Neruzavin Nexusを脱出した一行。次のNexus、Aevan-Vhorへと向かう。 ちなみにこのログの内容はすべて'''94日目'''の出来事です。 !! Lord Eldariusとの面会 Aevan-Vhorに到着した一行。全体の雰囲気はUstalavの貧しい村に近いが、中央の石造りの塔は古代Azlant風である。 事前の偵察どおり、アンデッドが普通の人間にごく普通に混ざっている。アンデッドも仕事をしているが、同じ場所を耕し続けたり無意味な労働をしている者も。 第1村人(人間)に話をしてみると、恭しく挨拶をしてくる。思ったほど排他的ではない様子。 Axe「ロード・エルダリウスを探しているがご存じない?」 村人「エルダリウス様のお屋敷はあっち」 村の探索をしてみる。武器屋はない。酒場兼宿屋が1つあるのみ。 中では人間とゴースト等がたむろしているが、種族ごとに別れて飲んでいる様子。 ゴーストはゴーストリーな酒を飲んでいる。酒場の主人はヴァンパイア。 Lyushin「ゴーストと同じものを頼む」 酒場の主人「はい(ゴーストリーでないエールを出す)」 Lyushin「旅人なんだけど、ロード・エルダリウスは最近どうだい?」 主人「変わらずだね」 Lyushin「彼のもとにミュージシャンがいるらしいけど知ってる?」 主人「よく知らないなぁ」 Axe「実体のないお客さんにどうやって飲食提供してるの?」 主人「普通の客だろ?何を言ってるんだ?(怪訝な顔)」 Axeはゴーストな客に挨拶と握手を求めてみるが、普通にきさくに握手しようとしてくる。するりと透過してちょっぴりヒンヤリするけど。 さらに外からDetectを撃つと、アンデッドはもれなくE判定を出すが、性格の芯までEであるような気はしない。食べ物はおいしくなかった。 村にはもうなにもなさそうな気がするので、さっそくLord Eldariusの屋敷に向かおうとする。 屋敷の近くでは、ゴーストの女性が「そこに洗濯物を干すんじゃないよ!」などと小言を言っている……なにもない空間に向かって。 Mklwhが隣を見ると、ゴーストの男の子がインコボールを追いかけて遊んでいる。PTに気づくとお辞儀をしてくる。 Lyushin「ロードに会いに来たんだけど」 男の子「ママ……(隠れる)」 女性「気づかなくてすみませんでした。主人はいま家で仕事をしてますが、お約束はおありで?」 Mklwh「キャシルダの紹介で来ました」 Lyushin「主人への取り次ぎ頼めます?」 女性「行って直接話せばよいと思います」 Youl「ミュージシャンがいらしているという話ですがどんな感じの方です?」 女性「(驚いた顔をして)私から話せることはないです」 母屋に入り、書斎に向かう。Lord Eldariusは禿頭のゴースト、書き物机に向かってなにか作業をしている。 Lord「何者かね?」 Axe「旅のものです。Star Stelaを止めに来たのですが、貴方とここにいる音楽家が詳しいと聞きましてここに来ました」 Lord「ほうほう、Star Stelaを……」 音楽家のことに言及すると、何やら驚いたような顔をしてくる。 Axe「ミュージシャンと何かあったのでしょうか?」 Lord「お恥ずかしい話ですが、家庭内に問題を抱えておりまして、それがミュージシャンのせいなのです」 Mee「浮気ですか?」→今後ロードとの交渉にペナルティ! Axe「お困りのことがあればできるかぎり助力しますよ」 話を聞く。 過去(ウン千年前)のある時にAevan-VhorがCarcosaへと転移し、その際に住民の半数がゴースト化し、それに気付いたのはロード(高レベルクレリック)だけだった様子。事態の解決方法を模索し、解決の糸口としてミュージシャンのエーリッヒ・ツァン(我々と同じ実体を持つ来訪者)に交渉して頼ってみたのだった。 彼にマスターピースを演奏させてみたが、どうやら失敗したようで、実体化したのは娘(デルマリア)だけであり、しかもヴァンパイアとなってしまっていたのだ。激昂したロードは友人であるAvaricというヴァンパイア貴族の牢獄に彼を監禁させてしまった。そのときにデルマリアも彼に預けてしまったのだ。それが数週間前のこと。 プッツンしての所業であり、今は後悔しているが、面子もあって直接会って撤回するのは難しいとのこと。 悪いことに、月に1回のある晩、住民がアンデッドとしての本質を剥き出しにする時があるという。その日にAvaricはパーティーを開くらしいが、当然のごとくスプラッターでデカダントなパーティーになるだろう。思春期の娘に悪影響があるとよくないので、そうなる前にどうか娘を説得して取り返してほしい。可能ならツァンも一緒に連れ帰ってほしい、というのがロードの依頼である。 ちなみに次のBleeding Moonは今夜だ! さらに、Carcosaは構造が変わることがあるので、アヴァリックの居場所は今はよくわからない。 