トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ PDF RSS ログイン

20200912

第十三話


 ピーコック・スピリットの大寺院再び

 二週間の休養を経て、英気を養った我々は、再びシェバル川の川岸に立っていた。今回の作戦は、強化魔法をかけた後、一気に空を飛んで寺院にたどり着こうというものだ。途中、例の輝く人型が襲ってくることに警戒しながら、入念に準備をする。
 飛行の呪文を使って空を飛びながら、滝を上に上り、幻影を越えて砦のところにたどり着いた。そのまま着地しないで川を上流に上り、水門のある砦を越えて、湖の近くまで来た。湖の中心には小さな島があって、その島にピーコック・スピリットの大寺院が建立していた。湖には寺院の外門があり、外門から湖の島まで長い橋がかかっていた。
 外門の方まで歩いていくと、ヤブ植物に擬態した化け物が襲ってきたが、これは難なく退治した。外門には常駐している僧侶がおり、話をすると大寺院まで案内してくれることとなった。
 僧侶たちと橋を渡って大寺院まで行く間に、いろいろ話をした。なんでも、この湖の周りにいる化け物は、ピーコック・スピリットの信徒たちには襲ってこないそうだ。

 High Priest ズレアとの面会

 大寺院に入って、大僧正ズーレアと面会した。彼女は、肌の色が浅黒い女性で、クジャクをあしらった派手な服装に身を包んでいた。彼女はめったに来ない来訪者に喜び、食事などでもてなそうとしたが、ミリアルユタが寺院や寺院の地下の検査をしたいと申し入れたために、話がこじれていった。ロスがなんとか間に入ろうとしたが、話はまとまらない。やがて、強化魔法の継続時間が気になった英雄たちが、じれてズーレアを攻撃した。
 寺院の僧侶たちは驚いて、ズーレアを救うべく英雄たちに立ち向かった。しかし、トゲの壁の呪文などを駆使し、英雄たちは僧侶たちを圧倒していった。やがてズーレアが倒れると、僧侶たちは抵抗を止めた。

 寺院の地下とホビン

 寺院の教壇にはクジャク像があったため、羽を引き抜いてこれを破壊した。リーリアが、「これで、敵のファスト・ヒーリングが失われたぞ」といった。
 教団の側面にあった扉の先には、下に行く階段があった。英雄たちは階段を慎重に進み、地下一階にたどり着いた。そこには、2体の鬼がお尻のあたりでくっついているようなアシュラがいた。3組のアシュラは、ブリンク、ブラー、ミラーイメージを使っていやらしい攻撃を仕掛けてきた。しかも、やられそうになると瞬間移動で逃げてしまうので止めを刺すことはできなかった。
 地下を進むと、牢獄のようなところに着いた。その中の独房から声が聞こえてきたので訪ねてみると、聖なる鳥型の生き物(アヴォラル・アガシオン)の、ホビンが捕まっていた。なんでも、この大寺院を調査するために訪れたところ、捕まってずっとここに閉じ込められていたらしい。いろいろ話を聞いたところ、「ピーコック・スピリットの正体は、ルーンロード・ザンダガールだろう」という情報をもらった。
 牢屋や、拷問道具の中、棺桶の中にいた成仏できていない人たちの死骸を清めつつ、新たなクジャク像を発見した。これを破壊すると、リーリアが「これで、この建物の壁の防御力が大幅に減少したぞ」といった。
 ホビンは弱っていたので、一緒に寺院の一階まで戻り、自力で飛んで逃げられるところまで見送った。英雄たちもかなり疲れていたので、一旦寺院から離れて、前回キャンプした砦まで戻ることとした。

 池の魔物

 橋を渡って寺院の外門まで歩いていた時に、湖の魔物に襲われた。上半身が首長竜で、下半身がタコの化け物だ。口から混乱の息を吹き付ける強敵だったが、なんとか退治した。
 砦に行くと、前回あったスライム状の化け物がいたが、退治してキャンプをすることができた。

 寺院へ再び

 一夜明けて、再び寺院に向かった。
 寺院の中では、三面のアシュラが、双子のアシュラとともに待ち伏せしていた。
 寺院の僧侶たちは、アシュラに命令されて英雄たちに攻撃してきた。
 英雄たちは抵抗し、アシュラ達に相当な傷を負わせたが、アシュラ達は瞬間移動で逃げてしまった。

(つづく)