設定
Rockpiercerの一族は部門の家柄である。武芸の技術と精神修養を合わせた独特の技術を持ち、かつてはそれなりの貴族に武芸指南役として仕えたこともあると言う。そんな家に生まれたのだから、セドリックも物心ついた時からひたすら武術の鍛錬に明け暮れてきた。と言うか、それ以外のことを思い出せない。考えてみれば寂しい人生だが、まあ、そんなに悪くはないと思っている。
そんなこんなで15歳になるまで他のことは何も考えずに生きてきたわけだが、さすがに成人ともなると世間の厳しさと言うやつにぶち当たる。まあ、有体に言えば四人兄弟の末っ子であるセドリックにまで分ける財産はないという現実だ。
(流行っていない)道場は長男が、副業の武器屋は次男が継いだが、三人目の兄とセドリックは自分の食い扶持は自分で稼げとばかりに追い出されてしまったというわけだ。餞別としていくらかの現金と愛用の武具を持たせてくれたのがせめてもの愛情と言うやつだろう。
自分で稼げと言われても、なにしろ武術の鍛錬以外は思い出せないような人生だ。生来無愛想で人付き合いも得意な方ではない。売り物になるのは腕っ節だけ。やむを得ず酒場の用心棒のようなことをして食い扶持を得ているが、このままでは腕が錆びつかないかが心配の種だ。Rockpiercerの一族は部門の家柄。いずれは近隣に名をとどろかせるような武術家になりたい。それがセドリックの唯一の野望なのだ。
その後
サザリンの酒場から始まったわずか1年ちょっとの大冒険。その過程で経験した数々の戦いは、いつのまにかCedricの技量を歴代の当主の中でも有数の高みへと押し上げ、サザリン近隣どころか別次元界でもちょっとは名の知られた武術家とした。だが、Rockpiercerの教えに曰く、武の道は同時に心の道であると。心を忘れただ殺戮の技のみに溺れれば、待っているのは終わる事なき戦いといつか来る破滅であると。
まだ若いCedricにはこの言葉の意味は良く分からなかった。彼はこう考えた。要するに俺はまだまだ修行が足りない。もっともっと修行すれば、いずれはこの言葉の意味もわかるだろうと。
一時は異界からの侵略から世界を守るというRockpiercer家の役目を受け継ぐため、後進を育てようかと考えたこともあったが、どうやらMaster Parlを破壊したことでVastgateの守人の末裔としての役目は果たしたようだし、だいいちガラじゃない。
そんなことよりも気の合う仲間とともに冒険を続ける事の方がずっと面白そうだ。そう考えたCedricはLensの誘いに乗り、Sea Wyvern号のWatcher兼砲手として乗り込んだのだった。
パーソナルデータ
外見
身長はあまり高くなく、どちらかと言えば小柄なほうである。だが、よく鍛えられたガッチリとした体格をしており、俊敏というよりは屈強な印象を与える。顔立ちはこれといった特徴もなく、ごく平凡であるが、ぶっきらぼうで無愛想な態度がとっつきにくい印象を与える。
髪の毛は黒で若干癖があるが、短く刈り込んでいるので目立たない。肌は褐色で日に焼けている。目の色は濃い茶色。
人間関係
PC(をセドリックがどう思っているか)(好意度順)
名前 | 関係 |
---|---|
Pluto | 折角すごい剣を手に入れたんだしもっと剣の稽古を積めばいいのに。 |
Lens | 頼りになる戦士だ。デスジャイアントとの勝負では見事な勝利だった。 |
Ailee | なんか変な呪いにかかって血を吸わなきゃいけなかったり色々と大変だ。でも最近は表情が明るいようだし元気になって良かった。 |
Raspel | Savage Tide計画を止めるためには悪魔と取引するのも厭わないとはすごい覚悟だなぁ。 |
Leichen | お伴として連れ歩いているのはアンデッドなんだそうだ。あんまり感心できないな。 |
Arena | 最近奇妙な行動が目立つ。やっぱり魔法使いと言うのは変わっている。 |
Syldina | まさか死体に悪霊が取り付いていたなんて。遺体は海に葬ったし安らかに眠ってくれ。 |
NPC
名前 | 関係 |
---|---|
父親 | 死んじゃいました。 |
Arnest | 兄(長男)。死んじゃいました。 |
Vildivar | 兄(次男)。どちらかと言うと戦士としてより商人としての才覚があった人なので、Cedricとはあまり価値観が合わない。まあ、逆に喧嘩する理由もない。お互い関心がないから。 |
Lavinia=Vanderboren | 今回の戦いでは自ら剣を取って戦うあたり立派だった。彼女になら本当の意味で忠誠を誓っても良いかも知れない。 |
Vanthus=Vanderboren | 死んだと思ったら実は生きていたとは。以前倒したのは偽物だったのだろうか? |
Vink | 彼には船上で色々と世話になったが、みすみす死なせてしまった。あっという間の出来事で何もできなかった。俺はまだまだ修行が足りない。 |
Captain Harliss Javell | 素晴らしい腕前だ。悔しいが今の俺より数段上だろう。もっと精進していつか勝負してみたいものだ。 |
Avner | 面倒な奴。まともに相手しない方が良いだろう。剣の腕も大したことないし。 |
Arlina | お師匠様。弓の腕前は流石の一言。まだまだ俺の及ぶところではない。もっと精進せねば。どうも言ってる事が分かりづらいのが欠点だ。 |
Tolin | なかなかの腕前の戦士。前回の試合では俺が勝ったが、次回はきっと特訓して腕を上げてくるだろう。俺も負けずに精進しなければ。 |
ジャカラ | この前の勝負は完敗だった。やはり自分より強い相手と勝負するとやる気が湧いてくる。外の世界に出て良かった。それにしても誰も弓で勝負してくれないのが寂しい。 |