアーティファクトの玉座があった。座ると何故か自分の帝国を作りたい気分になるのだが1週間もするとその熱意が薄れてしまう。ここから動かせるものでもないので放置していくことにした。
 宝物庫には毒が噴出す罠が設置してあったがこれを何とかして魔法のロッカーを発見した。このロッカーは防水なうえにバッグ・オブ・ホールディングのように大量のものを詰め込めるようだ。しかもこれを船の船倉に置くと積載量が1.5倍になる優れものだった。中には大量のお宝も入っており俺達は満足だった。そのほかにもベスマラズホーンというフィギュアヘッドも発見した。これをつけてラム攻撃すると敵の船が呪われるらしい。恐ろしい代物だ。

 とにかくお宝を持って帰ると俺達は盛んに自慢話をした。そうしたらマンキャッチャー・コーブの化け物を倒した名声が広まったのだった。

(次回に続く)