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EP7

Vesk6での休暇


エインシャンツはVesk6に滞在していた。独立祭に参加した後、惑星に降りたのだった。Vesk6は磁気嵐が酷く、ハイテク機器が誤動作しやすいらしい。重力が低く、熱帯林が多くを占め、強力なモンスターも多い。
磁気嵐のせいで、スペースポートは軌道エレベータにあって、そこから下に降りていく方式になっている。
前回会ったMiyaが、出身地のVesk6のトレナレッズという国(属州)への招待状を書いてくれたので、エインシャンツはそこに観光に行くことになった。
ネット廃人のスペースマンタ君的にはVesk6はウェルカムではなく、ドローンも通信障害でなかなかうまく通信できないらしい。
スターランスという軌道エレベータの下に行き、そこからトレナレッズへ向かうことに。スターランスのスターファインダー協会派出所に立ち寄ると、リュートとドラムと角笛をもったチンドン屋のような男がいた。男はひとしきり演奏したあと、こちらの誰も反応が無いことが分かると、マジカルリボンの替え歌で自己紹介を始めた。
バグイ「俺はバグイ、記憶が無いが、お前達と同じような出自らしい。いろいろな所に行けるのはよいことだ。俺の歌を聞けー!」
バグイは始終演奏したり歌ったりしていて、大変に騒がしい男のようだ。なお、インテグラは、代わりにスターファインダー協会の人に連れられて行ってしまった。
Vesk6の都市は磁気嵐から町を守るために町全体を覆うシールドが張ってある。これが反乱軍に破壊されたら大変なことになりそうだ。

スターファインダー協会でEラーニングを受けさせられた。
未開の地で危険な物品を見つけた場合、現地の住民がそれを危険と認識していれば問題無いが、そうで無かった場合。
現地住民を説得するのが基本だが、それが現地の文化と関わっていた場合には対応が難しい。例えば、成人式で毒を飲む習慣がある場合には、解毒剤を飲む習慣を追加したり、放射線源を信仰の対象としていた場合、それを安全な物に取り替えたり。難しい場合も多いので、困ったら専門家に相談するのが重要、ということ。

トレナレッズ


トレナレッズにはクジラのような生き物が引く帆船で向かった。4日くらいかかった。2日くらい経つと、スペースマンタ君の応答が無くなり、スマフォも挙動がおかしくなってきたのでシールドボックスに入れた。船室は高いランクのものがあてがわれ、エスニック系の豪華な料理が振る舞われた。トレナレッズ名産の料理は、沸騰した水の中にペースト状の団子をつけて食べるもので、表面に熱は通るが、中は半生で頂くという物。ウェイターは、「これは数十年前からトレナレッズで流行している料理で、何度も何度もしゃぶしゃぶしないで頂くのが正しい食べ方です」という。

船ではたまに警報がなってシールドが張られる。磁気嵐そのものは目には見えないが、シールドに当たるとオーロラが見えるので、観光客の娯楽になっている。写真を撮っている人にラニが話しかけると、テクノロジーデバイスを使っていない銀塩カメラで撮っているようだ。

トレナレッズの港に着いた。トレナレッズは音楽が盛んなようで、観光案内の人も様々な楽器を持っている。バグイはすれ違う人とショートセッションをしながら歩いており、とてもご機嫌である。

ジグ「頭のおかしい奴らばかりだぜ…」

Miyaからお勧めされた観光スポットは、観光ダンジョン ザーナラム。ダンジョンの最奥に行くとビジョンが見える聖なる場所と言われている。一般の人は許可が無いと途中までしか行けないらしいが、エインシャンツは奥まで行ってもよいらしい。
3つ星のヴェスカリウム帝国ホテルに宿を取った後、ザーナラムについて図書館で調べた。

ザーナラムはマジカルリボンのPVの場所になったことで最近有名になったらしい。Miyaはここでビジョンを見てマジカルリボンを重いついたらしい。他、Veskの偉い人や革命家もそれぞれ好き勝手なビジョンを見ているようだ。
ザーナラムは数百年前からビジョンを見られると言うことで有名。昔はトレナレッズは王政だったが、その初代王もザーナラムで王になるビジョンを見たらしい。未来を見ることもできるが、過去が見えたりすることもあるようだ。
人に聞くと、今では普通の観光地のようだ。昔は霊験あらたかな場所だったが、最近は俗っぽくなって、効果も眉唾だ。スターファインダー協会の人達も昔は興味を持って調べていたが、最近はあんまり。15年ぶりくらいのスターファインダーですね。

なお、ラニが原生のモンスターについて調べると、クモのモンスターが多いようだ。
それを聞いたバグイはDelay Poisonを用意するために公園で毒のことを語り始めた。公園には同じようなPerformをしている人が他にもいて、バグイはまだまだだった。
また、ラニは、相手をグラップルして、体内に入り込んで相手をコントロールするウーズがいることも調べた。

