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EP15_2

  艦隊の山越え


カジノに出現した謎空間に吸い込まれたのエインシャンツとRozonyは、気がつくと夜の森のなかにいた。辺りに明かりは見えず、寒々しい、と言うか実際に気温も低い。
飛行できるものが上空に上がってみると、ここはどうも半島のようで、南の方には海や他の陸地が見える。また、北の方には点々と何かの明かりが連なっている場所があった。

ひとまず明かりのほうに向かってみると、明かりは松明の列で、その脇には油が塗られた木で作られた道のようなものが敷いてあり、その上で巨大な木造船を人々が押して運搬しようとしていた。
道はいくつもあるようで、多数の船が運ばれているようだ。運んでいる人々は、古めかしい格好で、エインシャンツ的には懐かしい感じである。辺りには兵隊もいて作業員に指示を出しているが、
この人達の格好も古めかしい。

話しかけても言語がわからず、あっちいけみたいな仕草をしている。しかしインテグラがTongues的言霊を使うと「早く仕事に戻れ、さもなくば殺されちまうぞ」と言っている様子。確かに、エインシャンツが近づいた船は船団に遅れを取っているようだ。とりあえず流れに身を任せてみることに。力自慢は少ないため、6本脚の大型犬にみえる?Atiothが手伝いに入るが、疲れ果てている作業員達はパニックに陥ったりはしない。ジグがグリースを船にかけたのもあって、スムーズに進むようになった。船に掲げられた旗には「アッラーは偉大なり!」と書かれている…アッラーとは?

船を押しているとだんだんと空が白んできた。そして、ついに砂浜に到着し、船を海?に押し出す。この頃には日の出を迎えており、海の向こうには城壁で囲われた大きな都市が見えた。
作業の監督をしていた軍人らしき人が話しかけてきた。
「君たちのおかげで任務を完遂できた。ところで見慣れない格好だが、違う部隊の人なのかな。」
Tonguesのかかったインテグラが、空を指しながら言った。
「私たちは別の星から来た。」
「そ、そうか…(ちょっと頭がおかしいのかな。)」
「???(どうも魔法の知識が無い人達のようだ)」
「ま、まぁ、君たちが頑張ってくれたからちゃんと時間に間に合ったよ。ささやかだが宴を開くので、参加してくれ」

薄味のスープを飲みながらCommuneしたり自動筆記Divinationすると、どうもエインシャンツはデミプレーンに閉じ込められており、プレーンの異常を取り除くことで帰れるらしい。
そこで、先ほどの人に現況をさりげなく聞いてみると、
「我々は偉大なるメフメト2世様に仕えるイスハーク・パシャ様の配下であるところのハリム・コルクマズ。城壁都市を攻めるため、鎖が入口に張り巡らされた金角湾を船で越える必要があった」
と言われた。どうも、ここはGMが大好きなコンスタンティノープルの最後デミプレーンらしく、エインシャンツはオスマン帝国軍の「オスマン艦隊の山越え」を手伝った所だったらしい。
侵略戦争の片棒を担ぎたくないとVareiaが文句を言うが、Alexisがこういうときは攻められる側にも理由があるものだ、と諭す。

朝になった。呪文は普通に回復するようだ。対岸の城壁には人がいるのが見えるが、こちらの艦隊を見てもざわめいている様子は無い。
また、雪が降りだした。聞いてみると、今は4月?で、普段は雪が降ったりはしないらしい。
都市の様子を調べに行ってみよう、ということで、VareiaとAlexisの二人でInvisiblity+飛行で海峡を越えてコンスタンティノープルの中を調べに行った。
すると、城壁に立っている歩哨の様子がどうにもおかしく、近づいて見てみると、どう見てもゾンビ的な意思のないアンデッドだった。町の中もざっと見てみるが、住人は悉くアンデッドになっているようだ。町の中にはあからさまな機械など、Starfinder世界的なものは無かったが、どう考えてもこの街自体が異常のようだ。

