送信者:Modern Ka Lakita
日時:597年 Growfest月 9日
宛先:Mets Quo Leah
件名:Rappan Athukから
久々。知っての通り、今CY597まで飛ばされてきている。
こちらの生活も慣れれば最高だ。局長の顔を見なくてすむのが何よりも素晴らしい。
最近、R&Dから新しい装備が送られてきた。「画期的新装備」で、「有効活用しないとコンピュータ様の機嫌が悪くなる」らしい。……あいつらはこの時代の事を何も分かってない。「現在」ここにあるコンピュータは私の脳に埋め込まれているものだけだ。
新装備の一つはSoul Bazooka。性能は良いのだが、事前に局長に申請書を提出しなくてはいけないらしい。そんなもの無理に決まっているだろう……。あいつらは「歴史」だけじゃなくて現場の事も何も分かっていない。
もう一つはPuppeteer Wire Tag。どうやら、思考を操作する"Puppeteer"を改造してタグにする事で、その小さなタグを首筋につけた相手の思考を記録する事ができる代物らしい。ただ、リアルタイムで読む事ができないので、戦闘にはまったく役に立たない。
何を考えてR&Dは私にこんなものを送ったのだろうか。歴史調査でもやらせようとしているんだろうか。
仕方が無いので、自分の事を「姫」と主張している司祭様の首筋にこっそり付ける事にした。
「姫」というからには歴史的に重要な事も知っている事だろう。妄想狂だって?まあ良いんじゃね。どうせあっちから見たらこっちだって「未来人と主張している怪しい人」だ。
局長宛の正式な報告書はまた後で書く。今回は叩き台として「何を書くべきか」の箇条書だけそちらに送る。チェックしてくれると嬉しい。
1 方針決め
・前回、Orcus上部神殿まで殴りこみに行ったが、勝てそうにない。勝てそうにないので、経験を積み、資金を稼ぐ、という事になった。
(Puppeteer Wire TagによるPasta姫の思考のログ、以下同)
れべる上げしよう
EL14とか冗談じゃないし(PL発言)
井戸は嫌。
ラクシャサも無理。6th使ってきた気がする。
盗賊は退治しないとね(PC発言
(PC発言)とついてないときはPL発言です。
PCは「Psychological Cover」PLは「Psychological Locus」の略である。PLのほうが寄り深層心理に近いものと思われる。しかし、被験者本人がそれを意識しているかどうかは現状では分からない。
ほとんど倒してない。というか、三桁は無理。
ヴァンパイアは倒した。宝はなかった。
ガス禁止。
大量破壊兵器はGood的に良くないと思う。
困ったら神様に聞く呪文もあるし。
やるなら、悪徳警備員ぐらいしか。
14体のFtr集団。
レベルはよく知らない。金を払って逃げてきた。
範囲呪文で何とかならないかなぁ。
他のを探してみる。
バグベアはやめた方が良い
アルガナクとかマジ勘弁。
ダイアライオンはちょっとなぁ。一応自然を愛してるし。
最悪、井戸かなぁ?
山賊54体とかはどう?
こもなーらしいですよ?
いや、リーダー以外は3とかだったとおもうけど。
こもなーからプレステージとってるかもw
ホーリーリベレーターにもなれるらしい。
DimensionDoorが出ないから問題。
私はCerelityDomainだし逃げられるけど。
Hasteは出る。
・皆、候補としてアウトローキャンプを襲う事を考える。
未知のワイルダネスか既知のワイルダネスかどっちだろう?
既知なら、アウトローキャンプ(山賊54)が一番楽そう。不本意ながら。
ドッペルゲンガーがいる盗賊団は危なかった気がするけど、アウトローキャンプなら何とかなるかもしれない。
どう見ても悪人だしw
見過ごすわけにはいかないな!(PC発言
冒険者を襲ったり、我々に「この場所を教えたらぶっ殺す」とか言ってきた。
DetectEvilで悪ってでたから悪だよ!!
