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第7回セッションログ

 前回のあらすじ


ふしぎな謎がどんどんでてくるThrushmoor。
とりあえず「海上に現れる不気味な光」の正体はクソ怪しい(そして強い)ドルイドの棲家の光だということは分かり、息の根を止めたので解決したが……まだまだ謎は多い。
妙な落書きは街中にあるようにみえて、街の中心部とNew Chapelの島にはないとのこと。なぜか……?


 少女を守れ


前回倒したダリデラという名のドルイドは、メリゼンと呼ばれる人物にヤクを送ったり連絡を取ったりしてた様子。郵便や飛脚など公共の通信手段を使っていたのなら足も着くだろうが、ドルイドには相棒もいればAnimal Messengerもある。連絡を取っていたという以上の情報は掴みようがなかった。ともあれ、メリゼンという名は覚えておく価値はあるだろう。

ドルイドの棲家を後にし、探偵社の前に戻ろうとする一行。すると、小さな女の子が走ってくる。
そしてLyushinを見つけ、名前を呼んでくる。Lyushin以外のメンツも知ってる様子だが、Lyushin以外には怯えの表情を見せる。果たして我々が何をしたというのか?
少女の名はHolissa。両親はおらず、兄とともに祖父のもとで暮らしているらしい。

Holissa 「お願いを聞いて欲しいの!」

Lyushin 「どうしたのかな」

Holissa 「お兄ちゃん(Sholn)がいなくなっちゃったんだ」

Lyushinは記憶を失ってしまってることを伝えると、「でもLyushinは心がキレイだから」と伝える。そうなの?
兄がいなくなったのは昨日の晩。昼食で会った時に「仕事が遅くなる」と言ったのち、仕事場を出る所までは目撃例があるが、帰ってこなかった。
少女は、自分が兄を探しに行くので護衛して欲しいと言うが、明らかに危なっかしい。Lyushinが「(リソース無いので)今日じゃなきゃダメ?」と聞くと少女の目に涙。そりゃそうだ。
 

とりあえず探偵社にもどって、海に浮かぶ光とドルイドの顛末を伝える。
メリゼンについて伝えると「数ヶ月前、領主がメリゼンというアドバイザーを雇った話がある」という情報が出てきた。
また、誘拐事件について進展をきくと、行政長官のパジェットと連絡が取れてない話が出る。Holissaの兄Sholnの失踪については初耳だが、まぁ昨晩のことだしね。落書きの増加と失踪事件の増加は比例してるようにみえる。

Mayu 「伝承に詳しい人いる?」

探偵社 「自分で調べるよろし。公文書の記録庫は行政長官のいるFort、オカルティックな書物は領主のいるIris Hillに集まってるよ」

……どちらも封鎖中。攻略しないことにはKnowledgeチェックもままならないということである。
 

探偵社を離れ、PTは2手に分かれて情報収集フェーズへ。
昨晩は雨上がりの夜で、地面に残った足跡は比較的見つけやすい。Sholnの帰宅の足跡をたどると、人通りがないのに複数人の足跡が固まってる場所を見つける。その足跡を辿ろうとすると、なぜか例の落書きの前で途切れている。後の情報収集により、この落書きはつい昨晩できたもののようだ。
近隣の住民に話を聴いても、争ったり助けを求めたりする物音は聞いていなかった様子。だが、落書きされた壁の近くの家の植木鉢が割れていたり、落書きの近くの地面に砕けたビンのかけらを見つけたり、何かが起こっていることは確かだ。
また、聞き込みの結果、Sholnの目撃例も「足跡が入り乱れている地点」を境に途絶えていることがわかった。

LyushinがあらためてKnowledge(Forbidden Lore)をすると、その落書きは「なにかをした後の名残」であるような気がする(=なにかをするために描いたのではない)。
付近で見つかったガラス片はビンの欠片であると推測し、ドルイドのねぐらで見つけたクスリが関係あると推理。とはいえ、飲んでみるのは怖い。
 

