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第18回セッションログ

 かつてBand of Concordanceと呼ばれた冒険者達がいた。世間ではあのKyussを倒し、Age of Wormsの到来を防いだといわれる者達だ。彼らは見かけによらず平和主義者だった。
 
 そのBand of Concordanceがあるとき、Wind Dukeの1人であるIcosiolの墓を漁ってRod of Seven Partsのうちの1パーツを手に入れた。だが、このパーツを持っていると次々にDevilに襲われて面倒になり、それをMage pointに住むManzorianことTenserに売り払ったといわれている。
 
 いま、Stabilizersはそのパーツを必要としている。というわけでTenserからパーツを譲ってもらうべくMage pointへ出かけることにした。Mage pointは冒険者にとって天国といってよいほど夢のようなものがそろっている街。まだそこに行った事がないのでとりあえずテレポートで送ってもらい場所を覚えるのだった。
 
 テレポートで到着したのは街の郊外。なんでもテレポートでTenserの砦のあまり近くまで飛ぶと大変危険な事が起こるので、この辺までにしておいた方が良いらしい。まずは最初のテレポートで一緒に来れなかった連中をピックアップしなおして買い物に出かけた。ちなみにこの街の中でArcane spellを使うと自動的にextendされるらしいぞ。
 
 まずはManzorianの秘書のCymriaに面会の取次ぎをお願いする。この間のギスヤンキの一件で知名度上昇中のStabilizersの事は向こうもご存知で用件はと聞かれたのでこれまでの経緯とRod of Seven Partsが必要だということを説明した。とりあえずManzorianは仕事でお出かけ中につき帰ってくるまで待つようにと言われた。それまで街にゆっくり滞在する事にする。
 
 3日くらいすると連絡がある。Manzorianが帰ってきたのでと街から砦に向かって案内される。途中、「命が惜しかったら、何にも触らないことね」と警告された。いろいろと致命的な仕掛けがあるらしい。全体を青で装飾された天井の高い部屋に案内される。壁にはとてもリアルな絵が飾ってあり、まるでその向こうに本当にその光景が広がっているかのようだ。そして部屋の奥にアンティークな机があり、そこにManzorianが座っていた。
 
 Manzorianと話をすると、話はわかったそれは由々しき事態と状況を認識してもらえた。ただ、自分で事に当たるには他にもやらなくてはならない事がたくさんあるし、Rodについても最近Devilとか狼頭の蜘蛛がやたらと襲ってきたりで面倒といえば面倒なので、自分の手が回らない案件を1つ片付けてくれればそれを対価にRodを渡しても良いという話になった。
 
 さてその案件だが、この世界にBarrier Peaksという場所があって、その北の端っこにThornwardという渓谷がある。この辺はオーガがいる程度でたいした場所ではないが、最近、いったいが急に砂漠化するという異変に襲われている。魔法で偵察した限りでは別のプレーンが侵食しているようで放置しておくと拙い。そこでその原因を調査し問題を解決してくれればRodを渡そうという事になった。
 
 早速Windwalkで出発し上空から偵察。確かに上空から見るとその場所だけあからさまに砂と岩しかない。その境界線近くに下りて中に入ってみるとどうやら一方通行らしく外に出る事が出来ない。いや、出ようとするとどこかに生命力を吸い取られるようだ。何はともあれ問題を解決しないと帰る事も出来ないらしい。それにしてもひどく暑い。
 
 前方を見ると死体とログハウスが見える。死体は近づいて見るとオーガのようだ。どうやら崖の上からロープで降りてくる途中で転落死したらしい。アマレットが崖の上に登って調べてみると更に4体のオーガの死体を発見。死因を見ると飢死か渇死のようだ。オーガの死体に変わった様子はないのでログハウスに近づいてみると、いきなりログハウスに襲われた。
 


ハウスハンターは家などの建造物や岩といった大きな物に擬態する擬態生物の一種だ。
うっかりその家に足を踏み入れたり、寄りかかったりしようものなら、たくさんの触手が伸びてきて捕食されてしまう。
独り歩きのときに掴まると最悪の相手である。
森の中、山の中など各地に生息している模様。
また、自分の生息環境に合わせて擬態するだけの知性を持っているようなので極めて危険である。

ティールの隠者ゲオルグ、カンクを与えながら語る

 
 ログハウスに食われて消化されそうだったアマレットだが危ういところで救出されログハウスは破壊された。あれは何だったんだろう?ミミックの一種か?とにかくうかつに家に近づくのは危険だ。
 
 ログハウスをパスしてしばらく進むと巨人っぽいのがたくさんいる場所を発見。集落みたいだ。巨人は似たいが妙に広くて硬そうだ。例によってアマレットが先行偵察に行く。用心して透明になって飛んで近づいて見たが、普通に住んでる集落みたいだ。その辺に転がっているオーガの死体は村を襲おうとして返り討ちにでもあったのか?
 


