トップ 新規 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ PDF RSS ログイン

第16回セッションログ


長かった……。
通路を歩きながら、Fireworkersの面々はこのHouse of Withered Blossomsでの戦いを思い返していた。
二度の撤退戦の末に塔に巣食うアラネア達を倒したと思ったら、鬼は地下だと言われ。
その地下も塔の地階程度の広さかと思っていたら、そこには広大な洞窟が広がっていて、
鬼率いるホブゴブリンの軍勢と、巧妙に味方を分散させる地形の罠に苦しめられた。
ああ…そういえばひたすら引き撃ちしては逃げるエリニュスもいたっけ…。

だがしかし、それもこれまでだ。
おそらくこの先には鬼達のボス、FiveStormのムナスカルがいるだろう。
逃げたエリニュスもいるだろうが、今度こそ止めを刺してやる。

そう思いながら、一行は暗く長い通路を歩いていた…。


〜House of Withered Blossoms最終章〜


Middle Phase.1 エリニュスは何度でも蘇る


気が付いた時には、既に遅かった。
全長何mあるのかも分からない長い通路の暗闇の中から、突然矢が唸りを上げて飛んで来たことで、ようやく一行はその可能性に思い当たった。

「畜生ッ!またエリニュスの奴だ!」
「この先にいるのか!?見えるか、Rosetta!?」
「私でも見えないから240ft以上向こうだ!」

一旦戦闘態勢となると、一行の行動は早かった。
Rosettaの言葉に、CurroがDancing Lightsを放って索敵し、Rosettaが全員にHasteをかけて柱の影に隠れつつ前進する。
SEEに乗ったKiriが一足早く接敵する所までがテンプレだ。
と言いたいが、実際には一足早く接敵したKiriが袋叩きに合い、
「えっ、鬼が4体いてRay on Handsじゃ回復が間に合わない…?大丈夫。僕のMove、Fly90ft+Haste30ftだから」
と余裕綽々でHarfowlがKiriに追いついて、数ラウンドしてようやく全員が揃うまでがテンプレだ。

全員揃ってからは3体のJanoi OniもOgre Mageも物の数ではなく、
エリニュスのMirror Imageも剥いでKiriがSmiteで倒しかけたが、またしてもGreater Teleportで逃げられた。
さすがにもう出て来るなよ、と誰もが思ったことだろう。


さて、一息ついて見てみると、通路の柱柱には、FiveStormにまつわる絵や歴史などが書かれていた。

謂く、
“FiveStormは様々な鬼による流動的な組織であるが、いつの世もその首領はアナムルモンという鬼であった”
“アナムルモンは雷や嵐を操る程度の能力を持ち、秩序的な行動を取る”
“FiveStormはHouse of Withered Blossomsに長年の間囚われていたが、その内にMinkaiを支配したいという欲求を募らせていった”
”しかしMinkaiは神の加護によって守られており、帝でないと統治することは出来ない”
“そこでFiveStormは5つの帝の家系を滅ぼし、傀儡としてティーフリングの子供を用意して、その子にMinkaiを統べさせようとした”
“FiveStormsは鬼門を使って逃げ出したが、鬼門は誰か一人が残って操作しなければならなかったので、奴は四天王の中でも一番の小物―のムナスカルが中に残った”
“元々FiveStormはMinkai由来なので、5つの帝の家系伝統の武器に対して弱い”

武器のくだりになると、突然Risakaが目を光らせた。
「ス、Shuisen様、Shuisen様。インペリアル・ファミリーにタネガシマとか伝わってないですか」
「うーん、弓とナギナタはあった気がするがなぁ…」

Shuisenには否定されたものの、ショウジナワなどといった家名もあったので、Risakaは夢を捨てられないようだった。

Middle Phase.2 SEEよさらば


先へ進むと、大きな水たまりがあった。
例によって打たれ強いKiriが索敵へと赴くことにする。

「Paladinレーダー!……敵影なし!」

そうして合流して前進しようとした所で、悲劇がKiriを襲った。
天井に潜んでいたデストラカンが、空爆よろしくSonic Breathの四連打を浴びせたのだ。
Kiriは持ち前のSaveとHPで何とか耐え、Breathの余波での落盤からも抜け出したが、抜けだしたそこに、SEEの姿はなかった。
  (次に生まれてくる時は・・・平和に暮らせるといいな・・・・・)

SEEの轟沈に続いてDianも大破するが、RisakaがCritを出したものあって勝利する事が出来、
一行は泊地へ一時撤退した。

  


Climax Phase…?


