Encounter At Blackwall Keep
- Smenk邸へ
前回のミッションは、結局「地下に潜った敵の一部のみを退治して帰ってきた」こととなり、Smenkには大変不評だった。結果、報酬を半額に値切られる。FilgeはこのあとSmenkのボディーガードを勤めるとのこと。
Allustanは一行から仮面の男の書いたメモをみせられ、ミスト沼地へ調査に行くことを決めた。沼地にはリザードフォークから旅人を守るために作られた「ブラックウォール砦」があり、そこにはAllustanの知り合いのソーサラー(Marzena)が勤めているらしい。Allustanいわく、「Marzenaなら何かを知っているかもしれん」
- Blackwall Keep
砦につくと、そこはなにやら怪しい雰囲気。そこかしこに蝿が飛んでいて、腐った肉の嫌なにおいがする。最近戦闘があったのか?砦の入り口から呼ばわると、見張りの兵士が挨拶を返した。Alendyが「緑の虫が付いたスケルトンのことで質問がある」と用件を述べると、兵士の顔色が変った。(と、一部の人にはわかった。)
- 砦内部
砦の中に入れてもらい、先程の兵士を締め上げると、観念して白状した。どうやら2年ほど前にリザードフォークと停戦交渉しようとした魔法使いがいたらしい。その男はリザードフォークの住処に交渉に行き、無事に帰ってきたのだが、やがて頭がおかしくなってしまったそうだ。砦の兵士はしようがなく彼を地下の独房に入れていたのだが、やがて凶暴になってしまったために食料を与えるのをやめてしまったらしい。兵士が言うには、この魔法使いの最後の姿は「緑の虫が付いたスケルトン」に似ていたそうだ。
- 砦地下の独房へ
独房はもともと、砦から離れた場所へ通じる地下道になるはずだったところだった。思ったより工事が難航したため、作業を途中であきらめたのだろうとのこと。このため大変道幅が狭い。Gustonを先頭に一列になって独房の奥へと進む。
- Spawn of Kyuss
通路の一番奥には体操座りをしたローブの男がいた。ピクリとも動かない。Gustonが肩をゆすってみると、急に動き出してGustonの手をつかんだ。その冷たい手には無数の虫がうごめいている。やがてその一匹がGustonの腕によじ登っていった。悲鳴を上げるGuston。ローブの男は立ち上がってその顔を全員にさらした。
- 顔
その顔は、深く落ち窪んだ眼窩と、低い鼻、唇の欠落が特徴的だった。頬は緑色で、深くシワが刻まれている。しかしよく見ると、その緑の頬はたくさんの虫がうごめいていることでできていることが分かる。やがて虫が動くにしたがって、表情を作っているかのように見える。まるでそれは久しぶりの客に喜んでいるかのようだった。
- 虫の恐怖
そのあまりの恐ろしさに、GalliとTangentは持ち場をはなれて逃げ出してしまった。一方Gustonの手によじ登った虫は、皮膚を食い破って体の中にもぐりこんでいった。腕を伝わりながら頭を目指してゆっくり進行して行く。
- 退治
Spawn of Kyussは、自己治癒能力と剣に対する耐性を持っているようで、大変倒すのに苦労した。Gustonの脳まで虫がたどり着いてしまっていたが、Finaの処置でなんとか事なきを得た。Allustanは実物の緑の虫をみて興奮を隠せず、いくつかのサンプルを集めた。
リザードフォークとの争いについて砦の兵士と話をする。どうやら数ヶ月前から30人ほどのリザードフォークが襲ってくるようになったらしい。やつらは大声で文句をいっているようだったが、兵士はDraconicを理解しないので何に文句があったかは分からなかったそうだ。Marzenaは3日前に2人の兵士と一緒に交渉に出かけ、そのままつれさられてしまったらしい。一行はリザードフォークと会ってみることに。一方Allustanは念のためDiamond Lakeにteleportで戻り、派兵してもらえるように交渉してみるとのこと。
- リザードフォーク
Alendyが持ってきていたリザードフォークへの贈り物(金品50GP)が功を奏し、比較的和やかに交渉を行うことができた。どうやらリザードフォーク達は正体不明の病に犯されているらしい。その病気にかかると、体力が格段に落ちてゆき、最後は体から緑色の虫が生えてくるようになるというのだ。緑色の虫が出てくる前に病人を尊厳死させると、口から黒色の長い虫があらわれるとのこと(実際見せてもらった。)
- 怪しい病
リザードフォークが言うには、数年前ほとんどの卵が孵化を待たずに全滅した事件があった。その原因を突き止めようとしていた彼らに、黒龍のIlthaneが現れて「ソフトスキン (人間)がやったことだ」と告げたらしい。Ilthaneは友好の印として自らの卵をリザードフォークに与えると、しばらくその地にとどまったらしい。するとそのころから怪しい病がはやりだした。Ilthaneとリザードフォークの族長は、これを「ソフトスキンの呪い」と呼んで必ず復讐するべしと主張した。このため、30人の猛者がブラックウォール砦に派遣されたとのこと。
