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EP15_1

  Eラーニング:別の次元や閉鎖空間に飛ばされちゃったときの対応

  1. 耐える
  2. その空間を制御しているコントローラーをなんとかする
  3. その空間における明らかな変異を取り除く

  謎の儀式(ゲーム大会)を探れ

前回の情報収集から、Cheliax社も偽データを掴まされたり、SF協会からの連絡をうけて行動していたことがわかった。これらの責任を取って上層部が退陣したりしている。
SF協会(おそらくHistoria Prime)が元凶の可能性もありそうだ。
また、儀式のための遺物の取得に失敗したが儀式を強行しようとしていた、宇宙空間に巨大建造物を作ろうともしている、などの情報も出ている。
 
さて、その儀式はNear SpaceのPholskarにて、ゲーム大会を装って行われようとしている。
ゲーマーのRozonyさんが招待されているようだ。彼女は前のお祭りでドラゴンの紋章を持っていたね。
我々もその儀式に参加し、内容を調査し、問題があるようなら対処して欲しいというミッションを言い渡される。成功報酬は30000gp/PC
Rozonyいわく、さまざまなゲームを行う大会だが、その中でもPathfinder ShootingというネトゲがRozonyの得意分野。他にも非電源ゲームやカジノのようなアンティークなゲームも。主催者からはチーム戦であることが明示されている。
 
Pholskarはガス惑星だが、ガス内にいくつも人工衛星的な建造物が浮いており、その中にLodge Resort's Eyeという催事場がある。
大きめの宇宙船は最寄りのステーションに着艦してからシャトルで向かうことになるが、マンタ君はこの程度の重力圏なら大丈夫なので直接接舷して入館。

  謎のアーティファクトとゲーム大会の趣旨

Moon Lodgeという一番いいカジノ場に向かうと、「ゲームマスター」と名乗る者に声をかけられ、Rozonyとともに別室に通される。青肌で体格のよいこの種族はこの星の原住民らしい。
別室はシャンデリアに黒い壁、ソファーに座るとお酒も配られて高級感がすごい。
赤いビロードのかけられた中型物体があるが、Spellcraftの高い者たちはアーティファクト級の魔力を感じる。

「ゲーム大会にお越しいただきありがとうございます。これは通常のゲーム大会ではなく、観客を楽しませるためのものではありません。きわめて閉鎖的な会となっています」

Rozonyと(動画配信を目論んでいた)マンタ君は驚く。

「みなさま以外に2チームあり、計5試合で勝敗を競ってもらいます。目的を明言しますと、我々は心霊的な現象に興味があり、それを追求するための儀式として催行していますが、あなたたちに危害はないはずです。ゲームに真剣になってもらいたいため賞金はあります」
「カジノの形をしていますが現金は賭けません(=PC達が無限に稼ぐ可能性を排除)。かわりに勝利の証であるコインを集め、1つごとに30000gpが払われます。それとは別に最終的にはすべてのコインをRozonyのドラゴンの紋章に埋め込むことになるでしょう」

ゲームは、くじびき、ルーレット、カードゲーム、ネトゲ、闘技場(賭ける方)。
魔法などの特殊能力は、自分や味方へのバフはOK、他人や盤面への干渉は禁忌。なにかしら不正が発覚した場合、そのチームはそのゲームでのみ敗者となる。
カジノ部屋に戻る際、番号の書かれたプラスティック板をもらう。くじびきの際にこの番号が当たった者が景品をもらえるらしい。
カジノ部屋の中央には超巨大でゴールデンなダイスのモニュメントが。部屋の隅っこでは大敗したと思われる人が頭を抱えてたりも。
対戦相手チームとも気さくにあいさつ。Rozonyは有名人なようだ。
ちなみに、PL不参加のVaguiも賑やかしについてきており、ゲームそっちのけでカジノ付きの楽団のほうに混ざりに行ってしまった。

