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第17回セッションログ

今回のPT構成:クブアヌレ
 
 
前回の襲撃で惜しくもザムクラスを仕留め損なった我々スタビライザーズは、次の一手を打つにあたりその指針を決める為偉大なるイオ様にお伺いをたててみる事にしたのであった。
 
ぬめりけ神殿地下〜
ヌメリケ「嗚呼イオ様!全ての竜の祖たる 偉大なるイオ様!我々はザムクラスを取り逃してしまいました。しかし、奴の持つ終末の巻物を放っておく訳にもいきません。我々は直にでもザムクラスを追わねばなりませぬが、肝心の奴の行方をまるで知りません。我々が奴に追いつく為にはいったいどうしたらいいのでしょうか?この矮小な定命の者の為にその偉大なる知の端を貸しては頂けないでしょうか!」
ヌメリケの祈りに応えて重厚な空気と共に神の声が頭の中に響いてきた。
イオ様「待て」
イオ様らしい簡潔な返答であった。
 


 
イオ様のお告げに従い数日待ってみたところ、スランバードレイク亭にフードの男達がスタビライザーズを訪ねてきた。
彼らはギスゼライとの民族融和を目的としたギスヤンキの一派”シャザールコー”からの使いであった。彼らのボスであるゼッチライの名を聞いた瞬間、約数名の異次元の記憶から彼らは騙されている哀れな捨石であることが理解された。
 
彼らの訪ねてきた用件は端的に言うとクーデターの手伝いをしろということだった。
ターゲットとなるのはギスヤンキの女王、”ブラーキス13歳”。恐るべきリッチクイーンである。
有名なリッチクイーンとやり合うのは流石にスタビラーザーズには荷が重い。というかそんな義理は無い。と早合点していたところ、ターゲットと直接やり合うのは他にもっと高レベルな冒険者を雇っているらしい。
話を聞くと我々はその露払いをして欲しいことと、どこで情報を得たのか我々の追っているザムクラスもそこに居るらしいことなどを告げられたがそんなことはどうでもいい。なんとギスの浮遊城ではブスカギスなる名称でギスのハーフレッドドラゴンが養殖されているらしいではないか。この際天然物でなくても養殖でも構わない。こうして我々はアストラルプレーンハーフドラゴン食い倒れの旅に向かうこととなったのであった。
 


 
かくしてアストラルプレーン、ギスヤンキの都に着いた我々を最初に迎えたのは大規模な地震であった。ブラーキスが起こしているらしい。なんでもシャザールコーの企みは既に看過されていて、こちらの本拠地に2日後、女王の軍がやってくるのだとか。そういうことは先に言えよ。こちらに敵の軍が攻め込んでいる間に少数精鋭で敵の本拠地にもカチコミをかけるとか。
アストラルプレーンは非常にマジックリッチな環境なのですべての魔法はSwiftで出るようだ。
ギスヤンキの魔法戦士はギッシュと呼ばれ、沢山居るから気をつけたほうがいいらしい。
ザムクラスの部下では、足の生えたビホルダーが強いという話だった。こいつの名前はドゲザイエモンということになった。
 


2日の間にアストラルプレーンで飛ぶ練習などをした。


 
そして決戦の日、我々は囁きの宮殿への唯一の入り口である初代ギスヤンキ王の銅像から合言葉を唱え、敵陣へ乗り込んだ。
乗り込んだ先にはギスの戦士が4体待ち構えていたので蹴散らす。
 
2部屋目は図書館であった。ギッシュ×1、ファイター×6。
アマレットは扉にかかっていたエクトプラズミックバーストのシンボルを解除しようとして失敗し、ダメージを受けてシェイクンになっていた。
 
次の部屋は扉がいっぱいのメリケン部屋。真っ黒なファイアエレメンタルとギス*6。
ここのギスはへクスブレードで、こちらに1時間の呪いをガンガン飛ばしてきた。
呪われると厄介なので範囲攻撃のリソースをガンガン投入して一気にカタをつけた。
でも結局クロードは呪われてアタックに-4のペナルティを受けていた。
クロード「なんでSTに乗らないの?エキスパータイズ」
 
2Rで敵を殲滅しきった後に隣の部屋からヒョッコリと顔を出す者が居た。
ブスカギスである。彼は隣の部屋に居たところ、戦闘音が聞こえてきたため12秒で支度して増援に来たのである。しかしそこでは既に戦闘は終わった後であり、彼はぬめりけに美味しく頂かれてしまったのであった。
 
目的を8割方達成したスタビライザーズであるが、ここまで来たならモノのついでとザムクラス部屋へと向かう。その道中、魔方陣のゲートを通った際のことである。我々のすぐ後から5体のヒュージドラゴンと魔法使いらしきギスが続いて跳んできたのである。すぐさま戦闘態勢に入るがこのサイズのドラゴン5体は厳しい。と思ったら、ドラゴンを1匹残して皆戻って行ってしまった。どうやらブラーキスの方へ行ったらしい。
 
残ったドラゴンは赤と白の2つの首を持ち、当然の事ながら火と冷気のブレスを一度に噴き、火と冷気が効かないのであった。
 
次の部屋は6ギスと思いきや、1匹はデススラードの変身したもの。
カザリケ(アニメイトオブジェクトのカーペット)は壊れた。
この部屋のドアは4つあり、内一つはアンデッドでできたドアだった。
他のドアの先は行き止まりだったのでアンデッドのドアを壊して先へ。
アンデッドドアは壊してもムニムニ直って便利。ヌメリケ神殿にもそのうち付けよう。
 
