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AOW_011

The Spire of Long Shadows (1)


Ilthaneに派手にぶち壊されたAllustan家であったが、一行が戻ってきた時にはすでに修理が始まっていたところだった。Allustanは「Bigby's Construction Crew」という呪文を唱えて、宙に浮く「大工の両手首セット」を十数組呼び出し修理に当たらせていたのだ。Allustanが言うには、修理が完了するのに2日かかるとのこと。一行は2日後に落ち合うこととして一旦解散することにした。Allustanが落ち着いてから、Manzorianに会うためにMagepointへ行くのだ。

  • Diamond Lake

Gustonは息子をSt.Cuthbertの寺院へ預け、しばしの別れを告げることに。Tangentは義父のJamesをDiamond Lakeに残し、娘とMagepointに行くことにした。2日の時間を利用して、FilgeにInject potionの技を習いに行くことに。GalliはAge of Wormsを阻止することに全力を傾けるために恋人のTonicaに別れを告げた。

  • 出発の朝

出発の朝、Allustanの家に向かう一行に、一人の少年がやってきて手紙を渡した。そこには「Rodの7番目のパーツを渡せ、さもないとこの少年は死ぬぞ」と書いてあった。そして漂う腐臭。周りに何かが隠れているようだ。思わずTrue seeingをかけるTangentであったが、それに呼応してDimensional AnchorとUnholybright、そしてorder's wrathが立て続けに飛んできた。かわいそうな少年は、あっという間に死んでしまう。

  • Devils

待ち構えていたのは6体のdevilだった。体中からとげが生えている身長2mくらいの大男が2体と、骸骨のようにやせこけていて背中からさそりの尻尾のようなものが鎌首をもたげている身長3mくらいの化け物が4体。barbed devilとbone devilだ。barbed devilはunholybrightとorder's wrathをもう一度唱え、bone devilはwall of iceでパーティを分断させる。不意をうたれたGustonは、あろうことかbone devilのfear攻撃にやられて全速力で逃げ出してしまった。(ヒーローなのに...。)

Tangentはhasteをかけると、大急ぎでGustonを追いかけていった。tangent一人ではbone devilの攻撃に耐えうるはずがないのだ。Finaも大急ぎでGustonを追いかけ、remove fearを唱える。正気に返ったGustonTangentかblack tentaclesなどの支援を受けつつ、なんとか追ってきたbone devilを倒すことができた。ただし、出血多量のため倒したあとに崩れ落ちることとなった。

barbed devilは得意の組み付き攻撃&トゲ攻撃でUthlahiAlendyを翻弄する。Galliはbone devilをなんとか打ち倒していくが何しろ敵が多いため、徐々に劣勢に。AlendyはRodをエサに、敵をかく乱しながら時間を稼ぐ。そこに戻ってきたFinaが回復支援を始めて戦いは持久戦に。AlendyはInspire greatnessを歌いながら体力を回復しつつbarbed devilの攻撃を一人で引き受ける。そうこうしているうちにGuston側から戻ってきたTangentと倒れていたUthlahiがmagic missleで戦列に参加し始め、徐々にではあるが戦況は有利に。

  • これで終わりではないぞ

1体目のbarbed devilが死んでしまったところで、残ったdevilは引き上げてしまった。teleportでかき消すようにいなくなった、「これで終わりではないぞ」という捨て台詞を残して...。(DM談:こうして書くと簡単だけど、この戦闘には実時間で3時間くらいかかった。)どうやらあのDevilの親分は他のパーツを持っているらしく、Alendyが7番目のパーツを持ている限り何度でもチャレンジしてきそうだ。

  • Mage pointへ

Allustanの家はすっかり元に戻っていた。Allustanは「まるで本当にその風景を見ているかのように」上手に書けた絵を取り出し、「これに触れながらteleportすると、その場所に行ったことが無くてもいけるようになるのじゃ」と使い方を教えてくれた。AllustanTangentUthlahiがteleportを唱え、全員無事にMage pointにたどり着くことができた。

  • The all seeing eye

Mage pointには宿屋がひとつしかない。一行はそこへ出迎えてくれたKaity(Celeste)、Eligos、Cymriaとともに向かう。CymriaはManzorianと昔から付き合いのあるElfで、Eldrich knightをしているそうだ。Manzorianは他の用事でMage pointを離れているため、しばらくここで待機するようにとのことだった。Allustanはここで皆に別れを告げた。

  • Fortress of Unknown Depths

数日してCymriaから呼び出しがかかり、深遠の砦まで行くことに。砦はNyr Dyv川に浮かぶ小さな島にあった。そこまでは長い石造りの橋を渡っていく。砦の上空にはbloodhawkという鳥が巣を作っている。Cymriaは、「teleportして砦に行こうとしちゃだめよ」とアドバイスをした。はいはいとうなずく一行。砦の中をおとなしく歩いていくと、会議部屋へと通された。そこで待っていたのは60歳くらいの男性と、中年の男性。年配の方がManzorianなのだろう。青いローブに、シミターのシンボルが付いたローブ止めをつけている。茶色の髪の毛にはやや白いものが混じり、シワのはいった顔と、突き出した鷲鼻が特徴的だ。中年の男性はrobe of starsを身につけていて、Celestianのホーリーシンボルを身につけている。この男はAgath of Thrunchと名乗った。

  • Tenser!

