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第十六話の変更点

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!!ドゥームズデイ・ストア
ドゥームズデイ・ストアに突入する前に、改めてジャズラダンと段取りを確認した。
まず、ジャズラダンが投影されている台座の中を見て欲しいと言われて開けてみると、中にはLHSと書かれたアイウンストーンと、一抱えはある金属製の板が出てきた。この板は、ジャズラダンのホログラムを投影する装置で、この板をドゥームズデイ・ストアの内部に持っていってくれれば、彼が現地で顕現して手伝いをしてくれるということらしい。
次に、中にある世界破滅装置の詳細を聞く。これは、シンクロニーデバイスと呼ばれる巨大な球体の機械(扱い的にはメジャー・アーティファクト)で、4元素及びPositive/NegativeのPlaneをMaterial Planeに顕現させるという機能を持っているという。範囲は範型500マイルで、1ヶ月の間にその範囲は毎ラウンド炎で燃やし尽くされたり暴風が起こったりポジティブエナジーで生物が爆発したりするようになってと、にかくその範囲は壊滅するそうだ。とはいえ、試作品で実際に使われたことはないので、何が起きるかは厳密には判らないようだが。起動には様々な儀式が必要だが、いざ起動してしまうと、2分で効果は発動するとのことで、これを止めるには、手順に従ってボタンを押したりする必要がある。あるいは、水の中に付けても効果を発揮しなくなるらしい。加えて、ジャズラダンは、コンソールに魔法を撃ち込むと何が起こるか判らないので、範囲魔法などは使わないようにと注意した。
追加のバフを少しかけて、エレベータでドゥームズデイストアに下りる。下りた先には8つの扉があって、そのうちの表示が光っている一つの扉には、「シンクロニー」と書いてあった。どうやら、シンクロニーデバイス以外にも世界を滅ぼす兵器が7つあるか、あるいは作られようとしていたようだ…。
シンクロニーデバイスの扉の前には、ハルバードを持ったクロックワーク・ガードが居た。ジャズラダンが制止するも、襲いかかってきたので、ビクターが殴り壊したり、トレイシーのグレーター・アグレッシブ・サンダークラウドと一緒に団長がレジリエント・スフィアに閉じ込めたりして倒した。
扉を抜けて階段を下りていくと、広大な空間に出た。目の前には長さ40ftの橋が架かっており、その向こうには巨大な水の球があり、橋はその球に突き刺さっている形だ。橋の下は40ft下が水面になっている。シンクロニーデバイスの姿は見えないが、多分あの水の球の中なのだろう。
橋のたもとにはシンボルが仕掛けてあったが、団長が解除した。橋を進んで水球の前までくると、橋が水球に刺さっているところは天井に透明な壁があるようで、水の中にガラスのトンネルが通っているような形になっていた。そのトンネルを進んでいくと、中には直径20ftはある巨大な球の周りをいくつもの帯のような物体が回っているという装置があった。これが、シンクロニーデバイスに違いない。球の周りを加工用に円形の足場があって、右手奥の足場の上にコンソールがあった。そこでは、黒い髪の男がなにやらコンソールを操作しているようだった。