次の部屋へのドアでアマレットがドラゴンブレスのシンボルを発動させたが避けて事なきを得た。
 
この部屋の敵はギスへクスブレード×3,アブジュラントチャンピオンアンデッド×1,ダスクブレード×1。
黒く燃えるアンデッドはネガティブファイアシールドがあって殴るたびにネガティブレベルが着いて酷かった。
ダスクブレード13はただ単に酷かった。
 
そしていよいよ一行はザムクラスの部屋にやってきたのであった。
そこにはザムクラス、ドゲザエモン、ダスクブレードが居た。
ザムクラスはアストラルプレーンに適応しているため足が退化している変異種のギスであり、魔法使いだ。
ドゲザエモンの足はビホルダー用フルプレートに付いているロボットアームだった。
ビホルダーは軽量のガスにより空気の浮力で浮いているため、通常の重力下にある次元界では鎧などとてもじゃないが着られはしないのだが、主観重力の支配するこのアストラルプレーンではビホルダーだって鎧を着るのだ。
 
しかしこの足はヤバイ。
この足で攻撃されると掴まれ、8本の足をリレーしてぐるっとビホルダーの周りを回り、全てのアイレイを当てて来るのだ。
しかもこの足はロボットアームで非魔法品なので、アンチマジック下でACも下がりフリーダムオブムーブメントも解けた相手を殴りたい放題なのである。
 
とにもかくにも酷いドゲザエモンであったが、何とかクロードが頑張って切り伏せ、残るはザムクラスのみとなった。
 
ザムクラスは逃げた。
終末の巻物は残していったのでまあいいとしよう。
 
 
次回に続く
 


先に書いちゃえ

後日譚


 Susurrus

Ourydei(Beholder)を倒した後、Xam'krasの研究室を漁ると
Pelterの日記の残り(Mud Sorcerer's Tombに無かった分)
Xam'krasの日記
Scroll of Zoretha(残り全部)
Talisman of Sphere
Lesser Amulet of the Planes (Amulet of the Planesと同等だが使用回数が3/day。Strong conjuration; CL15; Price 24000GP)
を見つけた。その直後、今まで聞こえていたGithyankiの魂の"ささやき"が"叫び"へと変わり宮殿が振動しだしたため、インディジョーンズ的危機を感じたStabilizersはPlane ShiftでTu'narathを脱出した。

それぞれの日記を読んでみるとおおざっぱに言って以下の事が書いてあった。


Xam'krasの日誌…Mud Sorcerer's TombのZorethaは不完全だったから弱かったが、Castle Whiterockの地下にいるZorethaたちをきちんと目覚めさせればMaterial Planeも簡単に侵略できるだろう。Zoretha ScrollとPelterの研究室の資料から儀式の方法も分かったし、マテコンも集まった。儀式にはちょっと時間がかかるが、それさえ完了すればMaterial Planeも終わり。女王様バンザイヒャッハー


Pelterの日誌…Zorethaを隔離した場所について。ZorethaはMaterial Planeから切り離す事はできなかったが、行くためにPlane Shiftが必要な空間に切り離す事はできた。Alignmentの偏ったOutsiderがTeleport(Summon, Plane Shiftなども含む)しようとすると、隔離先一層目のDemonholdに閉じ込められるようにしたから、何もしないより安全度は高くなっただろう。ここに書いてある方法でPlane ShiftすればDemonholdには行けるけど、きっとたくさんのよからぬ者たちが封じられる事になるから16LVぐらいになってから行った方がいいと思うよ。


 Slumbering Drake亭

Material Planeに帰って数日後、Slumbering Drake亭にSaarys, Kel'i'lecの二人が再び訪ねてきた。
「先日はどうもありがとうございました。Vlaakithは別グループの冒険者たちによって倒されました。それと同時にSusurrusに閉じ込められていたGithyankiの魂たちは解放され、その衝撃で黒曜石の宮殿はがれきの山となりました。今やそこには"Gith"の像が残るのみです。」
「我らが主のZetch'r'r様はCh'r'aiの手から逃れられました。今後は、死んだVlaakithに代わってGithyankiたちの導き手となる事でしょう。Zetch'r'r様の目的はGithyankiとGithzeraiの融合であり、これ以上他のPlaneへ不要な侵略は行わないと仰っています。そもそもVlaakithの死によって我々はSpell-Like AbilityによるPlane Shift能力を失っていて、今後他Planeへの侵略は難しくなるでしょう。」(シナリオにそう書いてある。不要な侵略はしないが、エネルギーを得るためならしょうがないよね、というのがScales of Warにつながる?というのがDMの推測)
「ただし、Ch'r'aiを始めとしたVlaakith派だった者もいなくなったわけではありません。今までのSha'sal Khouと立場が逆転しただけで、残党はまだ潜んでいる事でしょう。Vlaakith亡き今、彼らは我々や、あなた方への復讐を考えているかもしれません。くれぐれも、ご注意下さい。」
「それでは、お元気で。おそらくもう会う事は無いでしょう。」
と言って帰っていった。


さて、次はレベル上げも兼ねてZorethaを不完全に目覚めさせるのに必要なRod of Seven Partsの破片でも探しに行きましょうか。
次回に続く