!! これまでのあらすじ Dreamlandでの調べ物はすべて終わった。あとは川下りをしてInner SeaのCassomirに向かうだけだ! !! 39日目:お宝を逃す冒険者(Part1) 川下り第1の補給拠点であるXerまでは何事もなく進む。夢の中で貰った能力値+2のマニュアルも問題なく読める。 そして、Xerに到着。買い物リミット7000GPのそこそこ大きな街だが、「物騒な奴がたむろしてるので手早く出港したい」「Skywinのみで買い出しに行く」といった事情により、実質3500GP制限・10枠までというかなり制限がかかった。アイテム製作素材、ダイヤをはじめとしたマテコンの補給にとどめ、計画どおりに1時間で再出港。 しかし出港した矢先、後ろから巨大なガレー船が追いかけてくる! 船にはRazmiranの旗が。だがこちらには水上戦最強呪文のControl Waterがあるので、とくに戦闘もなく逃げ延びる。 知恵者Lyushin曰く、これはFaith Bargeというお布施を要求してくる船らしいが、通行料をせびる山賊と変わらないよね。しかしこれで、本セッションにて用意されていたお宝ドロップの一部を逃してしまうことになる。 !! 49日目:Hansper Cultの村 カラス湖と呼ばれる湖までは、何事もなく進む。   そして明け方、LyushinとMklwhだけが起きている状況。湖に差し掛かったころ、我々の船に小さな漁船が近づいてくるのを見つける。船には妙な仮面を被った者たちが5人……めっちゃ怪しい。 Mklwhはコウモリで飛び、漁船に停泊を命じるが、不審者はそんなMklwhに問答無用でFlame Strikeを5発撃ってくる! セーヴの出目が悪く、Mklwhは文字通りの消し炭と化す。サッと避けて無事だったコウモリは使い魔でIntがあるので、死体を背負って船に戻ってくる。 爆音で起きたMayuが根性で不審者達のイニシアチヴを越え、YoulもMeeの後押しを受けて高いイニシアチヴを得たため、Breath Of Lifeにより蘇生を果たす。不審者達は続けざまにMklwhにCall Lightningを連発するが、さすがにFlame Strikeほどのダメージは出ない。 MeeとAxeがDimension Doorで敵船に吶喊し、Lyushinは船の上にAcid Pitを掘って3人を落とす。不審者(ドルイド)は鳥に変身して船上まで戻ろうとするが、戦線復帰したMklwhのWebに蓋をされてしまう。 Axeのダメージが振るい、5人とも撃退。Cloak of Resistance +1を5枚落としたため、ようやくPT全体にクロレジが行き渡る。   いったいこいつらは何者なのか? と訝しむ一行にSkywinは言う。「補給のためRivertonという村に寄りたい」。 Rivertonは500人くらいの小さな村だが、Hansperの信者が結構いるらしい。そして先程の5人の不審者もHansperのカルティストなのだ。 俗世に詳しいYoulは知っている。RivertonはRiver ProphetのNaerel Twice-Bornを長としている。その長もHansperの信者のようだが、さっきのような過激派ではない……かもしれない。 Skywin曰く、「Hansperは客を迎えると夜に祝宴をやるが、かなりカルトでケオティックなアレなので避けたい。あとさっきの5人を倒したことが過激派に伝わるのも怖い。揉め事起こさないでね」とのこと。   さて、実際にRivertonに接岸してみると、住民はコソコソとしつつこちらの方を陰口している様子。そこに高い声が響く。「Water Ratが遣わしたのだ!Hansperの知恵により、夢や赤い帆や恐るべきピッチフォークについて話し合うのだ!(この辺うろ覚え)」などと。 River ProphetであるNaerelの声だ。そしてSkywin一行に、小屋の中に来るように誘ってくる。    Naerel「ようこそおいでくださいました」   小屋の中に入ったNaerelの態度は先程とは一転、とても理性的である。 意外とコミュれるな?と思ったLyushinはDiplomacyチェックを通し、この村長はカルトの長としてあえてファナティックに振る舞うことがあるようだということを察した。    Naerel「かなり前、夢の中に赤い船が現れた。ほどなくして(2週間前)現実にも赤い船が現れた。分厚い服を着た三角帽の男が乗っていて、不気味だった。彼らはあなた方が来るのを予見していて、このルビーを手渡してきたのだ。このルビーは不吉なものなので君たちが持っていってくれ」   とても立派で大きなルビーを差し出してくる。LyushinはAppraiseするが、1万GPくらいになりそうで魔法のオーラは感じられない。 頭のいいヤツらは思い出す。