!!78日目 !第二層 ミステリウムの頂上部分にある瞑想部屋で一晩を明かして、引き続き第二層の探索へと向かう。 探索していると部屋がありそうな空間がいくつかあるため、アックスが隠し部屋があるのではないかと疑いうろうろと調べていると、フロアの北東のエリアに近づいたところで体にかゆみを感じた。虫でもいるかと確認してみたが、肉体的にどうにかなっているわけではなく、どうやら心霊現象らしい。リューシンが辺りを見渡すと、この辺りは禁じられた知識の本ばかりがそろえられているエリアのようだ。と思っていると、唐突に幻視に襲われた。名状しがたい言語が聞こえて、キノコの胞子でできた触手がうねうねと迫ってくる。リューシンが少し正気を失いそうになるが、耐えて特に何も起こらなかった。 部屋の隅には第一層で見たのと同じ天使像が置いてある。調べてみると構造も同じで、首が回るようになっている。第三層に行くには四つの天使像と下に続くバルブを見つける必要がありそうだ。 天使像を見つけるために引き続き未探索のエリアを探索することにする。 北西のエリアに近づくと急にForcecageが飛んできて、アックスとリューシンは逃れたもののユールが捕まってしまった。すると次の瞬間、檻の中が冷気で満ちてダメージを受ける。冷気が一瞬で引いたと思ったら、次は熱気で同じくダメージを受ける。このままだとまずそうなので、リューシンが檻の隙間から手を伸ばしてユールに触り、Shadow Stepで檻から脱出させた。ミステリウムの中から外へテレポートしようとした時にはひどい目にあったが、どうやら建物の中同士なら問題なくテレポートできるようだ。そのまま見ていると次は酸の蒸気、電気、冷気…と際限なくエネルギー攻撃が続く。Hauntのようなので専門家のミーが調べてみると、この辺りには教科書がたくさん置かれていて、それらの怨念でこのようなHauntができたようだ。檻のGreater Dispelに成功するとこの現象はなくなるようだ…が、もう既に脱出済みなので放っておいて天使像の首だけ回して他のエリアを探索する。 第二層はあまり扉で区切られた部屋は無かったが、南西に一つだけ扉がある。 扉に近づくと、中では誰かがロールズなんかに協力しなければよかった、などとぶつぶつと独り言をしゃべっている。だいぶ正気を失っている感じだが、ロールズの協力者と言えばマンだろうか…。 そのまましばらく扉の前で様子を見ていると、中からそこに誰かいるのも分かっている、殺されたくなければ出て行けと脅してくる。どうやらArcane Eyeでこちらを見ているようだ。そこでリューシンが俺たちもロールズは敵だと説得を試みるが、正気でなさそうな割にはいろいろと反論してきてとても納得してくれなさそうだ。それでも諦めずにリューシンがいろいろと話しかけると、「よし、じゃあお前以外の仲間を下がらせて、壁魔法で分断してお前一人で来るならバリケードをどかしてやろう」と言われる。お得意のIllusory Wallでごまかそうとするが、さすがにバレるだろうという事でWall of Nausiaを使って「Illusionistだからこれしか使えないんだ、勘弁してくれ」と言って扉に近づくと、仕方ないなと言って扉を開けてくれた。 中にいたのはやはりマンで、かなり狂気に近くはあるが多少は正気が残っているようだ。リューシンが注意深く話を聞き出すと、ロールズはマンと一緒にネクロノミコンを手に入れたが、ミステリウムの防衛機構が働くのを見てすぐにテレポートして逃げ出し、マンは一人で置き去りにされたらしい。ロールズに弱点とかある?と聞くと、お前は友達の弱点とか気にするの?と狂人にバカにされるが、昔と同じく猫が嫌いなことと、あとは最近寝なくてもよくなったらしいという事を聞き出した。 一通り話したからここから脱出させてくれるんだよな?と聞いてくるが、とりあえず防衛機構を止めないことにはなんともできないと答えてリューシン一人で戻ってきた。とはいえ、カソミールにあったマンの家の様子を見ると素直に外に放逐するわけにもいかないだろう…。 フロアの南側に扉はないものの、通路がバリケードで塞がれているエリアを発見した。調べようと近づくと、こっちに来るな!と言われる。バリケードの隙間から覗くと、Stewards of the vaultのガードと思われる集団が中にいた。彼らもやはりほぼ正気を失っているように見える。アックスが外のShoggothは退治した、着いてくればここより安全な瞑想部屋に連れて行ってやるぞと説得を試みたがあまりうまくいかず、外は危険だからここに残ると言って聞かない。このフロアの脅威は順次排除してきているはずだし、無理に連れて行くとトラブルになりそうなので放っておく事にする。 南東のエリアには壊れた檻と魔法の実験に使われたような動物の死骸が散らばっていてとても歩きづらそうだ。マンの話によると第三層に続くバルブはこのエリアにあるそうなので調べようとすると、アックスが透明な生き物がいる事に気が付いた。たくさんの筋肉質な触手が生えたSpawn of Yog-sothothはこちらを見ると襲いかかってきたが、ユールのFreedom of Movementがあったので捕まれる事もなく、さほど苦労せず倒すことができた。 部屋の奥にはバルブがあったが、ガレキに埋もれていて掘り出すのにひと苦労しそうだ。ガレキをよけていくとTransmuterらしいハーフリングの死体があったが、帰りに回収する事にしてもらった布にくるみそのまま置いていくことにする。