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第十五話

Veild MasterオチミュアがDoomsday Machineを使用するのを阻止するため、Spindle Solutionの研究所Compassにやってきたオーキッド達。首尾良くCompass内に侵入するも、既にオチミュア(通称ウナギ)はDoomsday Storeの中。そこに入るためには研究所の3つの区画を攻略し、特別なIoun Stoneをお手に入れなければならない。

研究棟

アズラント人幽霊(Arcanist)のジャズラダンに、各棟のもう少し詳しい話を聞いてみる。10000年前のことなので、と前置きされたが、以下のような事が分かった。

  • 研究棟は、アズラントの良心と呼ばれたルリシアンという女性が責任者だった。入り口をゴーレムが守っている。
  • 試験棟は、バーリズ・ザ・アウトサイダーというエルフと、ハリガール・ザ・アンバサダーというタッシロン人が権力を持っていた。
  • 応用棟は、ラシモス・ザ・イースンタブレイドという女将軍が責任者だった。

事業の進み方的に、研究→試験→応用だろうと考えて、まずは研究棟に向かうことになった。
(団長は、UMDで無理矢理Doomsday Storeに侵入しようとしていたが、失敗した)

研究棟の入り口には、確かにゴーレムが待ち構えていて、「止まれ」などと言ってくる。
無視して進んだら、ゴーレムが4本ある手を上げて戦闘態勢になった。すると、PC達の頭上を回っていたIoun Stoneが次々とゴーレム目がけて飛んでいき、6つの胸のソケットにはまってしまった!
そのうちの一つが光ったと思うと、そこからMagic Missileが飛んできてウルバノを襲った。さらに、そこにはまっていたIoun Stoneは魔力を失ってDull Grayになってしまったではないか。
このGolemはIoun Golemといって、とてもIoun Stoneと親和性が高いので磁石のようにそれをひきつけて、そこから力を引き出すことが出来るのだった。
倒すことには成功したが、Ghost TouchのIoun Stoneを含む3つがDull Grayになってしまった(なお、普通のIoun Golemは1d4+1 roundsだけDull Grayになるようなので、このIoun Golemはエネルギー効率の悪い試作品なのであろう)

先に進むと左右に扉が、正面に先に続く通路がある。右の扉の先はサルーンになっていて、アズラント人達が談笑していた。イスカが話しかけるが、アースフォールのことを信じてもらえず、そして熱があるんじゃ無いか、といってこちらを触ってこようとする。なんだか気持ち悪いのでイスカは逃げて、代わりに入ったウルバノは触られてしまった。すると幻が解け、触ってきたのは気持ち悪い舌で、アズラント人達はモルグであることがわかった。が、ウルバノにはFreedom of Movementがかかっていたでの6匹のモルグは為す術も無くやられてしまった。
左の扉の先は仮眠室だった。なお、この研究所には食べ物を食べなくても良い魔法がかかっており、働くためには寝るだけで良いらしい。

正面に進むと階段をおりて、また同じ構造。右の扉の先はクリスタルで出来た通話装置があって、団長が調べると、傲慢のルーンロード、XanderghulのCitadel Areteに通話した記録が見つかった(あとで考えると、ハリガールの通話だったんだろう)。左側は元会議室だったらしく、壊れた机が散らばっているだけだった。

さらに正面に進むと、正面にはダブルドアで、左右にはまた扉がある。右は展示室で、ガラスケースに様々な遺物が展示されていた。ウルバノがケースを割って物を持ち出そうとしたので、昔の物を大切にしたいイスカはケースを開けるスイッチを見つけた。なお、ポータブルホールが一つ見つかって、その中には研究所の制服があったので、みんなで着た。団長はひときわ豪華な制服を着たところ、Robe of Powerlessnessで、呪われてStrが1に、Chaが14になってしまった。反対側は紫の絨毯が敷いてあり、ベッドのある部屋だった。中に入ると、突然アズラント人の女性が現れた。彼女がルリシアンで、すでにOutsiderへと解脱?しているが、古の縁でここに呼び出されたとのこと。情報だけは教えてくれるということで、この先の図書館の本の中に特別なIoun Stoneが隠してあることを教えてもらった。また、ダシモスは悪魔に魂を売ったらしい。

図書館の中に入ると、アズラント人が出てきて、用を聞いてくる。彼はアクスロラルといって、アズラントの文化が広く世界に知られることを望んでいるらしい。とりあえずそれに賛同して、Ioun Stoneが欲しいことを伝えると、手下に命じて探してくれた。こうして、一つ目のRadiant Blue Sphere Ioun Stoneが手に入った。この施設の情報が他にもあるかも、ということで本を読んでみることに。が、気がつくと読み始めてから8時間が経過しており、10min呪文が切れてしまった。しかも見つかった情報は、Spindle Solutionの沿革程度のほぼ分かっている情報だけだった。アクスロラルはもっと探せばいろいろ見つかるかも、というが、先を急ぐために本を読むのはやめ、試験棟へと進むことにした。

