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第19話の変更点

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!!終末まであと7日

夢の世界から戻ると、現実の世界はもう朝だった。しかし、一行を待っていたのはいつもの(WorldWoundなりに)清々しい朝日ではなく、WorldWound育ちの一行でさえ見た事が無いような赤い空だった。夢の中でDesnaが語った"世界の終末"という言葉が頭をよぎる。

一行が前日にやり残したハルランの部屋の調査などをしていると、ふと目の前が急に暗くなった…と思うと、どこかの会議室に立っていた。周りを見渡すとジャガリーやレジットなど、各国の有力な人たちが一行と同じようにびっくりした様子で辺りを見渡している。
すぐにガルフリーが声を上げた。「みなさん、急な呼び出しで申し訳ありません。一刻を争う事態でしたので、アイオメディ様の奇跡で集まって頂きました。」どうやらガルフリーがMiracleを使い、会議の招集をかけていたようだ。

みんなで情報交換を行う。
ガルフリーが現在の戦況を語る。Wardstoneが壊され、DemonのTeleportが使えるようになった事によってクルセイダー側の防御は成り立たなくなり、どこも苦戦中。新たにニューメリアなどから援軍を送ってもらう事には成功しているが、デスカリが本気を出してきた以上、最後の賭けとなってもThresholdを攻め落とすしかないだろう。Lexicon of Paradoxの解読は終わり、まだよく理解できていない部分もあるが、亀裂を閉じる儀式は九割以上の確率で成功できる見込みなので、Thresholdさえ落とせれば勝てるはず。というのがガルフリーの見解だそうだ。

ジャガリー達はデスカリの領域にある"魂をDemonとして再生する装置"を見に行ったらしい。それはFlame of Soul Luringと呼ばれるArtifactで、本来は周りの魂を吸い取るだけの物が今はWorldWoundによってたまたまDemonとして再生させたり、亀裂を広げたりしているそうだ。壊す事も止める事も出来なかったのでファラズマ神に報告し、これ以上魂が吸われないように配下を貸してもらえたらしい。

一行も今までにあった事を報告するが、あまりに情報量が多すぎてうまく伝えられず、みんな混乱する。ガルフリーは「…あなたたちがなぜそんなにも情報を知っているのか分かりませんが、あなたたちにはここにいる誰にも見えていない真実が見えているのかもしれませんね」と言うだけだった。
ガルフリーは今のままでも亀裂を閉じる事はできると考えていたようだったが、一行の主張により、軍隊が進軍している間に今いる有力者たちでLexicon of Paradoxのバックグラウンドを調べる事になった。一行の情報では、それが探せる見込みがあるのは北方のGiant、Yathの塔、アンダリン、古のGiantの遺跡。それぞれジャガリー、ガド、レジット、一行が調査に行き、翌日の朝にもう一度招集を行って情報交換する手はずになった。

会議が終わるとみんなTeleportで目的の場所に向かっていった。

一行が向かったのはいつか見たが、調査はできなかった埋もれた遺跡。早速調べてみると、落盤で数十Feetの通路が埋もれているが、その先には魔法がかかった石の壁があるだけらしい。Transmute Rock to Madで通路の岩を泥に変えると、ルーンが描かれた石壁が姿を現した。ODが調べようと近づくと、Symbol of Insanityが発動する。どうやら元は違うルーンが描かれていたようだが、中からしみ出す力で変質してしまったようだ。
壁は何かを魔法的に封印しているようで物理的には傷一つ付かなかったので、ケリアンのDisjunctionで魔力を消すと、奥に通路が現れた。

通路を進もうとすると、奥から触手の生えた蜘蛛のようなDemonが姿を現した。普通のDemonではなく、3つのテンプレートが付いた特殊なDemon(NTT Demon)のようだ(以下これをNTTD略す)。NTTDはDisintegrate能力があり、触手はAbility Drainを行い、攻撃して体のトゲに触ってしまうと麻痺する大変にクソなモンスターだったが、みんなで「NTTDのクソめ!」と叫びながらなんとか撃退する事ができた。

遺跡を進んでいくと、ODはどんどん気分が悪くなっていった。うまく思い出せないが、過去にあった事件と結びついている気がする。世界を破壊したい衝動に駆られつつも耐えながら先に進んだ。

しばらく進むと、急に周りが開けた。何も無い"無"の空間に、巨大な氷の島が浮かんでいて、一行はその島に立っている。島の中央には魔方陣が描かれていて、一行が入ると模様が動き出す。どうやら何かの召喚が進んでいるようだ。ケリアンがTrue Loreで調べると、幻視で古のFrost Giantが狂気におかされ、Yathの塔を召喚して目玉のようなDemon Lordに取り込まれた後、Druidたちによって封印される様子が見えた。魔方陣はこの封印されたDemon Lordを召喚しようとしているようだ。いい事はなさそうだったので、再びDisjunctionをかけると魔方陣は機能を止めた。