Star Stelaについての情報は、困りごとを解決したら教えるとのこと。穏便にお願いしますよ、と念押し。 ロード「馬車を使うといい。パーティーは盛大なものなので、迎えの馬車があちこちを巡っている」 ロード「……あっ、でも君たちは生き物だったな、ちょっとまずいかもしれない(馬車はインコなので)。殺されて魂だけになれれば乗れるかもしれんが」 Axe「彼のパーティーにふさわしい贈り物や服はある?」 ロード「ここにはないね。物質はだいたい腐ってしまったから…」 !! Avaricの屋敷へ YoulのMnemonic VestからFind the Pathを出し、早めに向かうことにする(後日談だが、馬車に接触するとかなりデッドリーだったらしく、追跡も難しい)。 1時間ほどで、よく管理された邸宅につく。思ったよりガチな貴族宅なので、衣服も相応しいものでないといけないことに気づく。Lyushinは魔法の絵の具で、アズラント貴族としてふさわしい衣服を作ることに成功した。なお、見た目の問題も含め、貴族の社交場においてシツレイを働くとシツレイポイントなるものが蓄積するらしい。 邸宅の門番もヴァンパイア。 Axe「われわれロード・エルダリウスの使いです。娘の様子を見に来てほしいといわれ来たのですが」 門番「パーティーの準備で忙しいので、時間までここを通すなと言われています。ですが使いの方を外で待たせるのも失礼ですので、ゲストルームにはお通ししましょう」 ゲストルームではとくに行動は起こさずひっそり待つ。 そして夜。直前にTelepathic Bondをかけてパーティー会場へ。Eldariusの名代として、盛大に迎えられる。 ゲストはヴァンパイアと人間が半々。デルマリアはまだ見えない。 Avaric「ようこそいらっしゃいましたご客人!」 AvaricはかなりChaの高そうな気品あるヴァンパイアだ。LyushinはKnowledge(Novility)を高く通し、品格ある挨拶を返してのける。 またLyushinはIntチェックを通し、「村の酒場にはワインなかったけどここでは皆赤ワインを飲んでるな…」と思い出す。従者にワインを頼むと、ルビー・アルテミシアというヴィンテージワインが皆に供される(Mayuは未成年なのでノンアルを要求するが、薄めたワインが供された)。何かのフルーツを発酵させたお酒のようだが、それが何かはわからない。血ではなかったが、最後の後味が鉄臭い。LyushinはAlchemical Bloodの一種であると察する。後味が悪いと宣うゲストヴァンパイアもいる。 メインホールの他に、ダイニング、ボールルーム、庭、2階のラウンジにも行けるようだ。ゲストもあちこちに出入りしている。 ダイニングにもゲストがいっぱい。角砂糖と銀スプーンを用い、ワインをアブサン的な飲み方で味わう方法を勧められる。 Axe「前回のパーティーはいかがでした?」 ヴァンパイアゲスト「飲みすぎてたからよく覚えてないなー」 人間ゲスト「(すごく嫌な顔をする)」 ボールルームは立派な大理石づくり、3人の楽師が演奏中。 ゲストの1人が、かなりシツレイな踊り方をしていて、そのせいかムラハチにされているように見える。 ゲスト「あの方は以前はあのようなシツレイな方ではなかったのですが、今日は変ですね…」 その後、Lyushin・Mklwh・Mayuはそれぞれ踊りに誘われる。Perform(dance)の時間。Mklwhだけ若干たどたどしいが、うまく踊ってのける。   18時半。ホールに戻ってAvaricと談話。 Axeはエーリッヒ・ツァンについて聞いてみると「知らない」という。Sense Motiveをしてもホントのように聞こえるが、マジに知らないのかBluffが高いのか。 Mayuは楽団を褒める。Lyushinは彼自身にも音楽の才があるのか(=Bardなのか)と思うが、違うっぽい。デルマリアについて聞くと、若いが立派なレディであると感想を述べる。 Mayuは、さきほどダンスホールでシツレイを働いてた人(仮称シツレイさん)がツァンの音楽で変わってしまったのではないかとアタリをつけるが、はたして。   19時。 Youlは庭に出てこっそりGreater Scry。ツァンは四方が壁の暗闇に捕らわれていて、生きていることはわかるが、その程度。庭をざっと見ても、枯れたように見える井戸があるのみ。 Mayuは19時半からリサイタルを演じることになったので、楽団とリハーサル。庭に出て、彼らの演じるアズラントの曲に合わせて即興を考える。その合間にLyushinはAvaricの評価やパーティーの今後の段取りを聞いてみる。Avaricの楽団に対する評価は高いが、この月次パーティーについては、なぜか楽団や使用人は毎回10時に帰されるという。 