観光ダンジョン


その後、ザーナラムまで行ってみる。大変な人混みで、その前でライブをやっている人も居る。受付に行くとダンジョンに案内された。途中まではグループで地下道を歩いて行くような感じで、熱帯林に比べると涼しくて過ごしやすい。ある程度進むと、壁に壁画が飾られていて、ビジョンとして見られたものが書かれているらしい。1時間くらい行くと、VIP専用の場所に着いた。そこから奥に入る扉を開けてもらう。その奥は、なんだか古典的な(SFチックでない)ダンジョンになっていた。

バグイはダンジョン内でも歌うのをやめないので、囮として先頭30ftくらいのところに行ってもらう。少し進むと、バグイはクモがいっぱいいるのを見つけた。スウォームが3体と大きなクモが3体だ。スウォームは、光のパターンで相手を引き寄せる能力を持っていたが、ラニのファイヤボールとアレクシスのScreaming Flameが焼き殺した。大きなクモは7回攻撃してきたが、AC32のアオティオスに1回も当てられないまま倒された。
スウォーム達がいたところは、毒性のある水がたまったプールになっているようだ。なにか祭壇のようなものがプールに併設されたいが、今回はサイコメトリーを持ったインテグラが居なかったので、何に使われていた物かよく分からなかった。

奥に続く扉があった。開けると、下に続くスロープがある。アティオスは床に擦ったような跡があるのを見つけ、みんなで罠を疑う。スロープの上にパーティを残し、キャリバーが先行して進んでいくと、下には扉があった。調べてみるが罠は無く、開けてみる。開けてみると、やっぱり罠はあって、上からプールのどろどろした水が流れてきた。通路をみんな流されるが、スロープの上の方で待機していたので、扉の向こうまで流されたのはキャリバー一人だった。扉の向こうには青いウーズ2匹がいて、「久々の哺乳類だー!」と共通語で喋って殴ってきた。殴った上にGrappleしてくるので、これはどうもラニが図書館で調べたウーズのようだ。幸い、キャリバーは倒れるほどのダメージは受けずイニシアチブに勝ったので、必殺技でテレポートして逃げた。その後、アティオスがかけつけると、硬すぎてウーズは攻撃を当てられなくなってしまった。その後、ラニの凍てつくFireballでエンタングルにされてしまって足が遅くなったウーズはぼこすか殴られて倒された。
下の部屋にたまった水は、仕掛けで上の部屋に自動的に戻るようだ。走って上に戻ってみると、上のプールの底には扉があるが、水が戻ってくると入れなくなる。ジグがDisableして水を止め、再度罠を発動させて水を抜き、扉の先に進んだ。

扉の先の小さな部屋には、もともと隠し扉だったのだろう扉がうっすら開いている。扉の向こうには、壊れたゴーレムがいて、完全に壊れているかと思いきや、何語かで喋って動こうとしてきた。が、どうも磁気嵐の効果で、正常に動作していないようだ。しかし、さらに奥の扉が開いて、アンプスパイダーというクモが出てきてマグネットウェブを張ると、ゴーレムは磁気嵐の効果を抑えることができて、動き始めた。ゴーレムは胸のビーム砲は壊されているものの、DRによってアティオスの攻撃は弾かれ、殴りが痛い。クモは電撃ビームを放ってきて、それもかなり痛い。ただ、ラニの呪文でStaggeredになっているうちに、ジグの魔法のカードが飛んで斬り殺された。アビシウムゴーレムはかなり太く、先頭は7ラウンドも続いたが、最後にはキャリバーのSteel Flurry Strikeに削り倒された。

アビシウムゴーレムの奥には、なにかが置かれていたような跡があり、ハイテク系の梱包材がある。どうも、誰かがここにあった何かをすでに運びだした後のようだ。アレクシスやエスジールのオラクル勢が祈ってみると、なんとなくビジョンぽいものが見えたような気がしないでもないが、気のせいかもしれなかった。アンプスパイダーの革は磁気を防ぐ効果があるので、持ち帰ってジグがそれをオーディオ屋に売った(「アンプスパイダーの革で部屋を覆うと音がピュアになるって聞いたぜ」)。また、アビシウムも貴重な鉱石なので、持って帰って売った。

壁画を調べると、置いてあったものは香炉のようなもので、ビジョンを見せるだけでなく、ゲートを開くような効果もあったようだ。ダンジョンはこれで終わりだったので、帰った。

ヒロの足跡


ホテルに戻ってVesk6のStarfinder協会に問い合わせてみるが、情報にはロックがかかっているらしく、よく分からなかった。その後、ライブイベントなどに参加して休暇を満喫してアブサロムステーションに帰った。帰ってから伝手で調べると、16年前にヒロ・ベルータというスターファインダーがアーティファクト取得して、その後失踪したということが分かった。この前失踪したという話を聞いたモバイルロッジのキャプテン、ヒロだろう。大変危険だったものにせよ、この件は、ヴェスカリウムの各方面に大変な喧嘩を売っており、ばれると大変にヤバいので、絶対喋るなよ、と言われた。バグイはそれを無視して歌にし始めたので、追加研修が必要だな、と言われて連れて行かれた。