!!過去との戦い
黒髪の男は団長達に目を止めると、共通語で話しかけてきた。「現代人の諸君、一足遅かったな。私はこの装置の起動に成功した。これから、Avistan大陸は未曾有の災害に見舞われることになる。ポチッとな」
オチミュアがコンソールを操作すると、シンクロニーデバイスの周りの帯の回転が高速化し、機械的な音声でアナウンスがあった。
「シンクロニーデバイスが起動されました。所員の皆様は待避して下さい。T-20」
オチミュアはすぐに効果が発動すると思っていたのか意表を突かれたようで、そこで団長がすかさずウォールオブフォースを貼ってオチミュアとコンソールの間を隔離した。トレイシーはコンソールに向かって走る。
イスカはジャズラダン板を置こうと思って足場の上を進むと、シンボルを踏んでしまう。が、団長の「セーブに通したらシンボル発動しなかったことになる」能力によって影響を受けずにすんだ。現れたジャズラダンは、「ヴェイルドマスターは任せろ!」といって初手Mirror Image(…)。対抗してか、ヴェイルドマスターもMirror Imageを張る。これが古代の戦闘スタイルなのか…?
オチミュアだけかと思っていたら、水球の中にアボレスが2匹潜んでいた。アボレスはトレイシーと団長にFeeblemindを撃ってくるが、二人ともなんとか耐える。さらに、Displacementをする。
ヴィクターとウルバノはこのアボレス向かっていき殴り始める。アルコーは団長のセーブをVision of Madnessで強化。
ここで、ウルバノは突然消滅する。どうやらMazeで飛ばされたようだ。イスカがスクロールからTrue Seeingをかけると、オチミュアのアボレスフォームの本体が水の中にいたようだ。お供もIcy Prisonを撃ってトレイシーを凍りづけにするが、これはジャズラダンがDisintegrateで砕いてれた。団長はヘイストをかけた後、トレイシーの脇に動いてコンソールを中に入れるような形でCube of Forceを展開する。これは、この後3ラウンドくらいお供アボレス達のDisintegrateを吸収してくれた。コンソールはアボレスが操作したせいか、スライムでべとべとしており表示が読みづらい。しかも、緑のボタンを押さなければならないのに、大きいのと小さいのと少し色が薄い三種類の緑がある。どうも、アズラント時代の「緑」は今と意味が少し違うようだ。薄いのを押してみるが外れで、大きいのを押すとコンソールが操作できるようになった。スライムのべとべとは団長がQuickenで小さなWater Elementalを呼び出して流し去る。が、次の手順が思い出せず、解除はあまり進まない。
外では、イスカがPrismatic Sprayを受けたりしつつ自己バフをして、オチミュアに殴りかかり大ダメージを出す。が、オチミュアはイスカにMazeをかける。これはSpell Turningで跳ね返せれば良かったが、残りレベルが足りなかっため食らってしまう。とはいえ、イスカはラッキーと確率操作とスタミナを駆使(?)して1ラウンドで出てくる。ジャズラダンがDimensional Anchorをかけてくれたので、Mazeも効かなくなって、オチミュアと再び殴り合い始める。
ヴィクターはこの間お供アボレスと殴り合っていたが、ミスチャンスのせいもあって削りきれないでいた。ウルバノはFox's CunningのScrollを使ってはみたが、迷路から出られない。
そうこうしているうちにCube of Forceは壊されてしまうが、ジャズラダンの指示もあって操作を続け、装置を管理者メニューの音声入力モードに変更することに成功する。すると、ジャズラダンは、
「社員番号001、グランドアルカニスト・ジャズラダン、装置の変更、プレーンオブエアをOrvに」と言う。イスカが、「装置を止めるのではなかったのですか?」と問うと、「何を言っているんだ、せっかく起動したんだから、アボレス共の本拠地をこれで破壊するに決まっているだろう」と言う。これにはオチミュアを含む3体のアボレスも動揺する。オチミュアは「どうやら、ジャズラダンも君たちの仲間ではなかったようだ。これを放っておいて良いのかね?」などと言ってくる。イスカは、それはそれ、とオチミュアを串刺しにすると、オチミュアは動かなくなった。返す槍でジャズラダンのホログラムを生成している装置を粉々にすると、ジャズラダンは、「現代人の諸君、強力に感謝する」と言って消え去った。
「社員番号001、グランドアルカニスト・ジャズラダン、装置の変更、プレーンオブエアをBraid in the Darklands’ Sightless Seaに」と言う。イスカが、「装置を止めるのではなかったのですか?」と問うと、「何を言っているんだ、せっかく起動したんだから、アボレス共の本拠地をこれで破壊するに決まっているだろう」と言う。これにはオチミュアを含む3体のアボレスも動揺する。オチミュアは「どうやら、ジャズラダンも君たちの仲間ではなかったようだ。これを放っておいて良いのかね?」などと言ってくる。イスカは、それはそれ、とオチミュアを串刺しにすると、オチミュアは動かなくなった。返す槍でジャズラダンのホログラムを生成している装置を粉々にすると、ジャズラダンは、「現代人の諸君、協力に感謝する」と言って消え去った。
残ったアボレスに、トレイシーが「私たちはこの装置を止めようとするつもりだから邪魔しないで」と言うと、アボレスとしても大量虐殺されたい訳ではないので、「確かに、応援しまーす」と言ってなんだかうねうねと応援してきた。そこにオチミュアが死んでMazeから解放されたウルバノが怒って現れたので、「あとはよろしくお願いします」と言って禁呪Dimension Doorで逃げ去った。
装置は対象を変えた状態でカウントが進んで、「まもなくプレーンシンクロナイゼーションを開始します。予期せぬ副作用があってもアイウーンインペリアルは一切の責任を負いません。」といった不吉なアナウンスが流れる。トレイシーと団長がいろいろとメニューを探していると、緊急避難メニューが見つかった。そして、アルコーの狂気のビジョンで冴えた団長がUMD達成値72などと言って操作していると、緊急停止機能を実行することができた。
すると、周囲の水球を作っていたWall of Forceが解呪され大量の水がシンクロニーデバイスを水没させた。これにより、シンクロニーデバイスは動作を停止した(これでいいなら、Control WaterかLimited Wishが数発あれば簡単に機能停止させられた気がする…)。
これで成すべき事は終わった。イネヴィタブルの人に一応報告して、団長達はアンコラトーに帰ることにした。なお、団長は帰り際に、オチミュアを剣で突き刺した団長のパーシステントイメージをドゥームズデイストアの中に置いていった。
アンコラトーでも激戦が行われていたようだが、オチミュアの死によって部下達は支配が解けたりやる気を失って撤退していったとのことだった。

!!その後
シンクロニーデバイスは破壊されたわけでは無いが、コンパスの中には普通は中々入れないので、すぐに危ないと言うことは無いだろう。入るためのアイウンストーンを持っているガーデナーを助けて石をもらい(ついでに開拓村に引き入れ)、後の監視はモルダントスパイアのエルフに任せることになった。アルコーは、これに協力すると言って村を去った(密かに、あのシンクロニーデバイスを強化してマテリアルプレーン全体を滅ぼす装置にするのが指名なのでは無いかと思っているらしい)。
残った他の団員は、元の開拓生活に戻った。最近の激戦でみんな強くはなったものの、(Wizardいないので)なんでも魔法で、という訳にはいかない。タラサントリーやサイクロップス達の助力もあるし、そこら辺のモンスターなら今の団長達の相手にはならないとは言えるが、ドラゴンザメや、開拓村を襲う様々な脅威があることだろう。そう、オーキッド達の開拓という戦いはまだ始まったばかりなのだ。
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1万年後、廃墟となったポートオーキッドにやってきた冒険者のパーティは、島中に点在する鎧姿の女性が様々なモンスターを倒したり、人々に指示を出したり、馬をいっぱい引き連れたりしている幻影を見つけ、一体これは何なのだろうと思い悩むのだった。

(おわり)