一旦戻って、部隊長に報告すると、数ヶ月前から船の出入りも無くなり、町でおかしなことが起きているらしいという噂が流れているらしい。
きっかけとしては、双頭の鷲をモチーフにした傭兵?将軍?が敵方に雇われてからで、その頃から外交面でも強行的になったということだそうだ。
ひとまずこの戦争の流れに乗ろうと言うことに成り、今後の展開を聞くと、包囲して待つという作戦らしい。西からは巨大な大砲の音が時たま聞こえてくるが、
それを使って壁を撃ち続けているも、なかなか城壁は崩れないとのこと。この寒さだと、オスマン帝国側の補給が厳しいかもしれない。

  恐怖のギリシャ・ファイヤー


あまり長期間は待てないだろうということで、翌日にはパーティ全員で町の中を探索してみることにした。
夜になると、伝令が部隊長のところにやってきた。ここの船が危険なので、夜に敵が来るかもしれない、という情報を持ってきたらしい。
部隊長は、エインシャンツに戦って欲しいとのことなので、夜見張りながら待つことになった。

明け方近くにまた雪が降ってきて、どんどん寒くなってくる。船の上で待っていると、南の水面からから巨大(Huge)な魚が2匹姿を現した。
その上には大砲のようなもの?を持った人影が乗っている。

Atioth君がチャージして殴るが相手は倒れず、魚にまたがった多分アンデッドのコンスタンティノープル兵は謎の火炎放射で反撃してきた。
これは伝説的なGreek Fireで、120ft. lineの範囲攻撃のくせにTouch Attackで、かつダメージの半分がGreek Fireダメージなので火抵抗が半分しか効かないという強力な攻撃だった。
1発約50点のこれを1人2発の4発くらって、Atioth君は撃沈する。Lineが船の上の他のメンバーまで届いていたが、IntegraのWall of Ice状のものでなんとか防ぐ。
乗騎の魚も近づいてきて、Sonicの範囲ダメージを撃ってきた。

ダメージディーラーが回復しにくい位置で倒れ、止めにくい範囲大ダメージを撃たれることから絶望感が漂ったが、幸いZigのSleet StormとLaniのPhantamal Webで1組の動きをしばらく封じることが出来た。
この間にMass Resist Energyでギリシャファイヤーを半分ダメージにし、さらにZigがカードを投げてギリシャ兵を一人倒した。魚のSonic攻撃は連発できないらしく、畳み込まれなかったので、少し余裕が出来た。
その隙にIntegraがリレンドを5匹召喚してAtioth君を回復させ、Atioth君の突撃で始末することができた。

  双頭の鷲ではなくてドラゴン


翌日、予定通りInvisibiliyとFlyでコンスタンティノープルの城に近づく。すると鐘が鳴り響き、城の周りをうろうろしていた多分ゾンビの人達はちりぢりに逃げていった。
城の城壁にエインシャンツが降り立つと、城壁の塔から3人のギリシャ・ファイヤー兵(以下GF兵)とが出てきた。さらに、城から翼の生えた人影が飛び出してきて、兵の後ろに降り立った。
これが噂の双頭の鷲モチーフの将軍だろうと思われ、モチーフというか、首が2本生えている。さらに言えば、鷲というよりは、それはドラゴンの首に見えた。

「貴様らは誰だ?どうしてこの閉鎖されたプレーンにいるのだ。私は、このプレーン・オブ・コンスタンティノープルを通じて二つのプレーンを結合し、プレーンのエネルギーを吸い取る儀式を行っているのだ。邪魔は許されない!」

将軍が吼えると、その身体がムキムキと膨れて鎧をはじき飛ばし、頭が二つあるHugeサイズのドラゴンになった。細長い城壁の上で戦いが始る。

先手を取ったIntegraがスタバのカスタムメニューのような長い名前の言霊呪文を放つと、Wall上の火炎と冷気が立ち上がり、GF兵2人とドラゴンがNausetedかつEntagnledになった。
ドラゴンはこちらに近づいてくるが、Entangledのためにそこまで近づいて来られない。ただしNauseatedは解けてしまった。
GF兵の火力を警戒したVareia、Alexis、Laniは範囲魔法を打ち込むが、GF兵達はSTを通しまくったために倒すことは出来ない。ZigがSleet Stormで遅延させた。
で、ドラゴンは首が二つあるので2回行動してきた。80ダメージほどのラインのブレスで、当然半分はギリシャ・ファイヤーダメージでした。とはいえ、GF兵のフルアタックより優しいレベルである。