・が、ひそかにアウトローキャンプにいるやつらは金を持っていないという事に気がつき、まだ行った事が無いワイルダネスに向かう事にする。
悪事をはたらいてないなら、倒す意義はないよね(PC発言
しけてやがんな(PL発言
2 本日のパーティー
ここで本日の仲間をまとめておく。
どうやらこの時代では(地域的なものかもしれない)、その場で参加できる人を集めて冒険に向かう、という方式が主流らしい。
- Pasta Peperoncini
- Puppeteer Wire Tagを付けた。が、なぜか口数が少なかった。
- フラット・A・ベレージ
- ローグ枠。なんちゃってローグではなくて本当にローグ。
清貧じゃない。
ただの、スレイヤーオブドミーエルだとおもう。
すにーくを非致傷にできる。
弱いよあれは(PL発言
- Barl Mothlee
- なぜか噛み付き攻撃が入っている。よっていつも口が汚い。
- 西 玉蘭
- なぜか噛み付き攻撃が入っている。が、口の汚さなんてどうでも良くなるぐらい酷い能力が沢山。
- ザック=バレスター
- 別の次元からやってきた。私(Modern)の場合とは異なり、その次元の技術レベルはまだまだのようだ。
- Modern Ka Lakita
普通の人間には興味がありません(ry
モダンは未来人?w超能力者?w
(Modern注:)この時代の有名なパーティーの一つ「SOS団」の事である。このパーティーは「Alienist」「Psychic Warrior」「Charismatic Hero」「自分をコモナーだと思っている強力な神格」「ただのコモナー」で構成されている。
このパーティーが有名になってから、酒場で仲間を集める時「ただのPHBクラスには興味ありません。この中にDivine Metamagic持ち、清貧、Chameleon、Manifester Arrow持ちがいたら、あたしのところに来なさい。以上。」と叫ぶ事が流行ったそうな。
3 森
まだ行った事が無い森を進む。夜営をしようとすると、魔女っぽい人が出てきた。ドルイドだった。
後ろには狼(何と電気仕掛けじゃない!!)が30匹ほど控えていた。
メタを読むと、いきなり襲いかかってこないって事は、まともに戦うと勝てないって事だよね。
自然大好き!(PC発言
どるいどなら3/4で悪人じゃない
4/5だ
魔女は「森の中で火を焚くなあ」と怒っていた。「Everburningトーチだから良いですよね^^」と返すと、「ならば良いだろう」と納得してくれた。話が分かる魔女で助かった。
この魔女は、アニマルコンパニオンを人間に殺されてしまい、それ以来この森に引きこもっているらしい。
身の上話を聞きながら夜はふけて行った。
生きて朝日を見られた!
翌日、魔女に「この当たりで何か悪い人いない?」と聞くと、悪い魔法使いがいる、という話を聞く。最初は皆殺る気満々だったが、「トロル達(少なくとも32匹)の穴にいる」という話を聞き、やる気をなくす。
達って何だ達って!
トロルの巣だよぜったい。穴って事は巣だよ。
すくなくとも32ねぇ。
4 ワゴン
諦めて、町に戻ろうと道を進む。道の先にはワゴンが見えた。ワゴンの周囲には蜘蛛の巣が張り巡らされていた。が、蜘蛛らしきものは見えなかった。ワゴンに近づくが、人の気配が無かった。
ワゴンのサイズなら、中に詰まる生ものの数はそれほどでもないはず。
ワゴンの中をよく探すと樽があり、人の気配がした。
開けてみるしかないだろう。
捕まってる人は助けないと(PC発言
中には女の子が隠れていた。
小学1d6年生?w
女の子は助けを求めていた。「正義の味方達にお願いがあります」
私たちは安全です(PC発言
なんでもどうぞ(PC発言
要約すると
・商人をしている父親と一緒に旅をしていた
・蜘蛛に襲われ父親とその護衛達は連れ去られた
・襲われた時、護衛の人にここ(つまり樽)に隠してもらった
蜘蛛の数を聞け数を!
「20匹ぐらい」
20匹なら、何とかやれると思う。
蜘蛛にしては知的なのが気にかかる。ドラウが後ろにいるかもね
いかざるをえない!
さらい方が自然じゃないっぽい
「ありがとう、おばちゃん」
お姉さんと呼べ!(ピキピキ
この女の子をどうするか(つまり、連れて行くか、町に帰らせるか)悩むが、結局連れて行く事にする。
Genovじゃないと持ってないよね、ロープトリックとかは。
ホラー映画のお約束的に、一人でかえるとダメっぽい。
5 蜘蛛 1
蜘蛛の足跡が続いていたので、それを追いかける。
進むと、突然、木の上から蜘蛛が襲ってきた。
上からかよ!
