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第3回ログ

(DM注)実際のセッションに若干の脚色が加えられています。

 オープニング〜お仕置きモンスターもあるよ!〜

最近チャッピーは欲求不満です

「次の演習は私が担当するから。そうそう、みんな一旦中庭に集まってちょうだい」
ドルイド学科の学科長、サフィ教授にそう言われたPT一行。サフィの去り際の
「最近たまっちゃってるのよねぇ」
の言葉になんとなくいやな予感がしつつも中庭で待つことに。

中庭に現れたサフィの隣には彼女の相棒、トリケラトプスのチャッピー(Huge)が。そしてその瞳はきらきらと輝いているのである。
「まずい。じゃれつかれる」
何人かは覚えていたが、チャッピーは非常に人懐っこい性格で、学生たちとじゃれあうのが大好きだ。チャッピーのお気に入りはまずチャージして一人をふっ飛ばし、その後回りの学生をトランプルで踏み潰して回る、というものである。
先手を取ったカシオペアがグリースでチャージを阻止、その後トランプルの際にDMがファンブルしたり(実にやさしくていいDMですね!)したことで何とかチャッピーのHPを半分くらいまで減らし、サフィが止め入って事なきを得た。プリトウェンがチャッピーの通常攻撃をもらい、「もう一発もらったら死ぬ」とか叫んだ以外は実に平和な、ほほえましい光景だった。

ホントは近隣の森に現れたエリニュス3連星の退治をさせたかったようです

「えーと、チャッピーのストレス発散も終わったことだし、今回の演習の説明をします」
講義室に移動した一行にサフィが説明を始めた。
「最近、学園が魔法と科学技術の粋を結集して演習用のデミプレーンを作ったのはご存知? せっかくだから、今回はそれを使おうと思うの。演習内容もこっちで自由に決められる便利な代物だし、何より、新しいものは使ってみたいじゃない?」
演習用のデミプレーンとは、ウィザード学科とクレリック学科が中心となって作り上げた代物で、内部の環境やダンジョン、現れるクリーチャーまでをプログラムで制御できる優れものだ。ただし、プログラムを作るにはCraft(Code)かProfession(SE)が必要である。なお、学園からは歩いて1日くらいかかるところに作られており、周囲は大きなプラントのようになっていて、何かあっても住人に被害が出にくくしてある。ミーハーなサフィは、ドルイド学科の人間であるにもかかわらず、このプロジェクトが立ち上がった直後にはProfession(SE)を再訓練にて取ってしまったらしい。
「みんなチャッピーと遊んだから今日は疲れてるでしょ? 今日は準備に勤めて、明日の朝一に校門に集合でいいわね。じゃ、解散」
解散後はみんな各々の準備と情報収集をした。

 演習開始〜移動時以外に登場しない人もいるよ!〜

第0日

校門に集まったPTを、点呼を取って確認するサフィ。なぜかすごく眠そうだ。どうやら昨夜は演習プログラムを組むために寝ていないらしい。
「あれ? 黒猫さんはお休み? ……、……。……まぁ、大丈夫でしょ。じゃ、出発しましょ」
そうして歩き出す一行。チャッピーは大きすぎるから、という理由で歩きだ。同行しているのは、助手のケニー、ブラス、ライアットのいじられ役三兄弟と準教授のクレアだ。デミプレーンの使用規定に必ず準教授以上の者が2人以上いること、という項目がある。特にランダムなエンカウントもないのでサフィはチャッピーの上で一日寝ていた。


ウルチメモ

  • 演習プレーンはちょっとした居住空間とそこから入れる入り組んでいて広大なワンフロアメリケンダンジョンから成る。
  • 演習の途中で外部から明らかに害意を持った一味が侵入した。
  • サフィ教授、クレア準教、助手のうち2人が一味によって殺害。
  • PTは幼い姿をしたエリニュス♂と戦闘しそれを撃退、演習プレーンの別出入口から脱出した。
  • 一味は科学技術と魔法体系の合成を快く思っていない学外の派閥からの刺客だった可能性がある。