Thrushmoor、Iris-Hillの地下にいた奴隷商人が似たようなルビーを持っていた気がする。レンの住人がこういうのを持っているようだ。赤い船もTricorneの海賊船Bloodwindのことか? 敵である人物が間接的に渡してきたアイテムであり、怪しい。いろいろとリスクはありそうだけど、もらわないとそれはそれでこの場が面倒になるので貰っちゃう。   早々に積み込みが終わったので、船に戻ろうとする。 すると陸地の方から奇妙な鳴き声が。羽根の生えた、猿ともコウモリともつかぬ化け物が2体襲いかかってくる。Ahoolとかいう魔法生物のようだ。 LyushinがさっそくBiteを食らってGrabされてしまうが、FoMとMklwhのDimension Doorを伴う攻撃で救われる。同じく噛まれたAxeは乱舞攻撃を食らってかなり削れるも、大事には至らず2匹ともやっつける。 村人は「奴らが不吉を運んできた」、村長は「不吉の象徴よ去れ!!」と叫んでくるので逃げるように船に乗り離脱。 (あとでDMが言うには、ルビーがAhool襲撃のトリガーになっていたとのこと) !! 52日目:アカい国 カラス湖を抜け、GaltとKyoninの境にあたる川を下っていく。 Skywinいわく、Galtは政情不安定。だが補給はこまめに行いたいので、Galt側のDabrilという村に寄ることになる。園芸の村で、治安は比較的安定してる気がする……らしい。   さて、Dabrilに到着。 Galtには秘密警察めいた連中が跋扈しているようで、身元不明の人物がいると不安がられるため、Skywinだけが上陸してPTは船でお留守番。 すると船で待機するPTに、覆面の女性と護衛複数が近寄ってくる。    Glower「反革命取り締まりの者だ!」   これが噂の秘密警察、Gray Gardenerと呼ばれる連中のようだ。覆面の女はGlower。 商船で旅をする者であると正直に身を証すと、Glowerは「Emilio Daldamaneという男を探している」と言う。 Youlは噂を聞いたことがある。Galtの首都Isarnの上級議員だ。しかしそのことを口走ると「どこでそれを知った?」などと口やかましく問い詰められてしまい、ごまかすハメに。    Glower「Daldamaneは指名手配中だ。匿うと赦さないよ。船を臨検させてもらう」 Mayu「船長不在の間にそういうのは…」 Glower「じゃあ待たせてもらおう」   Skywinの帰船を待つ間、Lyushinは革命的な芸術について世間話をする。 やがてSkywinが村の顔役を連れて戻ってくるが、顔役はGlowerを見て顔を引きつらせる。 その後臨検が始まるが、とくに問題なく終わる。 「迷惑かけたね」というSkywinの謝罪もそこそこに、最終的には何事もなく出港となる。 !! 60日目:お宝を逃す冒険者(Part2) もう少しでTaldorに差し掛かる場所。 川岸で3人の男が手を振って「どうかおたすけー」と叫んでいるのが見える。Axeの目で見てもEvilではないし、元は高級そうな服もボロボロに擦り切れて、切実そうだ。    Axe「どうしたんだー」 男たち「主人が怪我をしてしまった。どうかTaldorまで連れてってくれ」   船の主Skywinに聞いても、水の上では助け合いの精神が大事だと語るので、助ける方針となって全員で上陸する。 川岸のすぐ近くにある小屋に入ると、脚を怪我して辛そうな表情の男が横たわっていた。AxeがCureすると、この男はEmilioと名乗る……そう、さっき話題に上がった上級議員だ。 名乗りを聞いた瞬間LyushinはMirage Arcanaを行使して小屋自体をただの丘陵に偽装する。なんという機転! AxeのDetect、YoulのBlood Biographyで裏をとっても身元はすべて真実で信用できそう。    Emilio「反革命のそしりで訴追されたのは確かだ。だが、Galtの反革命判断は恣意的で、事実上の無政府状態、私は巻き込まれただけだ」 Axe「何をしたの?」 Emilio「気に食わないと思われればなんだってこじつけられる。だが革命連中は命をないがしろにしていて許せない」   どういう理由でTaldorに向かっていたか聞くと、どうやら匿名の手紙を受け取ったらしく、国境の森までくれば以降の亡命を手助けするという連絡があったらしい。 それはそれで怪しいが、藁をも掴む気持ちも分からなくはない。とりあえずその方針に乗ってみることに。Emilioは必ずあとでお礼をすると誓ってくれる。 LyushinのSeemingでEmilio達を変装させたのち、船へと運ぼうとする……が、Axeが船長に話をつけるべく先行すると、はるか向こうにGlowerの一団の姿が。地図と風景を見比べ、違和感に気づき始めているようだ。 