  種目1:ルーレット

1つ目のギャンブルはルーレット。
地球のルーレットとは違い、数字の指定しか行えず、ボールを回し始めたあとに数字を指定するようだ(=Profession(Gambler)やPerceptionで先読みできるかも)。
ゲームマスターの部下が台車で先程の赤いビロードの物体を運んでくるが、特に覆いを外したりはしない。
 
1回目はHeroismと使い魔で知覚の高いVareiaが挑み、入る数字をうまく読んでベットする。ところが、狙った穴に入りかけた途端、玉が微妙に動いて隣の穴に入り、パーティ1の勝利となる。
2回目はVareiaの知覚も悪く普通にパーティ2の勝利。パーティ1をよく観察してみると、Shirrenが超能力的な何かをしようとしているが、2回目は後ろのVeskに静止させられたようである。
3回目はIntegraにバトンタッチ、うまく出目を読もうとし、それに合わせてVareiaが一瞬だけWall of Forceを貼りパーティ1の干渉を防いで出目を当てる。
この干渉にパーティ1は抗議しようとするが、今の行動は他者にも盤面にも干渉していないため不正でないとされた。
パーティ1の抗議に対し、Vareiaがさらにイチャモンをつけるが、さすがにマスターの制止が入る。
4回目も同様にWoFで干渉するが、今度はパーティ2と我々が同じ位置に賭けてバッティング。ともに+1点となった。
5回目はVareiaがLimited Wishを切ってWoFを張るも、Perception勝負でパーティ2が高い出目を出し、3点先取となってパーティ2の勝ちに終わった。
 
次のゲームまで1時間の休憩があるため、その間にAlexiceがStarchartを用い、対戦相手全員についてイカサマの意思の有無を占う。
するとパーティ1は「全員あり」、パーティ2は「全員なし」という返答が。
Rozonyがパーティ2のD.Draews氏から声をかけられ、談話している。彼もまた凄腕のゲーマーであるようだ。雰囲気からしてもパーティ2の面々は真面目なゲーマーのようだ。

  種目2:くじびき

2種目め、くじびきの時間になった。かきいれ時より前に来場していた客に対するサービス的な余興の側面もあるようだ。
総勢200人ほどの観衆から昨日大勝ちした1人(太ったハゲの成金おっさん)が選ばれ、大きなルーレットに玉をいれる。
マスターが振った1d200は102となるが、パーティ1のノームが名乗りを上げて壇上に上がろうとし、他の客は幸運なノームに触ろうと殺到する。
番号札には偽造防止の仕掛けも施されていたが、問題なく確認され、他に102番だったと名乗り出る者もいない。
クソ怪しいものの止めることもできず、ノームには大金が渡され、パーティ1に勝ち星1がついた。

  種目3:カード

3種目めはブラックジャック風のカードゲーム。
はじめに参加者各々が1枚目のカードを裏向きで配られ(隠して1d20)、次いで2枚目を引き(スキルチェックを行い)合計値を競う。
勝った人は「オリなかった参加者」数の点数を得て、1d20時点でオリた人は-0.5点、5点先取。
配られるカードは鉛が含まれていて妙に重く、表面の印刷すら精巧を極め、透視やガン牌は極めて困難だ。
パーティ1はノームが、こちらからはカード使いのZigが参加。パーティ1は疑われていることを認識し、仲間同士で距離を取るようにしてるが、ゲーム中はノームはあちこちに視線を送っている様子。
 
1戦目Zigの初手は11、勝負に挑むも僅差でパーティ2が勝つ(+3)。
2戦目はAlexiceが周囲に、Atiothがノームににらみをきかせるが、どうやらShirrenに視線が多く向いているようだ。読心術でも使ってるのか? 
リードしているパーティ2がオリ、勝負に出たZigはLucky Numberバフのラッキーも用いてぎりぎり勝つ(+2)。
3戦目はZigが初手に18を引き勝負にかかるが、2手目がZigもパーティ1も腐り、パーティ2(5.5点)の勝利に終わった。
パーティ1は「なんで勝てないんだ!?」とキレ気味。

