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第15回セッションログ

  エグゼクティブ・サマリー


House of Wihtered Brossomの地下を4エンカウンター分くらい進みました.


 Minkaiの成金は紙幣を燃やして明かりをとるらしいのこと(Rosettaの手記より)


■門の前

House of Withered Brossomの地下,豚将軍の領地の奥,その闇はあまりに深く暗い.夜目の効く私もこれほど暗いとは思わなかった.いつもは頼もしいEverburning TorchやLightの明かりがあまりに頼りない.これでは足元もおぼつかないので,左手で剣訣を構えて一言二言唱えてDaylightを起動する.どうだあかるくなったらう.

 

遠くから水音が聞こえていたが,洞窟をしばらく進むと行く手に川が立ちふさがった.そして川の向こうには石造りの建物とパゴダ.作りから察するに,ここから本格的に本拠地ということだろう.

 

ほどなく建物の壁面に作りつけられた門が空いて隊伍を組んだHobgoblinが出てきた.危機に対する反応の速さと統率でうかがい知ることができる.奴らは手練の戦士である.前は侮っていたが,今の私たちは経験で知っている.

 

いよいよかと柄に手を掛けたところDianRisakaが鋭い警告を発した.川を見ると水が俄に盛り上がり,15フィートほどの大きな人形を取った.Water Elemental.それも2体.こいつと水中でやりあうのはゾッとしない.

 

Dianの掛け声で戦端は切って開かれた.その言葉にはじき出されるようにKiriが走り,
Water Elementalへと跳びかかると……そのまま水底に沈んでいった.水深は60フィートほどもあろうか.致命の深さである.あかん.

 

川向うからは雨霰と矢が射掛けられるのでTinyHutで阻害する.盲滅法に打放された矢が耳元をかすめていく.

 

Kiriは上がってこない.そうか,あかんか.
 

Water ElementalにはCurroが張り付きScimiterを振るうが,思ったように刃が通らないようだった.フリーな方のWater ElementalはKiriを追って水面下へと潜っていく.まずいかもしれない.Halfwolが水際に近寄ってLevitateを唱えて浮上させたからよかったものの,もう少し遅ければかなり危なかった.こちらの地面にあげてしまえばWaterElemnentalもかなり大人しくなる.CurroKiriがWaterElementalを片付け,川向うのHobgoblinはHalfwolのThunderBurstと私のFireballで掃除した.

 

川を飛んで渡って跳ね橋を下ろし,先に進んだ.

■食料庫


建物に入って右手の部屋を開けると,饐えた匂いが鼻を突いた.地衣類の産した壁からはにょきにょきと茸が生えている.
Dianが推測するにはどうやらここで茸を栽培して食料にしているらしい.こんな不衛生な環境で育ったものを食べて大丈夫なのだろうか?
食事を選り好みできない身分であることは重々承知しているが,気分が悪くなってしまった.


■銅像の部屋


行き止まりだった食料庫を後にして,左手の扉に入る.人型生物の像があり,それを取り巻くように異形の生き物の像が見えた.
Dianが言うには人型生物はJa Noi Oni,その落とし子はNa-Gaというらしい.
奥に下り階段があったので,下に向かうことにする.

■広い部屋


下ると,広い部屋が広がっていた.Daylightに照らされ,囚人が拷問されているタペストリが浮かび上がる.ありきたりの,おぞましい,ろくでもない,Cultの風景だ.

 

見るからに怪しげなダブルドアが部屋にあった.聞き耳をたてようとHalfwolが近づくとドアは向こう側か開かれ,HobgoblinとStoneGolemが姿を現した.難なく退ける事はできたもののRisakaは3発しか玉を撃たなかった.自然に優しい.

 

傷も増え,Halfwolの呪文も減ってきたのでこの日は撤退して休むこととする.

 Minkaiの成金は奴隷に丸木橋をわたらせる催しを開催するらしいのこと(Rosettaの手記より)


■大穴の部屋


ダブルドアの向こうに行くと,カーテンが下がっていた.Windsightで除けなかったのでMage Handでまくると大穴が広がっていた.穴は深く,靄がかかっておりそこを見通すことは出来ない.大穴には太い鉄の角柱が井桁に渡されており,どうやらこれを渡って進むことができるようだった.

 

恐る恐るCurroが渡り出すと大穴の四方,鉄の橋の向こうにあるカーテンがめくれ上がり,この闘技場の対手が襲いかかってきた.一体は空をとぶOgre Mage Oniであり,残りはこのCultを構成するHobgoblinたちであった.Hobgoblinたちは鎧をつけておらず,Nunchackを振り回している.我々を苦しめてきた戦士とは少々毛色が違うが,気をつけるに越したことはない.

 

Ogre Mageは早速Cone of Coldを解き放ったので,固まっていた我々は手ひどい被害をうけることになった.空をとぶOgre Mageを撃ち落とし,Hobgoblinたちを牽制するべく,Risakaは鉄の橋を渡り,大穴と四方を射程に収める絶好の射撃位置に陣取った.