奥にある祭壇を調べてみると、獣の皮でできた一冊の本が入っていた。ODが手に取ると、Frost GiantがDemon Lordに会い本を書いている幻視を見ると同時に、今までに無いほどの破壊衝動がわき上がってきた。ODも何かに変質しかけ、仲間を攻撃しそうだったがHealをかけられると無事に元に戻った。今までの情報からするとLexicon of ParadoxはFrost GiantがDemon Lordにそそのかされて書いた本だという事だろうか。先ほどの祭壇の中にあった本と合わせて、Lexicon of Paradoxをより深く理解できるようになるとよいのだが。

氷の島から立ち去ろうとすると、急に一行の前に火柱が立ち、椅子に座った男が現れた。
「せっかく封印しておいたのに壊してはダメではないか。まあ確かに、君たちの事情も分かるが。」
男はAsmodeusと名乗った。Devilの神である。どうやら彼に取ってもWorldWoundが開く事は望ましい事ではないようで、一行に情報提供を持ちかけてくる。いろいろと相談した結果受け入れる事にすると、Asmodeusは指を鳴らす。すると、氷の島は消え、一行は無限に落下していく。しばらくすると、透明な球体に入った化け物が宙に浮いているのが見える。今までの情報から推測するにRough Beast, Rovagugだろう。あれがGolarionの中にいるという事だろうか…。
ふと気が付くと、一行は"村"だった場所に立っていた。いろいろと考えてみてもAsmodeusが伝えたかった事はいまいち分からない。とりあえず、Teleportで本を研究者たちの元へと届け、次の目的地へ向かう事にする。

次はIzに行ってみる事にした。Teleportでたどり着くと、そこは今にも亀裂に落ちてしまいそうな町の残骸だった。うろうろするDemonの中から適当なのを捕まえて話を聞くと、ここはコーラムゼイダのアジトのようだ。町にはSoul Foundryという魂からDemonの通貨を生成するというおぞましい施設があるようだ。ラオツェンやサールディンが手がかりはなさそうという主張をしたため、放置する事にした。

あとは情報を知っているのは昔Rovagugを封印したとされるSarenrae神ぐらいだろう。Teleportで最も大きいSarenrae神殿がある町に行き、コネを使って呪文をかけてもらうも、普通の事しか分からない。直接会いに行こうと提案するサールディンと、神にいきなり会える訳が無いと主張するペンテで意見が対立したが、結局サールディンとラオツェンがPlaneshiftで直接赴く事になった。

サールディンはSarenraeの領域で神に会いたいとあちこちで言い回り、最初はだいぶ冷たく扱われていたものの、Iomedaeのヘラルドであるという立場を利用してPaladinとしての交渉能力の高さを生かし、時間はかかったものの最終的にはSarenraeに会う事が出来た。人払いをされて話をするも、Sarenrae自信もあまり情報に詳しいわけでは無いようだ。いくつか得られた情報も、絶対に他言無用と念押しされて帰って来た。

一方その頃、ペンテ、OD、ケリアンはStar Towerに向かっていた。番人と話し、塔の守り手とは何なのかを、やはり高い交渉能力を使って聞き出すペンテ。結局あまり教えてはもらえなかったが、一行の中ではODが一番守り手としての適正が高そうだという事が分かった。
その日はもうTeleportが無くなってしまったので分割行動のまま寝る事になった。どうせ明日の朝になればまた招集がかかるだろう。


!!終末まであと6日


翌朝、再び招集がかかる。
Lexicon of Paradoxの情報は足りそうらしい。ガルフリーと軍としてはもうThresholdを攻めるのみ。一行は軍やデスカリと戦う時になった時の勝率を上げるための情報を整理して

・ノクティキュラに会い、名前の失われたDemon Lordについて調べる
・Izにいるらしいテレンデルブの死体を取り返す
・Druidたちに会い失われたSword of Planeについて調べる
・Star Towerの番人について調べる
・失われた神獣についての手がかりを探す

事を目標にする事にした。

まずはアルシニッラに行き、ノクティキュラに会う。失われたDemon Lordについて聞こうとするも、資料は無いと言われる。今までの情報から忘れさせられているだけだと思った一行が強く問い質し直すと、ノクティキュラは少し頭を抱えた後でアリークスという名前を思い出した。彼女が倒したDemonの資料が作られるという本棚を探すと、アリークスについての情報が見つかった。元は名も無きShadow Demonだったが、たまたまRough Beastの目の残骸を取り込んだために力を付けると同時に気が狂い、ロバガグの復活のみを考えるようになったようだ。という事は、アリークスの死体から生成されるNahyndrian Crystalなどの影響を受けているデスカリも、もはや正気を保っておらず、ロバガグの復活のみを考えている可能性が高い。ようやく背景が分かった気がする。
得た知識を元にケリアンの本に全ての答えを入れると、本の中から男がでてきた。やけに軽いノリに見えるが、エイローデンがこの事件に関わり、解決に必要な知識を集めた意識体らしい。一行はデスカリの目的が推測通りである事や、デスカリと戦う事になった場合に注意する事などを聞く事ができた。

次回に続く…