タル・クは頭蓋骨が露出した頭が印象的な巨人だ。
頭蓋骨は非常に分厚くて硬いので、この頭で頭突きを食らうと、衝撃の大きさに昏倒してしまうこともある。

ティールの隠者ゲオルグ、眩暈をこらえながら

 
 今回は珍しく平和的コンタクトを試みることにする。まあブッ殺すのはあとからでもできるからね。で、話をしてみると意外に平和的だった。事情を聞いてみると、この辺に邪悪なオーガシャーマンに率いられたオーガがいたのでそれを粉砕してここに住み着いたとか。でも、引っ越してきたばかりなので周辺の事情はよくわからないらしい。ただ、ここからあまり離れると空を飛ぶ蛇みたいな奴が飛んできて尻尾から棘を撒き散らすので危険らしい。気をつけよう。
 
 一帯が砂漠化した原因についてはまったくわからないが、そこの塔にいた奴が何かしたんじゃない?というので調べに行った。塔の死体を色々漁ったが事件の手がかりはなかった。あともう1つ、オーガがゴミ捨て場に使っていたという場所があるらしいのでそっちも見に行く。
 
 ゴミ捨て場は洞窟に適当にゴミを投げ込んだ場所のようだ。洞窟内は少しひんやりしておりすごしやすい。そして何故だか知らないが神聖な感じがする。オーガのゴミが積もっているけど。ゴミを掃除すれば良いキャンプ場になりそうなので、オーガのゴミを片付けつつ滞在できる環境を整える。掃除ついでにお宝も発見してウマウマだった。掃除が終わるとGoodな人達は祝福されたような気分になった。
 
 寝る場所をキープしたので渓谷の反対側の壁を見に行く。するとレンガ造りに板葺き屋根、入り口にトカゲの頭蓋骨を飾ったいかにも野蛮な家が見える。どうせ碌な奴は住んでないだろうと思って襲撃準備をしていると扉が開いて向こうから甲虫人間みたいな奴が4匹出てきた。
 


ブラグザットの殻は良い鎧の材料になるが採取に当たっては注意が必要だ。
奴らは腕力もあるし酸のブレスも使ってくるからな。

ティールの隠者ゲオルグ、ブラグザットの頭を棍棒でカチ割りながら

 
 酸ブレスを浴びまくってちょっと阿鼻叫喚な感じだったが全部叩き伏せた。途中、デューンリーパーが砂の中からポップしたがまとめてあの世に送った。
 
 更に渓谷の絶壁の方に近づいてみると絶壁にはたくさんの洞窟があった。その一番下の穴にはバリケードが築かれている。アマレットがバリケードで封鎖された場所を調べようと近づくと、上の洞窟でキラリと何かが光った。ワイバーンだ!上の方の洞窟はワイバーンの巣になっていたらしい。なし崩しにワイバーンとの戦いに突入する。
 


ワイバーンは有翼の爬虫類で、腕の代わりに翼が生えている。
体長は数十フィートに及ぶ巨大な生き物である。
ワイバーンの尻尾には大きな刺があり、刺には毒がある。
また、ワイバーンは岩石の礫のブレスを吐いてくることがある。

ティールの隠者ゲオルグ、岩石ブレスを慣性バリアで防ぎながら語る

 
 ワイバーンは岩石ブレスを吹いて暴れまわったが討伐された。そのあとバリケードの奥を調べてみると、そこでたくさんのオーガが死んでいた。どうやら自分達の頭の上にワイバーンが住み着いたのでバリケードを築いて立てこもったが食料が尽きて全滅したらしい。まずはせっせと死体を漁る。
 
 さて、この空間では魔法を使うと時々変な事が起きる。たとえば体力の回復中にクロードの脚がドカ足になったり、レイスウェインが灰色空間に押し込められてネガティブレベルを大量にもらったり、全身から葉っぱが生えたりなどなど。魔法を使うのも注意が必要だ。
 
 結局、この日は疲れたので元オーガのゴミ捨て場の洞窟までテレポートで戻ってキャンプした。夜中に何かが静かに近づいてきていたようだが誰も気がつかなかった。
 
 翌日、渓谷の奥に向かって足を進める。すると前方に高い塔が見える。そしてその塔に何か骨のような蛇のような巨大なものが巻きついている。それは空に舞い上がると襲い掛かってきた。これが昨日タルクに警告された蛇のような奴に違いない。
 
 教えられたとおり、尻尾から棘を飛ばしてきてヌメリケがハリネズミになり、アマレットにもかなりの数が刺さったが、何とか粉砕した。そしてその死体をクチャクチャと食べ始めるヌメリケ。何度見ても不気味な光景だ。これによってヌメリケはドラゴンの血を強化したらしい。
 