ラウンドの終わりに、エインシャンツの後ろ側の塔の扉が開いて、追加のGF兵3体が登場した。Integraがつづら折りWall of Ice的な壁で封鎖する。
Atioth君はDragonにChargeしてダメージを与えるが、余り当たらず。その後回ってきたDragonのFull Attackも、Atiothに有効打を与えられない(「自分に命中しないようなAttackではちょっと…」と互いに言い合う)。
エスジールはドラゴンにGr.Dispelするも剥げず。VareiaはドラゴンのACとSTをデバフし、その後LaniがIll Omen + Phantasmal Webをかけるが、SRに阻まれて残念ながら失敗。
ZigはドラゴンにFull Attackして少しダメージを与えるが、DRがあるのとバフが少なめなのとClustered Shotを忘れていたためにそこそこのダメージ。AlexisはResist Energy Massで防御強化をしていた。
ドラゴンはここでGF兵を待つ。何かと思えば、GF兵は城壁から30ft下の地面に飛び降り、ドラゴンと向かい合っていたAtioth君にギリシャ火を連打してきた。Resistがあるので辛うじて耐えたが、
その後のドラゴンの攻撃で倒れる。また、最初にNauseatedにならなかったGF兵がSleet Stormを突破してきた。

IntegraはAlexisにActionを付与し、Atioth君をHealさせる。起き上がったAtiothはドラゴンにFull Attack。ドラゴンも反撃Full Attackで怪獣決戦する。
Vareiaは使い魔をThrasfyrに変身させ、影で出来た爪も生やさせて9回攻撃するが、バフ不足と酷い出目でほとんど命中せず。LaniはSleet Stormを突破してきたGF兵にIcy Crystal Prisonをかけて無力化した。
ドラゴンは2回目の行動で今度は柔らかい使い魔怪獣を瞬殺(主がダメージ吸収出来るのを忘れてた)。ギリシャ兵は位置的にまだ撃てたAtioth君を射撃してまた倒す。

次のラウンド、ドラゴンはリチャージしたGFブレスで範囲攻撃(ついでにGF兵のIcy Cristal Prisonも解く)。Resistもあるので、やはりこれは優しめ。IntegraはElder Air Elementalの群れを呼び出して、下にいるGF兵を竜巻に巻き込んで阻害。LaniがTiny Hutを張って視界を塞ぎ、VareiaがまたデバフしてZigが射撃するが、ドラゴンは落ちない。2回目の行動でTiny Hutの仲間で侵入してきた。本当はここで自由になったGF兵がやってきたところだったが、GMが忘れていて助かった(と言っても、移動&攻撃なのでそこまでのことは起きなかっただろうが)しかし、ここまででドラゴンも相当ダメージを受けていたらしく、次のラウンドにZigが1発攻撃すると倒れたのだった。

ドラゴンを倒してもしばらく戦いは続いたが、アンデッド達の力はどんどん弱まっていった。辺りを一通り掃討すると、次元の裂け目的なものが現れ、その中に入った。

気がつくとエインシャンツはこの前のカジノの中にいた。辺りには警察的な人がおり、現場封鎖されているような状況のようだ。報告を受けてセリタさんがやってきて、状況を説明してくれた。
例のゲーム大会の儀式では、Vesk6あるいはトレナレッズから持ち出された聖杯のようなアーティファクトが使われていた。このアーティファクトは、どうも次元と次元をつなげるような効果を持っているらしく、
トレナレッズで神託を授けていたのは、別プレーンの知識を授けるといった働きだったらしいということが分かったそうだ。アーティファクトは現在はSF協会が保護しているが、敵の教団?はどうもこれを使って、
二つのプレーンをつなげてそこからエネルギーを吸収し、それを何か悪いことに使っていたらしい。何に使っていたかは分かっていないが、エインシャンツはそれを妨害した、と言うことなのだろう。
なお、デミプレーンの時間の流れは異なっているらしく、エインシャンツが居なくなってから1ヶ月が経っていた。あの後すぐマンタ君が通報してSF協会が出張ってきて現場を押さえたと言うことだそうだ。ゲームマスターは捕まったが、闇バイトしていただけで、詳しいことは知らないらしい。次のシナリオになれば、敵の企みもはっきりしてくるだろう…。