レムレジノフ
ある条件を満たしたまま中年になったある日、魔法が使えるようになったレムレジノフ。
最初のうちは喜んでいたレムレジノフ。
しかしある日みんなの自分を見る目が冷やかになっていることに気づき、手近な人間をチャームパーソンで尋問してみるレムレジノフ。
そこで、最近の自分は左手を押さえたかと思うと周りの人間に暴言を吐き、呪文をかけ、オルクスを賛美しながらののしるなど不審な行動が相次いでいたということを苦労して聞きだしたレムレジノフ。
言動から自分を操っているのはきっとオルクスの仕業だとあたりをつけ、悪名高いラッパンアスクに旅立つレムレジノフ。
そうはさせまいと思うドレッチノフ。
エピローグ
見事オルクスを打倒し、ドレッチノフを消滅させたレムレジノフだったがその代償は大きかった。ドレッチノフの人格はオルクスから与えられていた魔力が魂に歪みを起こしたため発生したものであった。つまり、ドレッチノフを消滅させたということはすなわち自らも魔法使いとしての能力を失ってしまったということを意味する。名誉よりも力を求めたため、メイジオブアーケンオーダーを9Lvで留め、ギルド内での権力を確立させて来なかったジノフは20Lvコモナーとなった今、用済みとばかりにギルドを追放された。今、彼はラッパンアスクでためた莫大な財宝を食いつぶしながら、巨大な館で人と会わずに暮らしているという。