 塔の天辺に巣があったので漁ってみるが意外にシケている。しかも体力の回復中にヌメリケが大量のネガティブレベルをもらってしまったので、今日の探索はここまでとしてキャンプ場に戻った。特に1日2日を争うような話でもないし。
 
 その晩、見張りをしていたブリオッシュは何かに誘われてフラフラと洞窟を出て行ってしまった。一緒に見張りをしていたアマレットは何だ便所かよと思ったがやたらと帰りが遅い。仕方ないので様子を見に行ったら巨大な昆虫がブリオッシュの頭に口吻を突き立ててチュウチュウと吸っているのを発見。なんてこったと大声を上げるとみんな起きてきた。
 


ガジは超能力を持った巨大な蜘蛛であり、見かけによらず知的である。
ガジは獲物を見つけると、相手に見つからないように密かに標的をドミネーションで服従させる。
ドミネーションされて無抵抗な標的を安全な場所まで呼び出し、蜘蛛の糸で完全に絡めとったうえで、標的の頭から標的の知識や知恵を吸い取っていく。
ちなみに、ガジに吸い取られた知識は二度と戻ってこない。

ティールの隠者ゲオルグ、ヴェールド・アライアンスの講演にて

 
 巨大昆虫は全部で3匹いたが、1匹も逃がさず粉砕した。毎晩こいつらが現れるのはうざったいからな。ブリオッシュも途中でドミネートが解けて正気に戻ったところをテレポートで脱出できたし、回復には時間がかかるがとりあえず何とかなるレベルで済んだ。翌日は探索には出かけず回復に専念する事にした。
 
 洞窟でゆったりくつろいでいると、お昼ごろずんぐりした4本足の生物が洞窟の壁を抜けて現れた。フェイズして壁抜けしてくるようだ。
 


テンボは砂漠に生息する4本足の生物である。
単独で砂漠を渡っていたりすると襲われることがある。
テンボの牙はエナジードレイン能力を持っているので、できれば遭遇したくない相手である。
またテンボは超能力も持っている。
現在までに確認されている能力には、ディスプレースメント、エクトプラズミックフォーム等がある。
これらの傾向から他のサイコメタボリズム系の能力を使う可能性がかなりあると思われる。 

ティールの隠者ゲオルグ、ティールの棍棒の新米を前にテンボを呪文で石化させつつの講義

 
 撃退するために呪文を唱えたら、デューンリーパーがオマケで召喚されてきたのは愛嬌。ちょっとドレインされながら撃退。更にダメージが増えたのでもう1日キャンプする事にした。こいつらを撃退したら近所の凶悪生物はすべて枯れたのかもう何も襲ってこなかった。
 
 休息を終えた後、この間漁り忘れていたワイバーンの巣を漁るためにちょっと寄り道してから改めて渓谷の奥に進む。途中にいろんな巣穴っぽい場所があったが、これまでに襲ってきた連中の巣穴らしく主不在で何も襲ってこない。
 
 そうこうするうちに渓谷の奥に到達した。そこには穴があり階段が奥に繋がっている。何かこの奥にあるようだ。それが原因かもしれない。
 
 階段を下りた先はシルトのプールになっていた。こういう場所は必ず何かいるよねと注意してみるが特に何も見つからない。そこでアマレットが先に進むとエレメンタルが現れた。シルトエレメンタル2体だ。1体はクロードとエバラで粉砕し、もう1体はヌメリケがマジックジャーをしておとなしくなったところを粉砕した。ヌメリケはシルトエレメンタルに憑依したまま奥に進みたいと思っていたが、あまり無茶すると動かない自分の本体の隣に何かがポップするかもしれないと思い断念した。
 
 更に奥に進むと井戸のようなものがあった。そこからスケルトンが湧いてきたのでアシッドフォッグをかけると簡単に砕け散った。アシッドフォッグを出したままだと視界が良くないので消してみると、今度はシャドウが湧いていた。どうやらこの井戸からはアンデッドが次々に湧いてくるらしい。止めるには最後まで出し切るしかないと面倒な事が判明。
 
 このあとゾロゾロ現れるエティンスケルトンにゴーストにクラウドジャイアントスケルトン、ドレッドレイス、リッチ、グリムストーカー、そして最後に止めでエンジェルオブデケイが出てきた。誰だこんなところに妙なものを設置したのは。
 
 などと思いつつも更に奥を目指して一行は進むのであった。
 
(続く)
 

モンスター解説



ゲオルグ師

ティールの闘技場で奴隷として生まれる。
ティール奴隷解放の際にティールの棍棒の創設メンバーの一人として活動を始める。
その後、様々な事件を経てあとアースエレメンタルに師事してガチムチ魔法使いとなる。
その後はティールの棍棒の主席魔法使いとしてティールの地下に居城を構える。
好きな呪文は、Flesh to Stone, Transformation,  Anti-Magic Field