水でぬめる細い通路を下って行くと、突然一行の後ろで金色のポータルが閉まり、戻る道が閉ざされた。
クライマックス・フェイズか…と緊張が走る。

下った先の一部屋目には、鉄の鳥かごが沢山吊るされていて、沢山の人間が入っていた。
「こういう場合は人の口からインコが出て来て襲われるから」
Kiriが訳知り顔で言うので、警戒しつつ進むが何も起こらないまま更に下の部屋に続くと思しき穴が見つかった。
Detect Magicで見るとAbjurationが穴にはかけられているようだが、Curroが光らせた石を落としてみても、特に反応はない。
HarfowlのWind Sightで索敵してから進むことにした。


二部屋目には恐竜の骨で出来たキメラのような、化石ゴーレムがいた。
魔法が効かないのでは…と心配されるが、Risakaがここでもティロ・フィナーレして、反撃で瀕死に陥るも、
Kiriの回復で再度攻撃して止めを刺した。


特に何の障害もなく進んだ三部屋目には、床一面に鎖が張り巡らされており、
Chain DevilとBorn Devilがそれぞれ2体ずつ潜んでいた。
透明な状態からのBorn Devilの接近で、Rosettaが恐怖に動けなくなる。
更にはBarbed Devilも出て来るが、Risakaがまたしてもティロ・フィナーレを放ってBorn Devil一体を倒し、
もう一体も透明を暴くためのGlitter Dustで盲目となって逃げ出し、戦況は一行に有利に傾いた。

そろそろ首が危なくなってきたRisakaが不発を連発し、Dianが商売に出来る程の勢いでDianからMoveを貰う顛末もあったものの、
ChainもRisakaCurroで落とし、残るはBarbed Devil一体。
しかし、ここからが鬼門だった。
Kiriは弓Paladinになっていたので、代わりにRosettaCurroのArcane勢が前線に立っていたのだが、
Barbed DevilはそのSpell-likeの弱さに対してDRや刺があったりと意外に強く、抱きつかれてRosettaは倒れてしまった。
CurroもAlign Weaponをかけてもらい攻撃するが外し、Barbed Devilの攻撃で恐怖に逃げ出しそうになってしまう。
だがHarfowlに恐怖を取り除いてもらった後の、CurroのScimiterはBarbed Devilの急所奥深くまで到達し、Devil達を倒すことが出来たのだった。

Climax Phase!


三段になった部屋を抜けると、そこにはダブルドアがあった。
すわ、今度こそクライマックス・フェイズだ!と、一行はBuffをかけ意気込んで扉を開けた。
その先は通路で、扉が二つあった。
メリケーン!と叫びながら急いで片方の扉に駆け寄るとそこは図書館で、
もう片方は女の鬼の絵が書かれた部屋だった。
その部屋の扉を開けると……ようやくそこが、ムナスカルの居所だった。


ムナスカルは薙刀を持って待ち構えており、傍らにはJanoi Oniは2体控えていた。
DianのMoveで移動して、Kiriはムナスカルに、Curroは鬼達にと、万全の体制で攻撃を挑みかける。
しかし、敵はそれだけではなかった。
部屋の奥の方から現れたSpilit Nagaが、SlowやらConfusionを打って来て、Curroは混乱して何も出来なくなってしまう。
RosettaはWall of IceでNagaの隔離を試みるが、天井までは封鎖出来ずに上から顔を出されて呪文を打たれ、あやうくRisakaまで混乱しかけた。

一人になった前衛、Kiriはムナスカルと鬼の攻撃を一手に引き受けることになってしまい、鬼に強い筈のShishenに助けを求めるが、
Shuishenから帰って来たのは、「ムナスカルが持っているのはスギマツ家の薙刀ではないか!」との非情な言葉だった。
奮戦虚しくKiriは轟沈し……ダメコン発動で復活した。

その後もRosettaのEmpowered Fireballに巻き込まれたりと、何度か倒れるものの、
KiriがShishenでムナスカルを倒し、Shishenはようやくまた少し目覚めたのだった。

  


Epilogue

社に戻ってAkumiに盆栽を返すと、君達にならこの盆栽を譲ってもいいと言われた。
だが取り立てて盆栽の好きそうな人はキャラバンにはいないし、枯らしてしまうのも忍びない…と、
Harfowlが上手く交渉して代わりに良く目の見える軟膏を貰った。
また、MiyoroがMinkaiまでの仲間になった。
MinkaiにはJade Regentの支配を快く思っていないRoninも沢山いるそうなので、
Minkai北方のRonin領土にいる平橋次郎氏に会えば彼らの協力を取り付けられるかもしれない。


日程

セーブ:6月15日(196日)

RPポイント

Rosetta 0.3
Kiri 0.6
Curro 0.4
Harfwol 0.5
Dian 0.2