バルブが使えるようになるまで1時間ほどかかりいくつかのバフが切れてしまったが、かけ直してそのまま第三層へと進む。 !第三層 バルブから下に降りると、第二層と同じくどこかの通路に出た。辺りには霧が立ちこめていて、数フィート先までしか見えない。Guards and Wardsの呪文がかかっているようだ。 一行がどうするか考えていると、霧の向こうからテケリ・リ、テケリ・リという鳴き声が聞こえてきて、2体のProt Shoggothが襲ってきた。応戦するも、霧が邪魔でやや不利な情勢だ。リューシンが一発逆転を狙って霧に向かってDispel Magicすると、運良く解除できた(防衛機構の呪文でCL20だったらしい)。障害が無くなればProt Shoggothは大した敵ではなく、撃退する事ができた。 上層と同じように天使像を探してフロアを歩いていく。 北東の方へ行くと、未整理らしい本が雑然と散らばっているエリアに出た。近づくと、先ほどよりも大きいテケリ・リの鳴き声が聞こえて、先ほどのShoggothよりも大きいShoggothが襲ってきた。どうやら小さいShoggothが合体した姿らしいが、Grab以外に目立った特殊攻撃もなく、普通に撃退した。 部屋を調べると、外見を聞いていたエルダー・リシンの死体があった。外傷を見ると先ほどのShoggothに殺されたようだ。死体に近づこうとすると、横に透明な霊体のようなものが出てきて何か言いたそうな顔をしてすうっと消えていった。何か言いたそうなのでSpeak with Deadを使って話を聞いてみる。何か言いたいことがあった?と聞くと、ミステリウムの問題は解決したのか?と質問返しされた。これから解決するために第四層に向かうと言うと、入るためには特別な立方体の操作が必要で、片方に破壊のシンボル、反対に創造のシンボルを集めると入れる事と、だいたいのやり方を教えてくれた。 リシンの死体は蘇生するために持ち帰らないといけないが、これもやはり布にくるんで帰りに回収することにする。いま使えるものを持っていないかと死体を調べてみたが、手に握っているとちょっとだけCMDが上がるRodとかGaseas FormのPotionとかロクなものを持っていなかったので、アイテムごとそのまま置いておく。 そのままフロアを全て探してみたが、天使像は三つしか見つからなかった。Guards and Wardsの効果で扉はIllusionで隠されているはずなのでユールがTrue Seeingを使ってフロアを見て回ると、合計で5カ所に扉があるのを発見した。順番に調べていくことにする。 一つ目の扉を開けた部屋は、専門知識がない人が書いたと思われる、適当な理屈で魔法を侮辱するような本が並べられている部屋だった。中に入ると、半透明の講師のような人が出てきて、既存の魔法なんてまやかしなんだというような理屈で熱心な講義をしてくる。アックスがそれを聞いて耳が痛くなり(10d6 Sonic)、Confusionしたが特にそれ以外の被害は無かった。天使像もなかったので次に進む。 2-5個目の扉はそれぞれ向かい合うように十字路の斜めの部分にあった。 最初の扉を開けると、中には4体のAxiomiteがいた。ミステリウム本来のガードのようで、Stewards of the vaultでないものは出て行け!と言って襲いかかってくる。我々はStewards of the vaultに雇われてきたんだ、と説明するも、でもStewards of the vaultじゃないんだから出て行けとLawfulらしい対応をされる。部屋の中には天使像もなさそうだったので中に入らずにそのまま扉を閉めると、中からふう、今日も仕事をしたと声がしてきた。どうやら契約の守備範囲は部屋の中だけだったようだ。 二個目の部屋はConjuration関係の本がある部屋だった。See Invisibilityをかけたアックスが部屋の中を見ると渦巻いた風のような塊があり、もう一体隠れていた風と一緒に襲いかかってきた。味を占めて扉を閉めてみるが、こいつは扉を開けて襲いかかってきた。Glitterdustをかけても姿が見えない事を生かしてSneakしまくられるが、二体とも倒す事ができた。 三個目の部屋はInfernalカルトについて書かれている価値のありそうな本があっただけで、特に何もなかった。 最後の部屋を開けると、ようやく四つ目の天使像を発見した。が、その部屋には機械仕掛けのガーディアンがいて襲いかかってくる。リューシンの知識によるとClockwork Mageといって個体に紐付けられたSchoolの魔法を少し使えるらしいが、普通のものよりもキラキラしていてより強い魔法を使えそうらしい。それぞれの額にはE, C, T, Nと書いてある。 始めにCがキラキラ光ったかと思うと、Acid Pitの呪文でアックスの足下に大穴が開いた。なにか別のところへの恨みを感じる気がするが、さっと避けて落ちはしなかった。なんかヤバそうな感じなので、今日はここで休憩する覚悟を決め、全力で戦う。Nは(おそらくVampric Touchするために)近づいて来たところをアックスのCriticalを食らって大技を使う前に壊れた。積年の恨みか、EがChain Lightningを撃った後にTがDisintegrateをリューシンに向かって撃つが、ミーのバフの効果もあって粉にはならずに済んだ。大技に耐えたあとは特別な行動もなく、危なげなく倒すことができた。 フロアはほぼ探索したが、第二層に戻るための仕掛けは見つからなかったため、そのままClockworkのいた部屋で休憩する。 次回に続く