女の子はその瞬間に"Log out"していなくなった。
ログアウトwwwww
当然モブテンプレートがついていて、数は非常に多く(十数匹単位)、一回につき40−50点とうい高いダメージを与えてきた。
47点ってバカじゃないですか!?
しぜんしぜんしぜーん!
Barlと玉蘭がBiteしていた。
人外大活躍。
Pasta姫が死にかけた。
"あたる。
スローデスだっけ?
倒れます。HP-4
というか、誰がキュアできるの?
戦闘が終わり、Biteしていた二人は口を濯いだ。
ふむな
HealMePlz!!
Pasta姫も回復する事ができた。
女の子は何事も無かったかのようにLoginしてパーティーの真ん中にあらわれた。
リソースの問題から、休むべきかどうか悩む。
LesserRestorationはもうない。もっと用意しておけば良かった。
さらに
という現実に気がつき、でもさ、蜘蛛ってお金持ってなさそうだよね(PL発言
と弱気になる。生きてればいいよね、お父さん
が、Exaltedが多いパーティーに休むという選択肢は無かった。
ぜんぶOrcusのせい
本当はExaltedでいたいせい
6 蜘蛛2
さらに進むと、洞窟があった。洞窟の入り口は幅広く、蜘蛛の糸にまみれていた。
コロッサルまでとおれるよね。
火攻めを考えるが
たいまつあるよ。
(生きていれば)お父さん達も巻き添えになってしまう事に気がつき、やめる。
洞窟の中を進もうとする
一日で攻略しきるのは辛いかも。でも、ほっとくとお父さん食べられちゃうし。
Protection from Energyあるから、お父さん見つかれば、堂々とFireballできるのになぁ。
が、入り口そばでモブ2体(9×2)の蜘蛛が襲いかかってきた。
難なく1モブ倒したと思いきや、次のターンに3モブ増える。
皆、この後さらに増援が来ると判断して出し惜しみをしながら戦った。
多分まだ追加来る気がする
この後あるよね絶対。
すでに63匹ぐらいMonstrousSpiderがでたよね。どうなってんだこのシナリオ。
結局、増援は来なく、CR2*45で、ECL13の戦闘は終わった。
"EL13とかふざけんなwww
結局、洞窟の中でまだ生きていたガード9人、お父さんを含むマーチャント2人を見つけ、助ける。
お金はないよねぇ?
お金は少ししかなかったが、マジックアイテムがそれ相応にあった。
が、運悪くアベレージはIntが下がる呪われたアイテムを引いてしまった。
オークの集団
その後、町に帰ろうとするが、(確か)オークの集団に襲われた。
Intが下がっているアベレージは「敵が来たよー、怖いよー」と叫んだ。
先頭は割とグダグダだった。どさくさで玉蘭が死んだ。
さらに、その後ランダムエンカウントの表が振られた。
死んだらエンカウントなしという慣例は?w
出目が良かったので、何も出なかった。
神殿
そろそろ神殿、かなぁ?
というわけで、前回の最後であった所の神殿に行く事に決める。
基本方針は当初の通り「AntimagicField下で殴りあう」に決まった。
Buffとして
EaglesSplendor(Scroll)>Barl
Cat’sGrace>ゆーらん
MCAE>ゆーらん
MageArmor(Potion)>Pasta
Bear’sEndurance>ゆーらん
Protection from Energy(Fire)>Pasta,Zack
Invisi>Pasta
ExpediciousRetreat>Pasta
宿屋で手順を確認していると、そこにUryとRavenが「奇遇ですね」とやってきた。
奇遇ですね!