 

だがしかし,脅威はOgre Mageではなかった.Hobgoblinは曲芸じみた速度で走り寄ってくるとNunchakで猛然とRisakaに足払いを掛けた.綺麗に軸足を刈られ,大穴へと落下していくRisaka.そういえば昨日もこんな光景を見た.

 

ひどい靄がかかっており,大穴の底は見通せない.ただ,Risakaの怯える声で生存が確認できた.

 

「石だらけだ,どうなってるんだ畜生」
「クソ,なんだ,巨大な,ウシ」

 

そこで声が途切れた.あかん.

 

ひとまず状況確認のため穴の底に向けてGust of Windを放つ.もやが吹き飛ばされて顕になったのは,石になったRisakaと巨大なGorgon.

これあかんやつや.

 

Gorgonは石になった相手を破壊する習性がある.大変に凶暴な生き物だ.Risakaを一旦戦力外として放っておき,状況が落ち着いてから助ける,という余裕はない.そこでまたしてもHalfwolがLevitateでRisakaを浮上させるファインプレーで事なきを得た.

 

上空まで浮上したRisakaが体の自由を取り戻したのを見届けた時,大穴の底でGorgonがこっちを向くのが視界の端に見えた.緑色の蒸気が吹きつけられたのを見たところで,私の記憶は一瞬途切れた.

 

気がつくと私は引き上げられており,違和感は残るものの体は自由に動くようだった.どれだけ私は止まっていた?

 

まだ戦いは続いているようだったのでHobgoblinを崖下に落として落とすなどしていたが,KiriがOgreMageを撃ち落とすのが見えた.魔力の残滓からかOgreMageは穴の底へとゆっくりと降りていく.このままではOgreMageの死体は落下してGorgonのおもちゃになってしまう.Wall of Iceを大穴の両側につっぱらせて支えた.これでなんとか,回収成功である.Hobgoblinを始末し,穴底のGorgonも矢を射かけて破壊した.一体何のためにこんな大掛かりな仕組みが用意されていたのか.ろくでもない目的には違いないだろう.

 

OgreMageの居室を探索するなどしてこの日は帰還した.


 Minkaiでは飛び石を渡る人に枕を投げつける見世物があるらしいのこと(Rosettaの手記より)


■飛び石の部屋


大穴の向こうのカーテンを抜けると,自然洞窟に出た.建物の前を流れていたと思しき地下河川が渦を巻いて更に地下深くに流れ込んでいるようだった.

 

滑りやすくなっている螺旋階段を飛んでよけつつさらに下って行くと開けた空間に出た.地下河川は轟々と音を立てて滝となっていた.飛び石のように石が配置されて向こう岸に渡れるようにはなっていたが,足を滑らせて落ちたらやはりただではすまないだろう.そして向こう岸にはNunchakを構えたHobgoblin.同じ手をそうなんども食うものか.近寄らせる前に始末してやると意気込んでいたらどこからか燃える矢が射掛けられた.僅かな隙間から羽の生えた女が燃え盛る弓矢を構えている.Erynies.ついにDemonのお出ましである.

 

苦しい展開だ.Curroが手近な飛び石に飛び移ると,強力な精神波に押し流されそうになる.どうやら飛び石にConfusionの罠が仕掛けられているようだ.相当に用意周到である.
何とかこらえて周囲に目をやると,Risakaが胡乱な目をして,ダメージ出せなくてすいませんと謝罪しながら叩頭していた.

 

ああ,あかんかったんやな.
 

Dianは飛び石から落ちてTowerShieldを船のようにしてしのいでいた.何にせよこのままここでEryniesの的になるのは御免被る.Eryniesが矢を射かけてくる隙間をWall of Stoneで塞ぐが,しばらくすると別の隙間から矢が飛んできた.これはどうしようもない.

 

ある程度撃たれるのを覚悟で隙間の向こう側へと回りこむしかない.飛べるものは飛び,そうでないものは跳んで,一部は泳いで向こう岸へとわたる.そして段差を乗り越えて迂回路を通り,無理に進んでいく.

 

UnholyBlightを耐えてジリジリと進んでいく.長すぎた橋を超えてついに洞窟の最奥部にEryniesを追い詰めた.そこには巨人がおり,GreatClubで手ぐすね引いて待っていた.
KiriCurroが交代で戦線を支えねばならないほどの強敵だったが「おれはしょうきにもどった」とばかりにRisakaがやってきて号砲一発,巨人はどうと倒れ伏した.Eryniesも懐に入られれば持ち味を出せずSmiteの前に崩れ去った.

 

とは言え満身創痍なので,今日はここまでにして戻った.

 経験点の部


Name Pt
harfwol 0.7
rosetta 0.4
dian 0.3
curro 0.3
risaka 0.4

 日程

セーブ:6月12日(193日)