Axeは、先程のシツレイさんを捕まえる。彼はサシで飲もうじゃないかと言い、Axeは2階の個室に連れて行かれる。パーティーについて所感を聞いてみると、夜半には帰ったほうがいいよ、と忠告される。 Axeがもう少し詳しく聞くと、どうやら12時を回るとヴァンパイアが正気を失ったように暴れだすらしいが、ゲストに邪険にするようなこともせず、シツレイさんは客室に閉じこもるように言われたらしい。しかし酸鼻な光景を覗き見てしまい、このパーティーにうんざりしてしまった様子。 やがて2階に戻ると、連れ立った男2人を見てヒソヒソ話をする者が。あらぬ誤解を産んでしまったのか、それとも怪しまれているのか。 !! エスピオナージ・ミッション! 19時半。 まずはYoulにLyushinがこっそりInvisibilityをかけた後、ボールルームでMayuが歌い、Lyushinが幻術で盛り上げるAid。振り直し込みでも出目は振るわなかったにせよ、31程度の演奏は今までの楽団演奏を若干上回り、いい感じに気を引ける)。客もほとんど集まっているが、シツレイさんはいないっぽい。 居ないYoulがいるようにみせかける幻術も行使してたがそれは見抜かれ、Avaricに要らぬ疑いを持たせてしまった様子。 その間にYoulは単独行動を取り、デルマリアとツァンの居場所を探るべく各部屋を見て回る。Ratlingに変身して超Stealthになったり、後から気付いたWind Walkのガス化効果も用いて各部屋を回るが、1階ではそれっぽい隠し扉みたいなのは見つけられず。 南西の従者部屋では、室内井戸から水を汲んでは竈で沸かし、上階に持っていって……を繰り返している。上階に向かおうとすると、そちらから鼻歌も聞こえる。 お嬢様のお風呂シーンか!? 女性であるYoulは引け目もなく堂々と覗く。 入浴中の女性が1人いる……が、デルマリアではない。Avaricの夫人だろうか? 2階のラウンジ・ベッドルームをよく調べると、妙な空間がある。が、調べると2つのベッドルームを繋ぐだけの道だった。 だが、ここに潜む者がいれば、ラウンジ内での会話を盗み聞きされる可能性は大いにある。 3階の入り口は重装備(ファルカタと重装鎧)のガードが守っている。 天蓋付きベッドの部屋では、Aaeondrusと名前のついたイケメンの絵が枕元にある。ワードローブの中には1着だけ趣味の悪い服がある。 そして、最後の探索部屋である北西の部屋にデルマリアがいた。今宵のパーティーの主役を張るため、頑張って服を選んでいる様子。 交渉の機会は今しかないと判断し、Youlは白猫に化けて窓から接触を図る。不思議な来訪者に始めは興味を示されたが、父の言い分を伝えると徐々に怪しまれ、Avaricを信用しているのと社交界への憧れからパーティーに残ることを固辞してくる。 「騙そうとしているんでしょ、父と私しか知らないことを言わないと信じない」と言われて悩むが、「機械じかけのアルマジロをAnimate Objectした」という秘話をAxeが思い出したことにより、信用はを勝ち取ることができた。 デルマリア「仕方ないわね、そろそろお父様を許してあげますか」 12時前のお披露目を我々が華々しく演出することを約束し、代わりにそれ以降の参加を辞退するよう説得することに成功。しかし、ツァンの居場所については「一緒に連れてこられた」こと以外は知らないようである。 白猫は3階から飛び降り、インビジし直して何喰わぬ顔でボールルームに戻る。途中、シツレイさんがひとりで閑散とした会場をうろつき回ってるのをみかける。彼も別の意図があってこのパーティーに来てるのだろうか? 20時。 Avaricの元に従者が現れヒソヒソ話。Axeが傍耳を立てると、どうやらデルマリアからAvaricに話があるという伝令で、彼は少女のもとへ。 それを見て、PTは皆で集まって休憩室へ行き、デルマリアに向けてGreater Scryして顛末を見守ろうとする。隠し部屋に気配を感じるが、シツレイポイント(=疑い)を無駄に増すのもよくないので、呪文行使以外は世間話をしつつテレパシーで意思疎通をはかる。 Scryに成功し、3階の光景を盗み見るYoul。 デルマリア「お父様が心配されてるので10時過ぎには帰ろうと思うの」 Avaric「それは困りますね……待ちに待った社交界デビューの日だというのに」 デルマリア「信じないかも知れないけど、しゃべる猫がお父様の使いとして来たのよ」 Avaricはそれでも説得しようとするが、Youlとの説得対決でAvaricは致命的なNatural 1を振ってしまう。 デルマリア「貴方はレディを無駄に拘束しようとしているのね、よくないわ!」 デルマリアをスプラッタパーティから遠ざけるミッションは無事に達成できた……ハズ。 だがツァンの行方は未だ知れず。まだ20時半だが、することは多そうだ。