小屋に戻り、Dimension Doorで船に戻ると、SkywinはEmilioの亡命を快諾し、全速で離脱。 しばらく進むと、船員たちが騒ぎ出す。Glowerが飛んで追いすがってる! しかしPotionによる飛行だったので、Dispel1発でポトリ。 ドロップ品は手に入らなかったが、まぁ怪我人や人死にが出るよりはマシですね。   亡命補助の手紙をくれたのはStardust Augers。Lyushinはこの名前だけでDesnaっぽいと察し、Axeの知識が裏を取る。 !!62日目:Nestor再び 以降は秘密警察の追撃もなく、刻々とTaldorに近づく。 この日の夕方ごろに、川岸の森の上で何かがチカチカと光る。Stardust Augersの合図だ。 接岸して光の元へ向かうと、焚き火のそばに白いフードを被りDesnaの聖印を持つ一団が。    Auger「ようこそ、Emilio。そして夢の旅人一団」   我々のことはNestorという者から聞いたらしく、奥のテントには実際にNestorがいる。そう、樹上の夢の世界で出会ったソーサラーだ。    Nestor「よかった、また会えたね! 君たちにお礼をしなきゃいけないと思ってたんだ」   Ring of Protection +2とWand of Break Enchantment 34chgを貰える。5thのワンドなんて普通ありえないアイテムだが、逆に言えば今後これが必要になるほどの障害がお目見えするということだろうか…?    Auger「EmilioをCassomirまで案内します。去る前に、夢の世界の話を聞かせてください!」   せっかくなので、津波を起こす大邪神の話とか、蜘蛛をパートナーとする貴族の話とかを語り聞かせるPT。    Emilio「ここまで本当にありがとう。この印章指輪を渡しておくよ。あとでお礼をするときに引き換えよう」   EmilioはAuger、Nestor達と去っていった。 !!70日目:お宝ざくざく!!そして… とうとう船旅の最終目的地・Cassomirに到着である。 遠目にもわかる巨大な港、無数の船。造船業の都市らしく作りかけの船も多い。三角州の沼地を埋め立てたため、そこが自然のドックとなっているのだ。 Skywinは港の者に入港料を払おうとするが、どうも様子がおかしい。なんとすでに入港料が払われてるそうだ。Emilioさんが払ったのか、とMayuは推測するが、実際はもっとすごい状況だった。 そこにAbadarの聖印を下げたローブの男が現れ、Skywin御一行様をAbadar神殿に招いてくる。 Abadar神殿にて、神官から一行宛にお手紙を渡される。封蝋のシグネチャはEmilioのものだ。 お礼状である。向こう5年分のSkywinの船の入港料が保証されてる旨、これを持ってAbadarの寺院に来ると16000GPくれる約束が書いてある。Skywinは狂喜乱舞し、しばらくCassomirを拠点に商売をする算段を立ててる様子。なお、EmilioはすでにOpparaへと向かっているようだ。   ここでSkywinと共有をはかるべく目的の再確認。第10回・第11回ログにも情報があるので適宜見よう! * ロールズを追ってきた * Katheerという街にMysteriumがあり、そこにネクロノミコンがある。ロールズはこれを用いて失われし神を復活させようとしている * CassomirにいるはずのMiacknian Munという人物がNecrilで書かれたネクロノミコンの解読を行うことができる。Thrushmoorに睡眠薬を送っていたのもコイツ Lyushinは1つの論文を持ってることを思い出す。「Katheerの○○に捧ぐ」と書かれている……ともかく、次の目的地はKatheerになりそうだが、Munという人物についても調べる価値はありそうなので、しばらくCassomirで行動する流れに。   ここまで溜め込んだアイテムを一気に放出、PT資金が43498GPまで膨らむ。うち10000でダイヤモンドを買い溜める。 !!71日目:久々のシティーアドベンチャー Munの居所をつかむべく、午前と午後にわけての情報収集タイム。 LyushinはMunの論文があるかどうか調べるべく図書館へ。調査の末、1つ見つけた。錬金術を使って船を強化する方法についての論文。それを見た感じ、Munは在野の研究者だが、論文はここ数年のもので、生きていると思われる。査読者として造船ギルドが関わってると考えられる。 Axeは再びAbadar神殿へ。経済活動のログを探るが、Munの手がかりなし。顔の広い人へのつなぎはつけてくれそうだが、話を進めるとSkywinと話することになりそう。 MayuはMunが提供していたSleeping Drugについて医療関係者にインタビュー。