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AOW_001

Diamond Lake Incident


  • Greyhawkからの来訪者

Greyhawkからの冒険者が、ひなびた村Diamond Lakeを訪れた。こいつらは3人組みで、名前をAuricKhellekTirraという。Auricは男前の戦士。Khellekは赤いローブに身を包んだ魔法使い。Tirraはエルフの弓射ちだった。

  • リクルート

Auricは、村の酒場Ferral Dogで冒険者の仲間を集う。近くにある「ささやきの祠」を調べるつもりなのだそうだ。そこに名乗りを上げたのは、Guston(戦士)、Alendy(バード)、Uthlahi(ローグ)、Fina(僧侶)、Galli(僧侶)、Tangent(魔法使い)だった。翌日、村の広場で正午に待ち合わせすることにした。

  • いまいち弱そうですから

Auricは昨日知り合った仲間をKhellekTirraに紹介するが、いまいち反応がよくない。特にAlendyの「あまり役に立ちませんけど」やGalliの「冒険は初めてですけど」などの台詞を聞くたびにKhellekの機嫌が悪くなっていった。最終的に、KhellekAuricが集めた仲間を誰一人連れて行かないことに決めてしまった。

  • そんなにヒマなら

Uthlahiの育ての親、Purpleが当てが外れた6人に声をかける。なんでも手伝って欲しいことがあるそうだ。他にすることがないため、一行はそれを手伝うことにする。ただし、AlendyだけはAuric達にこっそり付いていこうと思っていたため、別行動することにした。

  • Elka

Purpleが言うには、村の若い娘Elkaがトラブルにあっているそうだ。一行はElkaの話を聞くためPurpleが経営する売春宿「Midnight Salute」でElkaに会った。

  • Elkaのトラブル

踊り子のElkaは恋人のAlendyといつかDiamond Lakeを離れて暮らすため、大金を稼ごうと考えた。このため、村長からの依頼を受けてスパイ活動を行っていた。その内容は、炭鉱主や炭鉱主の知り合いを、Midnight Saluteで客として取り、そのときに知った炭鉱主たちの弱みや企みを村長に伝えることだった。村長は最初これらの情報を切り札として使うつもりだったが、うっかり炭鉱主の一人にそれを漏らしてしまった。怒りに燃える炭鉱主(それが誰だかは分かっていないが)は証拠を隠滅するためElkaを殺そうとしている。ElkaがMidnight Saluteで働いていたことはAlendyには話していない。Elkaは、自分がやっていたことがAlendyに伝わることを何よりも恐れている。

  • 依頼

Elkaの依頼は、無事にGreyHawk Cityまで送り届けてもらうこと。その際、Alendyに二度と会えなくなっても仕方がないと考えている。Gustonなどは、「一応Alendyに相談したら」と勧めるが、ElkaはMidnight Saluteで客を取っていたことをどうしてもAlendyに話したくないらしく、いうことを聞かない。仕方が無いので、隣の飲み屋(Spinning Giant)で監視を行い、夜になったら闇にまみれて村を抜け出すことにした。

  • 一方そのころ

アルビノのハーフオーク(Kullen)がEmporiumを訪れたのは正午をやや過ぎたころだった。KullenAlendyを見つけると、「Elkaって女の居所を知らないか?」とたずねる。何があったのか問いただすAlendyに「どうも、Elkaって女の命が危ないらしいんだよ」とKullenは答える。

Kullenは鉱山主のSmenkに頼まれ、Elkaの命を守ることと、その身柄を安全に確保することを頼まれていた。Alendyはすぐさま協力を約束する。

AlendyはSpinning GiantでGustonを見つける。Elkaのことをたずねたところ、なにやら怪しい反応。Uthlahiの知り合いが経営するMidnight Saluteが怪しいと辺りを付け、Kullenの手下(Todrik)と一緒に訪れる。対応したPurpleばあさんはAlendyの説得もTodrikの脅しにもガンとしてはねつけた。最終手段として店に家捜しをしようとしたAlendyだったが、店にいたシェリフ(Cubbin)に阻止されてしまった。

  • 待ち伏せ

AlendyKullenTodrikと相談し、(多分)Midnight SaluteにいるであろうElkaの身柄をどこかに移すときに襲い掛かってなんとかElkaを奪い返そうときめる。一方Uthlahiたちは、読みどうりに店を抜け出した。人気が無いところまであとをつけるAlendyたち。一方、それに気が付いてなんとか振り切ろうとしているGuston達であった。

  • 襲撃

人気がなくなったところで、Alendy達はGuston達に向かって突撃する。それを見て混乱するElka。やむを得ず応戦するGustonFinaGalliUthlahiTangentはLightの呪文であたりを照らし、敵の数などを把握しようとした。Elkaは、自力でGreyhawkに行くべく駆け出そうとするが、Alendyのことが気になってその場を去ることができない。

  • 突然

そのとき、突然暗闇から化け物が突進し、ナイフでElkaの胸を深々とえぐった。一瞬あたりが凍りつく。

  • 捕縛

化け物はGrimlockだった。GustonはすぐさまGrimlockを押さえ込んで逃げられないように確保した。FinaがElkaにCure light woundsの呪文を唱えたが、手の施しようがない。最後に「仮面の男」と搾り出すようにつぶやくと死んでしまった。

  • 突然の終わり

Grimlockを尋問しようとしていたところ、Cubbinが部下をつれてやってきた。これから先はシェリフが引き継ぐとのこと。食い下がるAlendyだったが、取り付くしまがない。誰がElka殺しの黒幕なのか分からないまま、皆、無言で帰路に着いた。

  • 贈り物

Elkaの遺体を抱えて家に着いたAlendyAlendyの養母(Chezabet)はそれを見て絶句する。遺品を整理しているとき「私が死んだらAlendyに渡して」とメモがついた財布を発見した。そこにはプラチナ貨などで1200GP入っていた。

決め台詞

  • 「俺が、お前の、指図を、受ける、理由はない」- シェリフCubbinAlendyに。
  • 「あんた、その鎧いつの間に買ったの?」- Gustonの妻。鎧に身を包んだGustonに。
  • 「何しに来たの」- Fina。久しぶりに会った恋人Auricに。