話をして分かったことだが、Manzorianは、あのFloating discで有名な、Tenserだった。あまりの有名人にであえたことに衝撃を受ける一行。Alendyから今まであったことの説明を聞き終えると、Tenserは彼の知っていることを話し始めた。それによると、Tenserの盟友でCircle of eightにも属していたBuknardが、Ebon Triadについていろいろ調べていたそうだ。そして彼はある日南のAmedio JungleにあるKuluth-Marに一人で向かい、そこで何かをつかんだようだ。その後彼は一度Mage Pointに戻ってきたが、ほどなくしてまたどこかに行ってしまった。彼のその後は分かっていない。

  • Age of worms

Tenserは、Buknardの消息を突き止めることがEbon TriadとAge of wormsの予言について理解する最良の方法だといい、一行もそれに賛成した。なお、TenserはRod of seven partsに大変興味があり、自身が保管している魔法の品と交換することを提案した。Devilの奇襲に懲りている一行は、喜んでこの提案に乗ることに。

  • Spire of Long Shadows

Amedio Jungleまでは、例の「本物のような絵」をつかってテレポートすることに。Kuluth-Marは、Kyussが人間だったころに治めていた古代都市で、2000年ほど前に滅んだと考えられている。石造りだったであろう家や道は長い年月にさらされ、その面影をぼんやりと残すのみとなっており、大部分が雑草で覆われている。都市の中心には大きな古墳が建てられ、古墳の上には木、ないしはサボテンを模したような大きな石造りの尖塔が建てられている。塔の先端部分は崩れ落ちており、全体としてアンバランスな印象を与えている。

  • Obsidian Ring

古墳をぐるり囲むようにオブシディアンで出来た石の壁が建てられている。Alendyによると、かってKyussの僕たちがKuluth-Marに沢山いたときに、AmedioにいたElf達が戦いを起こし、Kyussの手下どもを古墳に封印してしまったのだそうだ。この石の壁は、それからずっと封印としてこの地を守っているとのこと。

  • Vision - 1

FlyやAirwalkなどをかけ、壁を越えていく一行。最後の一人が石壁の内側に入った時、突然視界から色が失われ、景色が変わっていった。どうやら2000年前の幻を見ているようだ。そのにはオブシディアンの壁はなく、Kuluth-Marの人たちが古墳にむかって拝んでいる様子がみえる。古墳の上にあつらえた椅子に、黒いプレートメールを着た男が座っている。尖塔の頂上には黒い石でできたモノリスがまだ付いていた。人々は「give us immortality!」と叫びながら男に向かって歓声をあげている。やがて、緑色の衝撃が中央から波紋のように街を貫いていくのが見えた。

  • Ziggurat

正気に戻った一行は、古墳の近くに人影を発見する。こちらに向かって挨拶をしているようなので、一応近づいてみることに。ところが、その男の近くの地面から2mはある巨大な甲虫が2体飛び出し、男を襲おうとしている。なんとか手助けをするべく突入していったFinaに、男が挨拶をする。日に焼けたように浅黒い顔色のその男は、しかし不気味に光る緑色の目をしていた。嫌な予感がするFinaであったが、そのとおり男の目がぐるりとめくれて、眼窩から直径3cmほどの太さの芋虫がそれぞれ生えてきた。Finaの体に取り付くとIntをすい始める。さらに悪いことにその男自体が巨大な剣でFinaをナマス切りにし始めた。GustonGalliが加勢に入るが、こちらは巨大甲虫の鋭利な牙に翻弄される。Galliは心臓を貫かれて完全死。Gustonも甲虫を1体倒しただけで倒れてしまった。

  • 撤退

あまりの敵の強さに驚愕する一行。AlendyTangentUthlahiがそれぞれdimension doorで死傷者を抱えてリングの外に逃げ出し、一旦Mage Pointに戻ることとした。

名台詞

  • 「命が惜しかったら、何にも触らないことね」 - Cymria。Tenserの砦(深遠の砦)に皆を案内する時に。
  • 「これは、Rodの代わりに魔法の品をもらって出直さないと」- 誰だっけ?最後にボコボコにされて。