しかし訝しまれる……まぁいきなり部外者が睡眠薬の話してきたら引くよね。 MklwhとYoulはロールズについて港で情報収集。だがさすがに手当たり次第に聞いても何もなし。   ランチで情報共有を図ったのち、午後の情報収集タイム。 MayuとYoulは錬金術師にインタビューして知り合いがいないかチェック。 ポーションを売る店から卸元を知り、たどる。Diplomacyを通すと、「錬金術師はかなり秘密主義なので同業者や卸方法も秘密のことが多いよ」と教わる。しかし「Munは錬金術師の秘密クラブ《The Esoteric Knights of Evolvement》に出入りしてると聞いたことがある。議員など上位層も出入りしてるそうな」という情報も得る。 Lyushinは造船ギルドへ。論文をフックにMun先生にコンタクトをはかるも、即時のコンタクトは難しそうだ。いろいろ話をすると、Mun先生は論文を定期的に出す者ではないようだ。論文1つだけでそれが高度な内容なのはかなり怪しい。 AxeはSkywinにMunについて聞く。「ここで一番人の流れに詳しいのはHarbor Masterだろう。紹介するよ」とのこと。会うと、Masterはいろいろ答えてくれるが、核心には迫れない。 「Mun?聞いたことはない。ほかに知りたいことがあれば聞きにおいで」 「ロールズ?赤い船?見たような気がするけど覚えてない」 「船の錬金術的強化?まだ実践に移せてない。技術屋に聞いてみるといいんじゃないかな」 Axeは、薬の輸出について聞いてないか・どういうコネをたどればいいか聞くが、後ろ暗い奴らは口も硬いだろうから難しいだろう、と諭される。   現時点で一番明確な情報は、秘密クラブだろう。 !! 72日目:縁は網のごとく Divination。Munに接触するアドバイスを乞うと、「情報収集をせよ、次いで人の縁をたどれ」とのこと。   情報収集午前の部。 LyushinとMeeは魔術師ギルドへ。Munについて聞くためのコネが欲しいというと、「そんな人は知らないな〜」と言う。まぁ魔術師も錬金術師も秘密主義を徹底するのは自然なことである。Meeが袖の下を渡すも、調べるには時間かかると言う。 「上流階級に顔効く人いる?」と聞くと、とあるLv8Wizを紹介された。 ほか4人はHarbor Masterを再び訪れた。秘密クラブについて率直に聞くと、そのクラブは「知識で世の中をよくしようという意識高いクラブである」「Sceptered Houseという場所でゼミをやってる様子。一見さんお断りなので紹介は必須」と教わったうえで、クラブ会員の一人の名を聞き出せる。Ethem Baler、GnomeでCassomir造船所の主任技師のようだ。   午後の部は、Abadar神殿に主任技師へのコンタクトを取り次ぐ。100gpの寄進により、明日のランチタイムをセッティングしてもらえた。主任技師は技術タイプの人なので、マナーよりは知識の勝負になりそうだ。それを知ったLyushinは一夜漬けで造船のトレンドを学び、意識を高める。 !!73日目:いきなり早口になる奴って 昼、ランチタイム。造船所主任技師との会食だ。 約束の料亭にて待つと、すごい眉毛のGnomeが現れる。EthemはBleached Gnomeという真っ白なはぐれGnome。恐ろしく小さな声で「コンニチワ」と挨拶し、その後は無言で食事を始める。とんでもないコミュ障だ! しかし。Lyushinが一夜漬け知識でアイスブレイクを試み、船の話題を口にした瞬間、いきなり早口になる。どうやらSkywinの船の造船にも関わっていたようだが、それ以外の内容は素人にはチンプンカンプン。 早口に自然な感じで相槌を打つため知識ロールを強いられるが、Lyushinの出目が振るわず4回もリロールするハメに。最終的にみんなの迫真の相槌でサポートされて20を振って、会食は無事いい感じに。こなれたところでMunについて聞くと。    Ethem「彼はなかなか見どころがある男。Taldor生まれではないがこの国に貢献している。この国に来たのも結構前で、今はここに住んでる。街の南部の埋立地、かつて診療所だった家に住んでいるよ」 Ethem「彼には共同研究者もいたようだ。奇妙な外見だったけど仲はよさそうだった。日の当たる場所には来ず、目深にフードを被り、おててが4本…」 Ethem「研究をお金に変えてる様子はない。パトロンでもいるのかな?」   そしてMunの家への行き方を教わった。 しかし、行ったらきっとご友人との戦闘になるだろう。 (いやー長いログだった) !! リマインダ: * 経験点は16000 * 次回までにCassomirでのお買い物を決めとこう! * これ以降も日数はカウントを進めるべきだ。ロールズは着々と『準備』を進めてるのだから……