- 手紙
事態は理解したものの、解決の糸口を見出せない一行は、Lessor restorationなどでお茶を濁しつつ、リザードフォークに頼んでMarzenaに手紙を送ることとした。情報収集をするための必死の努力であった。一方返事が返ってくるまでの2日間は、砦の周りを探索して他の情報がないか調べることとなった。
- ミスト沼
沼には巨大ワニやクモ、アンデッドモンスターなどが多数おり、調査は簡単ではなかった。にもかかわらず、なんの成果も得ることができなかった。唯一の成果は、Cure Diseaseの呪文が唱えられるようになるまで経験をつむことができたくらいか。
- 返事
Marzenaからの返事には、有効な情報がなかった。分かったのは、彼女がまだ生きていることと、もうすぐ処刑されそうなこと。病については何も分からないようだ。Cure Diseaseでリザードフォークを感心させた一行は、集落での情報収集を申し出た。リザードフォークの隊長は、やや気後れしていたようだが、最終的に合意する。ただし、族長がソフトスキンを敵視していることと、交渉決裂の際に行われる決闘では決して負けないようにとのアドバイスを受けた。さらに一人当たり2本のCure Light Woundsのポーションを手に入れた。
- 集落へ
集落への工程は約3日。途中、リザードフォーク版のSpawn of KyussとGhastの集団に襲われ、パーティ全滅の危機に陥るも、なんとか対処することができた。ところが、その翌日から体調不良を訴える者たちが続出。Ghastに殴られるとこの病気にかかるのか?とにかくCure Diseaseによって一人づつ回復させていく。
- Twisted branch集落
集落にたどり着いた一行。集落はマンガルー樹が複雑に絡み合った、おおきなドーム型の森の中にあった。木々の間に獣道のような通路があり、そこに発光性のきのこを植えつけて明かりにしているようだ。Alendyが入り口で大声で呼ばわる。
- 族長
現れたのは、戦士風リザードフォークが2人と、術者風が1人。交渉を行うが、物別れに終わってしまう。結局族長を倒して戦闘終了。他の2人はもともと族長の方針についていけないと思っていたらしく、特に抵抗をすることはなかった。
- 黒龍の卵
一行はさらなる交渉のすえ、黒龍の卵を見せてもらうことに。リザードフォークの卵約100個の中に、ひときわ大きい卵が鎮座していた。しかし、Finaの見立てではそれは卵を模したなにかべつのものであるということだった。きな臭いにおいを感じる一行。耳をそばだててみるとかすかになにかがうごめく音がする。一行はこの卵を集落の外に持ち出すと、割ってみることにした。
- 卵の中身
卵の中身は、何万匹もの緑の虫であった。Gustonが卵を割るのと同時にそばにいたGuston、Galliに飛びかかっていった。と同時に、準備していたTangentがFireballで一体を焼き払った。このおかげで、虫は全部焼き殺すことができた。この虫がもし孵化したリザードフォークの子供に寄生したら?大変なことが起こっていたに違いない。
- Ilthane
ことここにいたり、リザードフォークは黒龍が嘘をついていたことを理解した。また、黒龍からもらったCure Light Woundsのポーションの中に黒い虫の卵がこっそりとしのばされており、これが原因で最近のおかしな病気が発生していることがわかった。
- 結末
Marzenaと2人の兵士は釈放された。また、FinaとGalliはその場に残ってリザードフォークの病を完治させることとした(3週間かかった。)リザードフォークはこれを大変感謝し、300GPとHide Armor +1を渡した。
決め台詞
- 「Heroになってくれて心からありがとう。」- Auric。GustonがHeroテンプレートを取ることを決めて。
- 「剣には剣と小剣と短剣がある。」- Auric。GustonのLong swordを小剣と蔑んで。
- 「これは、Worm pasteじゃ。」- Allustan。燃えた卵の残りかすを見て。
- 「卵が孵化しそうだからカラを割るのを手伝うんですよ。」- Alendy。黒龍の卵を割ろうとするのをリザードフォークに止められて。
- 「普通のやり方じゃ、True resurrectionできるころにはお主は老人だろうよ。」- Allustan。「お金をためる方法は冒険者以外にもありますから」というAlendyに対して。