試験棟

試験棟の入り口には、ハルバードを持ったクロックワークの門番が4体いた。一応制服を着ているので、だませないかイスカがやってみたが、名前とIDを言えと言われてしまい、ばれてしまった。クロックワークならたいしたことは無いだろうと甘く見たウルバノが突撃すると、クロックワークは思ったよりも強くて、ウルバノは1ラウンドで沈められてしまった。しかし、イスカが茨の壁にクロックワークを閉じ込め、トレイシーが範囲呪文でなぎ払ってしまった。

試験場は入り口から左右に音叉のように道が分かれた作りになっており、まずは右手に向かう。長い通路には3つの内側に入る通路があり、手前から調べていく。最初の部屋は、電撃で焼け焦げた部屋で、調べると電気抵抗のある魔法のブックカバーがかかったゴーレムマニュアル(Ioun Golem)が見つかった。そんなに大切な本ならこの部屋に置いておかなければ良いのにね。奥に扉があったが、封じられており、開かなかった。

次の部屋は、壁に大きいカプセルが埋め込まれていて、中に動物の標本が液体に浮かんでいた。ひときわ大きなカプセル内にはアボレスの標本も入っている。と、団長が突然、「このアボレス標本にはまっているリングは貴重だから、このカプセルを壊して取ろう」などと言い出す。が、イスカは古い物が乱暴に扱われるのが嫌だったので、壊すのは駄目ですと言った。団長はそう言われてカプセルを開けようといじくり回していたが、筋力が1に減っているので、しばらくするとあきらめたようだった。

次の部屋、アイアンゴーレムが2体いて、何かのコンソールを守っていた。アイアンゴーレムは前衛陣が叩き壊したが、団長は、Hasteも出さず、「火が効果がある」などと良く分からないことを言っていた。アルコーが不審に思って問い詰めると、ポート・オーキッドのことも忘れているし、どうやら何かに操られているかしているようである。Protection from Evilをかけてみるが追い出せないので、もうばれてるから腹を割って話そう、と言うと、自分はさっきのカプセルに閉じ込められているアボレスだと告白してきた。交渉して、アボレスを逃がす代わりに団長を返してもらうことにした。ベイルドマスターのことを話すと、彼等はアボレスが別の星から逃げてくるときに、逃げるためのゲートを開くために作られたエリート個体だと教えてくれた。このアボレス的には、特段ベイルドマスターに肩入れする理由は無い、という雰囲気だった。

次の部屋は大きな上半身だけのクロックワークが地面に埋まっていた。奥に扉はあったが、特段壊す意味も無さそうだったのでスキップ。

これで、音叉の右側は全部探索したので反対側に行くことに。反対側は、さっきのクロックワークの奥を見てみるため、一番奥の分岐から入った。そこは、各実験室を観察するための部屋だったようで、特段なにも無かった。奥に進む扉があったので入ると、そこは大きめの円形な部屋で、中央に巨大なガラスチューブがあり、中にはなにかきらきら光る液体が入っている。その周りにもいくつかシリンダーが立ち並んでおり、団長が探ってみると、試験棟の各部屋の扉をコントロールするパネルだということが分かった。先ほどの封じられた扉を開けられるかも、と探していると、中央のガラスチューブが割れ、中から巨大なスライムが這いずりだしてきた。このスライムはプラズマ・ウーズで物理と電気と火で攻撃してくるだけでなく、酸・電気・殴打・刺突無効で、冷気に抵抗があり、火も無効の強力な生き物だった。図書館で時間を過ごしすぎたせいで、Freedom of Movementが切れていた一行は適切な対策呪文も無く、攻撃で相手が3体に分裂した辺りで命からがら逃げ出した。なお、通常のプラズマウーズは金属を引き寄せるオーラがあるため、そうだったら何人か死んでいたので火が効かないくらいで良かった。あと、Sonicでダメージを与えても分裂するらしい。用意周到…。

これは一晩寝て呪文を準備するほうがよいだろう、ということになったが、まだリソースに余裕があったので他の部屋を探すと、人型の大判焼型みたいな台がある部屋を見つける。中には、アズラント時代の人造スライム人間、メズランがいた。メズランは体内に保存したFreezing SphereやChain Lightningを撃ってきたが、あまり搦め手も無かったので殴り倒してしまった。

これで試験棟の行けるところは全て行ってしまったので、応用棟にも足を伸ばしてみる。応用棟の入り口は水没しており、水の中には巨人が4体いて、Giant語で「立ち去れ」などと言ってきた。無視してウルバノが入って見ると、巨人達はサイクロプスのアンデッドだった。Permanent Blindのブレスを撃ってくる嫌がらせ役だったが、ウルバノとビクターが殴り倒した。何人か目が見えなくなってしまい、Healが尽きたので寝ることに。ジャズラダンは、「休憩とかなに言っちゃってんの?」という雰囲気だったが、プラズマウーズについて説明して納得してもらい、仮眠室を休憩場所として推薦してもらった。