調査を終え、夕暮れの道を歩いていると、なぜかマップが突然遭遇モードに。
身なりの良い男6人が路地裏から現れ、うつろな表情で「今日は獲物が大量だぜぇ」と言いつつ襲ってくる。
ひとりはHolissaにつかみかかるが、即座に反応したMeeとMklwhの攻撃で落ちる。
Lyushinは3人を幻影の壁で無力化しつづけ、1人は非致傷ダメージで生け捕り。インヴィジポーションを使った1人が逃げ延びてしまうが、透明化に対処する手段が少ないゆえに仕方ない。Holissaが無事なだけでも上々だろう。

不審人物たちは妙な聖印を帯びていた。
Forbidden Loreに詳しいLyushinは看破する、これはハスターのシンボルだ。……ハスターとは一体?
またLyushinは思い出す、かつてThrushmoor南西の酒場ですれ違った男たちに似ていたことを。
1人は生かして捕らえたが、残り5人は惨殺死体。スプラッタな光景に怯えるHolissaをLyushinはうまくなだめる。

 こんにちわFort Hailcourse


捕虜としたハスター信者を探偵社につれていくと、まず村の人間ではないことがわかる。
Intimidateで尋問するが、なぜか第三者のIntimidateとの達成値比較となる。どうやら、彼の親玉への恐怖心が勝ってしまっており、威圧のしようがないようだ。Mayuがチャームをかけ、殺さない保証をすることでようやく喋り始める。

Mayu 「なぜ襲った?」 → 「ハスター様への生け贄をあつめるため」

Mklwh 「どこに連れてってる」 → 「FortもしくはIris Hill」

Youl 「生け贄を揃えると何が起こる?」 → 「わからない」

Mklwh 「連れてったらすぐにサクッてる?」 → 「数日経ったら」

Mayu 「だれの命令で?」 → 「メリゼン」

その他、街に増えつつある落書きの正体も判明する。
どうやら、ハスター信者がハスター様とStar Stelaの力を借りて短距離のポータルを開く事ができ、その痕跡として謎の都市の落書きが残るようだ。
Iris Hillの近辺にはStar Stelaはないようにみえるが、どうも地下にあるらしい。残念ながらハスター信者でなければこの転移術は使えないらしい。
魅了呪文の影響下にあるとは言えペラペラと喋ってしまったため、捕虜は「ここまで喋ってはハスター様に魂を苛み殺されてしまうかもしれない」と怯える。またPTにもLawfulが数人おり、公平な法の裁きを受けられるようにする以上の譲歩はできなかった。仕方ないね。
 

翌日、生け贄が送られている建物の1つであるFort Hailcourseに向かってみる一行。
しばらく物陰から入り口を観察してみると、Fortにはちらほら来客があるが、すべて傭兵の門番に追い返されている様子。門番は最近雇われた傭兵のようだ。
PTはこっそり入る手段を模索する(井戸づたい、小さくなって矢狭間から入る、etc)が、DMは正面突破を推してくる。
ついでにIris Hillも見に行ってみる。こっちも閉鎖状態で護衛が多いが、こちらはSavageな入れ墨をしている。
 
正面突破しかないと諦め、とりあえずは通してもらうよう話をし、決裂したら霧を張りつつ門を破る算段をとるPT。
準備を整えて入り口に行くと、市長助役の女性セシル氏が矢狭間越しに応対する。
セシル氏曰く、現在は誘拐事件の対策に追われて厳重警戒状態となっているという。協力を申し出ても固辞、こちらの相手をする暇すら惜しいと言い張る。
説得するが、向こうの言う話ももっともらしく、平行線。不眠不休で対応してるらしく痛ましい様子。顔色も悪く、手には傷も。そしてSense Motive的にも本当っぽい。
 