8人パーティで神殿に向かう。途中のパープルワームのチェックを潜り抜け、AMFをかけ神殿内部に突入した。
実は彼らはコミューン等で我々の動きを探っており、奇襲にはならなかった。
大量の「モブではない」神官達、Vrock、突如現れるスペクター……。
部屋の入り口前にAntimagicFieldが張られた。そして、スペクターに強い、つーか普通にACが高くて強い玉蘭が前に突出し、スペクターの対処をした。が、AntimagicField戦線では、膠着状態が続く。AntimagicField下ではPC側も決定打とはならない。
撤退を提案するけど、ちょっと減らしておきたいね。
が、神官にかけられたUryの単体がけサイレンス、そしてなぜかかたまって動く神官達……次々にかけられる範囲系呪文により行動を阻害されていく敵達。
スペクター等の大物は次々と倒されていった。が、同時にPC達も次々と倒れていき、神官が残り数人になった時、最後に残った玉蘭が倒れた。神官は、倒れたPC達から良さげなものを一つずつかっぱらい、死体を炉に入れ燃やした。その後、ここに留まる事に意味が無い事に気がついた神官達は一人、一人と神殿から去っていったのだった。
復活したPC達が再び神殿に突入すると、そこには誰もいなかった。
このエンカウントを突破したという事で、シナリオに載っている通り、DMからはPC達にコーラが振舞われた。
今回は人数が多い+マンチなキャラが多いからのり切ったものの……普通のパーティーだったらどうするつもりだったんだろう……。
また、BarlがAxiomaticな剣を引いた。属性が逆だったが、「ツンデレな剣だなあ」とそのまま用いる事にした。
名前も付けていた気がする。
「愛しのジュリー」ってw
でれないだろw
July(InteligentWeapon) AL:L-T(Lawful-Tsundere)
Ego:?
また、今回もアベアレージが呪いのアイテムを引いてしまった。
パープルワーム
ひとまず町に戻るか、という事で階層を上がる。パープルワームのランダムエンカウントを振ると……見事に出現した。
Uryはこっそりシャドウをサモンするが、それを見たPastaはSpellcraftをするが……
1なので知らぬ存ぜぬ
みえないなぁw
となった。
割とやばかったような気もするが、正直これまでの事を考えると、一体だけならばどうとでもなった。
UryとRavenはここで去っていった。
ラッパンアスク周辺の冒険者の中ではUryは辻クレリックとして有名な存在であった。「いやあ、これまで私がいたパーティーが私以外に全滅しまして」とどこからともなくやってくる。……が、ラッパンアスク周辺で、「一人だけ生き残る」のがどれだけ難しいか皆知っている。声を掛けられた冒険者は、誰もがUryを歓迎するのだった。
が、これ以降、Uryを見たものはいなくなった。きっと、どこかのダンジョンで、戦場で、野外で、都市で、島で、どこかのキャンペーンで元気に(敵として?)活躍している事だろう。
ワイトワイト
神殿から先に進むと、嫌なオーラで満ち溢れている部屋……具体的にはTurnUndead-4なオーラで満ち溢れていた部屋があった。
中に進むと石棺から5匹のワイトが出てきた。が、難なく倒された。
瓦礫の中にからマジックの反応があり、騎乗系キャラなら嬉しいHorseに変化する石像を見つけたが、誰も嬉しくなかった。
また、ここには隠し扉があった。良い感じにローグが二人いて、OpenLockしたが、それでも開かない。
結局、BarlのアダマンティンLongSword+PowerAttack全部で切り開いた。
隠し扉の先には梯子があり、下へと続いていた。下を見ると、邪悪な空気だった。PC達はせっかく隠し扉を見つけたのに、見なかった事にした。
ワイトワイトワイトワイト
隠し扉をスルーして、先に進むとまたワイトの集団がいた。
よーく見ると、Beholderが混ざっている亜種がいた。Gaze等々のインチキ能力があり、バフを全部剥いでいった。が、PC達の勢いを止める事はできなかった。
きたないよw
ダンモンスターでも思ったけど、ほんと中学生みたいなデザイナーだな!
部屋にあった宝物を漁ると、現金化するには良い物(=使えないマジックアイテム)が沢山あった。
ゆーらんが得たアイテムが最も高額だった。それを寄付したので、町に大きな動物保護団体ができた。
今思えば、これが私の時代まで脈々と存在し続ける環境系テロ組織「翠頤和園」のはじまりだった。確か去年(要するに「今」から1000年以上先だ)もグレイホーク近郊にある動物園「オッサン城」にSummonされたMonsterが操縦する飛行機が突っ込んだ事件があった。これもこの組織だったはずだ。
そういえば、所長も「実は寿命が1000年ちょい」という噂を聞いた事がある。もしかしたら若かりし頃の所長も探せば見つかるのではないだろうか。
(Puppeteer Wire TagによるModernの思考のログ)
と、最後にロールプレイっぽい事を書いて終わらせる。
本当は全編こういうノリでやりたかったのだが、様々な都合によりできなかった。クオリティ低くてごめんなさい。"あと、所々入れ替わっている場所があるかも。