無事一晩すごして、主にトレイシーの氷魔法でウーズを倒す戦略にする。ウーズ部屋にいくと、昨日3つに分裂したウーズは1つに戻っていた。壁を作って、トレイシーの魔法と団長の召喚するランタンアルコンのビームで攻撃を加える。ウーズはSqueezeしながらこちらの通路に侵入してくる戦術に出たが、そこに至るまでにそれなりに弱っていたので、3つに分割した後、Freezing Sphereでとどめを刺した。

ウーズ部屋の操作盤を調べて鍵を開け、入れなかった扉の奥に行くと、そこには一人のアズラント人がおり、ハリガールと名乗った。ハリガールは手違いで1万年ここに閉じ込められていたと語り、助けてくれたPC達にVivacious rose prism ioun stoneをくれた。何で生きているんですか、と尋ねると、彼もメズランに改造されているらしい。倒したメズランは手下だったとのことだ。ハリガールは挨拶すると去って行った(メズランはリジェネがあるらしく、昨日倒したメズランと一緒にCompassを出ていき、その後はVarisiaに向かったらしいが…)。

応用棟

引き続き探索を続け、昨日ジャイアントを倒した先に進んでいく。正面に3つの扉があり、武器、バイオ、検知と書かれていた。検知が怪しそうだったので、まずはそこから行ってみることに。入って見ると、そこはIllusionでAzlantの町が再現されていた。テレパシーで指示が聞こえてくる。
「この街の中にベイルドマスターが隠れているので、探せ」
どうやら、Illusionで作られた住人の中に不審な行動をするベイルドマスターが潜んでいるらしい。イスカが他の人の助けも借りながら目をこらすと、ラッキーなことに50くらいの達成値が出て、ベイルドマスターが4匹(…)見つかった。これで試練はクリアできたらしく、奥に進めた。

その先は大きめのホールだがやはり水没していて、この応用棟で作られた製品と思われるものが展示されていた。中央にある台に、クロックワークと、イネヴィタブルが1人居る。襲いかかってこないので話しかけてみると、彼の使命は、アズラントの危険な遺産がこのCompassの外に持ち出されるのを防ぐことらしい。中でアイテムを使うのは許してもらえたが、アイテムを持ち出さないよう、団長がギアスをかけられることになった。団長が、「何か見返りは無いんですか?」などと言うと、「ああ、人間との交渉では、”恫喝”が必要なんでした。失礼しました」と言い、頭部からのレイでマジック・アイテム1つを瞬間的に破壊してみせた。「私はことを荒立てたくないんですが、みなさんもそうですよね」的なことを言われたので、おとなしく団長にギアスがかけられた。
なお、図書館の司書と言っていることが反対っぽいのでアクスロラルの名前を出して聞いてみると、そいつはデーモンロードの手下であると言われた。また、奥には女ブラックガードがいるとの情報をもらった。女将軍ラシモスだろうと思われた。

奥は崩壊して自然洞窟のようになっており、昔苦労したUNAGI that walksが3体いた。アルコーのConfusionが決まって2体が混乱したため適当に相手していると、奥から鎧を来た魚の生えた(?)女と、禍々しいエルダーウォーターエレメンタルが4体出てきた。女は、
「私がアルカディア大陸を攻めて蛮族を打ち倒し、アボレスの大群と戦ったアズラントの将軍ラシモスである。わざわざ蛮族に名乗るのは、冥土の土産代わりだ」と言って、Blashpemyを唱えてきたり、Blackguardの範囲スマイトを使ってウォーターエレメンタルを強化したりした。が、団長がWall of Forceを張り、イスカがWall of Thornsを貼ったため一歩も動けなくなり、「蛮族にふさわしい姑息な手段だ」とこちらを誉めてきた。ウォーターエレメンタルは徐々に進んでWall of Forceと地面の隙間からにじみ出してくるので、そこをボコスカと前衛sに殴られる。だんだんと減っていくWater Elementalを見て、ラシモスは「おお偉大なる海の悪魔、デーモンロード・イブデュレンジアンよ、我に力を与えたまえ」と叫ぶ。増援のデーモンでも来るかと思ったがなにも起きない。結局、Water Elementalが倒されるか団長に乗っ取られるかした後Wallが解かれ、ウルバノとラシモスは殴り合いになってダメージレース的にウルバノが勝った。あとで分かったことだが、このデーモンロードは1万年前のデーモンロードで、今はもう滅んでいるらしい…。(アロデンに殺されていた。)
ラシモスはSparkling blue rhamboid ioun stoneを持っていた。

さぁ、これでDoomsday Storeに入る鍵は揃った。ジャズラダンによれば、扉を開ければすぐMachineのある所なのだという。ここを開ければ、ついにオチミュアと対決することになるだろう…。