  種目4:ネトゲ

4種目めはネトゲ、Pathfinder Shootingというバトルロイヤル系FPS。当然Rozonyさんが挑む。
彼女いわく、ゲームサーバーが同じ建物にはなくラグがありそうだが、サーバ自体へのインチキはなさそうとのこと。
Heroismだけかけて送り出す。
 
1戦目はRozonyがProfession(ネトゲ)の出目で勝ったように見えるも、結果はパーティ1のヒューマンが圧勝。
ラグのひどさにRozonyがタンマをいれる。
VareiaがEngineeringで探りをいれると、この建物からサーバへの通信経路に何らかの工作の形跡がみられた。
報告を受けた運営側がそれをチェックし、しばらく後、ルートを改善したと宣言する。
パーティ1に問い詰めるもシラを切られてしまう。
その後はRozonyがそつなく3勝を取り、我々のパーティが1勝を得る。ここまでの勝ち星はパーティ1が1、パーティ2が2、我々が1。

  種目5:コロシアム

5種目めはコロシアム、2チーム同士のバトル(HP0の瞬間に回復魔法が飛び戦闘離脱となる)で、外ウマで賭ける形だ。
当事者同士で合意があればドローにもなり、その場合は外ウマも不成立。
カジノルームの中央にリングが浮かび上がってくる。最終戦なので得点は2倍だ!
 
今回は巨人チーム同士の戦いのようだ。片方は野蛮な古代風、片方は中世風。
我々が古代風の方に賭けると、パーティ1は中世風に賭けると宣言。
ところが、試合開始のアナウンスがかかるも、古代風のチームが登場しない……体調不良だとか。
このままでは不戦敗になりそうだったが、ここで「誰か巨人に挑戦するものはいないか!」というアナウンスが挟まる。
当然のごとく意気揚々とリングに出るPC達。戦闘だ!
 
1ラウンド目はバフ+パフォーマンスタイムで攻撃は不可。
炎の巨人は火を吹き、Atiothはくるりと空中を飛んで敏捷性を見せるもキモがられる。
Alexiceは誰も巻き込まない位置にRainbow Patternを発動して観客を魅了。
Vareiaは使い魔BarasaをHugeのかっこいい角つき獣に変化させる。
 
あらためて戦闘開始!
炎の巨人は背負った燃える岩をBarasaにポイポイ投げて痛手を与える。RanniはいつものRime-frost Fireballで敵を拘束し、Integraはコトダマの壁呪文により敵の半数を1ラウンドよろめきに。
Barasaは影の腕を生やし計6本の腕からAtioth以上のダメージを繰り出すも、続く炎巨人のぶん殴りで倒れてしまう。
嵐巨人(アンデッド)はこちらの後衛に踏み込んで雷の爆発をお見舞いするが、先読みでかけていたAlexiceのレジエナでほぼ防がれる。
Zigの禁断のスニークつきTelekinesisが480点のダメージを叩き出し、嵐巨人は1ターンで倒される。今後Telekinesisにはスニークは乗らないことになった。
その他の巨人も範囲ダメージとAtiothの突撃で順当に削られ、そつなく勝利。
これで勝ち星は3ポイント、5本勝負も我々の勝利となった!

  儀式の発動…?

あらためてゲームマスターに別室に導かれるPC達とRozony。
計6つのコインをRozonyのメダルにはめると、メダルとアーティファクトがともにピカピカと光り、ビロードの覆いがはずれる。
出てきたのはChalice、しかし中には古い鎖が入っており、それもすごく光っている。ゲームマスターはその様子に驚いている。
ほどなく、Chaliceからブラックホールめいた暗黒が現れ、その場にいた全員が(RozonyもVaguiも)吸い込まれてしまう!
 
後編に続く!