しかし、決裂は決裂、他に侵入するアテもない。当初の予定どおり戦闘開始へ。
霧を張り、扉を打ち壊すと、中には恐ろしく顔色の悪い傭兵たちがズラリ。どうみてもアンデッドである! さらに奥からは複数の犬の鳴き声。
アンデッド傭兵の攻撃はおそろしく痛く、なぜか耐性も多い。突貫したMklwhは敵中にありながら早々に無力宣言。しかもさらにタチが悪いことに、次々と援軍が。
けしかけられた犬(Riding Dog相当)はお腹ペコペコだが、残念ながらアンデッド傭兵には不慣れだった様子。超自然的な不快感を怖がって、なかなか部屋には入れない。それでも敵の物量と力量ともにすさまじく、徐々に押されつつある状況。

しかしLyushinのGlitterdustが複数の傭兵を長く無力化し続け、AxeとMklwh(とその下の人)は勇敢に前線にとどまり、MayuのChannel、YoulとMeeのCure攻撃も功を奏し、徐々に削りつつある。
目を潰されたアンデッドが右手の扉を開け、「ウスノロの半魚人ども加勢しろ!」と叫ぶ。しかし再び閉ざされた扉を見たのか、奥からは「一度体勢を整えるか」という日和った声も聞こえる。
DM曰く3戦分のエンカウンターだったらしいが、最終的に死者なしで殴り勝ち、一旦バリケードを築くことでこちらも回復の余裕を得られる。
壊れた入り口の扉を住民に怪しまれないよう、LyushinはPigmentで新しい扉を見事に書き上げた(おかしなデザインにしそうになったけど耐えた)。
砦の入り口はどこか塩水臭い。さきほど声がかかった半魚人の匂いだろうか?
 

Winterさんから差し入れられたWandも使って傷を癒やし終えたPTは、塔をのぼり、砦の城壁の屋上に出る。
外からも見えていたが、屋上には2つのペントハウスが立っており、AxeがDetectするとそれぞれ3人・2人の反応。
それはそれとしてAxeがドワーフの勘で屋上の石床の一部に違和感を覚えるが、くわしく検査しようとするとエンカウンター。ウーズ(Id ooze)が薄く延びて日向ぼっこしていたのだ。
吶喊したMklwhは組み付かれて酸と締め付けで大ダメージを負い、鎧を溶かされ始める。さらに殴りかかったAxeの斧が溶けてしまう。
とはいえ分裂能力を持たないOoze、普通に殴り勝つが、戦闘音を聞きつけて周囲の小屋からおかわり登場。1人はアンデッド傭兵、1人は半魚人(Skumっぽい)。
半魚人は出掛けにLightning Boltを放ってくる。さらに傭兵の剣もバチバチと雷光を放っている。どうやらSorcererのようだ。
脅威度を知っている傭兵に気を取られている間に、半魚人は広いフィールドを逃げながらLightningを放ち、こちらのリソースを削ってくる。アンデッドはGreaseで剣を落とされたり転ばされたりしながらも、Slamで殴るがかなわず。ようやく追いついたLyushinのColor Sprayで半魚人は2ターンにわたってスタンさせられたのち、離脱して城壁を飛び降り逃げようとした所を機会攻撃で斬殺された。
さすがはSorcerer、待望のCha+2のヘッドバンドを持っていた。とはいえPTには珍しくもChaが第1アビリティの人も多く、まだまだ足りない。
 

東側のペントハウスからの増援はない。逃げたか?
西側のペントハウスの捜索を始めるが、ひどく荒らされている。血が飛び散り、鏡が割れ、ベッドの上には血とともに老夫婦の肖像がが置かれている。
そこから1階に降りると、もとキッチンだったような部屋。吊るされた大釜のなかに人間の骨が入っている(Skumは人間を食べることがある)。もしかして先程の老夫婦がお料理されてしまったのだろうか……?
 

未だ捕虜は見つからず、セシル氏も逃げたっきり。
街中というロケーションではあるが、強行突入した以上、休憩を挟むことはできない。
はたして、PTは無事この砦を攻略できるのか……?